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琉球新報社説:
映画「靖国」 民主主義を脅かす言論封殺(2008.4.11)
< 戦後の平和憲法は、戦争と武力を否定し、集会・結社の自由や言論・出版など「表現の自由」(21条)を強化した。表現の自由が民主主義の基本だからだ。
憲法は、検閲も禁止している。検閲は書籍、新聞、映画、放送などで表現される内容を、公権力が事前に強制的に調べ、不適当と認めたものの発表を禁止する行為だ。
国会議員ともあろう者が、憲法を知らないはずはない。言論封殺は、戦後民主主義への重大な挑戦である。看過できない。>
コメントするのもばかばかしい。
第一、ピンとはずれの憲法論の割には騙されたお年寄りの人権侵害には全く触れていない。
琉球新報はこのような中学生並み作文を社説として掲げて恥ずかしくないのだろうか。
いや、ネットに通じた中学生なら、こんなピンとはずれの社説と比較されたら迷惑だろう。
新聞が新聞なら読者も読者だ。
昨日の新報オピニオン面に早速、次のような「声」が。
「靖国」上映に不当な介入 東村 団体職員 ST(58歳)
このような見当違いの「声」がしばらくはオピニオン面を闊歩するのか。
やれやれ。
2008年4月13日 ドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」(李纓監督)の上映を中止する映画館が相次いだ問題で、靖国神社(東京都千代田区)が事実を誤認させる映像があるなどとして、李監督と制作会社「龍影」、配給元の「アルゴ・ピクチャーズ」に対し、一部映像の削除を求める通知をしたことが分かった。
靖国神社が11日付でホームページに公表した。「境内における撮影許可手続が遵守(じゅんしゅ)されていないだけでなく、その内容についても事実を誤認させるような映像等が含まれており」と理由を記載。李監督らに「質問と問題映像の削除等の適切な対応を求める通知を行いました」としている。
毎日新聞の取材に靖国神社は「取材は14日以降にファクスで受ける」と話した。
(毎日新聞)
◇
中国人監督と出演者の刀匠刈屋さんの間には「言った言わない」の問題が発生しているようだが、動画で見る限り嘘つきは中国人監督だろう。
【動画】↓
中国人監督に騙されたという刈屋さんの出身地の高知新聞が直接本人に取材して確認している。
制作経緯に不信感 「靖国」出演の刀匠 (高知新聞 2008/04/10)
映画「靖国 YASUKUNI」をめぐって、中国人の李纓(リイン)監督が「自民党国会議員が出演者に圧力をかけた」と反発している問題で、映画の中心的な登場人物で圧力がかかったと指摘されている県内在住の刀匠の男性(90)とその妻(83)が十日、高知新聞社の取材に応じ、男性は「出演場面と名前を(映画から)切ってほしい」と現在の心境を語った。
夫妻は平成十七年十月に監督側から送られてきた手紙を示し、「映画は(刀作りの)技術的な内容と思っていた」と強調。
監督側に対し、「信用できない」「だまされた」などと強い不信感もにじませた。
◇
>夫妻は平成十七年十月に監督側から送られてきた手紙を示し、「映画は(刀作りの)技術的な内容と思っていた」と強調。
>監督側に対し、「信用できない」「だまされた」などと強い不信感もにじませた。
再三言うがこの問題は国会議員による言論弾圧、表現の自由等の憲法の問題ではない。
憲法を大上段に構える以前に「刑法」の問題ではないか。
いや、年寄りを騙すなんて、法律以前の人間の品性の問題だ。
①詐欺
先ず中国人監督は老夫婦を、
「映画は(刀作りの)技術的な内容」
と騙して自己の政治活動に利用した詐欺だ。 高齢者を騙したという点ではオレオレ詐欺にも匹敵する卑劣な犯罪ではないか。
更に助成金を申請する際にも問題があったようだ。
これについては【動画】が分かりやすい。↓
②盗撮
靖国神社側が、
「境内における撮影許可手続が遵守(じゅんしゅ)されていないだけでなく、その内容についても事実を誤認させるような映像等が含まれており」
と主張するくらいだから映画は盗撮で構成されているといわれても仕方ない。
■田原総一郎の目は節穴■
「隠し撮りは無い」という田原総一郎の目は節穴だったわけだ。
⇒上映中止や政治圧力に抗議 「靖国」で映画監督ら(04/10)
ついでに言うと、田原氏はサンスポで「(同映画は)ナレーションが入っていないので、製作者の決めつけがなく見たまま聞いたままの真実を伝えている」(要旨)とジャーナリストにあるまじき戯言を言っているが、
写真やフィルムの並べ替え、切り張りの編集だけでナレーションは無くとも、いや、ナレーションが無いからこそ効果的に製作者の意図を「ドキュメント風」に伝えられる。
これは素人でも分かる映画製作テクニックの常識だ。
ナレーションがないから真実を伝えている?
