上越・町家暮らし

主に新潟県・上越市の自然、文化、風土、そして町家暮らしについて書いていきます

平成版、瞽女宿の記憶 小冊子案内

2014-11-30 17:15:42 | 瞽女

「高田瞽女の文化を保存・発信する会」のお知らせ

 

高田瞽女文化の調査記録「平成版 瞽女宿の記憶」が完成しました 

                    

 

 高田瞽女の文化を保存発信する会では、数年前から瞽女の旅路をなぞるように、街道の風景や集落の家並みを訪ねてまいりました。

 

このたび、平成25年度文化庁の補助事業で往時の瞽女宿を再訪し、瞽女の記憶を取材することができました。そして、この取材をまとめた本「平成版 瞽女宿の記憶」が完成いたしました。

 

瞽女を知る世代は、すでにギリギリの年齢です。家は残っていても世代が代わり瞽女の記録は途絶えつつあります。高田瞽女の文化を継承するために、今こそその記憶を記録にとどめたい、そんな思いで作成に至った本でございます。

 

多くの方々に調査にご協力いただきました。貴重な資料や的確なご意見、さらには暖かい励ましをもいただきました。御礼申し上げます。

 

このようにして出来上がった本をより多くの方々にお読みいただきたいと考えております。ぜひ手に取っていただき高田瞽女を知っていただきたいと思います。

 

 

本は無料で配布しております。ぜひお申込みください。

 

お申込みについて

 

本:無料 送料:200円

 

お名前、郵便番号、住所、電話番号をお知らせください。

事務局より発送いたします。送料200円は商品到着後郵便振替にてお支払い願います。

 

お申し込み方法は、FAXかハガキにてお願いいたします。

FAX:025-522-3143

ハガキ:〒943-0832 新潟県上越市本町7-3-22 「高田瞽女の文化を保存・発信する会」事務局宛て

 

妙高市古文書

2014-11-30 00:11:44 | 妙高市古文書

瞽女街道をいく.妙高市古文書

 

 先日,妙高市,西野谷の古文書を手に入れた.いずれも享保年間の古文書である. 一通は享保3年.もう一通は享保13年である.双方とも西暦で言えば1700年代中頃, 1700年代は飢饉が多く,この時代は大変であったらしい. 上記の古文書は前金でもらっていた納品すべき材木を,川の氾濫によって流され,納品出来なくなったためしばらく待っていただきたい,そんな趣旨の文章であるらしい.私でも部分的には読めるのだが,なにせ300年も前の文字なので,心もとなかったので 最近,古文書読解の勉強を始めたカミさんに,内容を要約してもらったものである.  「乍恐以書付本願書」(大白川筏川流)享保13年(1728),西野谷の村民,6人の嘆願書であるらしい.   

 

 

 

 

 

もう一通は,一高三斗の採れ高の田んぼを質に三両貸して欲しいという,金の無心の証文らしい. 「質田地証文,御公儀年貢』 享保3年(1718)三人の質入れ連綿の証文である.  当時の社会状況は生きるだけで精一杯の状況だったに違いない.そんな中,瞽女たちはどんな生き方をしていたのか、想像に難いのである。