上越・町家暮らし

主に新潟県・上越市の自然、文化、風土、そして町家暮らしについて書いていきます

裸の天才画家・田中一村 大野芳著 2月19日発売 平凡社から

2020-02-13 16:55:17 | 田中一村

 田中一村がなくなって43年。一村の魅力は増すばかり。昨年の平凡社、別冊太陽 「田中一村」に続いて、大野芳著「裸の天才画家 田中一村」が上梓される。

発売は2月19日。定価2400円(税抜き)

 

私ことながら第二章・デラシネ3人組として登場する。ある意味、若気の至りの露出であるが、この時代があったからこそ、私の今があると言っても過言ではない。

半可通なアウトサイダーであったが、どうにか命脈をつないできた、と言ったところだろう。

デラシネとはフランス語で浮き草、根無し草 ということだから私たち3人の若い頃には、打って付けということで、著者の大野さんは誠にうまい名ずけ親だと思う。

そのデラシネ3人が、一村の脇役として右往左往するから、煩わしいが、興味のある方は読んでいただきたい。1960〜70年代の半端者の生き様が、一村の王道をいく生き方とは相反するから、面白いと思う。

来年は広島、京都など一村展の企画があるから、楽しみである。

 

著者紹介  大野芳(おおの かおる)

1941年 愛知県生まれ ノンフィクション作家

「北針」で第一回潮賞ノンフィクション 特別賞受賞

著書に「近衛秀麿・日本のオーケストラをつくった男」(講談社)「絶海密室」「瀕死の白鳥ー亡命者エリアナ・パブロバの生涯」

    「伊藤博文暗殺事件ー闇に葬られた真犯人」以上新潮社。「天皇の暗号ー明治維新140年の玉手箱」學研プラス など多数

 

 


無雪の「瞽女ミュージアム高田」にて

2020-02-03 10:08:26 | 瞽女ミュージアム

左、叔母の八重子こと八重ちゃん           右 母 千代子こと千代ちゃん

 昨年12月、母親の入院騒ぎで上越への道は遠のいた。3月で98才になる母。その超高齢の母が、認知1の双子の妹を介護しながら自立していたのだが、いよいよギブアップとなった。97才の母はよく頑張ったと思う。そんな訳で先に叔母を引き取り、先月退院した母を我が家に引き取り、二人の介護ということになった。介護というと、悲壮感が漂うはずだが、私にはそれがない。遅れてきた介護は、介護する当人が介護を受ける年齢であることにも関わらずだ。楽しいと言ったら嘘になるかもしれないが、世間広しといえども、このような稀有な経験はないと思うと、ワクワクするのだ。

 98才を迎える3月12日からは、二人の名前、千代ちゃん、八重ちゃん日記を100才目指して、こまめに記録していこうと思います。

 

 限定 瞽女手ぬぐい 1430円  お早めに!

 

私の門つけジオラマも飾ってありました。陽春公開の「瞽女」ポスター 壁面には仲田大二氏の瞽女絵が

 

 

 

 

   左は受付案内の渡辺裕子さん         ジオラマ「野辺の送り」 

 

 先日二ヶ月ぶりにミュージアムに行ってきた。今月の9日、「瞽女門付け道中」か催される

興味のある方は参加されたし。異常と思える雪の少ない高田だが、この日は一雨ではなく、一雪欲しい。

演者は月岡祐紀子さんです。