「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

ファミ劇太陽放送7/16=シンコの本領発揮/元一係の敏腕刑事の犯罪にゴリさんは・・・

2019-07-16 02:12:49 | ファミ劇日誌
さて、7/16のファミ劇太陽放送です。


【CS】

▼ファミリー劇場HDリマスター版 ジーパン編


7/16(火)
17:00~18:00
[HV]太陽にほえろ! HDリマスター版/ジーパン刑事編#74
ファミリー劇場HD(CS)


7/16(火)
18:00~19:00
[HV]太陽にほえろ! HDリマスター版/ジーパン刑事編#75
ファミリー劇場HD(CS)



第74話 48.12.14 ひとりぼっちの演奏会 (シンコ・ジーパン)

ゲスト:佐藤仁哉
 成瀬昌彦
 山本廉 加藤茂雄 北川陽一郎 剣崎龍次 岩田博行 広田正光 相馬優子 渡部雄二

脚本:長野洋
監督:石田勝心

バンドリーダーでドラマ―の伊吹譲治が死んだ。
はじめは常用している麻薬の打ちすぎによるショック死と考えられたが、鑑識の結果、その量から見て他殺の疑いが濃くなってきた。
捜査の結果、バンドのグループの誰もが伊吹の事を憎んでおり、殺人の動機があることが判った。
ボスはまず、第一発見者であるバンドボーイのタカオに疑いを抱いた。タカオは伊吹の送り迎えをして一番接触があるし、最近ヒステリー気味の伊吹に殴られているところをを目撃した人もいる。その上、タカオは伊吹の死後、バンドでドラムを叩くようになっていた。
シンコはボスの命令で、元少年かというキャリアを生かしてもう一度タカオの身辺をあたることになった。
アシスタントのジーパンに「私には私のやり方はあるわ」と宣言、タカオと公園でデートしたり、女らしさを武器に捜査を進めるシンコにジーパンは反感を感じる。
しかし、タカオには伊吹が死ぬ直前にアルバイト先のスナックで伊吹からの電話を受けたという確固たるアリバイがある証人もいた。
一方、シンコの親身な態度に次第にタカオは気を許すようになり、タカオはシンコの目の前で、仕事先に巧みな声色を使って電話をかけ、遅れることを伝える。
その様子を見て、シンコの中である疑惑が広がっていった・・・・・

映画撮影等が一段階した辺りの関根恵子さんの出番が増えたあたりの主演作、#48以来という事で、関根さんご本人も気合が入っていた様子で、既に#80の撮影もこの時点で決定しており、関根さんのスケジュールが当面決定していた形跡もみられます。制作側ではジーパン登場後はシンコをセミレギュラーと割り切っていた背景があるので、欠場があるものの#82まで出演が続いたことは貴重な期間だったと云えます。
また、話的にもシンコが刑事としてと女性としてと元少年係としての特性を発揮しながら、ジーパンとちょっとしたいざこざを絡めながら物語は進み、結果ジーパンとシンコの関係性が親密になる切っ掛けの一つとして機能することとなります。



第75話 48.12.21 仕掛けられた銃声 (ゴリさん)

ゲスト:土屋嘉男
 木内みどり
 根岸一正 天坊準
 早坂ひとみ 夏木順平

脚本:永原秀一 峯尾基三
監督:石田勝心

中光商事の金庫が二人組の男に破られ、二千五百万円が奪われたが、犯人と思われた二人は次々と殺された。
その一人、片桐鉄男の姉の奈美江の証言によると、鉄男の密航を助けようとした男がいるという。しかも奪われた二千五百万も消えたままだった。
一方ゴリさんは奈美江が弟の素行を心配して事件の前にある探偵社に調査を依頼していたことを聞く。それは意外ににも元七曲署の敏腕刑事・佐山だった。
山さんは犯行の前から鉄男を張っていた佐山に疑いを抱くが、佐山には鉄男が射殺された銃声がなった時、現場から三十メートル離れたところで、ゴリさんとばったり会っていたという完璧なアリバイがあったのだが・・・・

一係の元刑事である佐山が登場、ゴリさんとの辛い過去も描かれ、最後には元刑事だからこその「悲しい結末」が描かれます。
元一係だったからこその犯罪、自滅的でもあり、非情にも見える佐山の仕業には、哀愁すら帯びていますが、ゴリさんにとってはあまりにも辛い。それも自分が引き起こしたミスが切っ掛けというこの辛さは、太陽エピソードの中でも屈指の辛さです。
佐山を演じるのは土屋嘉男氏というのも、善人にも非情にも見えるところが非常に巧いキャスティングです。

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