「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

太陽放送 2018.1.12 ファミ劇=巧妙な保険金奪取の裏に寂しい男の人生、ドック解明/マイコンに近づいた謎の美女は敵か味方か? チバテレ=過去と現在を泳ぐ男に挑んだ山さん

2018-01-12 01:46:44 | 放送予定
またまた1日の定時の2倍仕事に忙殺されているけぶでございます<(_ _)>
この眠気、なんとかならんものか。。。

さて、本日の太陽放送です。

【C S】

▼ファミリー劇場 デューク編(ゲスト充実→ボス休養)=初放送=


第694話 61.05.09 出口のない迷路 (ドック)永島暎子 高木美保 井上高志

売れない小説を書き続けている尾島和久が自分のアパートの階段から金融会社社長の石上に突き落とされて負傷し入院した。
ドックとマイコンが殺人未遂事件として調べるために病院へ向かった。その途中でドックは友人がやっていた同人誌に尾島の名があったことを想い出した。尾島が寄稿していたのは不遇続きの男を主人公にした『出口のない迷路』という小説だった。
病院に到着したドックたちだったが、尾島の妻・幸子は殺人未遂を否定、尾島は足を滑らせて落ちただけだというが、ドックはそれに嘘を感じた。恐らく石上から金を借りている弱みからか・・・。
そんな時、病院が停電となり、間もなく復旧したが、何か腑に落ちないものを覚えたドックはそのまま病院に残り、尾島の手術が終わるのを待った。尾島の手術は簡単なものだったが、なんと彼は死んでしまったのだ。
急に大量出血を起こし、手術室が慌ただしい中、様子を見ているとどうやら輸血ミスの為のようだったが、病院ははっきりした原因を公表しようとはしなかった。
ドックは輸血鑑定をした看護婦の恭子から、尾島の検査血液と、その直後に運び込まれた交通事故の患者の検査血液が停電の間にすり替えられたらしいことをやっと聞き出した。バイクにはねられたもう一人に患者は血が固まりやすい血液症で、手術の際には特殊な薬を注入するため、血液に問題の無い尾島に投与すれば多量の出血を招き死んでしまったという訳だ。
尾島には多額の借金以外、何も残されていなかったが、医療ミスがハッキリすれば一億円という保険金が病院側から遺族に支払われる。
ドックはこの金を狙った手の込んだ犯行と確信、仕組んだのは石上に違いないが、幸子が真相を語ってくれない限り証拠が無い状況だったが・・・・。

寂しい男の人生、金なのか愛情なのか、本当は揺れ動いている妻、巧妙な保険金奪取計画に挑むドクター刑事(^_^;)を描きます。
なんとも身に詰まされる話なのですが・・・。
ゲストはなかなか曲者的な面子が揃っています。江藤漢さんなんてそのものズバリだし、尾島の井上さんもハマってます。
高木さんはブレイク前なのでかなり新鮮な感じです。



第695話 61.05.16 赤いドレスの女 (マイコン・ドック)MIE/成瀬正 石橋雅史

アルトサックス奏者として海外にも名が知られている高野が拳銃を所持していることがわかり、マイコンたちは高野行きつけの高級ディスコへ赴いた。そこでマイコンは美絵という赤いドレスを着た美女に誘われダンスを踊った。美絵は誰かに追われているということで、タクシーに乗るまでマイコンがエスコート、外で張り込んでいたドックは目を丸くした。
翌朝、高野が自宅マンションで他殺体として発見された。近所の住人から殺害時刻直後に男が赤いドレスの女を追いかけているところを目撃したとの証言を得た。女はどうやら昨夜の美絵のようで、犯行現場を目撃し犯人に追われディスコに逃げ込んだらしい。
一係では高野と交友のあった暴力団響組の西岡をマーク。ところが西岡のスポーツカーに美絵が同乗しているところをマイコンが目撃した。
美絵はマンションで西岡の隣人で、妻のある西岡と不倫関係だというのだ。美絵は高野殺しの目撃を否定した。
数日後、西岡が美絵を伴いスポーツカーで外出。表向きはゴルフに向かう装いだが、それはカムフラージュに違いなく、マイコンが尾行。
途中のレストランで、美絵は西岡に気付かれないようにマイコンに接触、西岡がこれからある取引をしようとしており、尾行を止めるよう告げたが、マイコンは尾行を続行しようとしたが、覆面車のキーを美絵に奪われ、やむなく一般車両に乗せてもらいようやく西岡たちの集まる別荘を発見、中の様子を覗くと西岡たちに発見され捕らえられる。
数刻後、今度は美絵までも捕らわれの身となってしまう・・・・。

山さん殉職後、報道コメントで予告されていた、豪華ゲスト連続登用=センタークレジットの乱発期に突入、第一弾がこの作品となりましたが、ひょっとすると山さん殉職編の次回がこの話だった可能性はあります。
久々に登場した麻薬Gメン、多分に村岡女史のオマージュを感じますが、MIEさんは適役過ぎてビックリした記憶があります。
ただ、お相手がマイコンという所が賛否両論ありますが、あの当時のメンバーで考えると、彼しか居なかったという所はあると思います。



【地上波】


▼チバテレ ボン&ロッキー編


第321話 53.09.22 朝顔 (山さん)岡田嘉子 藤沢裕子 石田信之

非番の日、山さんは同じ町内に住む目の不自由な資産家の老女・トキから、二か月前から同居している甥の和夫が偽物だと思うので調べてほしいという相談を受けた。だが、何一つ証拠はなく、トキの感覚だけだった。
トキが和夫と頻繁に会っていたのは20数年も前のことで、ある切っ掛けで同居することになったという。
その翌日、トキが車椅子から落ちて急死した。
このままで行けば和夫がトキの莫大な財産を相続することになる。
山さんはトキの直感を信じ、和夫の生い立ちからを捜査したが、和夫の一家は19年前に精神異常者によって惨殺され、そのショックで和夫は記憶を喪失し、そのまま行方不明になっていた。
和夫の話では3年前に偶然記憶を回復し、トキを捜し出したという。
3年前といえばトキが失明した時期と一致する。
そんな時、トキのお手伝いである啓子と和夫が婚約、山村家のお手伝い・加代子と啓子は生い立ちが似ていることから仲の良い友達同士であることから、山さんは困惑してしまう。それに追い打ちをかけるように、山さんの必死に集めた情報は皮肉にも和夫が本人であることを裏付けていた。
さすがに一係内でも和夫本人説に傾き、山さんも捜査を打ち切ろうとしていた・・・そんな時に山さんは生前のトキとのある会話をふと思い出し、その裏付けを取るために、和夫一家惨殺の現場に赴いて・・・・。

山さんのミステリーストーリーの中でも屈指の名作、静かに展開する話の中で、何気に山村家も絡む絶妙さ、謎解きというよりは細い糸を手繰りながら、老女の「遺言」を信じ真実を求める山さんを描きます。
ゲストの岡田氏はソビエト亡命で知られた女優さん、なかなかの貫禄で印象深いですが、ストーリー冒頭で姿を消し、本作の象徴的な役割を担うわけですが、本作といえば岡田さんというイメージはずっとあると思います。
ということで、「和夫」と山さんの対決になるのですが、バチバチとしたバトルではなく、将棋の詰めのような展開という感じでしょうか。


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