島根からの帰り、小一時間ほど竿を出した。清流が流れていれば必ず覗き、気に入れば竿を出す。釣り人の性である。
長靴を履き歩けるところまで釣り上がった。
小さな岩魚が2匹、毛針を咥えてくれた。
現在、山陰、北陸、信越は梅雨に入り、傘マークがしばらく続く。
島根からの帰り、小一時間ほど竿を出した。清流が流れていれば必ず覗き、気に入れば竿を出す。釣り人の性である。
長靴を履き歩けるところまで釣り上がった。
小さな岩魚が2匹、毛針を咥えてくれた。
現在、山陰、北陸、信越は梅雨に入り、傘マークがしばらく続く。
兵庫、京都に入るとスギ林と竹林が多くなる。
苔に覆われたゴギの谷が美しい
帰り道に寄った鳥取県・三朝温泉
河原ど真ん中。端から丸見えの露天風呂は、かなり勇気がいる。
掃除をしたばかりで、お湯が少ない。ちょうど良い湯加減だった。
島根のゴギ
ゴギとは山陰、中国地方に生息する岩魚の一種である。その特徴は虫食い状の模様が、頭から口先にまで
ある事。通常の岩魚には頭上に模様はない。
通常の岩魚の模様。頭上には模様はない。模様も小さい。
ゴギが棲息するのは、中国山地を挟んだ鳥取、島根、山口県などの山陰地方と広島、岡山県などである。6月中旬、栃木県から島根までほぼ下道を走り辿り着いた。およそ1000km。1日かかった。
中国山地に残る民家。
ゴギのいる谷は小さな渓流で、関東や信越と異なり竹林の中を流れる渓流もある。
地元の方からの情報収集も大事である。この滝までがヤマメとゴギの混生とのことだった。
情報通り、滝下の落ち込みでヤマメがきた。
釣れるゴギ20cm前後だった。大きな個体は珍しいとのことだった。
今回は釣りに限った四泊5日だったが、中国地方は魅力的な土地であることがわかったので
次回はのんびりと訪れてみたいものです。
山藤咲く谷
サビがとれ銀ピカの太った岩魚 31cm
今年初の釣り。例年から比べると雪代の収まりは半月は早い。本流は水量が多く、水が冷たく遡る気には
ならないが、支流はクリアな流れが穏やかに流れる。テンカラは瀬の釣りである。水深がたっぷりあるような
淵や急流は苦手である。私はドライフライのみなので、この時期の渓魚釣りにはあまり適さない。案の定、
盛期なら必ず出るような瀬や深瀬のポイントでも、魚は出ない。30分ほど流れを攻めるがあたりはない。13:30過ぎ
大渕の巻きで31cmが出た。今年の初物は尺上だった。う〜ん、この最初からの出来過ぎはあまり喜ばしい
ことではない。大抵こういう状況のときは後半ぬか喜びに変わるのだが、しかし私の意に反し、次の堰提の巻でも泣尺がきた。
お〜、今日はなんという日だ。堰提を越え、次々に現れる瀬では一度当りがあっただけで、2時間ほどの釣りで
4匹ほど釣った。
泣尺岩魚
タニウツギ咲く
今年は例年に比べ3分の一程度の雪。シーズンに入る。
今年の釣りのリハーサル。まだまだ谷は残雪で渓水は茶、茶で雪代で埋まっています。釣りなんて
とても無理です。
里の桜は終わりだが、谷のやまさくらは見頃である。私は里の桜をわざわざ見にいくことはないが、ことやまさくらに関してはその限りではありません。
それは、やまさくらが厳しい環境の中で、孤高を保って生きている姿に共感するからです。
谷を歩いていくと次々に。
断崖に咲くこのやまさくらが一番色鮮やかで、妖艶だった。
雪国の谷深く、ひっそりと咲くやまさくらが好きだ!