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狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

「チベット暴動」によるメディア・リテラシー論

2008-04-16 06:21:21 | 未分類

見出しを見ればその新聞の性格が分かるとはよく言われること。

当日記でも何度かこれに触れた。

歴史は「見出し」が作る

判決は「見出し」が作る 「全知全能」と驕る記者と判事が日本を劣化させる

ある言葉が見出し出てくる頻度だけでなく、その面積を実測して、その新聞の性格を診断したという興味深い記事が産経にあった。(文末に引用)

見出しを時々「乱し」と変換ミスするが、読者を乱すという意味でPCも味なことをすると苦笑させられるが・・・。

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                   ◇

琉球新報社説 2008年4月15日 

 ダライ・ラマ発言 人権問題は座視できない 

チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世が13日に訪問先の米国で記者会見し「チベット人の大多数が暴力に走るなら、私は(亡命政府の政治的ポストを)辞任する」と述べ、あらためて非暴力主義を強調した。
 中国チベット自治区などでの暴動に関連し、「チベット独立を企てる祖国分裂主義者」と中国政府から非難されていることに反論した形だ。
 「私が求めているのが分離、独立でないことは全世界が知っている」と会見で述べている通り、ダライ・ラマはかねて、外交、防衛を除き、すべてをチベット民族が決める「高度な自治権」を求めてきた。
 しかし中国当局は、統一を乱すとして一顧だにせず、力で抑え付けてきたのが実情だ。
 
長年、抑圧されてきた不満がチベット人の間に積もり積もって暴動にまで発展したのは間違いないだろう。
 中国政府は「ダライ・ラマ集団が念入りに企て扇動した」などと終始、非難し続けている。これでは問題の解決など望めない。
 ダライ・ラマは10日の日本での記者会見で、中国政府の公式発表について「時折、事実がゆがめられている」と指摘し、国際機関による実態調査を求めた。だが中国は「チベット問題は内政にかかわること」として、国際的な調査は受け入れない姿勢だ。
 
米上下両院は、チベットのデモを武力で鎮圧した中国政府に対し、ダライ・ラマとの対話などを要求する超党派の決議を9日に可決したが、中国政府は「中国の内政に対する粗暴な干渉で、中国人民の感情をひどく傷つけた」と猛反発している。
 
他人から家庭内の問題をとがめられれば、大抵は「余計なお世話だ」と憤るだろう。だが事が人権にかかわる問題となれば、怒るのは筋違いだ。
 人権をないがしろにした行為が繰り返されている可能性があれば、たとえ他人であっても見て見ぬふりはできない。とがめられた方は、指摘を重く受け止め、態度を改めてもらわなければ困る。
 ブッシュ米大統領もダライ・ラマとの対話に乗り出すよう中国政府に求めた。国際世論の大勢は現状に懸念を示していると言っていいだろう
 日本政府としても隣国の「人権問題」を座視してはならない。人道上の見地から、ダライ・ラマとの対話を中国に促すべきだ。非暴力を貫くダライ・ラマを孤立させてはならない。
 中国政府は国際社会の声に真剣に耳を傾け、対話の道を模索してほしい。それによって、北京五輪の成功にもつながるはずだ。

                      ◇

>長年、抑圧されてきた不満がチベット人の間に積もり積もって暴動にまで発展したのは間違いないだろう。

チベット騒乱について新報は4月7日のコラム金口木舌で次のように書いていた。

「半世紀以上にわたる中国とチベットの政治対立で、文化を破壊され抑圧されたチベット人の不満が爆発したとみる専門家もいる(5日付文化面)」、と自分の意見は保留して「専門家」に丸投げしていた。

それが一週間で「間違いないだろう」にまで進歩したことは新報社説もやっと中学生並に進化したと、新報読者としてはまことにご同慶のいたりである。

>だが中国は「チベット問題は内政にかかわること」として、国際的な調査は受け入れない姿勢だ。

チベット問題を「内政問題」と捉えるのは中国のプロパガンダであり、中国人が不気味なほど揃って同一意見なのは一党独裁で言論の自由の無い中国では仕方の無いこと。

このプロパガンダを受け入れる新聞があれば中国の機関紙といわれても仕方が無い。

ところが我が琉球新報はこれを素直に認めてしまう。

>他人から家庭内の問題をとがめられれば、大抵は「余計なお世話だ」と憤るだろう。だが事が人権にかかわる問題となれば、怒るのは筋違いだ。

一見妥当に思える意見だが、やはり新報はチベット問題は「家庭内の問題」と捉えている。

やはり琉球新報は中国の機関紙だった。

だから内心では「余計なお世話だ」と思って、これまであまり新報の見出しにはならなかったのだ。

>人権をないがしろにした行為が繰り返されている可能性があれば、たとえ他人であっても見て見ぬふりはできない

つまりチベット問題に口を出すのは「内政干渉」だが、人権問題とあらば見て見ぬふりは出来ないというのか。

冒頭で琉球新報もやっと中学生並の進化を遂げたと慶賀したが、結局は中国の機関紙の域を出ることは出来なかった。

先ほどの中学生並は撤回だ!

中学生以下だ!

琉球新報も沖縄タイムスも現在では中国政府の機関紙となるのを誇らしげに社説にしてはばからない。

 

ついでだから琉球新報の米軍占領時代の恥ずべき記事を晒しておこう。

琉球新報も60数年まえには米軍の機関紙に指定されて喜んでいたことを知る人は少ない。

以下は「沖縄の言論ー新聞と放送」(大田昌秀著ー南方同法援護会1966年刊)より抜粋の琉球新報の古い記事だが米軍の機関紙に指定されたことを誇らしげに読者に報告している。

<本紙は(1946年)5月22日付を以て、米軍政府並びに沖縄民政府の機関紙として指定されました。 謹んでご報告申し上げます。>(琉球新報)

琉球新報は1948年7月1日、片面刷りの号外で南西諸島行政長官ウイルヘルム・D・スタイヤー中将の顔写真を出した。(同書)

これが沖縄の戦後初の新聞写真であり号外だったという。

戦後初の新聞写真と号外の記事は、米軍の最高司令官就任だった。

これは沖縄の新聞の性格を知る上で歴史に留めておくべきことであろう。

 

>日本政府としても隣国の「人権問題」を座視してはならない

琉球新報は、「座視してはいけない」と本気で思うのなら、

中国への抗議の「県民大会」を企画して、日本政府に「中国へ抗議の首相談話」でも出すように要求したらどうだ。

                     ◇ 

さあ、以下はお待ちかねのユニークなメディア・リテラシー論です。

見出しの大小で分かる「チベット暴動」

            【紙面批評】関西大学教授・木村洋二

 (産経新聞 2008/4/13)

3月14日に中国・チベット自治区で大規模な暴動が発生した。暴動発生の翌15日付から19日付までの5日間で、各紙の記事の見出しに、「チベット」という文字が出現した回数は、産経29、朝日19、読売27、毎日23回であった。その見出しの「チベット」という文字の面積を測ると、産経75、朝日22、読売60、毎日が62平方センチメートルであった

新聞は「見出し」が肝心である。忙しい読者はまず朝、紙面を開いて見出しを「見る」。時間と興味があれば、リードを読み、記事に目を通す。見出しは、その語句の意味よりも、文字の大きさの方がもっと大きな意味をもつ。文字の大きさが、出来事の重要性を物語るからだ。

見出しに大きな文字が躍っていれば、読者の目や注意はいや応なく引きつけられる。何か重要な事件が発生したに違いない。反対に見出しが小さければ、内容は何であれ、大したことではない、と感じてしまうだろう。

この点は、同じフォントサイズで一様に流れ出てくるネット系デジタルニュースと新聞の大きな違いである。新聞の見出しの大きさは、人間の声の大きさに近い働きをしている。


突然、大声をあげて、眠気を奪い、笑いを引き出すのが、大阪漫才の芸法だ。巨大な活字を多用するスポーツ新聞は、この漫才に近いところがある。

慣れてしまうと、いくら大声をあげてもあまり振り向かれなくなる。

 これに対し、4大紙への読者の信頼は絶大である。4大紙が大声を出せば、読者はそれを一大事と受けとめる。逆に小声でぼそぼそ話せば、雑談の類と思い込む。

チベット暴動に関して、相対的に朝日はあまり大きな声を出さなかった。

いちばん大きな声を出したのは産経である。産経に比べて、朝日の音量は3分の1弱であった。産経は発声回数も読売を2回抜いて、最高である。

人も新聞も、あまり都合のよくないことは小声で話すものである。そして、まじめな人ほど、相手がわざと大声を張り上げているのか、それとも故意に小声で言っているのか、その意図に気づかない。朝日はだれかに気兼ねしたのだろうか。それとも、チベット暴動を重要でない、と正味考えたのだろうか。(大阪本社発行最終版による)

                   ◇

【プロフィル】木村洋二

 きむら・ようじ 昭和23年、青森県生まれ。京都大学文学部卒。著書に「笑いの社会学」など。

 

【おまけ】

中国のチベット侵略を「一国二制度」で乗り切れという意見もある。

中国政府に提案、「1国2制度」の出番だ! 

だが中国のチベット侵略の本当の意味を知ればそんな脳天気な意見は引っ込んでしまう。

  • チベット騒乱の背後に地下資源問題
    青蔵鉄道の本当の意味

    2008年4月8日

    中国はなにゆえそのように強硬手段でチベットを統治しようとするのか。それは、チベットに眠っている豊富な地下資源である。その眠りを覚ます役割が、2006年7月に開通した青蔵鉄道である・・・

  •                     ◇


     

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    コメント (5)

    続・参謀長と呼ばれた民間人★座間味で何があったのか

    2008-04-15 06:37:15 | ★集団自決

     

    本エントリーは下記の続編です。

    「証言集」に見る新たな謎★教科書執筆者と体験者が初対面

    「参謀長」と呼ばれた民間人★座間味で何があったのか

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    現地に一度も取材に行くことも無く伝聞のみで『鉄の暴風』を書いた沖縄タイムスの大田良博記者。

    その杜撰な取材手法について曽野綾子氏は自著『ある神話の背景』で次のように書いている。

    「鉄の暴風」は、まだ戦傷いえぬ、昭和二十五年に沖縄タイムス社によって企画出版されたものであった。沖縄タイムス社自身が創立されたのは、昭和二十三年であった。

    当時政府に勤めていた太田良博氏は、或る日、沖縄タイムス理事・豊平良顕(とよひらりょうけん)氏から、その手伝いをしないかと乞われたのであった。戦史を書こうなどということを思いつくのは、当時まだ新聞社くらいのものであった。そこには新聞人の使命感があった。

    材に歩くと言っても、太田氏が当時使えたのは、トラックを改造したものだけであった。バスさえもまだなかった時代である。

    「そんな時に渡嘉敷島へは、どうしていらっしゃいました」

    私は驚いて尋ねた。

    「漁船でもお使いになりましたんですか? でも、漁船もろくにありませんでしたでしょう」

    「いや、とても考えられませんでしたね。定期便もないし」

    「どうしていらっしゃいました?」

    「いや、向うから来てもらったんですよ」

    「何に乗って来ておもらいになったんですか」

    「何に乗ってきましたかねえ」

    困難な時代であった。直接生きるために必要なもの以外のことに、既にこうして働き始めていた人があるということは、私には信じられないくらいであった。

    太田氏が辛うじて那覇で《捕えた》証言者は二人であった。二人は、当時の座間味村の助役であり現在の沖縄テレビ社長である山城安次郎氏と、南方から復員して島に帰って来ていた宮平栄治氏であった。宮平氏は事件当時、南方にあり、山城氏は同じような集団自決の目撃者ではあったが、それは渡嘉敷島で起った事件ではなく、隣の座間味という島での体験であった。勿論、二人共、渡嘉敷の話は人から詳しく聞いてはいたが、直接の経験者ではなかった。しかし当時の状況では、その程度でも、事件に近い人を探し出すのがやっとだった。太田氏は僅か三人のスタッフと共に全沖縄戦の状態を三か月で調べ、三か月で執筆したのである。(もっとも、宮平氏はそのような取材を受けた記憶はないと言う)

    太田氏は、この戦記について、まことに、玄人らしい分析を試みている。太田氏によれば、この戦記は、当時の空気を繁栄しているという。当時の社会事情は、アメリカ側をヒューマニスティックに扱い、日本軍側の旧悪をあばくという空気が濃厚であった。太田氏は、それを私情をまじえずに書き留める側にあった。「述べて作らず」である。とすれば、当時のそのような空気を、そっくりその儘、記録することもまた、筆者としての当然の義務の一つであったと思われる。

    「時代が違うと見方が違う」

    と太田氏はいう。最近沖縄県史の編集をしている史料研究所あたりでは、又見方が違うと思うという。違うのはまちがいなのか自然なのか。

    いずれにせよ、恐らく、渡嘉敷島に関する最初の資料と思われるものは、このように、新聞社によって、やっと捕えられた直接体験者ではない二人から、むしろ伝聞証拠という形で、固定されたのであった(「ある神話の背景」⇒改題「集団自決の真相」62、63、64頁)

                       ◇

    これに対して大田氏は後に、両氏を那覇で《捕らえて》の取材ではなく、彼らが沖縄タイムスを訪問して渡嘉敷島の赤松大尉の暴状について戦記に載せるよう頼んだのだと反論している。

     <ただ、はっきり覚えていることは、宮平栄治氏と山城安次郎氏が沖縄タイムス社に訪ねてきて、私と会い、渡嘉敷島の赤松大尉の暴状について語り、ぜひ、そのことを戦記に載せてくれとたのんだことである。そのとき、はじめて私は「赤松事件」を知ったのである。>
    「沖縄戦に“神話”はない」----「ある神話の背景」反論(2)

    しかし、いずれにせよ山城氏と宮平氏が沖縄タイムス大田記者の取材を受けたのは事実のようだ。

    直接の経験者ではなかった二人が、渡嘉敷での「赤松大尉の暴状」を噂で聞いて、義憤に燃えて沖縄タイムスに調査を依頼し、それを記事にして欲しいと訴える気持ちは一応理解できる。

    ■座間味で何があったのかー元教頭の沈黙の謎■

    だが、 ここでどうしても理解できない一つの謎につき当たる。

    戦時中は南方にいた宮平氏はともかく、

    山城氏は座間味島で集団自決を見聞きしており、後に言われるように梅澤隊長が「集団自決」を命令したり強制したりしていたとしたら、「渡嘉敷島の赤松大尉の暴状」という伝聞情報はさて置いても、

    先ず自分が体験した「座間味島の梅澤少佐の暴状」を大田記者に訴えるべきではなかったのか。

    しかも山城氏が大田記者に取材を受けた時、彼は座間味村の助役という公的な立場にあり、戦記を取材中の大田記者に立場上も「座間味で何があったのか」を報告すべきではなかったか。

