TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

免疫力に期待

2008-05-12 11:26:51 | インポート
昨日は看板も吹き飛ぶ強風だったが、今日は比較的おだやか。

今週末はアジリティ競技会。夫の仕事のため、日曜日の1走だけ、マスターズ
のジャンパースにエントリー。今回Qすれば合計5個目で、タイトルがとれる。
ほど良いスピードでクリーンだったのに、最後から二個目のジャンプバーを
落としてしまった。トンネルから出てすぐの急なカーブで、テイクオフ位置を
若干見誤り、バーをスライスしてしまったからだ。嗚呼、残念!
ま、次回がんばろう。

しかし競技会場に長居しなくて今回は良かったかもしれない。
友人の犬がいつもと調子が違う。なんと、犬パルボで入院していたという。
一時は危篤状態で、獣医大学病院の集中治療室に四日隔離され(うわ、お金…)
その後も加療を続けて二日前に退院し、昨日初めて競技会のために外出したとか。

「毎年マジメに予防接種してたのに」と、飼い主は憤る。

パルボは非常に感染力が強い。あの子のようなまだ三歳の健康な大型の若犬がかかる
くらいであるから、特にタチの悪い型なのだろう。発病したらとくに治療法が
なく、脱水症状を防ぐためのIVとか、合併症防止の抗生物質くらいだけ。
無事に回復する確立は、成犬でも50%と言われる。

ウィルスは病犬だけでなく回復した犬からも一ヶ月から二ヶ月は環境中にばら
まかれ、九ヶ月くらいは悠々と生き残るという。80度以上の熱湯で煮沸する
か、病院で使う強力な殺菌剤でなければ死なず、家庭での防止には無理がある。

つーことは、あの犬はまだ外出すべきでないどころか、たくさんの犬が集まる
競技会に連れてきてはダメじゃんか。昨日と今日で、相当の数の犬が感染して
しまっただろう。

犬競技に出る人は、「自分が良ければ」という人が結構いる。一昨年のケネル
コフ大流行時も、まだ咳が止まらない犬を競技に出し、大量の感染者を出した
騒ぎがあった。そういえばあの時も、入院したり自宅療養になった犬はみな
「毎年マジメに予防接種してたのに」のクチであった。TABIをはじめ、ワクチン
打つの止めた派や生まれてから一度も接種してない派は、ケロリとしていた。

さて、TABIは子犬の時の接種以来もう七年も注射してない。昨年の抗体価を
見ると大丈夫のよう。今日はもうどうせ感染しちゃったろうし、発病しないで
免疫だけつけてもらえるよう、神様にお願いしよう。


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