上越・町家暮らし

主に新潟県・上越市の自然、文化、風土、そして町家暮らしについて書いていきます

県境の谷で

2024-07-03 23:18:24 | 渓流釣り

島根からの帰り、小一時間ほど竿を出した。清流が流れていれば必ず覗き、気に入れば竿を出す。釣り人の性である。

長靴を履き歩けるところまで釣り上がった。

小さな岩魚が2匹、毛針を咥えてくれた。

現在、山陰、北陸、信越は梅雨に入り、傘マークがしばらく続く。

 


ゴギの谷を訪ねて

2024-06-24 18:50:15 | 渓流釣り

                島根のゴギ

ゴギとは山陰、中国地方に生息する岩魚の一種である。その特徴は虫食い状の模様が、頭から口先にまで

ある事。通常の岩魚には頭上に模様はない。

通常の岩魚の模様。頭上には模様はない。模様も小さい。

ゴギが棲息するのは、中国山地を挟んだ鳥取、島根、山口県などの山陰地方と広島、岡山県などである。6月中旬、栃木県から島根までほぼ下道を走り辿り着いた。およそ1000km。1日かかった。

中国山地に残る民家。

ゴギのいる谷は小さな渓流で、関東や信越と異なり竹林の中を流れる渓流もある。

地元の方からの情報収集も大事である。この滝までがヤマメとゴギの混生とのことだった。

情報通り、滝下の落ち込みでヤマメがきた。

釣れるゴギ20cm前後だった。大きな個体は珍しいとのことだった。

今回は釣りに限った四泊5日だったが、中国地方は魅力的な土地であることがわかったので

次回はのんびりと訪れてみたいものです。

 

 

 

 


上越の釣り 2024・5月

2024-06-01 12:39:54 | 渓流釣り

                        山藤咲く谷

           サビがとれ銀ピカの太った岩魚 31cm

今年初の釣り。例年から比べると雪代の収まりは半月は早い。本流は水量が多く、水が冷たく遡る気には

ならないが、支流はクリアな流れが穏やかに流れる。テンカラは瀬の釣りである。水深がたっぷりあるような

淵や急流は苦手である。私はドライフライのみなので、この時期の渓魚釣りにはあまり適さない。案の定、

盛期なら必ず出るような瀬や深瀬のポイントでも、魚は出ない。30分ほど流れを攻めるがあたりはない。13:30過ぎ

大渕の巻きで31cmが出た。今年の初物は尺上だった。う〜ん、この最初からの出来過ぎはあまり喜ばしい

ことではない。大抵こういう状況のときは後半ぬか喜びに変わるのだが、しかし私の意に反し、次の堰提の巻でも泣尺がきた。

お〜、今日はなんという日だ。堰提を越え、次々に現れる瀬では一度当りがあっただけで、2時間ほどの釣りで

4匹ほど釣った。

                    泣尺岩魚

              タニウツギ咲く

今年は例年に比べ3分の一程度の雪。シーズンに入る。


やまさくら礼讃

2024-05-01 20:25:07 | 渓流釣り

 今年の釣りのリハーサル。まだまだ谷は残雪で渓水は茶、茶で雪代で埋まっています。釣りなんて

とても無理です。

 里の桜は終わりだが、谷のやまさくらは見頃である。私は里の桜をわざわざ見にいくことはないが、ことやまさくらに関してはその限りではありません。

 それは、やまさくらが厳しい環境の中で、孤高を保って生きている姿に共感するからです。

谷を歩いていくと次々に。

断崖に咲くこのやまさくらが一番色鮮やかで、妖艶だった。

雪国の谷深く、ひっそりと咲くやまさくらが好きだ!