ここしばらくずっと中野京子さんの著作を片っ端から読んでいる。
『「恐い絵」で人間を読む』(中野京子著 NHK出版 生活人新書)
http://blog.goo.ne.jp/hanatumi2006/e/8e306573042da087593c1872e3a7f360
グリューネヴァルト『イーゼンハイムの祭壇画』の章まで読み終わってしみじみ。
著者はキリスト教信者ではないそうであるが、
我々多くのキリスト教信者が日常見失いつつある「信仰の一番大事な事」を
この章の最後では屈折しない目で的確に書き表しているように思われる。
信仰者の表現する「信仰」よりも余計な解釈や思い込みのない、
真っ直ぐな目を向けて神と人とを見ている気がする。
私が最近ずっとこの人の著作を読み耽っているのは、
私が子供の頃からルネサンス絵画の画集で出会った絵の中に描き残された、
小さいが象徴的な無言の叫びや、隅っこに描き込まれた寓意に注目していたからだと思う。
興味を引かれてもその時代背景や当時の価値観、宗教的事情など、納得のいく説明や解説には恵まれず、
ただ「何だろうこれは」「何でこんな描き方をしたんだろう」という疑問だけが
絵の主題そっちのけで何十年もそのままになっていた。
中野京子さんの著作によってそれらの疑問に焦点が当てられた。
長年名画を見る度に喉につかえていた小骨が取れてなるほどと納得する。
お薦めであるよ。
物凄く面白かった。
『「恐い絵」で人間を読む』(中野京子著 NHK出版 生活人新書)
http://blog.goo.ne.jp/hanatumi2006/e/8e306573042da087593c1872e3a7f360
グリューネヴァルト『イーゼンハイムの祭壇画』の章まで読み終わってしみじみ。
著者はキリスト教信者ではないそうであるが、
我々多くのキリスト教信者が日常見失いつつある「信仰の一番大事な事」を
この章の最後では屈折しない目で的確に書き表しているように思われる。
信仰者の表現する「信仰」よりも余計な解釈や思い込みのない、
真っ直ぐな目を向けて神と人とを見ている気がする。
私が最近ずっとこの人の著作を読み耽っているのは、
私が子供の頃からルネサンス絵画の画集で出会った絵の中に描き残された、
小さいが象徴的な無言の叫びや、隅っこに描き込まれた寓意に注目していたからだと思う。
興味を引かれてもその時代背景や当時の価値観、宗教的事情など、納得のいく説明や解説には恵まれず、
ただ「何だろうこれは」「何でこんな描き方をしたんだろう」という疑問だけが
絵の主題そっちのけで何十年もそのままになっていた。
中野京子さんの著作によってそれらの疑問に焦点が当てられた。
長年名画を見る度に喉につかえていた小骨が取れてなるほどと納得する。
お薦めであるよ。
物凄く面白かった。
歴史や絵画に興味あるなら凄く楽しめると思われます。
ぜひぜひ。♪
キリスト教美術が特に面白いのです。
お薦めです。
そうそう、中野京子さんのブログも同じgooで、
この頁の左欄にブックマークしてみました。
中野さんの本が面白いのです。
こういう視点で絵を見るとどんどんはまります。