「旅の坊主」の道中記:常葉大学社会環境学部・小村隆史の防災・危機管理ブログ

日本唯一の防災学部はなくなっても、DIGと防災・危機管理を伝える旅は今日も続いています。

防災&危機管理の世界における4月25日とは?!

2015-04-25 23:57:04 | 防災学
4月25日は、日本で防災・危機管理を語ろうというのであれば、
忘れてはならない出来事がおこった日である。

10年前の2005年4月25日、JR福知山線の塚口~尼崎駅間で列車が脱線、
107名がお亡くなりになった、いわゆるJR尼崎脱線事故が発生した。
(ちなみに明日4月26日は、1986年にチェルノブイリ原発が爆発した日。
チェルノブイリ原発事故&今日常磐道広野IC=南相馬IC間踏破した国道6号については、
明日書くつもりでいるので乞うご期待!。)

JR尼崎脱線事故については、いろいろと思うところがある。
たまたまこの事故があった日、「旅の某像」は某大手自動車会社の危機管理センターにいた。
某社の社員の方々は、異口同音に、「ウチの社ならば絶対にそんな育て方はしない!」と、
某JR西日本で当たり前に行われていた「日勤教育」なるものを批判的に評価していたことを思い出す。

GW直前の東日本大震災現地踏破初日は、
千葉・稲毛の実家を出て、東関道千葉北IC=大栄ICTの完成具合を横目で見つつ)=
東関道大栄IC=R51&R356(利根水郷ライン)=圏央道神崎IC=つくばJCT=
常磐道広野IC=「帰宅困難区域を縦断する」国道6号=常磐道南相馬IC=同山元IC、
山元IC下車後は、山元町内&名取市閖上周辺を見た後、仙台着となった。

極めて濃いぃ防災仲間2人と刺激に満ちた数時間を過ごす。
これはこれで極めて充実した時間だったのだが、ホテルに戻ってTVを点けて愕然。

国際防災協力の最初の機会をいただいたネパール・カトマンズ周辺で大規模な地震が起きたとは!

カトマンズで2ヶ月近くを過ごした経験を持つ者として、
M7.9?深さ15km?で発生した地震がどのくらいの破壊をもたらすか、
かなり具体的なイメージも持てているつもり。

まさか、今日4月25日がこういう日として終わろうとは……。
しかも、地震発生は現地時間の11時56分、日本時間の3時11分とは……。