上越・町家暮らし

主に新潟県・上越市の自然、文化、風土、そして町家暮らしについて書いていきます

通い道・渋川市 棚下不動の滝

2022-10-30 18:57:08 | 通い道

赤城ICを過ぎるといつもは利根川を渡りR17号に出るのだが、渡らないで利根川沿いの旧道を走る。しばらく行くと「日本の滝百選」の看板が。

崖上の白い岸壁の間には雌滝(落差40m)があるのだが。

ささやかな滝が、白岩の間に。

 

 

棚下不動滝 雄滝(落差37m) 大岸壁の鼻に落ちる。滝の周り360度見て回れる滝は珍しい。

不動明王

 


上越 夜の海で

2022-10-29 20:08:40 | 上越ぶらり

天気さえ良ければウオーキングを兼ねて海岸を散歩する。海無し県で育った私は、海のそばに住むことが夢だった。それが60を過ぎ上越の海辺近くに居を構えることができた。静かな夜の海では漁火が灯り、荒れた海では大きな船が停泊する。

右手、直江津港方面 柿崎の火力発電所の照明が空を焦がす

左手 鳥首岬方面 名立港の明かり

本日(22日)はオリオン座流星群が見れるはずだったが、空には雲が多く不発だった。21日は2、3の流れ星は確認できた。

 

 


陶器の町・益子寸景

2022-10-26 20:06:46 | 陶芸

芋坂恒治展 陶器店「もえぎ」今日が最終日

 

塩釉の大皿

「赤彩紋瓶」 71000円なり。焼物もかつての勢いはなくなったのに、値段だけがいまだに水平移動だ。

公衆トイレは焼物尽くし

陶器店 「陶庫」店舗玄関頭上

共販センター 大狸

かつての益子の勢いは無い。休日でなくとも人通りがあった陶器通も、今や人気が途絶えてしまった。時代の流れか、生活様式も格段に変わり陶器、磁器も様変わりし、焼物人気に陰りが出てきたところに、コロナの蔓延が焼物の町益子にトドメを刺したようだ。閉店した陶器店も多く、益子でも大手の窯元も倒産した。決して安くは無い作家物を購入していた層も、年代が上がり、年金生活を迎える年となって、割高な焼物を買う購買層も後退していってしまったようだ。売れる商品は安く、カラフルで、カワイイ〜〜〜なんて言葉が出るようなものが、売れ筋商品になっているようだ。

ハーブ、ペパーミントの花

陶器より焼き芋

結局、カミさんはお目当ての作家さんの作品は購入せず、購入したのは焼き芋と野菜であった。

 

 


野州打刃物・茂木町 中屋久作鋸店

2022-10-25 16:53:24 | 地元作家

栃木県で打刃物(鍛冶屋)を調べると現在作動しているのは茂木町茂木の「中屋久作鋸店」のみ。益子でカミさんの好きな作家さんが展覧会をするというので、それに併せて茂木まで足を伸ばした。

表の想像通り中も雑然としており、町の寄合所の態を成していた。

 

今や栃木県唯一の鍛冶屋「中屋久助鋸店」(栃木県伝統工芸品)関根良一さん。

関根 良一氏

号、中屋久作。昭和21年、茂木町生まれ。18歳より父に刃物作りを師事。目下鋸、菜切り包丁、出刃包丁、蕎麦切り包丁、刺身包丁、鋸、切出し小刀の製作に当たる。平成19年、栃木県伝統工芸士に認定される。

〒321-3531 芳賀郡茂木町大字茂木1848-3

TEL:0285-63-0551

 

かっては鋸一本で商売ができたが、今は草刈機や諸々の刃研ぎで商いをしているのだという。中はあらゆる刃物が所狭しとあった。刃物は売れないし、アウトドアナイフなんかないぞと言われ、ショウウインドウを自分で漁って見つけたのが、ウナギ用刃物。いやいやなかなかの値段で、私が手にしたのはこの一本だ(12000円)。皮のケースはおまけしていただいた。

全長28cm  刃長13、5cm  ウナギ包丁(柄は大分色褪せているから10 年くらいは経っているかも)