上越・町家暮らし

主に新潟県・上越市の自然、文化、風土、そして町家暮らしについて書いていきます

浜通りをいく.名立,筒石

2014-03-17 04:43:44 | 日記・エッセイ・コラム

  食事に偏りがあるように,撮影ポイントにもそれぞれ嗜好があるようだ.
富山に向かう浜通り8号線に沿って形成される集落の中でも,私は筒石集落がことの他お気に入りだ.旧道はわずか3メートルほどの道幅を挟んで対峙する町屋が,蛇行しながら並んでいる.町並みは正確に計った訳ではないが,300メートルほどであろうか.ここは,交通手段が荷馬車や徒歩の形態が色濃い時代の,光景を残している,顕著な家並みなのである.しかも急峻な崖の下にと形容するのは,まさにこの集落のことで,背後に迫るコンクリートで覆われた法面工事が見事である.

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               木々」を伐採しない崖崩れ防止工法もでてきたらしい

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                  滝上部に出来た樹氷

 筒石集落に入る直前には今にも朽ち果てそうな古い船屋がある.事実,現在の国道8号線が昭和40年代に出来たときに,海側に作り直した船屋だから,50年近くたっている.新しい船屋は集落の前に移り,この船屋や朽ちるに任せていると,老漁師は私の質問に,面倒くさそうに答えてくれた.

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            老漁師は,朽ちるに任せているとは言っていたが

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             新しい船屋の家並

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             日曜日にも関わらず網を繕っているようだ

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             能生への道すじ


五智国分寺界隈

2014-03-16 07:59:21 | インポート

 春の気配が感じられるこのごろ.上越はまだ,冬開けやらぬ.
2日ほど悪天候が続く.雪がおさまったのを見計らい,散歩にでる.

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 例年なら直江津港側の浜は,市内から持ち込まれた排雪がうずたかく積まれている光景が有る筈だが,足繁く出入りするダンプカーの姿も見られない.防砂柵に吹き付ける氷風も心無しか,暖かい.家並から落ち始めた雪瓦があちこちで見られるのも春が近いせいだ.

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         屋根から滑り落ちる雪片.私が雪瓦とかって付けました.

 前にも書いたように,上越の冬の天気はめまぐるしい.雪,雨,みぞれ,曇り,そして,晴れ.もう一つ,雷もあった.

      
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             烏帽子岳,権現岳,鉾が岳

 町屋辺りからは見えないが,国道18号の高架からは春日山の山並みの背後に,天気がよければ上記の山並みが神々しく,光っていて見事だ.

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              五智国分寺.三重塔

 時折,小雪が舞うあいにくの天気,散歩がてら国分寺にいってみる.

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  先月の23日、谷川岳一の倉沢で山仲間を失った。滑落死であった。まだ高校生を頭に

中学生の子供二人。一番逝ってははいけない奴だったが!

 通夜は故人を囲んで山仲間7人が寝袋で見守った。

                                     合掌