「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

サンテレビ太陽放送4/7=現場が違えば立場も違う…テキサスの苦い経験

2024-04-06 19:13:20 | 放送予定

千恵蔵先生の金田一を見ていると、天知さんの美女シリーズの由来を感じますし、この時期からそれほど映画(ドラマ)の作り方が変わっていないと思ったけぶでございます<(_ _)>
なので、ドラマ的な時代の古さというのは感じなかったですね。

さて、4/7サンテレビ・太陽放送。
#196は、テキサスの警察学校時代の先輩・落合巡査が、共に追った強盗を射殺してしまい、共犯者を取り逃がしてしまいます・・・・刑事になったテキサスと、制服組の落合との大きすぎた「言葉の波紋」描く、非常に微妙な感じの一篇
桃井章さんは人間の行き違い的なところを結構突いてくる脚本を書かれるので、考えさせられることしばしです。派手な作品が多いこの時期の話としては、アクションはそれほど無く、テキサスが頭大出血サービスというのもあるのですが(^_^;)、やはり地味な印象が残りますが、恐らくこれはアクセント的に入れられたのではないかと思います。テキサス自身が「先輩・テキサス」としても安定してきたころに、ある意味彼へのけん制的な意味合いもあるかもなぁ・・・とも。

確かに、平刑事と現場の巡査は対等なはずなのに・・・というところですが、一応テキサスの援護射撃をしておきますが、現場指揮はテキサスで、落合はそれに従うという立場であったというのが「大前提」の話です。


順「逮捕だぁ!!!落合ぃ!!!!」


【地上波】サンテレビ・テキサス&ボン編

4/7(日)
11:00~11:54
ドラマ 太陽にほえろ!(テキサス・ボン編 第28話)
サンテレビ1(地上波)

第196話 51.04.16 言葉の波紋 (テキサス)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      三上順
       勝野洋
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

矢島明子/木村理恵

ゲスト:佐々木勝彦
 木内みどり
 遠藤征慈 沖順一郎
 大谷淳 松尾文人 大村千吉 八代駿
 野村光絵 吉中正一 山口譲 竹内照雄(立川志の輔)
  
脚本 桃井章

監督 山本迪夫

ラーメン屋で食い逃げをした犯人を逮捕したテキサスは、近くの派出所勤務の警察学校時代に親身だった先輩の落合と偶然会う。そんな折、近くの強盗店に2人組の強盗が押し入り、逃走した。現場に駆け付けたテキサスと落合は、マンションに逃げ込んだ犯人の1人大林を追い詰める。女性を人質に抵抗する大林を落合は誤って射殺してしまうのであった。
テキサスは現場の状況から落合の正当防衛だったと弁護するが、落合は過剰防衛で自宅謹慎を命ぜられてしまう。テキサスらは落合にかわり、もう一人の犯人を必死で捜査するが、落合は謹慎命令を無視し、ゴミの匂いのする背広を洗濯に出した男を探すのだった・・・。

警察学校時代の先輩・落合巡査に久々に再会したテキサス。
落合は4月から七曲署管内の派出所に着任したということだった。
それから間もなく、強盗たちを追っている落合に加勢したテキサスだったが、落合が追いつめた犯人を彼が射殺してしまう。
テキサスは正当防衛を主張するものの、落合は自宅謹慎処分になってしまう。
残りの犯人を追う一係だったが、落合が独自に捜査をしているのが目撃され、一係内と先輩警官の狭間で苦境に立ってしまうテキサス・・・。

そもそもの「落合の暴走」を招いた、テキサスの言葉「の波紋」がなかなか意味が深い感じで響きます。
テキサスの立場で観るのと、落合の立場で観るのとでは別な味わいがあります。
どっちの気持ちも解るんですけどね。


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