    山城氏は大田記者の取材を受けた昭和24年頃は座間味村助役だが、

    その後沖縄日日新聞の編集長、そして昭和29年には沖縄朝日新聞取締役と一貫して沖縄のマスコミ畑を歩んでいる。

    もう一つの謎は助役という公的立場から、マスコミという報道のプロに変わってもなお、かたくなに口をつぐみ続けたことである。

    そして曽野綾子氏が『ある神話の背景』の取材をした昭和47年頃には沖縄テレビ社長の要職にまで上り詰めている。

    山城氏は助役から新聞社、テレビ局と一貫してマスコミに従事しているのに、自分が体験した「座間味島の出来事」について一切語っていない。 

    自分では体験していない「渡嘉敷島の赤松大尉の暴状」は大田記者をわざわざ訪問して証言している事実と、自分の体験に対する「沈黙」との対比が不可解である。

    山城氏と対照的な「集団自決」体験者が渡嘉敷島の金城重明氏である。

    金城氏は「集団自決」で自分の家族に留まらず他人の親子にまで手をかけたが、本人は幸か不幸か生き残った。

    地獄を見た二人  雉も鳴かずば・・・

    「軍の命令だった」と責任転嫁し続けなければ彼は戦後生きていくことは出来なかった。

    一方山城安次郎氏はその後も沈黙を守り続け死ぬまで体験を語ることはなかった。

    言うまでもないが『潮だまりの魚たち』に登場する「参謀長」と呼ばれた元教頭先生は後の沖縄テレビ社長の山城安次郎氏である。

    ⇒②「参謀長」と呼ばれた民間人★座間味で何があったのか

    戦後しばらくして山城氏は元隊長梅澤裕氏を訪ねている。

    「集団自決訴訟」が提訴される6年前の2000年頃、梅澤氏は山城元教頭について毎日新聞社の取材に次のように語っている。

    「彼は跳ね上がりで、硬直した軍国主義的言動で住民に威張っていた。僕は余り信用していなかった。戦後しばらくして訪ねて来たとき、どこかの社長になったが座間味へは帰れなくなったと話していたよ」(梅沢裕さん談)

    ここでも軍人より軍人らしい民間人の姿が浮かび上がってくる。

     

    住民たちは何かに追われるように次々と自らの命を断っていった。

    彼らを死に追いやったの何だったのか。(続く)

     

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    映画「靖国」:靖国神社が削除求める

    2008-04-14 09:48:47 | 未分類

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    琉球新報社説:
    映画「靖国」 民主主義を脅かす言論封殺(2008.4.11)
     < 戦後の平和憲法は、戦争と武力を否定し、集会・結社の自由や言論・出版など「表現の自由」(21条)を強化した。表現の自由が民主主義の基本だからだ。
     憲法は、検閲も禁止している。検閲は書籍、新聞、映画、放送などで表現される内容を、公権力が事前に強制的に調べ、不適当と認めたものの発表を禁止する行為だ。
     国会議員ともあろう者が、憲法を知らないはずはない。言論封殺は、戦後民主主義への重大な挑戦である。看過できない。>

    コメントするのもばかばかしい。

    第一、ピンとはずれの憲法論の割には騙されたお年寄りの人権侵害には全く触れていない。

    琉球新報はこのような中学生並み作文を社説として掲げて恥ずかしくないのだろうか。

    いや、ネットに通じた中学生なら、こんなピンとはずれの社説と比較されたら迷惑だろう。

    新聞が新聞なら読者も読者だ。

    昨日の新報オピニオン面に早速、次のような「声」が。

    「靖国」上映に不当な介入 東村 団体職員 ST(58歳)

    このような見当違いの「声」がしばらくはオピニオン面を闊歩するのか。

    やれやれ。

     映画「靖国」:靖国神社が一部映像の削除求める

    2008年4月13日 ドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」(李纓監督)の上映を中止する映画館が相次いだ問題で、靖国神社(東京都千代田区)が事実を誤認させる映像があるなどとして、李監督と制作会社「龍影」、配給元の「アルゴ・ピクチャーズ」に対し、一部映像の削除を求める通知をしたことが分かった。
     靖国神社が11日付でホームページに公表した。「境内における撮影許可手続が遵守(じゅんしゅ)されていないだけでなく、その内容についても事実を誤認させるような映像等が含まれており」と理由を記載。李監督らに「質問と問題映像の削除等の適切な対応を求める通知を行いました」としている。
     毎日新聞の取材に靖国神社は「取材は14日以降にファクスで受ける」と話した。
    (毎日新聞)

                                       ◇


    中国人監督と出演者の刀匠刈屋さんの間には「言った言わない」の問題が発生しているようだが、動画で見る限り嘘つきは中国人監督だろう。

    【動画】↓

     

    中国人監督に騙されたという刈屋さんの出身地の高知新聞が直接本人に取材して確認している。

    制作経緯に不信感 「靖国」出演の刀匠  (高知新聞 2008/04/10)

     映画「靖国 YASUKUNI」をめぐって、中国人の李纓(リイン)監督が「自民党国会議員が出演者に圧力をかけた」と反発している問題で、映画の中心的な登場人物で圧力がかかったと指摘されている県内在住の刀匠の男性(90)とその妻(83)が十日、高知新聞社の取材に応じ、男性は「出演場面と名前を(映画から)切ってほしい」と現在の心境を語った

     夫妻は平成十七年十月に監督側から送られてきた手紙を示し、「映画は(刀作りの)技術的な内容と思っていた」と強調。

     監督側に対し、「信用できない」「だまされた」などと強い不信感もにじませた

                                                          ◇

    夫妻は平成十七年十月に監督側から送られてきた手紙を示し、「映画は(刀作りの)技術的な内容と思っていた」と強調。

    監督側に対し、「信用できない」「だまされた」などと強い不信感もにじませた


    再三言うがこの問題は国会議員による言論弾圧、表現の自由等の憲法の問題ではない。

    憲法を大上段に構える以前に「刑法」の問題ではないか。

    いや、年寄りを騙すなんて、法律以前の人間の品性の問題だ。

    ①詐欺

    先ず中国人監督は老夫婦を、

    「映画は(刀作りの)技術的な内容」

    と騙して自己の政治活動に利用した詐欺だ。 高齢者を騙したという点ではオレオレ詐欺にも匹敵する卑劣な犯罪ではないか。

    更に助成金を申請する際にも問題があったようだ。

    これについては【動画】が分かりやすい。↓

    文化庁による助成の是非を問う!稲田朋美氏に聞く1/3

    文化庁による助成の是非を問う!稲田朋美氏に聞く2/3

    文化庁による助成の是非を問う!稲田朋美氏に聞く3/3

     

    ②盗撮

    靖国神社側が、

    境内における撮影許可手続が遵守(じゅんしゅ)されていないだけでなく、その内容についても事実を誤認させるような映像等が含まれており」

    と主張するくらいだから映画は盗撮で構成されているといわれても仕方ない。

     

    ■田原総一郎の目は節穴■

    隠し撮りは無い」という田原総一郎の目は節穴だったわけだ。

    上映中止や政治圧力に抗議 「靖国」で映画監督ら(04/10)

    ついでに言うと、田原氏はサンスポで「(同映画は)ナレーションが入っていないので、製作者の決めつけがなく見たまま聞いたままの真実を伝えている」(要旨)とジャーナリストにあるまじき戯言を言っているが、

    写真やフィルムの並べ替え、切り張りの編集だけでナレーションは無くとも、いや、ナレーションが無いからこそ効果的に製作者の意図を「ドキュメント風」に伝えられる。

    これは素人でも分かる映画製作テクニックの常識だ。

    ナレーションがないから真実を伝えている?

    寝言は寝てから言いなさい。

    これで田原総一郎がジャーナリストの名を騙る中国の道化だということが判明した。

     

    ③プライバシー侵害⇒肖像権の侵害

    映画のポスターやパンフレットには無断で現役自衛官の肖像が“参拝中の自衛官”として利用されている。

    これも本人が訴え出れば「肖像の侵害」に相当する。

    ドキュメンタリー映画「靖国」のシーン

     

    映画「靖国」:出演の刀匠「カットして」 政治的と批判--監督「了承得た」
     映画「靖国 YASUKUNI」の中心的な登場人物で高知市の刀匠、刈谷直治(かりやなおじ)さん(90)と妻貞猪(さだい)さん(83)が、出演場面のカットを求めていることが10日分かった。刈谷さんは自民党参院議員から問い合わせを受けていたことも判明。会見した李纓監督は問い合わせを「介入だ」と批判し、「刈谷さんの了承を得ている。カットすると作品が成り立たず、上映できなくなる」と説明している。

     刈谷さんは毎日新聞の取材に「映画は刀作りのドキュメンタリーと聞いていた。李纓監督はもう信用できない。出演場面をカットしてほしい」と話した。

     映画では、靖国神社に軍服姿で参拝する団体など、境内でのさまざまな出来事とともに、第二次世界大戦中、軍人に贈る「靖国刀」を作った刈谷さんへのインタビューなどが全編にわたって登場する。

     刈谷さんによると、05年10月ごろ、知人を介して出演依頼があった。数カ月後、李監督ら3人が訪れて2日間撮影。昨年春ごろ、刈谷さん宅で試写が行われた。貞猪さんが「政治的な内容でダメだ」と言うと、李監督は「近いうちに代わりのものを送る」と話したが、連絡はないという。刈谷さんは「今さら何を言っても仕方がない。もう静かにしてもらいたい」と話した。

     ◇自民参院議員の問い合わせ判明
     この問題を巡っては有村治子参院議員(自民)が自身のホームページで、「心外なお気持ちでいることを人づてに聞いていたので、伝聞では国会質問はできないと考え、刈谷さんご夫妻と直接初めて連絡をとった」と、3月25日に刈谷さんに連絡したことを明らかにしている。

     李監督は10日の会見で、「刈谷さんに作品を見てもらい、了承を得た。チラシに使うコメントとして、刈谷さんから“誠心誠意”という言葉もいただいた。一国会議員が直接出演者に連絡を入れて、結果的に出演部分を削除するよう求められることは残念だ」と述べた。

     刈谷さんは、有村議員からの電話について「問い合わせを受けただけで圧力を受けたとは思っていない」と話している。

     有村議員は日本マクドナルド勤務を経て、社会人大学院生として在学中の01年参院選の比例代表で初当選し、2期目。議員在職中に出産し話題を集めた。

    毎日新聞 2008年4月11日 東京朝刊

                         ◇

    この記事は比較的公平に報道しているが、次のくだりには印象操作が見える。

    >◇自民参院議員の問い合わせ判明

    わざわざ判明なんて見出しにしているが本文記事で本人が説明の通り,

    いやしくも国会での質問に噂だけで質問するわけには行かないので、本人に確認したわけで国会議員としては当然の行為。

    これを「判明」とは何事だ。 

    この一言で折角の秀逸な記事が三流記事に転落した。

                                  

    【おまけ】
     

    田原総一郎の”下品”発言

    【動画】http://www.youtube.com/v/E-K9gEERNwQ&hl=en

     田原総一朗さんへの反論 高市早苗

     

    ◆関連エントリー:

    映画「靖国」自民議員が出演者聴取

    田原総一郎が反日映画「靖国」を弁護★国会質疑「動画」

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    胡錦濤の旧悪 琉球新報が暴露?

    2008-04-13 12:24:25 | 未分類

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     おやおや、

    今朝の新報コラムはあまりにもまとも過ぎて、

    とても通常の新報のコラムとは思えない。

    胡錦濤の旧悪を暴露するなんてね。

    琉球新報 金口木舌 2008年4月13日

     中国の胡耀邦総書記(当時)は1980年にチベットの首都ラサを訪れた際、こう語った。「中国政府はこれまで大変な金をチベットに投下してきたが、どこに行ったのか。川に捨ててしまったのか」
    ▼胡氏は無責任な漢民族幹部の更迭とチベット人登用を約束した。歴史的な謝罪はしかし、政権内で反発を買い、89年の失脚につながる
    一方、現在の胡錦濤総書記はチベット自治区の党書記だった89年、ラサの騒乱で党中央の指示を待たず、自ら装甲車に乗り、鎮圧の先頭に立った。■小平氏は「中国に必要なのはこんな人材だ」と絶賛し、後に最高指導部に抜てきした
    ▼「世界」5月号で東京新聞の清水美和氏がそう紹介している
    。こんな経緯があるからか、チベットをめぐる中国政府の姿勢はあまりにかたくなだ
    ▼古都の面影を残していたラサは84年以降、一変する。当局は移住者を誘致し、古い家並みを取り壊した。今やチベット人の三倍の漢民族が住んでいる(ジャン―クリストフ・ヴィクトル著「地図で読む世界情勢」)。昨年は生き仏とされる高僧も中国政府の許可制にした
    ▼文化や伝統、宗教。それら人としての尊厳を奪われた民族の悲しみの深さは容易に想像がつく。穏健路線のダライ・ラマが健在なうちに共存へ向け対話しなければ、中国側のどんな努力も川に捨てるはめになる。

    ※注:■は「登」にオオザト

                        ◇

    現在の胡錦濤総書記はチベット自治区の党書記だった89年、ラサの騒乱で党中央の指示を待たず、自ら装甲車に乗り、鎮圧の先頭に立った。■小平氏は「中国に必要なのはこんな人材だ」と絶賛し、後に最高指導部に抜てきした

    誰もが知っている公然の秘密を新報がコラムに書いた。

    一体何があったのか。

    新報は4月7日に同じテーマでコラムを書いている。

    だが、同じ新聞の同じコラムで僅か6日しか経っていないのにこうも論調が異なるのには驚く。

     金口木舌 2008年4月7日
     <▼そのラサで中国政府に対する「暴動」が発生した。半世紀以上にわたる中国とチベットの政治対立で、文化を破壊され抑圧されたチベット人の不満が爆発したとみる専門家もいる(5日付文化面)。「暴動」はチベット周辺に広がり、多くの僧侶が拘束された
    ▼今回の「暴動」は、北京五輪にも影を落としている。>

    今回のチベット騒乱をカッコ付きながら「暴動」と捉え、

    「文化を破壊され抑圧されたチベット人の不満が爆発した」ことを事実としては報道せず

    「・・・とみる専門家もいる」と、他に責任転嫁して中国への気づかいかいを見せていた。


    だが愛読する『世界』も胡錦濤の暴挙を認めているので、それに従ったというわけか。

    だがコラムとコラムの間の時期に次のようなことが次々と報じられていた。

    聖火リレー、妨害次々 ロンドン騒然

    パリでの聖火リレーが打ち切り、激しい抗議活動受け写真付き記事ロイター) - 8日(火)9時24
    聖火、米サンフランシスコでは異例の“隔離リレー”

    臍下リレーへの抗議運動の渦は、

    ロンドン、パリにサンフランシスコ。

    これでは「・・・とみる専門家もいる」なんて、

    悠長に構えておれなくなったのだろう。

    最近の「チベット問題」や「映画『靖国問題」そして「反戦ビラ有罪問題」も、

    琉球新報が従来のように硬直したサヨク丸出しの記事を書いている限り、

    ネットに通じた読者からバカにされるのがオチ。

    更にはテレビを見損なっても次のような動画を見た読者は、

    新聞をバカにするだけでなく、新聞そのものを読まなくなる。

    【動画】↓

     
     
     
    沖縄の新聞も,
     
    ネットの無かった時代が懐かしいだろうね。
     
     
    【おまけ】
     
    新報さん、今どきこんなイタイ社説を書くようじゃ読者は逃げますよ。
     
    琉球新報・社説
     
     
    【付記】4月13日 18時30分
     
    聖火リレーについての中国人の「自作自演」について「キキ130」さんのコメントを引用させてもらいました。
     
    自作自演 (キキ130)
    2008-04-13 17:29:42
    結局は自作自演だった事がバレちゃいました、


    ※中国人障害者女性ランナーからトーチを奪おうとするチベット人らしき男性。
     
    http://jp.epochtimes.com/jp/2008/04/img/m85086.jpg

    ※当該男性が中国旗を持つ大陸の留学生らと仲良く歩いている。
     チベット旗帽子を被る同男性のほか、チベット旗を体にまいている男性もいる。
     右側にいる白人男性にも注目。
     
    http://jp.epochtimes.com/jp/2008/04/img/m93403.jpg
     
    http://jp.epochtimes.com/jp/2008/04/img/m37785.jpg

    ※先ほどの白人男性が、北京当局支援者のチームに入っている。
     
    http://jp.epochtimes.com/jp/2008/04/img/m76754.jpg

    ※サンフランシスコで、Free Tibetバナーを持つチベット人らしき男性が、中国旗を持つ中国人
     留学生と取った写真。偽装「任務完成」後の記念写真か。
     
    http://jp.epochtimes.com/jp/2008/04/img/m14395.jpg

     
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    コメント (4)

