『第69話 初恋への殺意』 昭和48年11月9日放送
主演:露口茂(山村精一)
助演:松田優作(柴田純)
出演:石原裕次郎(藤堂俊介)竜雷太(石塚誠)下川辰平(野崎太郎)小野寺昭(島公之)
稲垣光穂子(森岡悦子)松宮五郎(福富一郎)沢まき子(清水京子)家弓家正(森岡愼一郎)目黒幸子(おばの浜代)石井麗子(清水美保)山田禅二(不動産屋)亀井和子(森岡家のお手伝い)加藤茂雄(福富製氷警備員)
プロデューサー:岡田晋吉 清水欣也(日本テレビ)梅浦洋一 梶山仗祐(東宝)
企画:魔久平 脚本:鎌田敏夫
撮影:安本英 美術:小汲明 照明:松田清孝 録音:吉岡昇
音楽:大野克夫 演奏・井上堯之バンド 編集:神島帰美 整音:坂田通俊
助監督:吉高勝之 擬斗:宇仁貫三 制作担当者:中嶋健二 現像:東洋製作所
協力:国際放映 企画協力:ジャックプロダクション
監督:児玉進
制作:東宝株式会社
覆面車:クラウン(70-26)セリカ(57-63)クラウン(83-75)
ファーストシーンのえげつなさは正直太陽屈指。
セロテープで瞼を強制的に開かれている京子、完全にすっ飛んでおっかない事を言っている悦子。
女って云うのは怖い。。。
自分の夫の地位を守るためには何でもやる、殺しだって部下にやらせるし。
でも悦子。
京子になんであんな惨い仕打ち(父親が母親を殺したと植えつける)をしたのか・・・。
やっぱり愼一郎と美保の純粋な関係に相当ジェラシーを感じでいたんでしょうね。
もうそれだけでしょう・・・。
口では何を言っても。
用意周到とは言え、それに部下とは言え、福富をなぜ愼一郎の身代わりにしたのか、もっと上手な方法があったような気がしますが、多分悦子は福富のこと嫌いだったんでしょうね・・・福富だって一応社長だからカネで身代わりぐらい立てられた感じなんですが、もう女王・悦子の御乱心には何も反論できなかったと・・・既に色々とボロを出していたわけでありました(^_^;)
山さんがこの事件にセンチになるのは、同じような境遇(両親を亡くした)だったことと、京子と同じような境遇になった初恋の女性の悲劇が脳裏をかすめたことと2つ有ると思いますが、センチ以上に福富の登場で違和感を感じていたんだと思います。
そこに京子の性格、学生とはいえ酒に溺れそこねる生活、それとは相反する真直ぐな部分を持つ京子を見て、何か引っかかるものがあったんだと思います。
今回の件は福富が登場しなければ、もしかすると山さんも突っ込んで捜査しなかったかもしれません。
まあ、そもそも権力などへとも思わない山さんが捜査の担当となったことが、女王・悦子の最大の誤算だったと言えるかもしれません。
悦子自身も刑事をへとも思ってなかったようですが(^_^;)
山さんと長さんの違いも何となく見えてくる話です。
長さんはあくまでも刑事としての縄張りの範疇で仕事をこなすが、山さんは自ら納得するまでとことん事件を追及するタイプ。
お互い解っているからこそ、いつも仲が良いわけですが、
今回は若干ぶつかります。
その刑事のプロ同士の静かなぶつかり合いが、逆に信頼感を増すというか・・・今回の事件は山さんの拘りが無かったら、被疑者死亡で片づけられていた可能性もあるわけですから、山さんの手柄的なものはあるのですが、山さん自身はただただ真実を追求したというか、自己満足の世界と云うふうに自ら捉えている。
そこが、こういうカミソリ的な敏腕刑事でも愛される理由なのかもしれません。
それに長さんにしても、そういう山さんを素直に認める(決して長さんの捜査方法が「否」ではないから、というよりは否定していないから)ところも凄いですし、それに輪をかけて新しい情報を足で稼いでくるわけですから、この二人が組めば対知能犯時には最強なんですよね。
それこそ、ホームズとワトスンという感じです。
=今回の一係=
*山さん、散髪。
ヨコワケになりました。
モミアゲもスッキリ。
更に、コロンボ的な動きを本格的に見せます。
*ジーパンの秋春コレクション。
ボーダーシャツにジーンズの重ね着が初登場。
(欠番の#68は#67と同じ衣装)
*長さんのタバコはピース。
辰平さんはピース缶を愛用だったとの事。
*久美ちゃん、お休み。
旅行でも行ったか?
