映画「はなれ瞽女おりん」1977年 ポスターより
日本アカデミー賞、第一回作品「はなれ瞽女おりん」1977年。
原作は水上勉さん。監督は先年亡くなった篠田正浩さん、主演は奥さんの岩下志麻さん。
5月の佐渡行きで訪ねられなかった映画「はなれ瞽女おりん」の佐渡ロケ地。
2箇所を紹介いたします。
映画「はなれ瞽女おりん」1977年 DVDより
鶴川仙蔵(原田芳雄)と別れ、再び一人遊芸となったおりん(岩下志麻)。
そのおりんが出会ったのがおたま(樹木希林)である。
この二人が出会った破堂は、佐渡市清水寺の観音堂である
映画「はなれ瞽女おりん」1977年 DVDより
清水寺、観音堂 (清水寺HPより引用)
清水寺本堂(清水寺HPより引用)
映画「はなれ瞽女おりん」1977年 DVDより
おりんとおたまは、遊芸先で老婆(原泉)に盲目の孫娘を瞽女にと哀願されるのだが
はなれ瞽女の二人には力不足であることがわかり、悲観した老婆(原泉)と盲目の孫娘は
この断崖から身を投げてしまうのあった。
映画「はなれ瞽女おりん」1977年 DVDより
この場所がこの特徴ある灯籠から、佐渡の春日岬の灯篭と特定できるとともに背後の島の特徴が
二人が立つ断崖の先にある島とも一致することがわかる。