    反戦ビラ配り有罪確定 被告ら「民主主義の危機」

    2008-04-13 06:11:30 | 県知事選

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    最高裁 戦ビラ配布処罰合憲 活動家の罰金刑確定
    琉球新報 2008年4月11日

     自衛隊イラク派遣に反対するビラを配るため自衛隊宿舎に立ち入ったとして、住居侵入罪に問われた市民団体メンバー3被告の上告審判決で最高裁第2小法廷は11日、被告の上告を棄却した。罰金20万-10万円とした2審東京高裁の逆転有罪判決が確定する。

     政治的意見を記したビラの戸別配布について「居住者が平穏に生活する権利」の侵害を理由に処罰することが、憲法の保障する「表現の自由」に違反するかが争われたが、今井功裁判長は「管理権者の意思に反した立ち入りの処罰は違憲ではない」と指摘した。

     最高裁として初の判断とみられ、市民レベルでの政治的活動の在り方に影響を与えそうだ。(略)

                        ◇

    上記共同配信の新報記事はともかく次に引用の朝日新聞記事は署名の須藤記者が地団太踏んで口惜しがっている様が見えて笑える。

    映画「靖国」の上映自粛も「ビラ配り有罪」も根っこは同じだと叫んでいるが、

    どちらも「言論・表現の自由」の弾圧・干渉とは無関係だと最高裁がお墨付きを与えたのですよ、朝日さん。

    ビラ配り有罪確定へ 被告ら「民主主義の危機」

    朝日新聞 2008年04月11日19時50分

     ビラを配っただけで「有罪」となった市民団体のメンバー3人は、最高裁の結論に憤った。75日間も勾留(こうりゅう)されたうえ、4年にわたった裁判の結末に「民主主義の危機だ」と訴えた。

     判決要旨の法廷での読み上げはわずか2分だった。閉廷後に会見した「立川自衛隊監視テント村」の大洞俊之被告(50)は「こんなことのために聞きに来たのか」と憤った。高田幸美被告(34)は「今まで当たり前だったビラ配りがある日突然、犯罪になる。そのことにゴーサインを出した。司法には失望した」。大西章寛被告(34)は「警察や政府が政治的意見を封じるために判決を利用することを恐れる」と語った。

     3人は今も、ビラの配布を続ける。集合住宅や一軒家で年に4、5回。多いときは1回で約2万枚を配る。「再逮捕されては元も子もない」ので、自衛隊官舎には近づかない。管理人のいるマンションの場合は、許可を受けるようにしているが、これまで断られたことはない。

     「テント村」は昨年、事件の舞台となった官舎に70通のアンケートを郵送した。返信は2通。いずれもビラ配りについて「犯罪だと思わない」。自衛官から、活動を支援したいとカンパもあった。「主義主張には全く賛同できないが、これは言論弾圧だ。放置すれば我々も対象になる」と右翼団体からも激励のメールが届いた。

     「憲法で表現の自由が保障されていても、行使する手段が制限されれば何の意味もない」と大洞被告は言う。右翼団体の抗議などを警戒してホテルが日教組の大会会場の予約をキャンセルしたり、映画「靖国」の上映を自主的に取りやめる動きが広がったり。「ビラ配りと根っこは同じだ」と感じているという。(須藤龍也)

                                                      ◇

     

    >ビラを配っただけで「有罪」となった市民団体のメンバー3人は、最高裁の結論に憤った。75日間も勾留(こうりゅう)されたうえ、4年にわたった裁判の結末に「民主主義の危機だ」と訴えた。

    朝日よ、嘘をつきなさんな。

    ビラを配っただけで「有罪」になったり、拘留されたされたわけじゃないだろう。

    もしそれが本当なら「民主主義の危機」どころか、民主主義の無い中国様と同じだろう。

    問題を摩り替えちゃいけないよ。

    自分の目的達成のために他人の迷惑を顧みないことが問題なんだよ。

    判決要旨の法廷での読み上げはわずか2分だった

    2審では既に次のような判決が出ている。

    「他人が管理する場所に無断で立ち入ってまで政治的意見を発表する権利はない

    最高裁は控訴を却下したわけだから判決の読み上げは2分もあれば充分だろう。

    二審判決は妥当であり、控訴した方が無理筋。

    昔から言うだろう。

    無理が通れば道理引っ込むって。

    「北京オリンピックは平和の祭典」という無理を、

    通そうとしている国は中国だろう。

    「今まで当たり前だったビラ配りがある日突然、犯罪になる。そのことにゴーサインを出した。

    その通り!

    今までサヨクが「当たり前」と思っていたビラ配りの殆どは犯罪だったのだよ。

    以後気をつけましょう。

    >憲法で表現の自由が保障されていても、行使する手段が制限されれば何の意味もない」

    当たり前だ! 

    いくら表現の自由でも無制限の自由は無いということは子供でも分かることだ。

    判決でも「表現の自由は無制限ではなく、他人の権利を侵害する手段は許されない」といっているではないか。 

    よく読みなよ。

    3人の被告は「住居侵入罪で処罰することは、言論の自由を保障した憲法に違反する」などと主張していたが、

    日本の憲法は言論の自由は保障しても、住居侵入の自由までは保障していないのが分からないのか。

    ホテルが日教組の大会会場の予約をキャンセルしたり、映画「靖国」の上映を自主的に取りやめる動きが広がったり。「ビラ配りと根っこは同じだ」

    何でもかんでも「表現の自由」に結びつければ通ると考えるのは大間違い、というのが分かっただろう。

    「ビラ配りと根っこは同じ」と言うならば、

    プリンス・ホテルの会場キャンセルも映画「靖国」自主的中止も「言論・表現の自由」の弾圧とは関係ないことを最高裁が示したわけだ。

     

    朝日はよっぽど悔しかったのか早速こんな社説でぼやいている。

  • ビラ配り有罪―社会が縮こまっていいか
  • <(略)気がかりなのは、今回の最高裁判決で、ビラ配りなどがますますやりにくくなり、ひいては様々な考えを伝える手だてが狭まっていくのではないか、ということだ。これでは社会が縮こまってしまう。
     そうでなくても、このところ、言論や表現の自由をめぐって、息苦しさを覚えるようなことが相次いでいる。映画「靖国」が、トラブルを恐れる一部の映画館で上映中止になった。右翼の街宣活動を理由にホテルが日教組の集会を断った。
     
    だれもが自由に語り、自分の意見を自由に伝えることができてこそ、民主的な社会といえる。そこでは、自分とは異なる意見や価値観を認め合い、耳を傾けることも求められている。

     そんな寛容さや度量を社会として大切にしていきたい。

    おいおい、自分とは異なる意見の「新しい教科書」をプロ市民を煽って封殺しようとしたのはどこの誰だったっけ。

    これでは社会が縮こまってしまう。

    縮こまってしまうのは、

    社会ではなく「プロ市民」だけだろう。

    プロ市民が社会の全て、

    と思うのは朝日だけの常識だよ。

    社説の結びの部分を、

    そっくり朝日新聞にお返ししたいね。

    最高裁判決をGJと思う方、

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    【追記】4月13日 18:10

    一審判決の補足説明として読者の「戦後教育を悲しむ」さんのコメントを引用させて頂ました。

    反戦ビラはもともと違法 (戦後教育を悲しむ)
    2008-04-13 09:53:51
    立川の反戦ビラ裁判は、既に一審の段階で被告側に違法性はあるとの判断が出ています。即ち、

    第一審は、被告人らの行為は形式的には住居侵入罪に該当する(構成要件該当性がある)と判断したが、「法秩序全体の見地からして、刑事罰に処するに値する程度の違法性があるものとは認められない」として、住居侵入罪の成立を否定した(無罪とした)。被告人らの立入り行為の態様が「相当性の範囲を逸脱したものとはいえない」ことを理由に、処罰するほどの違法行為はなかった(可罰的違法性がない)と判断したものである。以上Wikipediaより

    この最後の部分が逆転しただけで、決して被告の行為が正当とされたことはないのです。朝日新聞の論説は滅茶滅茶と言うより外はありませんね。

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    コメント (3)

    田原総一郎が反日映画「靖国」を弁護★国会質疑「動画」

    2008-04-11 07:27:15 | 県知事選

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    今日は座間味島の有力者で唯一生き残りながら証言をしていない人物についてのエントリー予定だが急きょ映画「靖国」の続編に予定変更です。

    理由は、先ず今朝の琉球新報に映画「靖国」に関しての昨日の記事を更に補強するような記事があり、同映画に関して真実とは違う方向に読者をミスリードしていること。

    次に、今朝コメント欄を見たら読者の「キキ130」さんから有村治子議員の質疑の動画の紹介があり、

    それを見てデタラメな文化庁役人答弁にあきれたのは勿論だがこれを伝えるマスコミの逆の報道に怒りを感じたから。(怒)

    先ずは新報の記事から。(なお「座間味関連」は午後エントリーの予定です)

     

    「靖国」上映中止
    政治圧力に抗議  映画監督ら

     ドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の上映問題をめぐり、ジャーナリストや映画監督らが10日、「上映中止や政治圧力に抗議する」とした記者会見を参院議員会館で開いた。

     靖国を撮影した李纓(リ・イン)監督は、有村治子参院議員が出演者の「靖国刀」を作り続ける刀匠から事情を聴き「出演シーンの削除を希望している」と主張していることについて、「作品が成立できないよう働き掛けているとしか理解できない」と懸念を表明。「この問題を乗り越えることが日本が文化大国に向かう道だと確信している」と述べた。

     映画の内容について、ジャーナリスト田原総一朗さんは「隠し撮りをせず、ナレーションも入っていない。偏向とか反日と決めつけるのは間違い」と評価。上映中止については「映画館の親会社が問題になっては困ると考えた。そういう日本社会を責めるべきだ」と強調した。(琉球新報 2008年4月11日)

                          *

    注:記事は共同配信のようだが、次の部分はスペースの都合か新報記事では省略されていた。

    < 漫画家の石坂啓さんは「靖国や従軍慰安婦など、十年前は漫画にできたテーマも今はできない。見たいものを見る権利が奪われている」と指摘。

     「靖国」に文化庁の所管法人から助成金が出ている点を国会議員が問題視していることについて、映画監督の是枝裕和さんは「第三者機関で審査する助成金の使い道に、税金のチェックだと言って政治家が口を挟むのはおかしい」と話した。>

                          ◇

     

    >李纓(リ・イン)監督は、有村治子参院議員が出演者の「靖国刀」を作り続ける刀匠から事情を聴き「出演シーンの削除を希望している」と主張

    昨日のエントリーでも書いたが「出演シーンの削除を希望している」のは中国人監督に騙された刀匠の刈屋さんであり、有村議員ではない。

    これをミスリードするような書き方で読者を誤解させる記事に怒りを覚える。

    >ジャーナリスト田原総一朗さんは「隠し撮りをせず、ナレーションも入っていない。偏向とか反日と決めつけるのは間違い」と評価。

    ドキュメンタリーの名を騙った反日的プロパガンダ映画であることが分からない田原の目は節穴か。

    以下は読者のキキ130さんのコメントです。

    お久しぶりです。 (キキ130)
    2008-04-11 00:07:57

    ニコニコ動画ですが靖国問題での参議院の質疑の映像です。自民党の有村治子さんの質疑ですけど、マジすごいです。

    【動画】http://www.nicovideo.jp/watch/sm2910320必見です)

    百聞は一見にしかず、マスコミの変更報道を払拭するには国会でのやり取りを自分の目で確かめるしかないのは情けない。

    だが国会質疑で質問者の鋭い質問にシドロモドロする文化庁高官の醜態は下手な漫才より面白い。

     

     

    文化庁役人の答弁は「チャンチャラおかしい」と思う方

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    【付記】

    ◎ 稲田朋美から皆様へ!

     
    映画「靖国」の助成金問題について産経新聞正論に書きました。
    新聞では字数に限りがありましたので割愛していないものをこちらに掲載させていただきます。

    表現の自由、言論の自由が保障されているわが国で、どのような政治的、宗教的宣伝意図のある映画を制作し公開しようと自由である。日本は政治的圧力により映画の上映を禁止し、書物を発禁にするような非民主主義国家ではない。

    私と若手自民党議員の「伝統と創造の会」(「伝創会」)は、映画『靖国 YASUKUNI』(李纓監督)自体ではなく、そこに文化庁所管の日本芸術文化振興会が750万円の公的助成金を出していること、その一点を問題にした。

    発端は「反日映画『靖国』は日本の助成金750万円で作られた」という平成昨年12月20日号の週刊新潮の記事だった。この映画を試写会で観た複数の人が映画のなかに弁護士時代の私が映っていると教えてくれた。

    もちろん私はこの映画で観客の眼にさらされることを同意したことはな
    い。

    今年の2月に伝創会で助成金支出の妥当性を検討することになり、文化庁に上映をお願いした。当初文化庁からは映画フィルムを借りて上映するという話があり、日時場所も設定したが、直前に制作会社が一部の政治家だけにみせることはできないというので、すべての国会議員向けの試写会になった。一部のマスコミに歪曲されて報道されたような私が「事前の(公開前)試写を求めた」という事実は断じてない。公開前かどうかは私にとって何の意味もなく、映画の「公開」について問題にする意図は全くなかったし、今もない。  

    結論からいって同振興会が助成金を出したのは妥当ではない。日本映画である、政治的、宗教的宣伝意図がない、という助成の要件を満たしていないからだ。

    まずこの映画は日本映画とはいえない。同振興会の平成20年度芸術文化振興基金助成金募集案内によれば「日本映画とは、日本国民、日本に永住を許可された者又は日本の法令により設立された法人により製作された映画をいう。ただし、外国の制作者との共同制作の映画については振興会が著作権の帰属等について総合的に検討して、日本映画と認めたもの」としている。

    映画「靖国」の制作会社は日本法により設立されてはいるが、取締役はすべて(名前からして)中国人である。

    この会社は、平成5年に中国中央テレビの日本での総代理として設立されたという。

    映画の共同制作者は北京映画学院青年電影製作所と北京中坤影視制作有限公司である。製作総指揮者、監督、プロデューサーはすべて中国人である。

    このような映画が日本映画といえるだろうか。ちなみに政治資金規正法では、日本法人であっても外国人が出資の過半を有する会社からは寄付を受けてはいけない扱いが原則である。

    さらに映画「靖国」は、政治的存在である靖国神社をテーマとして扱っておりそもそもが政治的宣伝である。

    小泉総理の靖国神社参拝をめぐっては、国内外で議論があった。特に日中関係は小泉総理の参拝をめぐって首脳会談ができなくなるほど政治問題化した。

    映画「靖国」のメインキャストは小泉総理と靖国神社を訴えていた裁判の原告らである。

    私も弁護士として、靖国神社の応援団としてその裁判にかかわった。その裁判で、原告らは一貫して「靖国神社は国民を死ねば神になるとだまして、侵略戦争に赴かせ、天皇のために死ぬ国民をつくるための装置であった」と主張していた。
    映画「靖国」からは同様のメッセージが強く感じられる。映画の最後でいわゆる「南京大虐殺」にまつわるとされる真偽不明の写真が多数映し出され、その合間に靖国神社に参拝される若かりし日の昭和天皇のお姿や当時の国民の様子などを織り交ぜ、巧みにそのメッセージを伝えている。

    いわゆる「南京大虐殺」の象徴とされる百人斬り競争—私は、戦犯として処刑された少尉の遺族が、百人斬り競争は創作であり虚偽であることを理由に提起した裁判の代理人もつとめた。

    結論は遺族らに対する人格権侵害は認められなかったが、判決理由の中で「百人斬りの内容を信用することが出来ず甚だ疑わしい」とされた。

    ところが映画「靖国」では、この百人斬り競争の新聞記事を紹介し、「靖国刀匠」をクローズアップすることにより、日本軍人が日本刀で残虐行為を行ったというメッセージを伝えている。

