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上越・町家暮らし

主に新潟県・上越市の自然、文化、風土、そして町家暮らしについて書いていきます

作ってみました・ナイフケース

2022-12-05 10:22:08 | 日記

皮は2mm厚み 全長27cm  渓魚の印を刃先部に  入口には焼印を入れました

知らぬ間に増えてしまったケースの無いナイフのケース(シーケースというそうですが)を自作してみました。昨今、便利になったものでインターネットには至れり尽くせりのノウハウの動画がありますので、素人でもそこそこの物が作れます。ただ、ある程度の出費は否めませんが。皮革加工の道具、材料をアマゾンで購入し自作してみました。うまくいったならば、息子二人の渓流釣り用のナイフケース 作りを目指そうと思っていますが。

ナイフは山形県村山市の刃物会社 マルマン佐藤製 刃先部12cm 間切り(アイヌ語で小刀だそうです)

主な用途は鱒の解体に使用するそうです。この会社では主に北海道への出荷とのことでした。

木柄はサワラだと思いますが、ウレタン塗装してみました。

 

焼印も自作してみました

 


信濃町刃物・長野県

2022-12-04 12:12:57 | 近隣散歩

長野県信濃町を目指す。国道18号。頸城の山は冬支度。今にも落ちて来そうな空だ!

 

黒姫物産センタ- ←クリック

新潟県のお隣長野県の信濃町。言わずと知れた小林一茶の出身地である。以前小林一茶記念館 ←クリック にはお邪魔したことがあったが、この街が刃物の街であったなんて、気がつかなかった。人間という動物は興味がないものには、とんと、認識が働かないらしい。最近ちょこっと刃物に嵌っているからこそ、隣にあった刃物の街に気がついたようなわけで、早速行ってみた。何軒かの打刃物屋があるらしいが黒姫物産センターが多くの商品を見られるということで、雨が強く降り出した頃、センターに着いた。

会館脇には小林一茶の句碑が。

 

 

 

信濃刃物はもともと農耕刃物、特に草刈鎌が特産らしい。

 

欲しいナイフは残念ながら年金暮らしの年寄りには買えるような値段ではなく、クリ小刀(下)と小包丁(上)の二本を購入した。


髙田ぶらり・原本賢治遺作展

2022-12-03 09:06:28 | 高田散歩

上越市高田寺町 ←クリックと言われるだけあって、お寺がひしめいていますね。65寺社あるそうです。遺作展が催されたのは大厳寺と光樹寺。

 

11月の下旬に高田寺町の寺院で行われた原本賢治(1910〜2001)遺作展 ←クリックに行って来ました。3日間という短い会期でした。高田出身で地元の絵画文化に貢献した方ということでしたのでご紹介します。

地元の作家さんとあって圧倒的に頸城三山が多い。とりわけ妙高山は定番か。

 

原元さんの他の地元の作家さんの作品もあり、今年亡くなった日本画家の柴田長俊さんの作品。

地元の村山陽さんの作品

 

地元、富岡惣一郎さんの作品。富岡ホワイトと言われる独特の白絵具を作り出し、ヒビ、剥落、色褪に弱いジンクホワイトを超えたホワイトを作ったというのだが、今まで見た富岡作品でヒビ割れのない作品にはお目にかかったことがない。そのことで会場にいた方に呼び止められ、ヒビ談義。このかたはこの線はヒビではなく、ペンティングナイフでの意匠だということであったが、私はヒビだと思っている。優れた構成力を持つこの作家が、意図的にこんな線を入れてたとしたら、おかしな話である。富岡の画法は黒絵具の上に自前のホワイトを塗り込め、下地の黒をあらわにして白を表現しているとのことであるが、この黒絵具と白絵具の相性が悪く、富岡のいうヒビ、剥落、色褪のない白絵具も享年変化を経て、辛うじて着画していると言わざるを得ないと思う。画材の研究はレネサンス時代から研鑽され今に至る歴史があるが、既に鬼籍に入った親友でもあった画家の江田真治は、地塗りこそ絵画の命だと言って、キャンバス地に載せる膠の研究をしていたことを思い出す。ヒビ、剥落、色褪のない白絵具を見出したとする富岡ホワイトは、時の裁断を待たずに答えを出したのは、早計だったのかもしれない。

上の絵のヒビと下の絵の意図的傷とは明らかに違うのである。

地元 文化勲章作家 小林古径

妙高山、四季図の襖絵の春。黒姫、妙高山、火打山と桜

妙高山四季図 夏

妙高山四季図 秋

妙高山四季図 冬

勉強になった一日でした!


晩秋の浜で・直江津海岸

2022-12-01 11:00:41 | 直江津散歩

そぞろ寒くなって来た空の下に、米山の頂が。12月に入ると冬型の気圧になり不ガス側にある米山を含め、頸城の山の尊顔を拝めにくくなってくる。

 

晩秋の早い日が落ちると、護岸での釣りを楽しんでいた最後の釣り人が引き上げていった。

冬型の気圧配置に変わっていくと、夕陽すら見れない日が春先まで続き、憂鬱な日々が続くのだ。

海岸に漂流した流木のモニュメントが灯台、柿崎発電所がコラボする。