上越・町家暮らし

主に新潟県・上越市の自然、文化、風土、そして町家暮らしについて書いていきます

佐藤和昭・虚無僧尺八演奏会

2018-07-27 10:04:25 | 虚無僧

 

高田瞽女ミュージアムで22日、虚無僧尺八演奏会が行われた。

演者は佐藤和昭さん。演目は越後明暗寺発祥曲(山谷)

佐藤さんはリターン組である。東京で仕事をし、親が無くなり無住になった葛屋に帰ってきた。その葛屋を

退職金を叩き、リニューアルしたのだという。また、親が残した少ない田畑も耕し、晴耕雨読の生活を楽しんでいる。

その葛屋でイベントを催すのが、佐藤さんの夢なのだという。

今回のミュージアムでの演奏会は、その夢への一歩なのだろうと、私は思う。

尺八の音は雁木に共鳴し、郷愁を伴いながら、館内へと誘う

シルエットの佐藤さんが颯爽と現れ、演出は最高潮である

 

 

佐藤さんの虚無僧尺八の師は、世界的な演奏家である。

普段は言葉少ない佐藤さんも、この日は饒舌である

ミュージアム前の雁木通りを演奏する。

町家通りには、虚無僧姿がよく似合う

 

           きものの小川前にて

一度は離れた故郷を大切に思う佐藤さんの演奏は、心に染み入るものだった。

 

佐藤さん、次の演奏会をお願いします

 


上越市立歴史博物館、リニユーアルオープン

2018-07-25 15:11:38 | 美術館

 

 改装オープンしたということで、21日の初日に見てきました。瞽女ブースがこの歴史館にも新設されたということもあり、期待感いっぱいで足を運びました。1階はオープンスペースで無料ということで、子供達が飛び回っていた。この日はオープンに合わせて瞽女ブースで、瞽女を描いた斉藤真一研究家の池田敏章氏が解説をしているということもあり、久しぶりの再開も果たした。

2階からは有料で、入館料は500円。

このところの暑さに閉口していた身には避暑気分で館内を巡ってみた。

 池田敏章氏。涼しい北海道からのおいででした。瞽女唄のレコードジャケットに使われた斉藤真一の絵を前にして。

それにしても瞽女ブースは、お義理程度で期待はずれでした。

 岩の原葡萄園創業者である、川上善兵衛生誕150周年ということで、企画展ブースで開催されていた。

ふと思ったのであるが、このような公共の施設で、一民間企業の歴史を扱うこともありなのか(この手の物は通常はこの企業の会社内ブースにあるものなのでは)と、疑問に思ったことであった。立派な箱に改装したのだから、多くの人が集う、魅力ある博物館としての運営をしてもらいたいものである。複製品を並べていた小林古径美術館の二の舞にならぬよう、その存在に期待いたします。

 

外に出ると蓮が見頃であった。

 

 11時からは瞽女唄の横川恵子氏の演奏会が、瞽女ミュージアムで催された。明日11時からも、虚無僧尺八の佐藤和昭氏の演奏があるので、楽しみである。


秋田遠征

2018-07-11 18:41:19 | 秋田

 

  山仲間Yの実家は我が家の三倍ほど。田舎の家はいずれも馬鹿でかい!部屋数は10部屋は超える。

この家に一人、山仲間Y君の姉が一人住む。

 上越ばかりではつまらない。そんな話をしたら秋田阿仁が故郷の山仲間のYに誘われた。誘われたのは今更でなく、5年越し位にはなった。あいにくの雨マークの連続だったが、なんとか楽しんできた。

 ダムはこんな状態。釣りになるはずはない。渓魚は安全なところに避難しているはずだ。予定を変更し前から行きたかった名瀑、桃洞の滝に行くことになった。

  途中にあったマタギの刃物。打っ当刃物店。取材が入っていて詳しく見れなかった。

 入り口の管理事務所には滝への遡行は止められたのだが。渓はこんな状態。

  途中で見たラン科の植物、コアニチドリ。10センチにも満たないこの植物は、株も少なく見逃すところだった。

桃洞の滝 桃洞という名付けはまさに妙である。(別名 女陰の滝?)

増水で形状がわからないので、下記に滝屋の山仲間のY君のHPから通常の滝の画像を拝借。

 う〜〜〜んと唸ったあなたは通であります。

 晩には季節外れのキリタンポ鍋で、酒宴は盛り上がった。


10年目の

2018-07-04 10:26:06 | バイク

 

 

今月で上越に家をもって10年。早いものである。かみさんをバイクに乗せ、家を見に来たのは2009年の八月。当時高速はどこまでいっても1000円の時代。スーと来てスーと決めて、ビンテージバイクを買おうと貯めていた金が、スーと消えた。

 後悔はしていない!

ビンテージバイクに勝るとも劣らない喜び、人生を、この町家は僕に与えてくれたからだ。古稀を超えいつまでここに通えるかはわからないが、とりあえずこの家が100年を迎えるまで頑張れればと思う。

 あと10年である。

   十日町市、室野 瞽女宿「山平」

      清州狭 十二峠付近