「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

奈良岡朋子さん、さようなら・・・・・

2023-03-30 00:58:56 | おくやみ

徹さんのお別れ会で内藤剛志さんが#570撮影時のエピソード(お子さんが誕生した)を語られたり、太陽ビデオが「供えられたり」しているのを観て、感慨に浸っていたけぶでございます。
一部報道にはお名前が掲載されていませんでしたが、長谷さん・金田さん・良純さんも参列されていたそうです。

そして、またショックな訃報が・・・・

奈良岡朋子さんが亡くなられた。
3月23日に肺炎のため死去、93歳。
演劇界の重鎮、劇団民藝の共同代表、まさに演技派。
個人的な印象としては、ターキーさん(水の江瀧子さん)に次いで、芸能界の隠れたいわばフィクサー的な立ち位置に居た方と勝手に解釈していました。
その奈良岡さんがいわば2代目ボスとなったのは、裕次郎さんの代わりを捕まえることができなかった製作陣のいわば最後の綱だったことは、奈良岡さんご本人のお話(最終回のゲストオファーだと思っていた)などで垣間見られるところです。いずれにしても奈良岡さんが篁役で出演することが決まったのは1986年の10月。急なことながら完璧に篁朝子を演じられていたのはさすがとしか言いようがないですし、太陽中毒としても非常に感謝しているところです。
おそらく、このキャスト決定には石原プロも絡んでいるとは思いますが、やはり奈良岡さんとしても裕次郎さんの顔を立てたという部分はあったかと思いますが、PART2が未だに色あせない印象があるのは、奈良岡さんの自然で時には山さんのように厳しく、時にはボスのように緩やかにそしてキュートに演じられた篁像が大きく貢献しており、それにオサムさんの寺尾さんの飄々としてハードな刑事像がうまく重なった結果かと思います。
それに、当時は女性のボスというのはまだまだ珍しい時代、そういう状況で実にリアルなリーダーとしての風格を明示されていました。

奈良岡さんご本人は小職など語るべくもなくそれまでにもさまざまな名演をされておりますが、これは太陽中毒として手前味噌的になりますが、篁朝子は奈良岡さんの演じられた役柄の中で様々な顔を見せるニュートラルな役だったのではないかと思います。

だからこそ、PART2が12話しかないのが未だに残念でありますし、ついこの間まで現役で活躍し、近年はPART2のお話を楽しく語られる奈良岡さんのお姿を想い出しながら、確かにご長寿ではあったものの、鬼籍に入られたことは非常に残念でなりません。

奈良岡さんには改めて感謝しつつも、心よりご冥福をご冥福をお祈りいたします。


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