    これらを総合的に判断すると、映画「靖国」が、「日本映画」であり
    「政治的宣伝意図がない」とし、助成金を支出したことに妥当性はない。
    なお、この映画には肖像権侵害や靖国刀が靖国神社のご神体だという虚偽の事実の流布など法的にも問題があることが有村治子参議院議員の国会質疑で明らかになった。 

    私たちが文化庁に上映を依頼したとき、映画は既に完成し国内外で試写会が行われていた。配給会社によれば、釜山映画祭(韓国)、サンダンス映画祭(米国)、ベルリン映画祭(ドイツ)等の国際映画祭で高い評価を得たという。

    私は弁護士出身の政治家として、民主政の根幹である表現の自由を誰よりも大切に考えている。だからこそ人権擁護法案にも反対の論陣を張っているのだ。今回の上映の要請が「事前検閲であり表現の自由に対する制約」という捉え方をされ、そのような誤った報道をされたことは、私の意図をまったく歪曲したものであり、許し難い。

    民主政の根幹である表現の自由によって私の政治家としての発言の自由を規制しようという言論があることにも憤りを感じる。

    外国による政治的宣伝の要素のある映画への助成は極力慎重に行われる必要があるだろう。表現や言論は自由であり、最大限尊重されなくてはならないのは当然だが、そのことを理由に税金の使われ方の妥当性を検証する政治家の言論の自由を封殺しようとすることは背理である。(引用止め)
      

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    コメント (2)

    映画「靖国」自民議員が出演者聴取

    2008-04-10 16:09:45 | 県知事選

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    自民議員が出演者聴取 介入と監督反発
    2008/04/10  琉球新報
     映画「靖国 YASUKUNI」の中心的出演者で刀匠の刈谷直治さん(90)夫妻=高知県在住=から有村治子参院議員(自民、比例)が事情を聴き「刈谷さんらは出演シーンの削除を希望している」と主張していることが分かった。李纓監督(44)は9日、共同通信のインタビューで「出演を納得してくれていた夫妻を変心させた。許せない介入だ」と訴えた。

     映画は「靖国刀」を作り続ける刈谷さんの姿と靖国神社をめぐる動きを描いたドキュメンタリーで、上映中止が相次いだ。シーンの削除になれば作品の成立自体を左右しそうだ。

     有村議員は9日夜「(監督の主張を)刈谷さんに電話で確かめたが、わたしの話で気持ちが変わったことはないということだった。監督の話は事実無根だ」と反論した。 有村議員によると、「刈谷さんが困惑している」との情報があったため、3月25日、刈谷さん夫妻と電話で話し、削除希望を聞いたという。
     これに対し李監督は「(削除希望は)信じられない。どうして政治家がそこまで介入するのか」と反発している。 (略)

    刈屋さんの妻(83)は共同通信の取材に「思っているものと全然違うないようだったので、見るのを途中やめて『私は嫌です』と伝えた。 騒ぎになったら嫌だと心配している」と話した。 有村議員による「靖国」出演者への事情聴取に、李監督は「上映中止より恐ろしい問題」と危機感を募らせ、急きょ中国から東京へ戻り9日、取材に応じた。(琉球新報) 

                                                  ◇

    念のため上記記事の社会面トップの見出しを記しておく。

    映画「靖国」  自民党議員が出演者聴取

    シーン削除希望と主張

    介入と監督反発

     

    記事は共同配信のようだが、見出しでは又しても新報の印象操作。

    自民党議員が「シーン削除を主張」しているような印象を与えるが、実際は約束違いで映画に上手く利用された刈屋さん自身が「シーン削除を希望」しているのだ。

    刈谷さんの刀鍛冶の仕事場も映画では靖国神社の屋内に在るように誤解される作りだという。

    李監督の映画に利用されたと訴えていたのを有村議員が知り事情を聞いたというから国会議員として何の問題もない。

    それを「上映中止より恐ろしい問題」、・・と針小棒大に報じる琉球新報こそ「恐ろしい誤解を招く」報道ではないのか。

    新報が報じる「真実」より読者のコメントの方が真実を表わしている。

     

    靖国 (●Takashi)
    2008-04-09 07:59:02

    この映画に協力したフォトジャーナリスト、トム岸田氏へのインタビューがチャンネル桜で放送されました。

    「刀匠の伝統についてのドキュメンタリーを作りたい」との申し出を受けられ、映画「靖国」製作側へ靖国刀刀匠の刈谷直治氏をご紹介なさったそうです。
    岸田氏によると、刀匠の伝統についてのドキュメンタリーではなく、とても不愉快な内容だったそうです。
    それで、協力者側が上映を取りやめてほしいと要請したそうです。
    監督の中国人と話をしても、持論を唱えるばかりで、話にならないそうです。

    新聞が伝えない映画「靖国」の真相

    【動画】でどうぞ。

     http://www.youtube.com/v/QLj8wZ8a3J0&hl=en

    http://www.youtube.com/v/zXw4ElVQCyI&hl=en

    日本の伝統技術のドキュメンタリー映画作るといって素朴な老職人を騙して自分の政治思想表現のために利用した卑劣な中国人監督・・・これがことの真相でしょう。

    これは「表現の自由」とか「言論弾圧」以前の人間の品性の問題、・・・いや、年寄りを
    騙したという点から言えば犯罪行為とも言える行為ですよ、新報さん。

                        ◇

    以下はぼやきくっくりさんから引用です。


    「靖国」上映中止―表現の自由が危うい(朝日社説4/2)

     稲田氏は「私たちの行動が表現の自由に対する制限でないことを明らかにするためにも、上映を中止していただきたくない」との談話を出した。それが本気ならば、上映を広く呼びかけて支えるなど具体的な行動を起こしたらどうか。


     子供のような言い分で、思わず笑ってしまいました(^_^;

    話題の映画「靖国 YASUKUNI」。
     私は見ていないので断定はできませんが、これまで情報を集めたところでは、公的な助成金(もちろん私たちの血税)を投入するにふさわしい作品とは言えないようです。
     

     まず、政治的中立性が疑われます。主要登場人物3人のうち、菅原龍憲氏および高金素梅氏(台湾人)は靖国訴訟の原告

     もう1人の刈谷直治さんは、何とこの映画のキャストになることをご存知なかったそうです。そして今もキャストになることを了承しておられません。

     阿比留瑠比さんのブログにそのへんの事実関係が詳しく書かれてあります。
     3月27日の参院内閣委員会での自民党の有村治子氏の質問です。

    前編・映画「靖国」上映中止と参院内閣委での有村議員の質問
    前編・映画「靖国」上映中止と参院内閣委での有村議員の質問

     以下、「後編」から引用します。

     映画の中でもっとも多くの時間を割かれ登場される刈谷直治さんは、靖国刀を造っていた現役最後の刀匠でございまして、現在90歳のご高齢です。「美術品として純粋に靖国刀匠、匠のドキュメンタリーを撮りたい」という若い中国人の青年の申し出に、刀をつくる自らの映像を撮影することは承諾され、「これが私の現役最後の仕事になるなあ」、と覚悟を決めて協力をされました。

     映画パンフレットによると「キャスト」というふうに刈谷さん書かれていますが、この刈谷さんは実際には本映画でキャストになることをまったく知らされておらず、このことを承諾されていないばかりか、完成品の映画を見る機会すら与えられていません。一時、進行過程での映像をご覧になって、当時政治問題化していた小泉総理の参拝映像や終戦記念日の靖国境内の政治的喧噪の映像とまぜ合わせて刈谷さんの刀をつくる映像が交錯されていることに違和感を覚え、ここからです、刈谷夫妻は不安と異論を唱えられました。すると刈谷さんの自宅に赴いた李纓監督と、助監督のナカムラさんは、「この映画には日本の助成金が出ているし、助成金を受けているというそのマークもついているから、大丈夫ですよ」と夫婦をなだめていらっしゃいます。助成金が公的お墨付きとして使われ、刈谷さん本人がキャストに仕立て上げられる、本人は嫌がっているんです。キャストに仕立て上げられることを承諾するよう、助成金のマークが入っているから大丈夫ですよ、日本政府も助成しているんですよ、という説得の材料になってしまっています。このような経過から最終作品は、刈谷氏の善意を踏みにじっており、刈谷さん夫妻はこの映画において刈谷氏の肖像が入ることをまったく承服しておらず、作品から刈谷さんの映像を一切外して欲しい、と希望をされています。これは私自身が一昨日、平成20年3月25日、刈谷さん本人と確認をとりました。

     全文読んでいただければわかりますが、他にも事実誤認(靖国神社のご神体は日本刀ではない)があったり、肖像権の問題(参拝した現役自衛官が無許可で撮影され映画に使われた)があったり、プロデューサー8人のうち7人までもが中国人だったりと、まあ、多くの問題があるわけです。

     また李纓監督の政治的喧伝意図も明らかで、それはメディアとのインタビューを見ればわかります。

     多くの戦争は自分が正しいという考えを持つ国々によって始められたもの。そして記憶というものは自分の都合の良いものだけを覚えています。これは人間の持つ根源的な問題です。靖国神社では、戦没者の全員を英雄だと思っています。しかしその「英雄」たちがアジア各国にもたらした苦痛を忘れているのです。
    (2007年釜山国際映画祭 The Daily 10月11日)
    映画「靖国」公式サイト

     私の映画が具体的に示しているのは菊と刀で、その二者の間の関係です。最後に問いただす最もカギとなるのは、やはり天皇の問題です。天皇の問題が解決されず、永遠に曖昧のままに過ぎ去れば、靖国神社の問題を解決することはできません。
    北京週報日本語版2/29

     法的に問題があったり政治的中立性が疑われたり、そういう映画に日本の公的な助成金が拠出されていることに疑問を呈し追及するのは、国会議員として当然の行為でしょう。
     しかも稲田さんたちは助成金が投入されたことを問題にしているのであって、上映を中止にしろなんてことは言ってないわけです。
     
    「引用終了」

                       ◇
     
    琉球新報によると、「靖国 YASUKUNI」は那覇市牧志の桜坂劇場で7月に上映予定だという。
     
    これでは言論弾圧どころかとんだ無料の前宣伝で、今まで見ようと思わなかった人まで見たくなるのでは。
     
    新報さん、「言論弾圧」は幻ですよ。
     
    桜坂劇場さん、是非上映して下さい。
     
    きっと大入りですよ。
     
     
    【おまけ】
     
    ◆4月2日の天声人語
     
     

    【産経抄】4月3日

    2008.4.3 03:18

     いやな風が吹いている。自分たちの主張にあわないものは認めない。こんな圧力に屈して、東京と大阪の映画館が、靖国神社を題材にした中国人監督の「靖国 YASUKUNI」の上映中止を決めたのは、大変残念なことだ。

     ▼上映中止の背景には、「国会議員らの動きがある」と、きのうの朝日新聞の社説はいう。自民党の稲田朋美衆院議員らが、開催を要求した試写会のことを指すらしい。しかし、稲田氏らが検証しようとしたのは、政治的に中立性が疑われる映画に対して、政府出資法人から助成金が出されたことの是非である。

     ▼社説は、稲田氏に上映中止の責任があるかのごとく、上映呼びかけの「具体的な行動」を起こすよう迫っている。筋違いも甚だしいが、この新聞の“お家芸”ともいえる。平成17年1月、当時の中川昭一経産相と安倍晋三自民党幹事長代理が、NHKの番組を改変させたと、1面で報じた記事もそうだった。

     ▼番組は、朝日の元編集委員が主催した「女性国際戦犯法廷」を扱ったものだ。昭和天皇を「強姦(ごうかん)と性奴隷制」の責任で一方的に断罪するなど、偏った内容をNHKが修正するのは当然のことと、小欄は以前にも書いた。

     ▼NHKとの泥仕合の果てに、「政治的圧力」の証拠を示さないまま幕を引き、有力政治家をやり玉に挙げた事実だけが残った。最近は、古森重隆NHK経営委員長への“風圧”を強めているようだ。「国際放送で国益重視を」。この発言のどこに、問題があるというのだろうか。

     ▼「天声人語」子は、「風に負けてはならない時がある」という。その通りだ。ただ、自分たちもまた風を起こし、それに脅威を感じる人たちがいる。自らの大きな力に無頓着にみえるのは、残念なことだ。

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    「証言集」に見る新たな謎★教科書執筆者と体験者が初対面

    2008-04-10 07:44:45 | ★集団自決

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    記述回復へ決意新た 教科書執筆者と体験者が初対面

     高校歴史教科書執筆者の坂本昇さん=東京都=が6日、座間味島「集団自決(強制集団死)」体験者の宮城恒彦さん(74)=豊見城市=と初めて対面した。昨年9月の文部科学省による教科書検定意見の撤回を求める県民大会に力を得て訂正申請した執筆者と、その執筆者を勇気づける体験者が、「撤回」と記述回復に向け、決意を新たにした。(安里真己)
     二〇〇六年末、文科省の検定意見で記述変更に追い込まれた坂本さん。昨年九月の県民大会にも参加、十月には教科書の記述を「日本軍によって『集団自決』を強いられた」と訂正申請する、と記者発表した。それを知った宮城さんは「勇気ある行動を支援したい」と、他の体験者から聞き書きした本や関連資料、書籍、村史の写しなど、一抱えほどもある小包にぎっしり詰めて、坂本さんに送った。

     坂本さんは、ちょうど発表内容に対し「訂正申請するな」など、ファクスでの嫌がらせを受け落ち込んでいたころで、小包を受け取り力づけられたという。その後も、宮城さんから資料が届き、交流が続いている。

     坂本さんは五日、那覇市内であったシンポジウムに参加するために来県していた。「宮城さんから力をもらった。ぜひお会いしたかった」と、目を潤ませながら礼を述べた。

     宮城さんは「県民大会に参加できなかった人も含め、多くの県民や犠牲者が、坂本さんを応援していると伝えたかった」と話した。

     「宮城さんは自分自身の体験だけでなく、同じ目線でいろいろな方から体験を聞き書きしている。質も高い。感銘を受けた」と坂本さん。

     宮城さんはこの日、三月に判決が出た「集団自決」訴訟で退けられた梅澤裕元戦隊長の証言について、当時島にいた者の視点で矛盾を指摘。「体験者でなければ分からないことがある。それを、次の世代に伝えるためにも、勇気を出して教科書に書いてもらわなければ」と今後に期待した。(沖縄タイムス 2008年4月7日)

                                                  ◇

    >高校歴史教科書執筆者の坂本昇さん=東京都=が6日、座間味島「集団自決(強制集団死)」体験者の宮城恒彦さん(74)=豊見城市=と初めて対面した。

    元高校教師から教科書問題で騒いで国立大学教授に上り詰めた高嶋伸欣氏が有名だが、同じく元高校教師の坂本昇氏が沖縄の大学教授のポストを狙っているかどうかはさて置き、彼が沖縄のマスコミではすっかり有名人になっていることは事実だ。

    だが、坂本氏がマルクス史観の歴史教育者協議会のメンバーであり、サヨク思想の持ち主であることを知る人は少ない。

    歴史教育者協議会(歴教協)はマルクス史観の歴史家松島栄一氏の創立したものであり、

    それに日教組の社会科教師が集まったとなると、全ての歴史はマルクス史観の色眼鏡を通して判断される。

    この集団は「マルクス史観」の研究団体ではあっても、まともな歴史研究団体ではない。

    いや、むしろ「政治団体」といったほうがその名に相応しい。

    こんなブログもある。⇒沖縄教科書問題~坂本昇氏の正体~ 

    一方沖縄タイムスがドラマッチックな坂本氏との対面劇を報じる相手の宮城恒彦氏も「集団自決」問題には必ず登場する証言者であり、『潮だまりの魚たち』という著書もある作家でもある。

