上越・町家暮らし

主に新潟県・上越市の自然、文化、風土、そして町家暮らしについて書いていきます

久方ぶりの雛飾り

2024-02-17 12:03:37 | 小山

  カミさんの雛飾り。カミさんと同い年だから70年近く経つか。この様式は「御殿飾り」というらしい。

2月初旬、新潟から帰ると、雛飾りがあった。だいぶ早いが、この何年かは我が家で介護していた双子の姉妹、

母(98歳)と叔母(101歳)が、この4年間に続いて鬼籍に入り、飾ることがなかった。

 

 

              母、千代子              叔母、八重子

 2013年3月12日 撮影 母、叔母 91歳の誕生日にて。

今頃浄土で、喧嘩しながらお茶でも飲んでいるだろうか、それともフラダンスでも踊っているのだろうか。


チョイトレ 大平山(栃木市)

2023-05-23 20:22:09 | 小山

 大平アルプスで一番短いコース、桜峠コース。峠での休みを入れて往復80分ほど。

 12月に自転車で転倒してから鞭打ち気味の体調も良くなったはずだったが、ここのところの気圧のせいか首肩のコンデションが良くない。6月からは渓流に入るようになるのにこの体調では、ままならないと、近くの山にカミさんと、チョイトレ。

 50代には仕事が終わると週に4、5日は登っていた大平山(341m)←クリック。小山の自宅から30分ほどの低山で、シーズン前のトレーニングには重宝する山である。大平山から馬不入山までの縦走コースは約10 km。真ん中あたりにある晃石山が419mでピークである。関東平野に突き出たこの山脈は大平山アルプスと呼ばれているらしい。

ほんんど登りは息が上がる。

桜峠の十字路


栃木県真岡市仏生寺 日光開山祖・勝道上人

2023-03-03 12:40:17 | 小山

仏生寺は低山の裾にひっそりとあった。およそ400年後の1700年代、親鸞もここを詣出たのであろうか。

 

回、真岡市にきて多くのことを学びました。75年も生きてきてあまりに知らないことが多すぎたようだ。親鸞上人(1173年〜1263年 89歳没)がこの地に及び、関東での布教活動をしていたことや、この仏生寺が日光開山の祖、勝道上人(735年〜817年 83歳没)←クリック 出生地出会ったことなどだ。勝道商人について歴史的な記述はないらしいが、空海に日光開山史に関する記述を依頼し、その書は残っているという。日光開山した当時、勝道は48歳、空海(774〜835 61歳没) ←クリックは8歳だった。

仏生寺薬師堂

仏生寺は小さなお寺である。空海の先輩にあたるのだが、空海とはだいぶ差があるようだ。

仏生寺の裏山には八十八箇所の碑があって散策できるらしいので、カミさんと一汗かきました。

浅間山205mの標高らしい

 

ピークからの眺め。

 


栃木県真岡市二宮町 二宮尊徳、親鸞上人

2023-02-25 18:28:00 | 小山

真岡市久下田駅。ここ真岡線では蒸気機関車が時々走っている。

駅前にあったパステル調の建物。なんだったんだろう。

若い方には馴染みはないと思いますが、今でも校庭に薪を背負って本を読む像がある小学校もあると思われます。その像が二宮金次郎、のちに二宮尊徳と言われた偉人であります。

駅前の案内板を見ると、真岡市には京都から新潟直江津に流され、放免された後にここ茨城県真岡市にて教えを説いた親鸞上人の史跡やお寺が多く点在するという。また関東近県には多くの弟子いて、浄土真宗の寺が数多く建立されている。その代表とも言える真宗の寺、専修寺があるというので尋ねてみることにした。

専修寺に向かう前に真岡市に親鸞がむすんだという草庵があるというので車を走らせていると、ド〜ンとばかりに空をついた黒い楼門があった。

楼門の天井

 

長栄寺楼門というらしいが、1632年建立というからおよそ400年経っているのは素晴らしい。他の施設はなくなりこの楼門だけが残ったらしい。

専修寺三谷草庵というらしい。大銀杏が切られたのは惜しいが。葛屋は樹木に覆われていると傷みやすいから、枝払いしたと思われる。

 

裏手からの三谷草庵 弘長2年建立(1262年)とある。裏から見る茅葺はだいぶ痛んでいて葺き替えも近いと思われる

竹藪にあった三谷草庵の水場


栃木花木センターと岩舟山高勝寺

2023-02-24 19:23:21 | 小山

花より団子なのにカミさんという牛にひかれて栃木花木センターに行ってきた。目的は塊根植物をみることである。

 

ピンクのドアと子供たち

 

高嶺の花の胡蝶蘭

花木センター全景

花木センター近くの「みかも道の駅」にて珍しいことチンドン屋さんがいた。最近はチンドン屋さんが増えているらしい。そのうちジオラマで作るぞ!

こもまた花木センター近くの岩舟山高勝寺標高173mへの階段の始まり。山の裏には車で行ける道路があるのだがあえて階段を使用する。階段数610 段ほど。金毘羅山が800段、糸魚川の神道山が1100段あまり。今まで一番多かった階段は出羽三山の羽黒山だったと記憶している。

 

この寺のは塔は国分寺と同じく三重塔(江戸中期1751年建立)であるが五智国分寺(1865年まだ未完の部分があるらしい)の塔よりかなり古い。

この岩舟山は名前の通り岩山で古くから採石産業が多くあり、江戸に建築材として利根川を利用し送り出していたが、採石が終わった今、その採石場を利用し仮面ライダー等の爆破シーンに最適な場所として使用されているようだ。またドラマ、映画だけでなくクリフステージと銘打って、著名な歌手やジャズ奏者などがコンサートを開催している。

 

岩舟山高勝寺からの関東平野の眺め