=クルマネタ=
*福富のカマロは#71でスミスも使用。
*久々にボス専用クラウン登場。
=ゲスト=
*稲垣光穂子氏(悦子)は清純派の女優さんだったということですが、太陽史上屈指の悪女を熱演しています。
*沢まき子さん(京子)は現在、俳優の斉藤洋介氏夫人。最近でもたまにTVでお見かけします。
*家弓家正氏(愼一郎)は声優で有名ですね。
=ロケ地=
上野駅
銀座東急ホテル(2001年閉館)
用賀・駒沢高校 正門(「七曲署」となり)
福富製氷㈱は二子玉川駅東口方面?(富士観会館が見える)
主演:露口茂(山村精一)
助演:松田優作(柴田純)
出演:石原裕次郎(藤堂俊介)竜雷太(石塚誠)下川辰平(野崎太郎)小野寺昭(島公之)
稲垣光穂子(森岡悦子)松宮五郎(福富一郎)沢まき子(清水京子)家弓家正(森岡愼一郎)目黒幸子(おばの浜代)石井麗子(清水美保)山田禅二(不動産屋)亀井和子(森岡家のお手伝い)加藤茂雄(福富製氷警備員)
プロデューサー:岡田晋吉 清水欣也(日本テレビ)梅浦洋一 梶山仗祐(東宝)
企画:魔久平 脚本:鎌田敏夫
撮影:安本英 美術:小汲明 照明:松田清孝 録音:吉岡昇
音楽:大野克夫 演奏・井上堯之バンド 編集:神島帰美 整音:坂田通俊
助監督:吉高勝之 擬斗:宇仁貫三 制作担当者:中嶋健二 現像:東洋製作所
協力:国際放映 企画協力:ジャックプロダクション
監督:児玉進
制作:東宝株式会社
覆面車:クラウン(70-26)セリカ(57-63)クラウン(83-75)
ファーストシーンのえげつなさは正直太陽屈指。
セロテープで瞼を強制的に開かれている京子、完全にすっ飛んでおっかない事を言っている悦子。
女って云うのは怖い。。。
自分の夫の地位を守るためには何でもやる、殺しだって部下にやらせるし。
でも悦子。
京子になんであんな惨い仕打ち(父親が母親を殺したと植えつける)をしたのか・・・。
やっぱり愼一郎と美保の純粋な関係に相当ジェラシーを感じでいたんでしょうね。
もうそれだけでしょう・・・。
口では何を言っても。
用意周到とは言え、それに部下とは言え、福富をなぜ愼一郎の身代わりにしたのか、もっと上手な方法があったような気がしますが、多分悦子は福富のこと嫌いだったんでしょうね・・・福富だって一応社長だからカネで身代わりぐらい立てられた感じなんですが、もう女王・悦子の御乱心には何も反論できなかったと・・・既に色々とボロを出していたわけでありました(^_^;)
山さんがこの事件にセンチになるのは、同じような境遇(両親を亡くした)だったことと、京子と同じような境遇になった初恋の女性の悲劇が脳裏をかすめたことと2つ有ると思いますが、センチ以上に福富の登場で違和感を感じていたんだと思います。
そこに京子の性格、学生とはいえ酒に溺れそこねる生活、それとは相反する真直ぐな部分を持つ京子を見て、何か引っかかるものがあったんだと思います。
今回の件は福富が登場しなければ、もしかすると山さんも突っ込んで捜査しなかったかもしれません。
まあ、そもそも権力などへとも思わない山さんが捜査の担当となったことが、女王・悦子の最大の誤算だったと言えるかもしれません。
悦子自身も刑事をへとも思ってなかったようですが(^_^;)
山さんと長さんの違いも何となく見えてくる話です。
長さんはあくまでも刑事としての縄張りの範疇で仕事をこなすが、山さんは自ら納得するまでとことん事件を追及するタイプ。
お互い解っているからこそ、いつも仲が良いわけですが、
今回は若干ぶつかります。
その刑事のプロ同士の静かなぶつかり合いが、逆に信頼感を増すというか・・・今回の事件は山さんの拘りが無かったら、被疑者死亡で片づけられていた可能性もあるわけですから、山さんの手柄的なものはあるのですが、山さん自身はただただ真実を追求したというか、自己満足の世界と云うふうに自ら捉えている。
そこが、こういうカミソリ的な敏腕刑事でも愛される理由なのかもしれません。
それに長さんにしても、そういう山さんを素直に認める(決して長さんの捜査方法が「否」ではないから、というよりは否定していないから)ところも凄いですし、それに輪をかけて新しい情報を足で稼いでくるわけですから、この二人が組めば対知能犯時には最強なんですよね。
それこそ、ホームズとワトスンという感じです。
=今回の一係=
*山さん、散髪。
ヨコワケになりました。
モミアゲもスッキリ。
更に、コロンボ的な動きを本格的に見せます。
*ジーパンの秋春コレクション。
ボーダーシャツにジーンズの重ね着が初登場。
(欠番の#68は#67と同じ衣装)
*長さんのタバコはピース。
辰平さんはピース缶を愛用だったとの事。
*久美ちゃん、お休み。
旅行でも行ったか?
=クルマネタ=
*福富のカマロは#71でスミスも使用。
*久々にボス専用クラウン登場。
=ゲスト=
*稲垣光穂子氏(悦子)は清純派の女優さんだったということですが、太陽史上屈指の悪女を熱演しています。
*沢まき子さん(京子)は現在、俳優の斉藤洋介氏夫人。最近でもたまにTVでお見かけします。
*家弓家正氏(愼一郎)は声優で有名ですね。
=ロケ地=
上野駅
銀座東急ホテル(2001年閉館)
用賀・駒沢高校 正門(「七曲署」となり)
福富製氷㈱は二子玉川駅東口方面?(富士観会館が見える)