上越・町家暮らし

主に新潟県・上越市の自然、文化、風土、そして町家暮らしについて書いていきます

九州、瞽女の系譜

2019-12-20 20:22:42 | 九州瞽女

ゴッタンは、南九州に古くから伝わる板張りの三味線で、板三味線ともいわれています。板張りのため皮張り三味線のような余韻のある音は出ませんが、歯切れの良い音色が魅力で、リズミカルな曲の演奏に向いているのだという。

 西日本新聞 2017年1月 民謡編ゴッタンの世界から、抜粋 

 江戸から明治にかけて、北海道道南地方ではニシン契機に沸き、瞽女が新潟から航路、北海道に遊芸に訪れていたという。一部は根を下ろした瞽女もいたのだろうか。

片や南九州、鹿児島でも知覧瞽女と呼ばれた、集団があったのだというが、詳しいことはわかっていないのだという。ただ、その系譜を受け継ぐのが、盲目のゴッタン弾き、荒武タミではないかと思われる。

 

     西日本新聞 2017年1月 民謡編ゴッタンの世界から、抜粋  

 

 


瞽女人形を求めて

2019-12-14 12:10:42 | 瞽女人形
 
     記名にごぜどん、かごしま とある
 
 発端は2013年にオークションで買い求めた瞽女人形だった。
 
瞽女の足跡を記録する為に瞽女に関する資料を種々集めたが,なかなか手に入らなかった物が立体としての瞽女であった.平面ではない立体の瞽女,それは土で形作られた人形,多くはないかもしれないが瞽女の人形は存在した筈である。
 
 2013年は瞽女の人形を見つけに福島を始め、東北、信州と人形作家や人形館など尋ねたが、結局、上記の人形以外の瞽女人形はわからなかった。
 
 
 写真角度は違うが、造形も同じに見える。メルカリに出品されていた瞽女人形 鹿児島県の帖佐人形である。色つけ、デザインは同じである。
 
最近、メルカリでこの人形が売りに出ていた履歴を見つけ、ようやく「ごぜどん、かごしま」 の来歴を知る事ができた。
 
 
 
 色付け、デザインは違うが、「ごぜどん、かごしま 」と同じである。画像は現行で売られている「三味線弾」である。盲目の瞽女ではないが、ごぜどん、かごしま と造形は全く同じと思われた。
 
 土人形の型は粛々と受け継がれていたようである。
 
 
瞽女人形ではないが「ゴッタンを弾く人形」ゴッタンとは、
 「ごぜどん、かごしま 」で分かった九州、鹿児島県の瞽女、「ゴッタン」とは、次の項で鹿児島県の瞽女について書いてみたいと思います。

通い路・雪の峠越 12/3

2019-12-04 23:25:25 | 通い道

 

 

        群馬県、みどり市内にて

 

 

赤城山麓道路。空っ風街道から、榛名山。

 

 

  月夜野インターから高速に乗る。

 

 12月3日、上越に向かう。上州は快晴だが、国境上空は暗雲である。

 

   岩原スキー場。まだ雪は無い。もうすぐ湯沢インター、で降りる。

 

 

 湯沢から十日町に抜ける十二峠は、雪。これから本格的な雪道に。