虎っ娘ランナーのランニング日誌

マラニックバッグにタイガースメガホンをさして国道2号線を西へひた走るランナーを見かけたら・・・、それは私です。

京都紅葉マラニック

2009年11月28日 | ランニング

2週間前。大事な福知山マラソンの前週。
「初級トレイル~♪」という惹句に引かれて参加した六甲紅葉マラニック。
これがとんだ食わせ物で、嘘つきJさんの異名を持つ山男の方主催の死と隣りあわ
せの恐ろしくも楽しきマラニックだった!
というお話は先日記事にアップした。


今週は那覇マラソンを翌週に控えるこれまた大事な週末。
あんな無謀な真似は決してすまい!と。
京都の男前Hさんが主催する京都紅葉マラニックに参加することに。

   「のんびりと紅葉を堪能したいと思います。」 
というフレーズ故安心して気楽に参加表明。
嬉しいな~京都の紅葉がハイキング気分で堪能できるなんて!
と、いそいそと京都へ旅立つ。



しか~~~し!!
京都にもおったのだ!!


          嘘つき山男がっ!!



        

                   

のんびり京都紅葉マラニックとは名ばかり。
実は断崖絶壁のガレキの路や、道なき急斜面を延々と2時間も往く。。。。
悪夢の道程だった。

      

川面を軽快に下る保津峡くだりの舟が次々と行きかう。
傍らはトロッコ電車の通り道。
その横に見える険しい岩場が我々が辿る道だ。
舟やトロッコ電車の乗客たちからはいつも笑顔で手を振られるものの、
「あの人ら、アホかいな~。あんな危険なとこ歩いて。」という声が聞こえるようだ。
舟頭さんからは、「この前そこから人が落ちたからな~。気ぃつけや~。」
との有難~いご忠告まで。

その言葉でさえ充分スリル満点なのに、隊長のHさんたら。
「あれっ?この先、道ないぞ。」とか。
「ここ、道えぐれてます!」とか。
「右手注意、滑ったら川です!」とか。
滑るなゆうても、さっきから苔で何度も滑ってるわたし。
脳裏には、保津川に没する自分の姿がデジャブのように点滅し出した。
おまけに耳元では、何故か
   「行け~行け~、川口~♪川口~ひろ~し~♪」
のフレーズがリフレインしているし・・・・・・。

この道のりのどこが、「のんびりと紅葉を観る・・・」だ~~っ?あ~ん?
わたしゃ、足元を見るのが精一杯で風景など見る余裕などないっちゅうねん!
と、切れまくって、ギャ~コラほざいていたのはこの2時間だけ。

後は、全ての恐怖を打ち消すほどの絶景紅葉のオンパレード。

 *トロッコ電車を見下ろす紅葉。こんな風景滅多に見れない!

 *美しく彩化粧する雅な京の山々。

 *あでやか、鮮やかな色彩。

本日は紅葉の盛りとあっていずこの名所も「人でいっぱい」
こちら「危険がいっぱい」の我々ルートでは、極彩色の紅葉を独り占めっ!

最後に立ち寄った○秘紅葉スポットでは、何と抹茶と和菓子のご接待まで受ける。
(しかも無料!)
   

疲れたお脚に染み入る甘味。ありがたや~。

H隊長ありがとう!
よくぞこんな恐ろしくも楽しいコースを設定されたもんです!
あなたは川口隊長よりもず~~~っと立派です!
(って、川口隊長って一体誰よ?)




今週もこれまた、決死の紅葉狩りとなったわけだが。
生きて帰れて良かった~。
これで来週は無事念願の那覇マラソンのスタートラインに立てそうだ。