虎っ娘ランナーのランニング日誌

マラニックバッグにタイガースメガホンをさして国道2号線を西へひた走るランナーを見かけたら・・・、それは私です。

天神祭花火ラン

2012年07月26日 | ランニング

なにわの夏の風物詩「天神祭」は日本三大祭のひとつで一千年の歴史を誇る祭りだそうな。
メインイベントの船渡御が行われる大川はマイランニングコース。
毎年この日は通勤路と練習コース剥奪という憂き目に見舞われるのだが、由緒ある祭りが地元で開催される恩恵の方が大きいかも。
てことで昨夜は地の利を生かして地元民だけが知る穴場で奉納花火を優雅に楽しんできた。
昼間の猛暑の余韻を残す大阪の夜。
大勢の人いきれもあって界隈はうだるような暑さだ。
大混雑の人込みを掻き分けて花火の観覧場所を確保するのは汗だくの大仕事だろう。
方や、ジモピーtacocoが開拓した絶好の花火観戦スポットとは・・・。
打ち上げ場所から500mの至近距離にある小さな公園。
高層ビル群に埋もれる場所であって眼前にはきっちり花火一輪分の間隙があるという、稀有なスペースなのだ。
     
      【こんな感じで花火が観賞できる】
ここから観覧する天神祭奉納花火は圧巻!
身内だけで独占するのは勿体ない。
と、今年はラン仲間に声掛けして練習&花火鑑賞会をドタ企画した。
大阪城公園寸水前を7時に出発。
桜ノ宮橋(通称、銀橋)あたりに来ると周辺は恐ろしいほどの人波だったが、何とかそこを逃れて裏道に入る。
大川端から1本筋を隔てただけなのに一気に人海が消えるから不思議。
さくっと走って目的地の公園着。
すぐ近くにコンビニまである。ほんまに至れり尽くせりの立地条件なのだ。
さっそくビールとつまみを入手してシートを拡げ花火開始を待たずにプチ宴会スタート。
乾杯からほどなく花火が始まった。
ビール片手に至近距離でゆったりと花火を観る。
       
何と言う贅沢だろう。

集まったメンバーも皆大喜び。
来年はもっと早めに告知して一杯仲間を誘ってみよかな・・・。
但し来年までこの空間が維持できていればの話だけど。
なにせ都会の一等地。
右隣には昨年までなかった高層マンションが建設されたし、眼前のこの空間だっていつ剥奪されてもおかしくない状況だ。
こうやって都会からはどんどんと風流がなくなっていくんだろうか。
  
  打ち水の路地。氷売りの自転車。
  床机で将棋指すステテコ姿の親爺。
  合成着色料だらけのアイスキャンディー。
  縁側で食べる西瓜。
  入道雲の下の虫カゴ。
  
都会にあっても夏の風流を満喫できた昭和が懐かしいな~。
ノスタルジックに浸るのは歳喰った証拠か・・・・・。
来年の盛夏。
この場所に皆を引率出来る体力が残っているかどうかも怪しい。