TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

ダートに散った花

2008-05-05 14:12:41 | インポート
男の子に混じって紅一点、がんばったのに。

今週末に行われたケンタッキーダービー。
Eight Bellesを見るまで、私は牝馬がダービー出場できるなんて知らなかった。
並み居る十九頭の牡馬にたった一頭対抗した牝馬、確かに彼女は体格がいい
けど、惜しくも二等に終わった。それでも素晴らしい健闘だ。

でも無理がたたったのか、レース後に転倒、前足を二本とも骨折し、その場で
安楽死となった。

負けず嫌いの女の子の、栄光と悲劇。
なにごともなく引退して繁殖馬となれば、かわいい子馬のお母さんになれた
かもしれないのにね。だけど、走るために生まれ走るのが大好きだった彼女
が、最期となった大レースで力の限りを尽くした、その健闘を称えてやりたい
と思う。


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騙すほうも騙すほうだけど

2008-05-05 08:59:28 | インポート
騙されるほうもどうかと思う。

今日はハーブとオルタナティブ医学の展示会があったので、出かける。
ものすごいブースの数で、とても全部は見切れなかった。それに夫は今朝、
出張先のカナダから空路で帰宅したばかりなので、会場に長居はしないで
帰ってきた。

遠赤外線サウナやアロマオイル、クリスタルに混じって実演してたのが、
フットバス。ぬるま湯に足をひたすと、あれよというまに毒素が体から出て
くるというもの。今はデトックスがキーワードで、何でも売れるから、
こんなのも出てくるのだ。

よく雑誌の広告で使用前使用後の写真を見たことがあるが、どうもうさん臭い。
水が変るところを見てやろうと、夫と一緒に待つことしばし。
中年の女性が実験台になる。主催者の女性は、蒸留水をバスに満たし、電気
のスイッチを入れた。「私の知り合いは、コレで長年のアレルギーが治った
のよ」と、彼女。

しばらく何事も起こらなかったが、女性がスプーンで塩を水に入れたところ、
水はオレンジ色となり、やがて茶色に。周囲は「おお?」と声をあげる。

ありゃどう見ても金属板からサビが出てるだけだよね、と夫に耳打ちし、
会場を去った。帰宅後ネットで調べてみたら、やっぱり。
http://www.devicewatch.org/reports/aquadetox.shtml

今の時代、ネットで「癌が治る」「アトピーが治る」を検索すると、ものすごい
量のイカサマ治療が出てくる。難病でワラにもすがりたい人を騙すのなんて、
簡単なのだ。ま、フットバスの場合、毒素は出ないけど足湯そのものは気持ち
いいからダメージは少ないけど、こんなものに何百ドルも払うのは馬鹿馬鹿しい。

ホリスティックやオルタナティブを名乗る医者や獣医も同様で、ピンからキリ。
がまの油売りと変らない連中はゴロゴロいる。見分ける方法の一つは、
「やたらサプリメントを売りつけるやつには近寄るな」である。「これを
飲ませれば犬が健康になる」とか「歯石がつかなくなり口臭がなくなる」とか
うさん臭い「粉」や「液体」を出されたら、即、退散するべき。

食い改めたり(文字通り)、生活習慣を見直したりの努力をしないで、魔法の
サプリを飲めば、あるいは魔法のデトックス機械を使えばあら不思議、
問題解決なんて、甘すぎるんだよ、大体。


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