    この点では宮城晴美氏(「母の残したもの」)や金城重明氏(『「集団自決」を心に刻んで』)とも軌を一にする。

    ■似たもの同士の宮城恒彦と宮城晴美■

    宮城恒彦氏は、当初は自著で「軍命や強制はない」という内容で出版しておきながら、後で「言葉としての命令だけでなく、強要や誘導、目に見えない命令があった」といった苦し紛れの弁明で証言を変更した。

    あげくの果てに「改定も検討」とは『母の遺したもの』が「軍命なし派」の証拠として係争中の裁判の原告側証拠となると、改訂版を出版をした宮城晴美氏のケースと全く同じパターンである。

    宮城恒彦氏:
    「米兵が大挙壕の近くに来て住民はパニックになり死の道を急いだが、住民のパニックも軍の強制である」

    ◆宮城晴美氏:
    「母が言及している時間帯における梅澤隊長の命令が無かったとしても、以外の時間で梅澤さんの命令があったかも知れず、梅澤さんの責任はあると思うし、そもそも軍としての命令はあったと思う」

                         ◇

    以下は『潮だまりの魚』の著者宮城恒彦氏に関するエントリーの再掲です。

     

    証言集『潮だまりの魚』に見る守備隊長の実像 

    ひと》沖縄戦「慰霊の日」に体験記を出す

    2004年06月23日

    写真

    宮城恒彦さん

     沖縄戦で米軍が最初に上陸した座間味(ざまみ)島で45年3月26日に起きた「集団自決」の生き残りだ。当時は11歳。母親と姉弟で逃げ込んだ壕(ごう)の中で手榴弾(しゅりゅうだん)が爆発し、19歳の姉と担任の教師が亡くなった。

     「戦後、母が戦争を語ることはなかった。毎年3月になると、思い出したように嘆息した」。書き始めたのは、母親が他界した翌88年から。「自決」で住民173人が犠牲になった。自分だけでなく、島の人にも聞いてまとめた。

     「慰霊の日」に合わせて出してきた体験記は今年、16冊目になった。毎回、1千部以上を発行し、学校などに配っている。さらに、23日には、東京の出版社から過去の15冊をまとめた「潮だまりの魚たち~沖縄・座間味島の戦世(いくさゆー)」(クリエイティブ21)を出版する。

     元小学校長。一番苦しんだのは「日の丸・君が代」問題。惨劇を招いた戦前の教育が頭をもたげたが、個人の意見も言えず、公私のはざまで悩んだ。「自決の時、校長が合図をし、女性教師が手榴弾を投げた」。教師になったのも、あの時の体験で教育の大切さを知ったからだという。

     講演をよく頼まれるが、全部断る。10年前に一度だけ引き受けたが、「自決」の場面で胸が詰まり、しばらくの間、言葉が出なかった。

     「若い人にどう伝えるかは難しい。元気なうちはとにかく聞き書きを続けたい」

    (文・大矢雅弘、写真・水野義則) 朝日新聞

    http://mytown.asahi.com/okinawa/news.php?k_id=48000119999991201

                        ◇

        ■証言者は「平和教育者」■

    琉球新報の「沖縄戦特集<史実封殺> 届かぬ沖縄の心④」で証言をした宮城恒彦氏。

    彼はこれまで何度か朝日の記事でも紹介されている。

    朝日が紹介する『潮だまりの魚たち』(2004年6月発行)は、座間味島における著者宮城恒彦ほか多数の戦争体験者の証言集である。

    著者自身が集団自決」の生き残りであり、集団自決に触れられている箇所も多数ある。

    だが、同書では集団自決に関する梅沢命令あるいは軍命令には、伝聞も含め、全く触れられていない。

    座間味島出身で集団自決の生き残りの証言集なら、当然これまでのマスコミが報じる集団自決を命じる“悪鬼”梅沢守備隊長を期待するのだが、そのような記述は一行も無い。

        ■「潮だまりの魚」に見る“悪鬼梅沢”と梅沢隊長の落差■

    それどころか、集団自決発生の前後のエピソードとして、梅沢隊長が村民の女性らに山への避難を命じた記述(163頁)や、

    あるいは戦闘により重傷を負った日本兵(少尉)が他の兵に対して、村の娘たちを無事親元に送り届けるよう指示した記述(167頁)などの、

    軍による集団自決命令と完全に矛盾する人間的エピソードが、いくつも証言として載録されている。

    これらの記述は、従来マスコミに流布している残虐非道な「悪鬼梅沢」とは全くかけ離れた普通の青年の行動が伺える。

    これも、著者が、自身を含めた体験者の証言を丁寧に確認、記録した結果なのであろう。

    このように、近年著される書籍においては、緻密な調査や史実の検証により、慶良間列島における集団自決については、部隊長命令あるいは軍命令によるものとはされないのが一般なのである。

    より厳格に言うならば、学術的には軍命令で集団自決したという根拠は極めて薄いということになる。 

     

        ■真実と「平和教育」の狭間

    その一方、元校長の宮城氏は「平和教育」との板ばさみなのか、

    「軍命令」に関しては苦しい証言をしている。

    <言葉としての命令だけでなく、強要や誘導、目に見えない命令があった>

    「軍が直接命令をした」と言わずに「目に見えない命令があった」、

    当時11歳の少年が「直接命令する軍人の姿」は理解できても、

    「目に見えない命令」という抽象的な意味を理解できたとは思えない。

    結局、宮城さんは多くの証言で「軍が命令して集団自決した」とは一言も証言していない。

    >「自決の時、校長が合図をし、女性教師が手榴弾を投げた」

    琉球新報特集でも次のように証言している。

    <1945年3月26日の朝、宮城さんの家族が隠れていた壕に、気も狂わんばかりに逃げ込んできた女性が米軍上陸の様子を生々しく伝えた。  この言葉を引き金に「集団自決」が起こった>

    いずれの証言も生々しい証言ではあるが、梅沢守備隊長の命令で自決したと決め付けるには根拠が乏しい。

    せいぜい「目に見えない命令」とするのが精一杯。

    真実の証言とマスコミの煽動で揺れ動く心のあやが読み取れる証言だ。

    宮城氏は自著の証言集中では「軍の命令や強制」という部分はないが、何故かその立場は「軍命あり派」のリーダーである。

     【再掲】終了 

                          ◆

     

    ■日本兵と村娘と教頭先生、・・・力関係の謎■

    宮城恒彦氏は元校長だが、校長は現在でも島の有力者であり、それが戦前ともなると、当時の学校の先生は島の数少ないインテリであり戦時中は村民のリーダであったことは幾多の証言で伺い知ることが出来る。

    だが現在の感覚で60数年前の、しかも島を米戦艦に取り囲まれ閉塞状態になった島での人間関係を、安易に想像するのは危険である。

    例えば飲み水を巡って銃剣を持った日本兵と村の女子青年団員、そして教頭先生とが争った場合を想定してみよう。

    流布する伝聞に従うと飲み水を得る「権力」を持っているのは先ず日本兵、次に村のリーダーである教頭先生そして女子青年団員と考えるのが妥当だろう。

    ところが宮城恒彦氏の著した「潮だまりの魚たち」には、当時の日本兵と村の住人の力関係について驚くべき証言が記載されている。

    この証言は更なる次の謎を呼んでいくが、・・・

    この続きは次回へ。

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    コメント (2)

    琉球新報の「チベット人の人権」

    2008-04-09 06:27:04 | 未分類

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     金口木舌 2008年4月7日
     チベットの都ラサで正月を迎えたことがある。灯明をともすバターの匂(にお)いが充満するポタラ宮は、多くの巡礼者が体を地面に投げ出す五体投地で拝礼する祈りの場だった
    ▼隣の庭で問答修行が始まった。数珠を持った一人の僧侶が大声で問いを発すると、車座になった僧侶たちが返答。明治時代に河口慧海が「チベット旅行記」で描いた光景そのままだ
    そのラサで中国政府に対する「暴動」が発生した。半世紀以上にわたる中国とチベットの政治対立で、文化を破壊され抑圧されたチベット人の不満が爆発したとみる専門家もいる(5日付文化面)。「暴動」はチベット周辺に広がり、多くの僧侶が拘束された
    ▼今回の「暴動」は、北京五輪にも影を落としている。一部の国家首脳は開会式の欠席を表明。機運を盛り上げるため五大陸で始まった聖火リレーは、人権擁護を求める抗議の場となりつつある
    ▼かつてラサで見たチベット仏教の問答修行は、問い手の僧侶が、知恵をつかさどる「文殊菩薩(ぼさつ)の心」という意味の真言を唱えてから始まる。河口慧海によると、文殊の知恵で煩悩を打ち破り解脱を目指すのだという
    ▼オリンピック憲章は、五輪の目的を「人間の尊厳を保つことに重きを置く平和な社会の確立」と規定する。この崇高な目的を実現するため、国際社会は文殊の知恵に学んでみてはどうか。

                         ◇

    新聞の社説は不利な自己の立場のアリバイ作りにしばしば利用される。

    日頃声高に人権を叫ぶ沖縄紙にとって一度くらいはチベット人騒動をとりあげるのもアリバイ作り。 だがその中身は中学生並みの建前論に終わるのが常。

    その点、コラム記事にはしばしばその新聞の本音が垣間見える。


    >そのラサで中国政府に対する「暴動」が発生した半世紀以上にわたる中国とチベットの政治対立で、文化を破壊され抑圧されたチベット人の不満が爆発したとみる専門家もいる(5日付文化面)。

    チベット情報の少なかった半世紀前ならともかくこの期に及んでもなお「中国のチベット侵略」を「中国とチベットの政治対立」と捉える新報。

    政治的対立というと冷戦時代のソ連とアメリカを連想するが、中国とチベットは圧倒的軍事力の勝る中国がチベットの豊富な地下資源を求めて一方的に侵略したのが事実だ。

    ところが新報コラムは卑怯にも引用元付きで

    「文化を破壊され抑圧されたチベット人の不満が爆発したとみる専門家もいる」と紹介し両論併記を暗に示す。

    これでは中国のチベット侵略は「ダライラマの君臨する封建社会からチベット人民を解放すため」軍を送ったという中国の主張を支持しているようにも取れる。

    専門家もいる」ではなく、「専門家の意見に中国は耳を傾けるべきだ」くらいにすべきではないのか。

    人権問題には敏感な新報さん、

    たまにはチベット人の人権についてもコラムを書いては如何ですか。

                         ◇

    パリの聖火リレー、途中で打ち切り 激しい抗議に3度消される (1/2ページ)2008.4.8 00:56

     【パリ=山口昌子】北京五輪の聖火リレーは7日、チベット騒乱での中国当局の人権弾圧に抗議するデモ隊の激しい妨害にあった。仏当局は混乱を避けるため少なくとも3回、聖火を消してリレーを中断。フランス通信(AFP)によると、リレーは最終盤の国会議事堂前で打ち切られ、終着地までバスで運ばれた。この騒ぎで負傷者も続出し、28人が拘束された。30人以上の拘束者を出した前日のロンドンに続き、平和の祭典を象徴するはずの聖火は、人権宣言発祥の地、パリで激しく揺らいだ。

                       

    ■恥さらしの聖火リレー■

    >平和の祭典を象徴するはずの聖火は、人権宣言発祥の地、パリで激しく揺らいだ。

    当初、オリンピック自体の中止はともかく中国の政治的思惑がミエミエの聖火リレーなんか止めた方が良いと思っていたが・・・。

    ネットが普及した昨今、平和の祭典を象徴するはずの聖火リレーが「コキントウのチベット弾圧の象徴」とする恥さらしのリレーとして世界中に配信されることを望む。

    中国よ、妨害を恐れて聖火(恥さらし)リレーを中止してはいけない。

    己の恥部を世界中に晒す臍下(せいか)リレー、もとい、聖火リレーを最後まで続行して欲しい。

                         ◆

    ■打倒福田内閣の秘策■

    今朝の全国各紙は日銀の人事問題。

    ⇒ http://allatanys.jp/

    我が家の琉球新報も一面トップは小沢代表と鳩山幹事長の顔写真入で、

    日銀副総裁人事 民主、渡部氏に不同意

    「天下り禁止」を維持

     

    「天下り禁止」は理解するとしても、民主党がこうも財務省関係者にアレルギーになる本音は渡部氏の副総裁としての資質の問題ではなく、福田内閣打倒の政局問題なのは周知のこと。

    だが不人気の福田内閣を打倒するのにこのような姑息な手段に訴えるようでは民主党は国民に見放される。

    民主党に福田内閣打倒の秘策を伝授しよう。

    福田内閣は「中国の嫌がることはしない」内閣である。

    中国の嫌がることをすればよい。

    民主党よ、参議院の優位を生かして直ちに「北京オリンピックボイコット決議」を参議院で議決せよ。

    名目は民主党が重視する人権問題を取り上げれば済む。

    衆議院で否決されても、参議院で又ゴネればよい。

    面子を潰されたコキントウは5月の訪日を中止するだろう。

     

    後は一気に倒閣まっしぐらだ。

     

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    コメント (3)

    沖縄タイムスの論点ずらし★中国人の「靖国映画」

    2008-04-08 07:25:58 | 歴史

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    昨日の夕刊で琉球新報は「米憲兵タクシー関与事件」から撤退し、今朝の朝刊にも一行もこのフォロー記事は無い。

    一方沖縄タイムスは、昨日の夕刊で果敢にも「特ダネ」に食い下がった。

    ⇒■逃走車両 憲兵所有か/沖縄市のタクシー強盗

    逃走車両 憲兵所有 (爆笑)

    この見出し、いかにも「東スポ風」で、今後の展開が楽しみだ。

    ところで今朝のテーマは「靖国」。

    連日沖縄タイムスはネタを提供してくれる。

    沖縄タイムス 社説(2008年4月6日朝刊)

      4月 6日 【「靖国」上映】試される社会の成熟度
     日本在住の中国人監督・李纓(リ・イン)氏のドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の上映を中止する動きは、言論・表現の自由が私たちの社会には十分に定着していないのではないか、との懸念を感じさせる。
     映画は、八月十五日に靖国神社で繰り広げられる様子を十年間にわたって記録したものだ。

     もし国会議員向けに開かれた試写会を「無言の圧力」と感じて中止したのだとしたら、行き過ぎた自主規制というしかない。

     試写会のきっかけをつくった自民党の稲田朋美衆院議員は、当初、「反日映画になっているようだ」としていた。が、その後「上映をやめさせようと考えたことはない」と主張を変えている。

     言うまでもないが、表現の自由は民主主義社会の根幹を成す。意見の違いを大切にし尊重し合うのは民主社会を計る尺度でもある。

     「わたしは、お前のいうことに反対だ。だが、お前がそれを言う権利を、わたしは、命にかけて守る」―フランスの啓蒙思想家、ヴォルテールの言葉だが、自由に意見を言い合える社会でなくなれば、戦前の暗い社会に逆戻りし息苦しくなるのは論をまたない。

     何よりも映画は表現の自由を担う大きな分野だ。目に見えぬ「影」に脅え、自主規制したとしたら、言論の自由はまさに危機的状況にあるとみなければならない。

     映画の評価は見る人が判断するものだ。事前に見る機会を閉ざせば、映画館は社会的役割を放棄したといわれかねない。映画館には踏ん張ってもらい、私たちもまた声を上げ上映を支えていきたい。

     五月以降、北海道から沖縄まで二十一の映画館が五月以降に上映を計画しているという。

     今回の騒ぎが、逆に上映に向けてベクトルを転換したのであれば評価したい。

     多様な意見があってこそ健全な社会であり、自由に表現できるのが民主的な社会といえるからだ。

     映画を見るにあたっては、まず予断を持たず、実際に自分の目で確かめた上できちんと判断すべきだろう。大方の意見もそうであり、自らの思想的尺度をいったん脇に置いて映画を見る。私たちに求められているのはそのことである。

