上越・町家暮らし

主に新潟県・上越市の自然、文化、風土、そして町家暮らしについて書いていきます

残り柿

2018-12-19 20:07:29 | 残り柿

 

 

 

 私が現在撮っているテーマは、波、虹、そして柿である。それも残り柿。葉が落ち、露わになって雪原に立つ、艶やかな柿の肢体である。柿の木に人は手を入れることが少ないため、一つとして同じ樹形はない。その性か、熟れて色づいた柿の実は生命の主張が強く、心を奪われるからだ。

 しかし撮影のリミットは降雪がある12月のみ。1月になると柿の実が落ちてしまうためだ。理想は11月の中旬から下旬の、色、実ともしっかりとした頃が良いのだが、その時期は雪が降ってはくれない。山村部での降雪はあるにはあるが、できるだけ里での柿を狙っている。

 

 

 


雪が来る頃 2

2018-12-17 18:30:14 | 通い道

 関東では稲刈りの後には水田には水は張らないが、新潟では休耕の田に水を張る。雑草対策や雪が溶けやすいなど、田のメンテナンスに良いようだが、田の条件によってはデメリットがあるそうだ。

 

 

 

   山梨と残り柿。山梨は熊の好物なので、熊の痕跡(大量の糞)を探すがなかった。

 

熟れた山梨は甘く美味しい!

遠目にも鮮やかな黄色い果実はカリンだった。


荒天の後に

2018-12-15 22:58:52 | 

 

  強風で砂が舞い目も開けられず、体も飛ばされそうで、歩くこともままならない荒天が,二日ほど続いた。12月9日、さすがの冬型の気圧配置も遠のいたのか、時折日が差す時雨模様に、虹がでると判断した私は、浜に出た。案の定、海上に虹が出はじめた。残念ながら半円を描くことなく、陽が陰ると消えてしまったが、撮影することができた。浜には無数のカラスが飛び交い、異様な光景が広がった。わずかに肉のついた肋骨が一個。その骨から50Mほどのところに、肉の削げ落ちた肋骨が一個。このところの荒れた海が運んだカラスへの貢ぎ物だろうか。

 

 

 

 

 そのうちの一体は大きさと、ひずめがあるところから猪と見られた。

次の日には、肉は削がれ、骨は散逸していたのだから、カラスたちの見事と言える仕業である。

 

 もう一体はおそらくは犬と思われる。こちらもすでに骨化していた

 

 死が命を支える、輪廻の光景が浜にはある

 

閻魔大王の怒りのような、風速30M近い強風が吹いた後には、賽の河原に似た荒涼とした浜があった。 

 

 

 


道中記 

2018-12-13 17:37:07 | 通い道

 

                足利市内、R50号

上越の里にも雪が降り、峠が雪で埋まるようになった。しかし関越トンネルまでの道はこれからである。私のルートは50号からR353、353から赤城山の懐を走る空っ風街道を17号に抜ける。赤城インターで乗ることもあれば、月夜野ICからもある。疲れている時や、急ぎの時は太田桐生ICからである。降りるのはいずれの場合も越後湯沢である。

10年前には、高速はどこまでいっても1000円であったから、太田桐生から全て高速を利用し、信越道〜北陸道上越ICであったのだが。

   桐生市内、赤城山が見えてくる

榛名山。 空っ風街道。赤城山麓に沿って走る。この空っ風街道からの夜景は見事で、夜景ポイントにはいつもペアと思われる車が駐車している。

 

 

 

 

昭和村あたりの利根川沿いの懸崖。

赤城インターをパスし17号に出る。17号に出て間も無く、モツ煮で有名な松井食堂が現れる。ここはいつ通っても満車である。食堂を過ぎる頃には、17号は利根川に沿って走る。

 

 

    国道17、沼田市内 谷川岳には雲がかかり見えない

 

 月夜野ICから関越道。谷川PAに近づくにつれ、鉛色の雲が垂れ込めるが、うっすらと虹が。

なにやら良いことが待っているような・・・・・。