TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

TABIのにっき

2014-12-16 17:32:36 | TABIのにっき
「こあらのまーち」っておかし、しってる?



ぼく これの いちごあじが すきなんだ

ぱぱと ままが たべてると
ぼくは どこに いても
とんでくるよ



ぼくに ないしょで
たべるなんて
ずるいよ



おいしいものは
みんなで わけなきゃね


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記憶というもの

2014-12-14 15:41:18 | その他
ひとの記憶というものは、ときにあてにならないものである。

The Sound of Music といえば、上映から何年もしてから小学校の音楽かなんかの授業の一環で観た。前回の記事の阿川と同様、いまだに日本ではファンの多い作品だ。学校としては、「名作を観て感動しましょう」ってことだったのだろう、たぶん。

しかし、子供のころの私の率直な感想は、
「あんな7人も子供のいるやもめに嫁に行くなんて、あの女性はよっぽど相手がいなくてあせってんだな」であった(笑)。

ま、それはともかく、映画の最後は歩きで山越えして中立国スイスへ逃げるって寸法だったと記憶しているが、うろ覚えである。だって、地理的にいっていくらなんでも遠すぎる。私にとってはどうでもいい映画だったので、記憶もテキトーである。

さて「るろうに剣心」以来、夫は日本映画(または合作)にハマッており、先日は一緒に「ブラック・レイン」を観た。松田優作、高倉健など故人となってしまった名優達が勢ぞろいである。しかしラストを観て「あれえ?」と思った。私の記憶では、松田優作が演じるヤクザがマイケル・ダグラス演じる刑事と必死の争いのすえ、地面に突き出た杭に串刺しになって最期を遂げることになっている。そういう場面を、イメージで記憶しているのだ。

だけど、今回また観てみたら、ぜ~んぜん違う。
う~ん。ハリウッド映画は、あらかじめ違うラストをいくつも作っておいて、観る人の反響に応じてコロコロ変えたりする。だから、劇場で観たのとテレビで再放送されたのとでラストが違ってたりする。これも、そのひとつなのかしらね?


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きわめて日本的な

2014-12-11 16:45:24 | ふしぎの国、ニッポン
日本から離れて暮らして長くなると、日本人のものの考え方が理解できなくなってくる。

お友達から、阿川佐和子の本をもらった。
この著者については、父親が有名作家だったことしか知らない。彼女がインタビューの仕事をやってたころのことを、いろいろ綴ったのがこの本。

そのなかで、、彼女がジュリー・アンドリュースをインタビューしたときのことが書かれている。

阿川はアンドリュースの映画 The Sound of Music のファンだったらしく、インタビューの始めにジュリーの持ち歌をいろいろ歌ってみせた。そのことを友人達に話したところ、「ホンモノを目の前にして、よくそんなことできたわね!」とあきれられた、と書いている。そして阿川も、そうよね、私ってば、と後悔している。

え?どうして??
なんでいけないの?
私は、本から目をはなしてしばし考えないと意味がわからなかった。

芸人にとって、「あなたのファンです!」と言ってもらうのはうれしい。
それもお世辞でない証拠に、ヒットした曲をいろいろ口ずさんでくれたら、もっとうれしいはずだ。歌がヘタだってどうだって、関係ない。イギリス出身でアメリカで仕事をこなしたアンドリュースは、自分の持ち歌を歌ってみせる阿川を好意的に受け止めたと思う。

だけど、日本人の一般的な考えは違うらしい。
プロの歌手を前に「私のほうがうまいでしょ!」などと張り合うなんて、なんてはしたない!という感覚なのだ。たぶん。

いやあ大変だね、そこまで気を使って生きていくんじゃ。
やっぱ私は、海外に出て正解だったかも。


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堂々巡り

2014-12-09 15:02:14 | カナダ話題
MRIの予約がやっとまわってきたのが、先月。

怪我をしてから、二年ちかく待ったことになる。
レントゲンは9ヶ月の待ちをして、昨年の11月に病院で撮影にこぎつけた。その一ヵ月後にやっとのことで整形外科専門医の診察にこぎつけたが、先生は「レントゲンは撮ったんだね。MRIはまだ予約待ち?MRIの結果見ないとなんとも言えないから、それ終わったらまた来て」

十ヶ月も待った専門医の診察は、わずか5分で終わった。

その待ちに待ったMRIが済んだので、専門医に電話をかけた。
すると受付は、「前回の診察から一年たっているので、主治医から再度紹介状を出してもらわないと診察できない」と言う。レントゲン撮影からも一年が過ぎ、そのレントゲンも診断の材料としては古いということで、あらたにまた撮影しなければならないかもしれない、とも言われた。

そこで主治医に電話。
受付は、「最後に先生があなたを診察したのは今年の春。それから半年たっているので、再度こちらに来て診察した上でないと専門医に紹介状を書けない」

ということは、また振り出しに戻って主治医に診察してもらい、レントゲンの予約をとってもらい、専門医に紹介状を出してもらい…と、去年の2月にやったことを繰り返すわけだ。しかし診察や検査の予約待ちが数ヶ月から数年という事情であるから、また待っている間に時間が過ぎてしまい、「再度予約をとって云々」という結果に終わってしまう可能性がある。

こういう堂々巡りのために、病気や怪我の治療までこぎつけず、悪化して亡くなってしまった人々は周囲にごまんといる。ま、カナダという国としては健康でどんどん働いて高い税金をがんがん払ってくれる国民は歓迎なのだが、体が弱くて国の財源を食いつぶすような国民はいらないので、こうした健康保険のシステムは一種の自然淘汰である。

近所の奥さんは親戚に医療関係者がいるので、つてを頼って外科医に袖の下をはずみ(二千ドルは出した、と言っていた)、普通は一年以上待つ順番を飛び越えてすぐ手術をしてもらったのだ、と話していた。

政治家とかスポーツ選手とか、お金のあるカナダ人は国境を越えてアメリカでサッサと治療してくる。アメリカの医療は高額で、ガンの治療などはだいたい日本円で一千万円はかかると言われる。でもそれで命が買えるのなら、安いものである。地獄の沙汰も金次第とは、まさにこういうことを指すのであろう。

カナダはいちおう先進国ってことになっているが、中身は旧ソ連みたいな共産国とたいして変わらない。


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シアトルは今日も雨だった

2014-12-05 13:56:07 | TABIと暮らす日々
小雨降る市場は、平日なのに大賑わい。



犬にフレンドリーな市場なので、犬連れがたくさん。
このバセットはTABIのことが気に入って、飼い主を引きずって通りの向こうからわざわざ会いに来た(笑)


「クンクンクン…カナダから来たの?」

街はすっかりクリスマスの装い、サンタさんが手を振っている。





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