「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

ゴリさんと曲者空き巣犯との対決、ボンの静かなる「復讐」

2013-08-23 21:31:12 | ファミ劇日誌
【ファミ劇へのおさそい】

ファミ劇・ボン&ロッキー編は、特別シーズンを過ぎますが、それでも安定した作品を供給していきます。


第278話 52.11.25 刑事嫌い (ゴリさん・ボン)

ゲスト:江幡高志
 袋正 八木隆 小笠原弘 山科志子 杉浦光郎 槙ひろ子 野村光絵 宇野壬麻 高杉哲平 大山豊 山本恵子

脚本:小川英 四十物光男
監督:山本迪夫

一見、泥棒に入ったことの判らないように、荒らさず・カギをきちんとかけて去っていく空き巣ドロが連続して発生した。
手口から古田という男が割り出され、彼の資料が集められた。
その結果、北署管内を荒らしていたと思われる古田が半年前に七曲署管内に越してきたことが判る。
古田はかなりの曲者らしいので、ゴリさんは北署の古田担当の刑事から彼のレクチャーを受ける。
そして、古田を張り込んでいたゴリさんとボンは、古田が他人の家から出てくるところを発見、署へ連行するが・・・・。

徹底的に「対刑事対策」をたてている徹底的な刑事嫌いの古田と、当初は古田を負かしてやろうという勢いだったゴリさんとの対決は、ゴリさんの軟化と古田を徹底的に理解しようとする姿勢から、古田自身の考え方を変えていくという方向に進んでいきます。

ゴリさん編の常連、江幡さんがゲスト主演であり、江幡さんらしい狡猾で滑稽で飄々としながら強固なものを持っている古田を好演。
そして久々にゴリさんとボンのコンビネーションもじっくりと見ることができる話です。



第279話 52.12.02 愛と怒り (ボン)

ゲスト:立枝歩
 神田隆 田口計
 阿部六郎 津田亜矢子 上野綾子 中島公子 山本寛 小池幸次 名塚新也 草間璋夫 熊谷卓三 久本昇 吉中正一 中村文弥 藤原隆雄 岩下純三

脚本:長野洋 小川英
監督:木下亮

署への通勤手段を電車からバスに変えたボンは、そのバスに乗り合わせる女性に密かに気を魅かれていた。
そして、思い余ったボンはその女性に声をかけようと近づくものの、七曲署の前に到着してしまう。
落ち込むボン・・・そこに通勤途上のゴリさんからバスの爆破が報告されてきた。
しかもそのバスは先ほどまでボンが乗車していた例のバスだった・・・ボンは弾かれるように現場に向かったが、女性は意識不明の重傷、そのまま息を引き取ってしまう。
怒りに燃えるボンは犯人を徹底的に追及するために、同時に彼女の事も調べていくと、昼間は慎ましやかなOLだったものの、夜には「別の顔」があり、しかもその為に仕組まれた爆破ではないかという疑いが出てきた・・・・・。

警察犬やロッキーとのコンビの主演編が続いたボン、単独主演は実に「辞表」以来半年ぶり。
「辞表」ではまだ甘さがみえていたボンが、今回は周囲も驚くほどクールな面を出しながら熱く「ほろ苦さ」を噛みしめながら捜査にあたります。
「先輩刑事・ボン」の本格的始動編と言っても良いと思います。

実はこの作品、本放送当時からスチールが逸失してしまっている為か、「名場面集2」で唯一スルーされてしまった作品でありがなら、ボン編としては重要なポイントになっています。
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