虎っ娘ランナーのランニング日誌

マラニックバッグにタイガースメガホンをさして国道2号線を西へひた走るランナーを見かけたら・・・、それは私です。

完敗宣言

2012年02月06日 | ランニング

せん姫がこんな事を言い出した時、私は我が耳を疑った。
     「30キロの練習がしたいんねん。」

滴はいよいよ本気になってきた。
最近では定期練習会に皆勤する優等生ぶり発揮する彼女。
6キロペース走では談笑しながら走る姫に追いつくことが出来なくなっているわたくし。
この上持久力まで付けられたらほんまに勝ち目はないぞ。
はっきり言ってかなりやばい・・・・・。
それでも敵に塩を送るが如く、要望に応える形で30キロ練習会を企画してやることにした。
それにしても、これまで一度も30キロの練習をした事が無いということの方がよっぽど驚きだ。
そんな甘さでもサブフォーは出来るのね。さすがは練習せん姫さまだわ。
さて、大阪国際女子マラソンの興奮冷めやらぬ2月4日。
長居公園周回路にて30キロ走練習会は開催された。
仲悪い母子二人だけにはしないでね!との呼掛けに10数名の仲間が集まってくれた。
みんな、ありがとう!!
母娘は並んでスタートし、始めはお喋りなどしていたのだが、姫は好調なのか次第にスピードを上げる。
あっという間に100m以上も離されてしまった。
それからは、ず~っと姫の背中を見て走る展開に。
そこで浮かんだフレーズが今日の記事のタイトルだ。
彼女が力を付けたのか、私が零落したのか?
いづれにしても名古屋での古馬の敗北は自明の事となりつつあるな・・・・・と。

  ♪お前と一緒に走る前に~、言っておきたいことがある~。
      脚は遅く作れ、いつも後ろにいろ、たやすいはずだ、手を抜けば良い~♪

一抹の寂しさをこんな替え歌でごまかしながら・・・。

「もう姫のことは無視して自分の練習に徹するぞっ。」

と本日の練習テーマ、「キロ5分20秒で30キロ走」を目指して黙々と走り続けた。
すると、ああ、また「やっぱりこれか。」
ずるずるとスピードが落ちてくる姫君。
きっちり15キロのポイントで追いつく。
「いつかは追い抜かれるとは思っていたけどね。」と苦笑いの姫。
後半はずっと苦しそうだったが、最後まで走りきったド根性は立派。
練習で初の30キロ達成!
今日の頑張りが本番での粘りに繋がると良いのだが。
「少しは強くなってもらわないと張り合いがないからねっ!」

目標ペースをしっかりこなした母は打って変わって上から目線で偉そうにのたまうのだった。
記事のタイトルも「完敗宣言」から元歌の「関白宣言」に戻そうっと。

だって古馬はその翌日も老体に鞭打って場末の大会とはいえ10キロのレースに出場。

          

乳酸溜まった脚で奮闘したのだから・・・・・・・。