     不気味な「影」を過大に評価し、無難に自主規制してしまうと、自由社会とは裏腹に自らの首を絞めることになりかねない。

     そんな空気が日本社会を覆ってしまわないようにすることが、一人一人の責務と考えたい。

     上映中止は、日教組の「教育研究全国集会」が東京都内のホテルによって契約破棄され、全体集会が中止になったこととも軌を一にする。

     憲法二一条は集会、結社及び言論、出版を含めた表現の自由を保障している。「表現の自由は、とりわけ批判の自由ないし反対の自由として、重要な意味を持つ」(宮沢俊義『憲法講話』)。

     権力にものが言えなくなる社会を再びつくってはならない。そのためには私たち一人一人が不断に努力し、言論の自由を脅かす芽が出たらそれを摘み取る社会を築くことが大切だ。

                        ◇

    見ていない映画についてコメントするのは難しい。

    従ってこの問題、つまり「『靖国』上映中止」についてはスルーするつもりだった。

    が、チベットの人権問題にはやけにおとなしい沖縄タイムスが「言論・表現の自由」というお定まりの論旨の社説で参戦。

    さらに日曜日のTBSの「サンデーモーニング」。

    普段はあまり見ないのだが、見るとなく見ていたらコメンテーターの面々は揃って「言論の自由」を大上段に判で押したようなコメント。

    特に浅井信雄氏は番組に媚びるような左翼発言を連発していた。

    ついでに言うとこの人物1998年に神戸市外国語大学を定年になるや左翼の巣窟・沖縄大学に潜り込み、そこで教授の肩書を確保したエセ学者。

    左翼・親中派の立場での発言を行ってTBSに媚を売る発言は同じコメンテーターの浅井慎平も同じ穴の狢だろう。

    番組は両・浅井氏の左翼コメントに加えて、食い詰めた「右翼くずれ」に実家を放火された加藤紘一や暴力団に殺された長崎市長までVTRで登場させ「言論を弾圧も危険な兆候」とご高説を垂れる始末。

    これは明らかな意図的論点のすり替えである。

    当日記としてもスルーするわけにはいかない。

    降りかかる火の粉は払っておかなきゃ。(笑)

    この問題の論点は「言論弾圧」でもなければ「表現の自由の弾圧」といった大それた問題でもない。

    そもそも「言論弾圧」なんてものは弾圧すべき権力がなければ弾圧しようにもできるものではなく、今回の映画館の上映中止をした映画館に言論を弾圧する権力などあるはずもない。

    >上映中止は、日教組の「教育研究全国集会」が東京都内のホテルによって契約破棄され、全体集会が中止になったこととも軌を一にする。

    ホテルも映画館も自社のの営業に最適との自主判断で日教組を断り、上映を断ったのであり、どこぞの命令や強制で断ったのではない。

    憲法は表現の自由を保証する一方、自主判断で断る営業の自由も保証しているはずだ。

    靖国問題は日本人の心、宗教にかかわる問題だ。

    仮にも他国・他宗派の人間が他の宗教を侮辱すれば世界中の批判を浴びることはイスラム教の例でも明白だろう。

    テレビのコメンテーターたちが揃って紋切り型の「言論弾圧発言」を垂れ流す中で漫画家の黒鉄ヒロシ氏が自分は「靖国」を観たと前置きして正論を吐いていた。(日曜日だったが番組名は失念。 他にテリー伊藤がコメンテーターとして出演していた)

    以下その発言の要旨。

    「外国人が日本の映画を作るとき、日本人が観ると違和感を覚えることがある。 『靖国』は中国人が作っておりドキュメント風な構成になっているが明らかに中国人作者の靖国観がちりばめられており日本人としては違和感を感じる」。

    映画「靖国」に文化庁系独法が750万円助成しているのだから、このままドキュメント映画として外国で放映されたら誤解の元になる」。

    突然ですが沖縄大学さん。

    浅井信雄のようなエセ学者の苔むした授業より黒鉄ヒロシの講義の法が有意義だと思いますがね。(もっとも黒鉄氏はエセ学者ほど暇はないはずだが)

    この問題は「言論の自由云々」ではなく次の三点に要約される。

    ①日本人の宗教に関わる微妙な問題を唯物論の中国人が「ドキュメント風」映画を作った。

    ②文化庁がこれに助成金を出した。

    ③日本人が観たら違和感を覚える(黒鉄ヒロシ氏談)映画に日本政府のお墨付きがついたと誤解される。(文化庁助成金)

    言論の自由の無い唯物論の中国で似たような例を見つけ出すのは困難だが、

    もし中国在住の日本人が日中間に問題のある「南京大虐殺館」を批判する映画を作り、中国政府がこれに助成金を出す・・・。

    こんなことは想像するだけでもムダか。(笑)

    意図的なの無知なのかは知らないが、

    沖縄タイムスさん、論点が全く違いますよ。

     

    参考記事:

    中国人監督が「靖国」映画制作

    映画「靖国」に文化庁系独法が750万円助成

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    又しても爆笑!「東スポ風」沖縄タイムス記事★米憲兵がタクシー強盗? 

    2008-04-07 07:16:56 | ★米兵事件

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    米憲兵隊員がタクシー強盗・・・!?

    「取り締まる憲兵が・・・」タクシー強盗関与

     

    米兵と名がつけばどんな事件でも大騒ぎの沖縄タイムスにとってこんなオイシイ事件はなかったはずだ。

    だが昨日と今日の琉球新報朝刊を見る限り、又しても沖縄タイムスの「東スポ風」記事だった模様。

    「東スポ風」記事については↓

    爆笑!沖縄タイムスの「東スポ風記事」

    もっとも今朝の沖縄タイムスは午前7時現在未確認なので、「米憲兵隊員逮捕、タクシー強盗容疑で」なんて 大見出しがタイムス一面を飾っていたら当エントリーこそ爆笑ものの「東スポ風」記事になってしまうのだが・・・。

    「取り締まる憲兵が・・・」/タクシー強盗関与 地元首長、強い憤り 【沖縄タイムス】
     【中部】またも米軍関係者か―。沖縄市で起きた米軍関係者によるタクシーを狙った強盗致傷事件は、嘉手納基地所属の憲兵隊員も犯行に関与していたことが浮上。犯罪を取り締まる憲兵隊員の関与は、米軍の「綱紀粛正」の中身のなさを露呈した。米軍関係者による事件が繰り返される本島中部の住民やタクシー業界関係者からは「米軍事件が日常になってしまった」と怒りと不安が渦巻いた。
     沖縄市の東門美津子市長は事件に憲兵隊員が関与している可能性があることに「冗談じゃないでしょう」とあきれた様子。「取り締まる側が犯罪にかかわっていたなら、許せないし話にならない。米軍は一連の抗議行動をどう受け止めているのか」と強い憤りを示した。嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(三連協)会長の野国昌春北谷町長は「憲兵隊は規律を守り、指導すべき立場にある。関与の疑いがあること自体が米軍の規律の緩みの激しさを表し、大問題だ」と指摘した。

     基地の中まで米軍人を送迎する「ベースタクシー」を運行する沖縄市内のタクシー会社は、防犯のため昨年の夏から、後部座席と運転席の間にプラスチックの板を設けるなど対策をとっている。同社の運行管理者(61)は「沖縄市での事件後、不審者は乗せず、身に危険を感じたらすぐ逃げるよう乗務員に注意を促した。タクシー運転手が何度も被害に遭って遺憾だ」と憤った。

                        ◇

    人権とは普遍的なもの。

    人種、職業、宗教や男女等の違いでこれを差別したらそれこそ重大な人権問題のはずだ。

    ところがチベットでの人権弾圧には声を潜めて、米兵絡みとなると些細な事件でも人権を無視したような報道をする沖縄マスコミ。

    沖縄紙はこれまでにも米兵というだけで人権無視の記事を垂れ流してきた。

    そもそも上記事件は発生当時は記事にもならない未成年の「窃盗事件」(強盗ではない)というボツネタから始まった。

    一ヶ月前のボツネタの経緯を知るため過去エントリー米兵の子へ差別報道★チベット大虐殺証拠写真から以下に抜粋引用する。

                         ◆

    【再掲】

    沖縄タイムス 2008年3月19日(水) 夕刊 5面  
     
    タクシー窃盗事件/容疑者は米兵の子

     十六日夜に沖縄市内の路上で米国人少年二人がタクシーから現金箱を盗んだ事件で、逮捕された少年はいずれも米兵の息子であることが十九日分かった。住所不定無職の少年(15)は海兵隊員の息子で、同市八重島の男子高校生(16)は空軍兵の息子だった。無職少年は容疑を認め、高校生は否認しているという。
     調べでは、二人は十六日午後十時十五分ごろ、同市桃原の路上で、乗っていたタクシーを停車させ、現金五千四百円入りの現金箱(千円相当)を盗んだ疑い。

     沖縄署によると、二人は桃原付近で乗車した後、無職少年は助手席に、高校生は後部座席に座った。行き先をはっきり言わないなど不審な点があったため、乗務員が停車した際、外に出た無職少年が現金箱を取って逃走。後ろに乗っていた高校生も運転手のバッグを取ろうとしたが、運転手が取り返したという。

     駆け付けた警察官が近くにいた高校生を見つけ、署に呼んで緊急逮捕。無職少年は基地外にいたとみられ、米軍捜査機関が身柄を確保し、同署に引き渡した。

                          ◇

    何より疑問に思うのは事件発生時(16日)には記事にならず、今頃になって報道される不思議。

    それも未成年であるのに何故家族の職業を公表するのか。

    マスコミは犯人が未成年の場合は親の職業を公表しない。

    未成年者の更正のための配慮だと聞く。

    しかも当初は些細な事件なのでボツネタにした可能性もある。

    それが親が米兵と分かってタイムスの「東スポ魂」が突然頭をもたげ、改めて記事にし直したのか。

    タイムスは少年の人種によって親の職業を」公表するのか、それとも親の職業の種類によって公表するのか。

    これってタイムスが常日頃声高に叫ぶ「人種差別」「職業差別」ではないのか。
     
    ちなみに琉球新報はこの「ボツネタ」をボツにしている。

    この「ボツネタ」を放映したNHKに電凸した読者のTakashiさんの怒りのコメントを以下に引用します。

    NHKのニュースを見て驚きました。

    この事件の犯人は米兵の息子でした。
    http://www.nhk.or.jp/okinawa/lnews/07.html

    で、NHKに電凸しました。

    犯人の親の職業を公表するのはおかしいのではないか?

    最初に電話に出た方は対応出来なかったので、担当者から10分後に連絡が来る事になりました。

    ちなみに、最初に電話に出た方は「個人的には」親の職業を発表するのはおかしいと認めました。

    担当者の言い分は

    最近、米兵の犯罪が多発していて、県民が関心を持っているということで、親の職業は「米軍」と発表したそうです。

    警察庁の発表する米兵の犯罪件数は「分からない」が、増えているとの事。

    これは個人を特定する事は出来ない「配慮」をしているので、差別・偏見には当たらないそうです。

    巨額脱税の「李」容疑者を「あだ名で」放送した事は分からないとの事。

    県民の少年犯罪に関しては「親」は悪くないので親の職業は発表しないそうです。

    完全に差別です!


    >県民の少年犯罪に関しては「親」は悪くないので親の職業は発表しないそうです。
    >完全に差別です!

    全く同感です。

    常日頃、差別を声高に叫ぶ勢力こそ最大の差別主義者であることは歴史が証明している。

    【再掲終了】

                          ◆

     

    その米兵の犯罪を取りしまる立場の憲兵がタクシー強盗を・・・。

    米兵の子息の事件というだけで連日大騒ぎするくらいだ。

    米憲兵隊員のタクシー強盗なら一面トップを飾ってもおかしくはないはずだ。

    東門沖縄市市長の次のコメントも今度だけは当然と思われた。

    取り締まる側が犯罪にかかわっていたなら、許せないし話にならない。

    東門市長でなくとも「冗談じゃないでしょう」と言いたくもなる。

    ところが6日、7日と地元紙朝刊かた続報が消える。

    一面を飾る大スキャンダルに発展してもおかしくないネタなのに。

    連日大騒ぎの沖縄タイムスもウェブ記事を見る限り姿を消してしまっている。

    で、この「未成年の窃盗事件」というボツネタを何とか「東スポ風」記事にもっていこうとこれに密着した沖縄タイムスの執念(笑)の記事を見出しで追ってみよう。

    米兵の息子2人が自供/タクシー強盗致傷  (タイムス4月4日朝刊)  

    タクシー窃盗/別の強盗致傷で再逮捕  (タイムス4日夕刊)

    憲兵隊員 関与疑い/沖縄市タクシー強盗 (タイムス5日朝刊)

    「取り締まる憲兵が・・・」/タクシー強盗関与 地元首長、強い憤り (タイムス5日夕刊)

    タイムス記者が必死な気持ちなのはワカル。(笑)
     
    だがここでこの記事はプツンと紙面から消える。

    「関与」という便利な言葉を用いても米憲兵隊員がタクシー強盗をしたと「推認」するのは難しいと見たのだろう。

    琉球新報は5日付けで次のような記事をけ掲載し、このネタからの撤退宣言?をしていた。

    これ以上タイムスに付き合うのは勘弁して欲しいとでも思ったのだろうか。(笑)

    <男は現在米軍の監視下にあり、沖縄署が任意での取り調べを続けており、県警幹部は「必ずしも逮捕する必要はない」と話している。書類送検する可能性も示唆した。>関与米兵は憲兵隊 タクシー強盗致傷(2008.4.5)

    >県警幹部は「必ずしも逮捕する必要はない」と話している。

    ん?

