「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

情報は「或る赤ずきんちゃん」<だから何?

2016-07-02 20:43:24 | ファミ劇日誌
チョット触れておく『特別機動捜査隊』
#584、やるせない話でしたが・・・石さんが熱いですね。
#585、やっぱり「松木刑事」(^_^;)
 やっと欠番を経て椿刑事登場、演じる山口嘉三さんの若いこと・・・太陽でも客演が多い人で、三好恵子の殿下死後未来の旦那さん候補(T_T)だったり#704 「未亡人は十八才」では雄たけびをあげて轢き逃げされてしまう映画評論家(^_^;)と、ジーパン編からご出演でした。
高倉班なんですが、お約束のように主任と対立する笠原、潜入捜査で入院患者に扮する長さん(マッサン)、川ざらいはするもののちょっと出番を椿に奪われている感じのガンさん・・・って、ガンさんはこれで最終出演?
高倉ともっちゃんはいつ観てもバランスがいいですね。
さて、この作品で注目なのは自殺にみせかけて殺された男の息子(高校生)、随分としっかりした演技をするなぁ・・・と思ったら、奥田瑛二さんでした(^_^;)。奥田さんの映像出演作で確認できる最古なもののようです。


さて、太陽の話題。

昨日の金曜八時、ファミ劇・チバテレは太陽、TBSの金スマは金八特集だったようで、久々な「金8対決」(^_^;)

チバテレは「本日多忙」なのでロッキー登場前夜。
クリス松村氏も含め、この作品に言い知れない魅力(^_^;)に改めて気付く方が多かったようで、確かにそうなんですよ・・・パッと見は一本筋の事件展開じゃないので、ちょっと慣れない部分があって評価が分かれるのですが、観れば見るほど味が出てくる典型みたいな作品です。
いや、大事件じゃなくて・・・(って猟銃乱射は立派な大事件)徒労に終わるだけであればいいのですが、結果的に人心を気付けてしまったボンなんて最悪だし、ゴリさんの仕事量は半端ないですし(^_^;)・・・まだ長さんが俊一の監視下で軟禁されていなければマシだったかもしれませんが、それによって人手不足が露見しちゃいますし、上手い展開に唸ります。
それに今観ると豪華なゲスト陣、ただ、当時は蟹江さんも橋爪さんもまだメジャーな存在じゃなかったですからね。しかしながらポテンシャルが高い人たちが大挙押し寄せた格好に野崎家がプラスされるわけですから(^_^;)

次回はもじゃもじゃ刑事登場!、さあ華麗なるドア破壊をご堪能ください。。。。


ファミ劇です。


#212「情報」

みんな大好き有田登場(^_^;)
ドレッド時代の石橋蓮司さんのイメージにピッタリな「善人」役です。
有田もクジラクラウン蹴ってますが、それほど柔らかくは感じないので、永野さんたちは相当な勢いでぶつかったんでしょうが・・・。

藤堂一家の活動の要の一つである山さんの情報ネットワークというのは、底辺からセレブ系まで幅広いのが凄いところですが、驚くのは「情報屋」の彼らが最高に困ったときには必ず手を差し伸べるところ、これが誰でもできることじゃない、山さんだからこそのケアなんですよね。

今回の隠れた見どころは、お馴染みの役者さんが多く出演しているところもあるのですが、ボスの除いた全員の擬斗が見られる点も挙げなければならないと思います。また、山さんの神業「拳銃を向ける犯人に対しての詰め寄り」も披露。

この頃の快(海)さんは痩せていたのもあるのですが、かなり精悍で兇悪なイメージがあった時期。


#552「或る誤解」

この作品も、初見の時は前後の流れと比べて非常にビターな感じがしていたのが、再見を重ねる毎に好きになっていく作品です。
久々な長野さんの脚本と山村家の描写と山さんと隆との軋轢(^_^;)、ロッキー回想で何気なく狼狽えるドック(マミーに悪いというよりは自分自身のトラウマに勝っていない時期なので・・・)、佐野浅夫さんのいぶし銀演技、マミーの初カーアクション披露、山さんロデオ、ボギー「下手ねぇ」など、実はネタも兼ね備えた太陽中毒として非常にバランスの取れた作品だということに、観る度に思いなおします。
長野さんの脚本なので、しっかり各人の見せ場があります。
櫻井監督だからかもしれませんが、いつもの山さんより色男度が増している感じがしますし。

それにしても、この時期太陽のみのご出演だったと思われる小椋さんの大物度は計りしれん・・・多分、ガッツリ撮影隊の前であのリラックスした変顔は来ないです。小学校2年生でしかも約2年ぶりの出演だったら、逆に緊張して仕方ないんじゃないかと思うのですが・・・。

バイクとソアラ+XXの追跡シーンは用賀駅近辺と砧8丁目で撮影されていますね。
まだ、長谷さんご自身が神田さん中心のドリフト走行より、A級ライセンス者らしい綺麗にまとまった運転です。

太陽を人情モノと形容する人がいますが、他作品とちょっと違うのが、キャラクターの背景を重要視して、かつアクションもきっちり盛り込むというのが、太陽の基本スタンスなんで、その面も十分活きています。

これも最近のドラマにはないですよね・・・。


#553「ドックとマミー」

マミー自体が既にある程度完成されたキャラクターだったため、新キャラに必要な掘り下げが不要。ただ、単独で動かすにはまだセミレギュラー時代のイメージが色濃く残っていて、何をテーマに彼女を動かすか模索していた時期、結果的には#559まで単独主演作は待たなければならない状況になりました。
その代り、助演やコンビ作で積極的にマミーの刑事としてのキャラクターを色出ししようとしていた形跡はあります。
なので、この時期は単独主演が1作しかないわけですが、マミーの存在は薄れていない印象なんですよね。

さて、打たれ弱くなっている時期のドックと、意気盛んなマミー。
マミー登場編のドックはそれまで隠していたナイーブな一面が顕著に出てきた時期、というか・・・のめり込んでしまうパターンの最高潮なエピソードなのですが、そのドックをけん制するのが自分の腕の中で死んでいった相棒の未亡人の新相棒ですから、複雑といえばそう。

そして今回の目玉は三上薫氏演じる「ちえみ」の快活な演技でしょうか。
3歳なんですよね・・・それで変に演技ぶらないし、すでに女性らしい小悪魔的な面も持ち合わせているし(^_^;)
素晴らしいです。

元ネタは#427なんですけど、それは単に元ネタってだけであって、あちらは悲劇であるものの後味は悪くないですが、こちらはかなり切ないですね・・・これは観る時点の年齢が重なっていくほど切なくなります。

前作の「情熱のテーマII」に続いて、ボンのテーマ(レコードバージョン)が再び使用し出された作品で、後期に入って予告編で復活、バリエーション曲も使用されていたので、本編での本家復活は嬉しかったです。
ボンのテーマについては、本人→スニーカーと受け継がれた感じがあるので、スニーカーが去った後は使いづらい部分があって、そういうしがらみが薄くなったんで多用されるようになったとは思いますが、その分ボンの存在が過去のものになったという部分もあって、よく考えると複雑な心境になってしまいます・・・。

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