TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

記憶というもの

2014-12-14 15:41:18 | その他
ひとの記憶というものは、ときにあてにならないものである。

The Sound of Music といえば、上映から何年もしてから小学校の音楽かなんかの授業の一環で観た。前回の記事の阿川と同様、いまだに日本ではファンの多い作品だ。学校としては、「名作を観て感動しましょう」ってことだったのだろう、たぶん。

しかし、子供のころの私の率直な感想は、
「あんな7人も子供のいるやもめに嫁に行くなんて、あの女性はよっぽど相手がいなくてあせってんだな」であった(笑)。

ま、それはともかく、映画の最後は歩きで山越えして中立国スイスへ逃げるって寸法だったと記憶しているが、うろ覚えである。だって、地理的にいっていくらなんでも遠すぎる。私にとってはどうでもいい映画だったので、記憶もテキトーである。

さて「るろうに剣心」以来、夫は日本映画(または合作)にハマッており、先日は一緒に「ブラック・レイン」を観た。松田優作、高倉健など故人となってしまった名優達が勢ぞろいである。しかしラストを観て「あれえ?」と思った。私の記憶では、松田優作が演じるヤクザがマイケル・ダグラス演じる刑事と必死の争いのすえ、地面に突き出た杭に串刺しになって最期を遂げることになっている。そういう場面を、イメージで記憶しているのだ。

だけど、今回また観てみたら、ぜ~んぜん違う。
う~ん。ハリウッド映画は、あらかじめ違うラストをいくつも作っておいて、観る人の反響に応じてコロコロ変えたりする。だから、劇場で観たのとテレビで再放送されたのとでラストが違ってたりする。これも、そのひとつなのかしらね?


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