    憲兵隊員がタクシー強盗に関与していて「逮捕の必要はない」ってか。

    「関与」とは便利な言葉。

    件の憲兵隊員が少年と顔見知りというだけでも「関与」ともいえる。

    まさか犯人の顔見知りというだけで憲兵隊員を逮捕していたら刑務所は幾つあっても足りないだろう。

    そもそも関与があったのだったら、「憲兵隊員の身柄引き渡しを要求する」を叫ぶ「県民大会」を開いてもおかしくはないはず。

    こんな時こそ「地位協定」の改定を声高に叫んでも県民は誰も反対しないと思うよ、沖縄タイムスさん。

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    「中東の笛」を吹いた裁判長

    2008-04-06 07:49:12 | ★集団自決

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    沖縄集団自決訴訟で原告側が控訴http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080402/trl0804022232005-n1.htm
    2008.4.2 22:31
      先の大戦末期の沖縄戦で住民に集団自決を命じたとする誤った本の記述で名誉を傷つけられたとして、元戦隊長や遺族がノーベル賞作家の大江健三郎氏と岩波書店に損害賠償などを求めた訴訟で、原告側は2日、訴えを棄却した先月28日の大阪地裁判決を不服として大阪高裁に控訴した。

     判決は「自決命令はただちに真実と断定できない」としながらも、旧日本軍が集団自決に深くかかわったと指摘。「(命令の)事実については合理的な資料や根拠がある」と認定し、大江氏らが記述内容を真実と信じる相当の理由があるとして名誉棄損の成立を認めなかった。

     これに対し原告弁護団は「判決は『軍の関与』という前提事実をもって隊長の関与を推認した。いわば推測に基づいて隊長命令説に相当性があるとしており、法解釈や事実認定の両次元で不当な判決だ」としている。

                          ◇

    ■「中東の笛」を吹いた裁判長■

    オリンピック競技でもそうだが勝負ごとには審判がつきもの。

    その審判の中でも最も権威があると見られている裁判長が「中東の笛」を吹く男だったとは。

    勝訴を確信していた原告側も、いや,被告側でさえも内心は驚いただろう。

    >判決は『軍の関与』という前提事実をもって隊長の関与を推認した。いわば推測に基づいて隊長命令説に相当性があるとしており、法解釈や事実認定の両次元で不当な判決だ

    原告側は豊富な証拠・証言に、気が緩んだわけでもないだろうが、あまりにも正攻法で勝負に望みすぎた印象がある。

    一方、被告側は重要証人(大江健三郎、金城重明等)のどう考えても破綻している証言に敗訴を想定し、勝負を場外乱闘に持ち込んだ。

    地元二紙を中心に異常ともいえる大キャンペーンを張り、原告の相手は「大江・岩波」ではなく「沖縄」を敵に廻す、と言った世論造りに成功した。

    漏れ聞くところによると、被告側は法廷外に人海作戦を用いメール電話は勿論2万人近い署名を「沖縄の声」として大阪地裁に届け書記官を驚かせたと言う。

    ■「元軍人VS沖縄県民」の構図に成功した被告側■

    その時点でこの裁判は「元軍人VS沖縄」という被告側が意図した構図が大阪地裁に蔓延したものと考えられる。

    その結果が数ある原告有利の証言を掻き分けて、被告側証言を継ぎ接ぎしながら無理やり原告請求却下に持っていった判決の印象だ。

    深見裁判長は被告の詭弁を全面採用して「砂浜」を「砂利浜」と推認した。

    一面に続く砂浜をして、ところどころに埋もれている小石を証拠物として「これは砂浜にあらず砂利浜だ」と主張する被告の詭弁を採用し、小石を拾い集めて「砂利浜」なる奇怪な推認をしたのだ。

    歴史に記録されるべき恥ずべき判決文だろう。

    控訴審での敵は「大江・岩波」に加えて深見裁判長の判決文も加えるべきだろう。

    それにもう一つ被告側が更にエスカレートすることが予想される「場外乱闘」も想定に入れるべきだろう。

    「中東の笛」で共闘をしたはずの韓国は早々に日本を裏切って、実利を取った。

    フェアプレーを旨とする日本は対処に困っていると言う。

    原告側は勝負にしぶとく拘る韓国の強かさを見習うべき。

    韓国、アジア連盟に罰金支払いへ=ハンドボール(4/2時事)

     

    集団自決訴訟/「命令」の有無見据えた判断を 2008.4.2
    沖縄戦で集団自決を命じたと虚偽の事実を著書に書かれたとして、旧日本軍の元隊長らがノーベル賞作家で『沖縄ノート』著者の大江健三郎氏と岩波書店に出版差し止めなどを求めた訴訟で、大阪地裁は、旧日本軍が集団自決に「深くかかわった」と認められるとした上で原告側の請求を棄却する、という判決を下した。

    棄却の根拠をすり替え
     この訴訟の最大の争点は、集団自決のあった沖縄県の渡嘉敷、座間味両島の軍や隊長による自決命令があったか否かだった。訴訟が理由の一つとなり、昨年度の高校日本史教科書検定の沖縄戦をめぐる記述で、文科省が「命令があったと断定できない以上、適切でない」とし、軍の強制とする記述を認めない意見を付けた経緯との関連でも判決が注目されていた。
     だが、判決は明解とは言い難く、奇妙で怪しい、と言わざるを得ない。肝心の旧日本軍の「命令」自体の有無について、真正面から向き合うことをせず、事実を見極めることから目を逸(そ)らし、論点をぼかし、結局、判断を避けて通ってしまったからだ。 軍の自決命令の有無について判決は「自決命令それ自体まで認定することには躊躇(ちゅうちょ)を禁じ得ない」と命令の事実認定を曖昧(あいまい)な形ではあるが拒んだ。しかし、集団自決に軍が「深くかかわったと認められる」し、隊長の関与は「十分に推認できる」などとし、「軍命令」を「関与があった」とすり替えて棄却の根拠とした。

     しかし、集団自決の背景に軍の関与があったことについては、教科書検定でも認めている。これを否定する議論がこれまであったわけではない。

     ところが、朝日新聞(3・29)の社説は、「司法も認めた軍の関与」をタイトルに掲げ、最大の争点だった軍命令の有無について、判決が明確な判断を避けたことには触れず、「軍の関与」を認めたことにすり替えて論じているが、公正さを欠いている。

     法に照らし公正な判断を求められたはずの判決文は、下手な作文よりも訳の分からないものとなってしまったといえる。

     沖縄戦での両島の集団自決をめぐっては、作家の曽野綾子氏が渡嘉敷島の現地取材を基にした『ある神話の背景』(一九七三年刊)によって、それまで定説になっていた隊長「命令」説の根拠薄弱なことを浮き彫りにするまで、定説が“君臨”してきた。

     裁判で原告側は、集団自決した住民の遺族が援護法の適用を受けられるように「ニセの命令書を玉井村長(当時)と作成した」という沖縄県の元援護担当者の証言内容や、集団自決は「(兄の)宮里盛秀氏(当時の村助役)の命令で行われた」との宮村幸延氏の詫び証文、曽野氏の著書、八六年に渡嘉敷島の隊長命令についての記述を削除した家永三郎氏の著書『太平洋戦争』などを証拠提出し、隊長命令説の虚偽を訴えてきた。


    研究成果補強する新証言
     判決で見る限り、小紙シリーズでも紹介してきた、これら実証的な裏付けのある研究成果が顧みられていないことにも疑問符が付く。その点で、座間味島で当時の隊長(原告の一人梅澤裕氏)が村の三役と校長に「自決するな!」と命令するのを間近で目撃したという宮平秀幸氏(78歳、当時少年兵で本部付伝令)の新証言は、研究成果を補強しよう。
     原告控訴による上級審では、争点の「命令」の有無を見据えた審理が尽くされた上で適正な判断がなされることを望みたい。

                         ◇

    以下転送用の判決関連文です。

    奮って転送して下さい。

     

     各位
     転送します。  


    > あるところに向けて3月28日判決批判の小文を書きました。
    > もしよかったら皆さんに転送してください。
    > 大江の『』号減は徹底的に糾弾すべきだと思います。
    > 連中にとっても相当こたえると思いますので。
    > 『鉄の暴風』が戦記として資料価値があるだと!
    > 「史実を世界に発信する会」事務局長 茂木弘道
    >
    > 一、        大江健三郎は『沖縄ノート』なる著作において、守備隊長が集団自決を命令したとの断定に基づき、守備隊長を「自己欺瞞」「余りにも巨きい罪の巨塊」「ペテン」さらには「アイヒマンのように沖縄法廷で裁かれてしかるべきである」などと最大級の悪罵を投げつけた。ところが集団自決は米軍の攻撃に追い詰められた住民が自発的な意志に基づいておこなったものであって、隊長命令によるものではないという事実がいまや明らかとなっている。(そもそも命令で集団自決をしたなどと考えること自体、沖縄の人に対する途方もない蔑視、差別である。) そうなると大江のこの悪罵は両隊長に対する名誉毀損以外の何者でもなくなるのはまともな判断力を持つ人からしたら常識以前のことである。
    >
    > 二、        ところが驚くべきことに、3月228日に大阪地裁で下された判決は、これが名誉毀損に当たらないというものである。いろいろなことが並べ立てられているが、判決理由の中で最も重要と思われる点を一つだけ取り上げたい。それは沖縄タイムス社が昭和25年に発行した『鉄の暴風』が戦記として史料価値のあるものと述べていることだ。『鉄の暴風』こそが、軍命令説を最初に書き、その後多くの軍命令説文献の源流となっている。大江はこれを鵜のみにして『沖縄ノート』という本を書いた。たった一度の現地調査もすることなく、これを鵜のみに悪罵の限りを書いた大江であるが、もし『鉄の暴風』が信頼するに足る本であるということになれば、罪一等は免れるかもしれない。
    >
    > 三、        しかし『鉄の暴風』はそんな代物ではないのだ。なにしろ、この本では原告の梅沢隊長は、慰安婦と心中したことになっている。赤松隊長は将校会議で「非戦闘員を潔く自決させ、われわれ軍人は島に残った食料を確保して」といったと書かれているのであるが、これは全くの虚構で、それを聞いて嗚咽したと書かれている知念副官自身がそれを完全に否定しているし、第一将校会議をする場もない状況であったことが明白となっている。この本の製作過程がその理由を物語っている。2人の記者がたった3ヶ月の取材で750枚という膨大な原稿を仕上げられたのは、関係者を那覇に集めてやったからである。それが可能だったのは、米軍の支援があったからである。しかも、集団自決関係者はそこに誰も来ていなかったのだ。さらに米軍の特別配慮による用紙供給でなんと2万部が印刷され、毎晩ラジオで放送されていたのだ。戦後NHKを使って流されたGHQの洗脳番組「真相はこうだ」「真相箱」の沖縄版なのだ。深見裁判長よ、こんな宣伝物を史料価値ありとして判決を下したことを恥じる良心はお持ちでないのか。
    >
    > 四、        大江は『沖縄ノート』のなかで「渡嘉敷島の土民の者」と沖縄人を獣扱いする差別言辞を平気で書いている。こういう人は、沖縄の人によってそれこそされても文句が言えないはずであるが、やはり法でまともに裁くべきである。裁判官よしっかりせよ。
    >
    > 茂木拝

     

     

    【付記】 控訴にあたって   原告弁護団(04/06 )


     

    【おまけ】

    馬英久は早速中国に揉み手をし始めたようだ。

    台湾の主権にかかわる重要問題をいとも簡単に北京に譲歩した。

    北京オリンピックは中国様のお望みどおり「チャイニーズ・タイペイ」で参加するらしい。

     がらりと台湾の政治雰囲気がかわり始めている
      「チャイニーズ・タイペイ」名義で国際機関への加盟を申請へ方針を転換
    *****************************

     馬英九次期台湾総統の動きが世界の焦点となっている。
     「WHOなど、国際機関への加盟は実利的かつ柔軟に」という基本姿勢で、加盟申請の名義をオリンピック方式の「チャイニーズ台北」でやり直すという。
    http://www.cna.com.tw/CNAeng/RealTimeNews/NewsDetail.aspx?strNewsDate=&strNewsID=200804040022&strType=PD

     この主権をはじめから投げやりにした態度には、今後多くの批判がありそうだ。

     また読売新聞のインタビューに答えた李登輝前総統は「アドバイザー役を受けることに前向き」と次期馬政権での対日交渉の顧問就任に前向きの姿勢を顕した。(「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」平成20年4月6日)

    【おまけ】2

    相次ぐ各国首脳の五輪開幕式辞退=全世界で北京五輪参加見直しの潮流(写真)(08/04/03)

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    コメント (2)

    馬英九と沖縄★クリアランス船廃止  

    2008-04-05 07:10:00 | 未分類

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    クリアランス船廃止 台湾国民党副主席言及 
    中国と直行便解禁で

    台湾最大野党・国民党江丙坤副主席は2日、台湾と中国の貿易で石垣島を中継するクリアランス船について、年内にも廃止されると言及した。同日、台湾訪問中の下地幹郎衆議院銀との会談で明らかにした。
    江副主席は、台湾総統選挙で対中融和路線の馬英久・前国民党主席の勝利で「今年中に中国との直行便を解禁し、船による往来も促進する」と表明。  下地氏が「石垣島のクリアランス船はなくなるのか」と尋ねたのに対し「そうなるだろう」と述べた。
    江副主席は、中国との和平協定締結に向きえた対話促進を強調。 
    尖閣諸島の領有権問題は「お互いに手をつけないほうがよい」との認識を示した。  クリアランス船による石垣市への特別トン税(外国貿易船への入港に対して課される税金)は、06年度で2億円に上るという。
    廃止の見通しについて大浜長照石垣市長は「年間五千隻以上が石垣港に入港し許容量を超えている。 このような好ましくない現状が改善される。 トン税がなくなると基準財政収入源が減るが、減収分の7割程度は地方交付税として入る。 市の経済が混乱することはない」と述べた。(琉球新報 200
    8年4月3日 朝刊一面)

                        ◇

    クリアランス船が廃止される一方、沖縄でも中国との直行便が。

     

    香港エクスプレス就航 定期便、週2往...(2008.4.4) カメラ 香港エクスプレス航空の那覇-香港の定期便初便で那覇に到着した香港からの観光客ら=3日、那覇空港

     那覇―香港を結ぶ香港エクスプレス航空の定期航空便が3日就航した。香港エクスプレス航空のロニー・チョイ社長ら関係者を含む乗客139人を乗せた香港発の初便が午後3時45分に那覇空港に到着し、那覇空港国際線ターミナルビル内で、仲井真弘多知事やチョイ社長、香港政府航空局のコールマン・ンー交通管理部長らが出席し歓迎式が開かれた。

     仲井真弘多知事は「観光のみならず文化、経済などあらゆる面での交流が促進されることを期待している」とあいさつした
     チョイ社長は「日本の一部でありながら本土と違う雰囲気を持っており、海や太陽、気候も良いところが沖縄の魅力。将来は毎日運航を目指したい」と述べた
     香港エクスプレスの定期便は、週2往復(木・日曜日)からスタートし、4月28日からは週4往復(月・金曜日が追加)となる。使用機材は164人乗りのボーイング737―800。同日5時に那覇発の初便も91人を乗せ香港に向け出発した。(琉球新報)

                                                 ◇

    チョイ社長は「日本の一部でありながら本土と違う雰囲気を持っており、海や太陽、気候も良いところが沖縄の魅力。将来は毎日運航を目指したい」と述べた

    これを沖縄の特徴として売り込む意気は結構だが

    空の「青蔵鉄道」になると危惧する人もいる。

    危惧は杞憂だとは思うが。

    ■馬英九登場と沖縄■

    チベットは台湾の鏡。

    台湾は明日の沖縄。

    台湾の変化が国境の県沖縄に波紋を送り始めた。

    既に馬英九勝利の影響は国境の島・石垣市にも現れている。

    馬英九は今のところチベット騒動に対してむしろ福田首相の屈中発言よりまだ良識派ともいえる態度を示しているが、尖閣諸島は台湾のものだと主張ているし、かつては沖縄は中国のものと発言した男。

    ◆「中国はミサイル撤去を」 馬英九氏、海外メディアと会見 http://www.chunichi.co.jp/article/world/news/CK200803240209777
    8.htm
    l

     22日の台湾の総統選で当選した野党国民党の前主席、馬英九氏(57)は23日、台北市内で海外メディアと記者会見した。中国チベット自治区で起きた暴動の北京五輪への選手団派遣の影響について、「情勢が悪化すれば世界が保守的な行動を取る。市民の声を聞いた上で決める」と派遣中止の可能性をあらためて示唆した。

      チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世については、「会ったことが
    あるが、説得力のあるリーダーだ」と評価。「訪問の意思があれば、常に歓迎する」と述べた。

      対中関係については経済交流だけでなく和平協定を進める考え方を示す一方で、「台湾に向けたミサイルの撤去が前提だ」と中国側をけん制。

      「台湾人は自ら総統と立法委員(国会議員に相当)を選ぶ」と独立性を強調し、「8年内に中国と統一を話し合う予定はない」と述べた。

      対日関係については、「良好な関係を進めていきたい」と語り、反日的な立場とされることを否定した。日米安保条約を支持する一方で、「尖閣諸島は日本の領土とは認められない」と述べた。(中日 2008/3/24)