寝言は寝てから言いなさい。
これで田原総一郎がジャーナリストの名を騙る中国の道化だということが判明した。
③プライバシー侵害⇒肖像権の侵害
映画のポスターやパンフレットには無断で現役自衛官の肖像が“参拝中の自衛官”として利用されている。
これも本人が訴え出れば「肖像の侵害」に相当する。
映画「靖国」:出演の刀匠「カットして」 政治的と批判--監督「了承得た」
映画「靖国 YASUKUNI」の中心的な登場人物で高知市の刀匠、刈谷直治(かりやなおじ)さん(90)と妻貞猪(さだい)さん(83)が、出演場面のカットを求めていることが10日分かった。刈谷さんは自民党参院議員から問い合わせを受けていたことも判明。会見した李纓監督は問い合わせを「介入だ」と批判し、「刈谷さんの了承を得ている。カットすると作品が成り立たず、上映できなくなる」と説明している。
刈谷さんは毎日新聞の取材に「映画は刀作りのドキュメンタリーと聞いていた。李纓監督はもう信用できない。出演場面をカットしてほしい」と話した。
映画では、靖国神社に軍服姿で参拝する団体など、境内でのさまざまな出来事とともに、第二次世界大戦中、軍人に贈る「靖国刀」を作った刈谷さんへのインタビューなどが全編にわたって登場する。
刈谷さんによると、05年10月ごろ、知人を介して出演依頼があった。数カ月後、李監督ら3人が訪れて2日間撮影。昨年春ごろ、刈谷さん宅で試写が行われた。貞猪さんが「政治的な内容でダメだ」と言うと、李監督は「近いうちに代わりのものを送る」と話したが、連絡はないという。刈谷さんは「今さら何を言っても仕方がない。もう静かにしてもらいたい」と話した。
◇自民参院議員の問い合わせ判明
この問題を巡っては有村治子参院議員(自民)が自身のホームページで、「心外なお気持ちでいることを人づてに聞いていたので、伝聞では国会質問はできないと考え、刈谷さんご夫妻と直接初めて連絡をとった」と、3月25日に刈谷さんに連絡したことを明らかにしている。
李監督は10日の会見で、「刈谷さんに作品を見てもらい、了承を得た。チラシに使うコメントとして、刈谷さんから“誠心誠意”という言葉もいただいた。一国会議員が直接出演者に連絡を入れて、結果的に出演部分を削除するよう求められることは残念だ」と述べた。
刈谷さんは、有村議員からの電話について「問い合わせを受けただけで圧力を受けたとは思っていない」と話している。
有村議員は日本マクドナルド勤務を経て、社会人大学院生として在学中の01年参院選の比例代表で初当選し、2期目。議員在職中に出産し話題を集めた。
毎日新聞 2008年4月11日 東京朝刊
◇
この記事は比較的公平に報道しているが、次のくだりには印象操作が見える。
>◇自民参院議員の問い合わせ判明
わざわざ判明なんて見出しにしているが本文記事で本人が説明の通り,
いやしくも国会での質問に噂だけで質問するわけには行かないので、本人に確認したわけで国会議員としては当然の行為。
これを「判明」とは何事だ。
この一言で折角の秀逸な記事が三流記事に転落した。
【おまけ】
【動画】http://www.youtube.com/v/E-K9gEERNwQ&hl=en
◆関連エントリー:
映画「靖国」自民議員が出演者聴取
田原総一郎が反日映画「靖国」を弁護★国会質疑「動画」
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