上越・町家暮らし

主に新潟県・上越市の自然、文化、風土、そして町家暮らしについて書いていきます

灰塚・鏝絵蔵

2022-03-07 20:16:34 | 虚無僧

佐藤さんの家の蔵には雪景に映える鏝絵がある。いつの頃から正確にはわからないが戦前のものであることは間違いない。パステル調の軽やかな色彩で彩られた彩光換気を兼ねた蔵窓が美しい。

ここ灰塚集落を含む旧山麓線道には何軒かの鏝絵が見られる家があり、旧道の味わいが残る街道であるから、興味のある方はのんびりと散策されるのも良いのかもしれない。

佐藤さん宅をバックにピース。(2011年2月撮影)


灰塚の雪

2022-03-05 09:20:39 | 虚無僧

上越市、灰塚の佐藤和昭さん宅(2月21日)今年は雪がすくね〜、と佐藤さん。

世界的尺八奏者、中村明一さんに佐藤和昭さんは師事をしており、今も東京に稽古で出かけている。

前月、2月5日の東京での演奏会は、無事終了したようである。

虚無僧尺八奏者として時々瞽女ミュージアムで演者として参加していただいている佐藤和昭さんとは、2010年来の付き合いである。都庁を早期退職し実家のある灰塚に帰ったきた頃、灰塚の瞽女宿を取材中知り合った。立派な鏝絵の蔵に目が止まり、リニューアル中の佐藤さん宅に声をかけたのが始まりである。それ以来、時々お邪魔し、やはり都庁職員だった奥さんの、手料理をご馳走に相なる身となった。

蔵の鏝絵は雪が多く撮影不可。次の機会に。

佐藤さんまた!


虚無僧尺八演奏会 2/5

2022-01-29 12:03:48 | 虚無僧

オミクロンの拡大で、私の知るイベントが相次いで中止になっている。「高田瞽女の文化を保存・発信する会」主催の(髙田瞽女の門付け再現と瞽女唄演奏会)も中止となった。

 

佐藤和昭さんが師事する、世界的演奏家中村氏が監修した、コンサートとのことです。

佐藤和昭さん

瞽女ミュージアムや雁木街で何度か演奏会を催している、地元の虚無僧尺八演奏家の佐藤和昭さんが、参加されるサウンドポップコンサートも危うい状況のようである。先日の問い合わせでは、非常事態宣言が出た場合は、中止の意向とのことだったが、わかり次第掲載いたします。

 


虚無僧尺八を聴く

2019-03-10 09:19:55 | 虚無僧

数少ない上越での友人(佐藤和昭)が出演する、尺八の演奏会に行ってきました。

彼はリターン組である。父親がなくなり早めの退職をし、10年ほど前に上越に帰ってきた。故郷のためにと、町興しに力を入れている。

会場は代々木上原にある古賀政男音楽博物館。春の一日、休日の東京の喧噪を離れ尺八の音を堪能しました。

 

 

演目は黄昏(明暗真法流)一尺四寸

 

    左、佐藤和昭       右、中村明一 (尺八四十奏曲第一番)

佐藤和昭さんが師事するのは世界的尺八奏者、中村明一氏。

残念なのは、アットホームな観客が多く、騒々しいのが気になった。

3月11日、東日本大震災の日、福島のお寺で虚無僧行列を行い、慰霊するそうです。

 

 


佐藤和昭・虚無僧尺八演奏会

2018-07-27 10:04:25 | 虚無僧

 

高田瞽女ミュージアムで22日、虚無僧尺八演奏会が行われた。

演者は佐藤和昭さん。演目は越後明暗寺発祥曲(山谷)

佐藤さんはリターン組である。東京で仕事をし、親が無くなり無住になった葛屋に帰ってきた。その葛屋を

退職金を叩き、リニューアルしたのだという。また、親が残した少ない田畑も耕し、晴耕雨読の生活を楽しんでいる。

その葛屋でイベントを催すのが、佐藤さんの夢なのだという。

今回のミュージアムでの演奏会は、その夢への一歩なのだろうと、私は思う。

尺八の音は雁木に共鳴し、郷愁を伴いながら、館内へと誘う

シルエットの佐藤さんが颯爽と現れ、演出は最高潮である

 

 

佐藤さんの虚無僧尺八の師は、世界的な演奏家である。

普段は言葉少ない佐藤さんも、この日は饒舌である

ミュージアム前の雁木通りを演奏する。

町家通りには、虚無僧姿がよく似合う

 

           きものの小川前にて

一度は離れた故郷を大切に思う佐藤さんの演奏は、心に染み入るものだった。

 

佐藤さん、次の演奏会をお願いします