    見かけと良識派風発言に騙されてはいけない。

    彼の心根は骨の髄までの反日的中華ナショナリズム。

    新総統が、戦略的に少なくとも見かけ上は、当面日本を敵対する愚を犯すはずはない。

    しばらくは知日派イメージを振りまいて対日関係の改善に努力するであろう。

    だが、彼の心根を知る人は彼の親日派風の発言を聞いても「バカでお人好しな日本人を騙している」が彼の本音だと先刻承知している。

    彼の本音が中華ナショナリズムである証拠が上記引用記事。


    ■クリアランス船の廃止は台湾併呑の第一歩■

    台湾と中国は一体なのだから台中貿易は国内取引の一環。

    わざわざクリアランス船なんて煩わしいことは避けて、国内取引のように直行便にすればよいと言うのが記事の意味。

    ところで、クリアランス船とは、

    台湾と中国の間で直接貿易ができないため第3国を経由しなければならない。

    1997年に中国に返還されるまでは香港が中国と台湾との間に立つ「第三国」の役割を果たしていた。

    ところが香港が中国に返還された以降、国境の県沖縄の石垣島が台湾と中国のクッション地帯として三角貿易の舞台となっていた。

    地元紙はこの事実をあまり報じないで沖縄県民、いや、現地の石垣市民でさえももこの事実を知るものは少ない。

    石垣市出身で八重山商工ОBの大嶺投手でもおそらくはクリアランス船のことは知らないだろう。

    クリアランス船の意味を、「クリアランス=カラにする」の意味に辿る人がいる。⇒クリアランス‐セール【clearance sale】(在庫品一掃の大売り出し。蔵払い)

    貿易船の荷物を、いったん第三国に陸揚げして(「カラ」にして)、あらためて引き取り先の国の船に乗せる、という意味だ。

    だがこれは貿易実務を知らない人の誤解で、クリアランスには「通関手続き」と言う意味がある。⇒クリアランス【clearance】

    その昔筆者が東京で貿易会社にいた頃は通関業務を代行する通関業業者を乙仲と呼んだ。

    その後米軍占領時の沖縄に戻って輸入業をしたが、その時はcustoms clearancを代行する業者は通関業者と呼ばれ、東京仕込みの乙仲という言葉は沖縄では通用しなかったのを覚えている。(どうでもいいことだがー笑)。

    で、現在は石垣島を経由しているクリアランス船だが、これを貿易業務とすればこんなオイシイ話はない。

    書類だけが動いて貨物はそのままで手数料が入るのである。

    ペーパーマージンというやつだ。

    港の沖に停泊した船には貨物を載せたまま、関係書類を石垣島の税関に提出して、いったん日本に輸出し、石垣島から中国に再輸出したことにする。

    中国人の船員も、台湾人の船員も、通関係員を除いて石垣島に上陸することはない。

    さんご礁の彼方300メートルの沖合いに停泊した船の中で待機している。

    石垣市にはこれによる税収が入ることになる。

    だが、いいこと尽くめではなく、このために石垣島の漁民は漁に支障をきたしたり、サンゴにも被害が出始めているという。 

    陸路や海路、今では空路でも一本の「道」が、何か(人間・商品・言葉・文化・流行・・・)を運び続けると、ことの良し悪しはさて置きお互いに影響を与え合う。

    通常は経済的目的が先行するが、これに政治的意図が絡むとチベットの青蔵鉄道の悲劇を呼ぶ。

    中国・上海セミナー

    クリアランス船が急増 昨年は5168隻入港 石垣税関支署

     

    石垣市のクリアランス船の廃止は中国の台湾併呑の第一歩である。

     

     

     【おまけ】

    台湾と中国、そして沖縄が絡む東アジアの現状については書き【動画】(6-4と6-5)の桜井よしこさんの講演が参考になります。↓

    【動画】「沖縄集団自決訴訟」不当判決

     

     

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    コメント (5)

    トルシエも応援!沖縄尚学が優勝

    2008-04-04 18:06:19 | 県知事選

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    沖縄尚学が優勝 聖望学園(埼玉)を9-0で下し9年ぶり2度目2008年4月4日

    号外(PDF版、1.3MB)

     【選抜高校野球取材班】第80回選抜高校野球大会第14日の4日、沖縄尚学は決勝で聖望学園(埼玉)と対戦。9-0で聖望学園を破り、1999年以来、9年ぶり2度目の優勝を飾った。(号外をPDFで掲載)

                                              ◇

    沖尚、全国制覇 9年ぶり2度目(2008.4.4) カメラ

    優勝を決め、マウンドに集まり、抱き合って喜ぶ沖尚ナイン=4日午後、甲子園球場
     【選抜高校野球取材班】第80回選抜高校野球大会第14日の4日、沖縄尚学は決勝で聖望学園(埼玉)と対戦。9―0で聖望学園を破り、1999年以来、9年ぶり2度目の優勝を飾った。

     後攻の沖尚は東浜巨(なお)が先発。聖望学園は大塚椋司が先発した。
     沖尚は一回裏、先頭の伊古聖が右中間を破る三塁打で出塁。2番伊志嶺大地への暴投の間に伊古が生還し、1点を先制した。二回裏にも沖尚は先頭の5番波照間友作が四球で出塁すると、犠打などで一死三塁とし、7番新垣匠がスクイズを決めて2点目。
     三回裏には、この回から代わった聖望2番手の石田直人を攻め、一死後、3番西銘生悟の三塁打、仲宗根一晟の右前ヒット、波照間の二塁打と3連打で2点を追加。さらに二死二塁から7番新垣匠の右中間を破る三塁打で5点目、東浜の内野安打で6点目を挙げた。
     五回裏には新垣の内野安打を足がかりに、聖望遊撃手のエラーで一死1、2塁から伊古が右中間を深々と破るランニング本塁打を放ち、3点を加えて大きくリードを広げた。
     先発の東浜はこの日も球威のある球を投げ込み、聖望学園打線を散発の6安打に抑え、完封した。最後は6つ目の三振で締めくくった。

                                                 ◇

    全員よくやったが特に東浜投手は頑張った。

    細身の体で高校時代のダルビッシュを連想するが未だ少年の面影が残る。

    中学生とも見間違う風貌にまだ伸びる可能性を秘めている。

    夏の大会でも頑張って欲しい。

    満員の三塁側応援席にトルシエFC琉球総監督を見た。

    FC琉球初戦ではフランス在の実弟の急死で急遽フランスへ帰国し、試合には参加できなかった。

    でも沖縄球児の応援に駆けつけてくれたとは嬉しいね。

    「3人くらいFC琉球にスカウトしたいね」

    とは冗談も上手いが確かに足の速い選手は3人どころじゃないよね。

                        ◇

     トルシエ氏も沖縄尚学を応援http://www.sponichi.co.jp/soccer/flash/KFullFlash20080404041.html

    三塁側アルプス席で沖縄尚学を応援する、FC琉球で総監督を務めるフィリップ・トルシエ氏(中央)
    Photo By 共同



     サッカーの元日本代表監督で、日本フットボールリーグ(JFL)のFC琉球で総監督を務めるフィリップ・トルシエ氏が、三塁側アルプス席で沖縄尚学の応援団とともに声援を送った。

     サングラスにスーツ姿のトルシエ氏は「沖縄にとって一大事なので、サポーターとして来た」。野球観戦は何度か経験しているそうだが、「甲子園は初めて。一体感があって楽しいし、楽器をずっと演奏している女の子たちはすごい」と独特の応援に感心していた。

     試合は沖縄尚学が快勝し「3人くらいFC琉球にスカウトしたいね」とご機嫌だった。

    [ 2008年04月04日 17:45


    トルシエ琉球、初勝利【写真】

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    チバリヨーー沖縄尚学!★

    2008-04-04 06:34:13 | 未分類

     

    2008年4月3日

    沖縄尚学が決勝進出 東洋大姫路(兵庫)を4-2で下す
    【選抜高校野球取材班】第80回選抜高校野球大会第13日の3日、沖縄尚学は準決勝第2試合で東洋大姫路(兵庫)と対戦、八回裏に一気に逆転、4-2で勝利を収め、9年ぶりの決勝進出を決めた。大会第14日の4日、聖望(せいぼう)学園(埼玉)と優勝を争う。(午後0時30分試合開始予定)

                         ◇

    沖縄尚学高校、決勝進出おめでとう!

    去年以来沖縄を覆っていた嫌な空気を一気に吹き飛ばす快挙だ。

    今日は是非勝って9年ぶりに優勝旗を持ち帰って欲しい。

    今朝の琉球新報一面トップ見出し。

    沖尚逆転 今日決勝へ

    ↓昨日は号外が出たらしい。(クリックすると拡大・・・ちょっと時間がかかるが)

    琉球新報もこんな号外だったら誰でも大賛成だろう。

    今日も勝って優勝だ!

    そして遠慮なく号外を出して欲しい。

     

    「不良米兵と不良中学生のナンパトラブル」に、

    号外を出したのには白けたが・・・。(エ?、沖縄タイムスだったっけ。)

     

    最近スポーツのエントリーはあまりないが、一昨年の選抜で八重山商工の時はこんなクダラナイエントリーをする余裕?もあった。

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    以下再掲です。

    新説・沖縄語入門

    ◆その男はいつも「その季節」がやって来ると落ち着かなくなる。

    その男は千葉のとある街で代々続く理髪店を経営していた。

    沖縄出身の父親から引き継いだ「千葉理容館」がその店だ。

    今日は朝から仕事も手につかない。

    遂に「その季節」がやってきたのだ。

                   ◇        ◇         ◇

    最近ではテレビを通じて沖縄の言葉が頻繁に話題になる。

    そのせいか沖縄訛りの標準語にもそれほど違和感を感じないようになった。

    それでも沖縄旅行中に、突然お年寄りに沖縄方言で話し掛けられたら、初めての観光客ならきっと面食らう事だろう。

    外国語で話し掛けられたような気分にさえなるかもしれない。

    そしてこんな感想をきっと持つだろう。 ≪沖縄語はやはり日本語とは全く異質の言葉だ。 外国語に等しい≫と。

     沖縄方言が日本の古い言葉に起源を辿ると言う事は意外と知られていない。

    沖縄語は日本の古語と地元独特の言葉に加えて、中国の影響も受けている。

    二つだけ例を挙げて説明する。

    「気張る」と言う言葉は沖縄では「ちばる」と訛る。

    「気張る」には息を詰めて力を入れるという意味の他に「気力を奮い起こす。

    いきごむ」と言う意味がある。

    沖縄で「ちばる」と訛り、意味は主に「頑張る」と言う意味に使われる。

     「頑張れ・よ」と声援を挙げるのは「ちばり・よ」となる。     

    沖縄では母音「E(え)」は「I(い)」に変化する。     

    子音「K」は「CH]に変化する場合がある。     

    例として「 カッチンヌミサチ 」は沖縄の若い人は理解できないだろう。    

     「勝連の岬」と漢字に置き換えるとぼんやり判りだす。     

    勝連岬は沖縄本島東海岸にある岬。     

    ★『岬みさき」の「MISAKI]が「MISACHI」に訛って変化する。

    甲子園に沖縄代表の高校が出場すると「チバリヨー」の横断幕が張られ、独特の指笛とともに「チバリヨー」の歓声が球場に響き渡る。

     「チバリヨー」だけを聞くと異質感を感じるだろうがこれも日本語の一地方訛りに過ぎない。

    もう一つだけ例を挙げよう。

    「まる」をパソコンで変換させると「○とか丸、円」しか出てこない。

     「まる」の動詞形は日本語では既に死語になっているが、古い日本語では動詞として使われていた。

     今でも「おまる」としてその意味の痕跡を名詞形で残している。

    「放(ま)る」には大小便をする、排泄(はいせつ)するという意味がある。

    沖縄ではそのままの発音で、現在でも同じ意味に使われている。(主に大のほう)

               ◇         ◇        ◇

     これは沖縄がまだアメリカの占領下にあった半世紀前ほどの話である。

    その頃は学生が勉学の為上京するのは大変な事だった。

    今時の学生のように飛行機で2時間で一飛びという訳には行かなかった。

    先ず那覇の港を発つと、一昼夜かかる船旅で鹿児島に着く。 鹿児島に上陸するとそこで一泊すると、翌日の急行で東京に向かうのだがその間社中で更に一泊する。

    その頃東京と鹿児島を結ぶ最速の汽車は急行「霧島」だった。

    勿論寝台車などは無く、硬い椅子の2等車に揺られての長旅だった。

    それでも座席が取れればいい方で、満員の時などは新聞紙を通路に敷いてそこで寝た話などは珍しい事ではなかった。

    那覇を発って東京へ着くまで三泊四日の大旅行であった。

                 ◇         ◇        ◇

    東京駅には先輩が出迎えに来ていた。 東京生活も三年にもなるという先輩。

    今のようにテレビが普及する前の話である。

    全く未知の東京では心強い先輩だった。

    長旅で疲れていたが、其れよりも先ほどから腹の調子がどうもおかしい。

     車内で食べた弁当のせいか。

    先輩の下宿に着くまで我慢をしようか思ったが、ここから1時間も電車を乗り換えていかねばならぬという。

    沖縄を発つ時母に言われた言葉を想いだした。

     「お前は東京の事情は何も知らない田舎者だから、何でも先輩に聞いてその通りやれば間違いない」

     ホームにはベンチはあるが他にそれらしいところは無い。

    意を決して、先輩に相談した。 「先輩! トイレに行きたいのですが・・・もう我慢出来そうも有りません」

    「そうか。 下宿まで我慢できないか」 慌てた先輩、次の言葉を残して何処かへ消えてしまった。

     「其処でまってろ!」

     「へー、東京はやっぱり進んでいる」

     「緊急の場合はこんな所ででも、まっていいのか」 そういいながらズボンのボタンを緩めつつベンチの陰にしゃがみ込もうとした男の耳に、間一髪先輩の声が届いた。

    「 あー! そんな所で放(ま)ってはいかん!すぐ其処にトイレはある。」

    沖縄では今でも雅(みやび)な古語「放(ま)る」が日常で生きている。  

    ★「クソマルの神話学」 http://am.tea-nifty.com/ep/2004/04/post_15.html     

                 ◇         ◇         ◇

    ◆遂にその男が待つ季節はやって来た。

    全国選抜高校野球選手権大会。  

    春の甲子園大会の開幕だ。

    千葉県の理髪店「千葉理容館」の主はテレビの前に釘付けになった。

     テレビでは沖縄代表高の熱戦が繰り広げられていた。

    画面から沖縄応援団の声援が地鳴りのようにテレビを揺るがした。

     男の店の名前が横断幕に一杯に書かれ画面を占拠した。

    この理髪店を観客皆で応援するかのように。

     「チバリヨー!」 

    「チバリヨー!  千葉理容!」 ・・・誰か! 座布団一枚持っていけ!

               ◇         ◇         ◇

    ◆(琉球新報) - 3月23日16時27分更新 八商工、注目一身に堂々行進 32番目で堂々と入場行進する八重山商工ナイン=23日午前9時すぎ、甲子園球場    【選抜高校野球取材班】第78回選抜高校野球大会が23日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕し、午前9時から開会式が行われた。 朝方まで雨が降り続き、選手たちはスパイクではなく、アップシューズでの入場。ライトポール横の入場門から北から順に入場した。八重山商工は32番目、最後尾での入場。 「八重山商工高校」のアナウンスに出場校中一番大きな拍手が送られた。ナインはスタンドの注目を一身に集めながら、堂々とグラウンドを一周した。  開会式では岐阜城北の太田恵太主将が「このあこがれの夢舞台でプレーできる喜びを全力疾走で表し、感謝の気持ちを忘れず、未来に語り継がれる大会とすることを誓います」と宣誓した。 開会式を終えた八重山商工ナインは、報道陣の取材攻めに。奥平結右翼手(2年)は、「入場門の後ろで整列しているときからワクワクしていた。グラウンドに入った瞬間に、お客さんがいっぱいで感動した」。友利真二郎主将(2年)は「グラウンドに出たとき、この場に立てた喜びがあふれてきた」と感激に浸っていた。 八重山商工は大会第2日(24日)第3試合で、高岡商(富山)と対戦する。

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