上越・町家暮らし

主に新潟県・上越市の自然、文化、風土、そして町家暮らしについて書いていきます

瞽女街道に秋を見つけに

2012-10-31 11:34:29 | インポート

 

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 稲刈りが終わると,稲の刈られた田んぼは衣服をはぎ取られたようで物憂い表情だ.うかうかしていると雷が鳴りだし,雪雲を運んで来る.妙高山の5合目から上は,紅葉が始まって賑やかである.南葉山麓には紅葉がまだ見られないが,ナナカマドや楓は華やかな衣装を纏いはじめた.

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                         南葉山麓

 穏やかな日本海に流れ込む,関川の河口で釣り糸を垂れることも,もう直き出来なくなる.だから朝早くから穏やかな海を見つけにいく.

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                   直江津.関川河口

 直江津から霞がかかる,関田山脈に向かって走ってみる.あれほどの賑わいを見せた頸城平野の田んぼにも,晩秋の風が吹き始め,寒々とした関田山脈が畦越しに薄らと浮かび上がる.板倉寺野から上久々野を過ぎると,ちらほら,色づいた葉が目立ち始める.

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 光が原高原を過ぎ,関田峠辺りのブナ林は派手ではないが今が盛り.ブナの紅葉は黄色で淡々した色使いで大人しく,主張するだけだ.

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 ブナの森に囲まれて,ムシカリ,楓の競演

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赤倉瞽女物語絵巻

2012-10-10 18:49:12 | 日記・エッセイ・コラム

 

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 上越市高田・きものの小川にて10月6,7,8日の3日間展示される,赤倉瞽女物語絵巻を見に出かけた.この13mにも及ぶ長い絵巻物は,画家,斉藤真一が描いた最大の絵であるとのことで,妙高市出身の恋多き瞽女,赤倉カツを描いたものである.斉藤真一研究家でコレクターでもある,池田敏章氏が最近手に入れた作品なのだそうだ.
 階下のお店にいた,高田瞽女の文化を保存.発信する会の事務局長でもある,何度かお会いしている店主の小川さんと,改めて名刺の交換をしてから,展示している2階にあがる.滑りますからと声のかかる急な階段から見上げる商家町屋の巨大な吹き抜けの空間は,我家の職人町屋から比べると広大でうらやましい限りだ.
 2階にあがると,丁度,池田さんが絵巻物の説明と購入のいきさつについてお話をされていた.

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                    上越高田・きものの小川店

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   瞽女研究家で高田瞽女の文化を保存.発信する会,会長の市川信夫氏もおられた

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           赤倉瞽女物語絵巻物の部分