上越・町家暮らし

主に新潟県・上越市の自然、文化、風土、そして町家暮らしについて書いていきます

群馬県六合(くに)村 日本一美しい村で

2023-06-30 13:57:22 | 石仏

昨夜の宿は道の駅・あがつま峡車泊。この道の駅は一時世上を賑わせた、八つ場ダムの近くにある。

早朝の八ッ場ダム

会いたい道祖神に惹かれ群馬県中之条町六合(くに)村←クリックを訪れたのだが、この村が日本で一番美しい村に選ばれていたことなど、予想もしていなかった。まさに花より団子、知らぬが仏。道祖神巡礼者なのである。

 

 

六合村赤岩地区は重要伝統的建物群保存地区に指定されている。まだ朝の6時。閑とした空気の中を歩く。集落は目覚めたばかり。

 

湯本家住宅。土壁が往時を忍ばせる。江戸時代、この家に蘭学者 高野長英が匿われていたのだという。

見落としてしまいそうな場所に赤岩道祖神。

 

ユキノシタが静かな路傍を彩っていた。


長野県立科町 傘持道祖神

2023-06-30 13:45:51 | 棚田

長野県立科町芦田宿。中山道の旧跡を残している。

 日本で唯一、スゲ傘を持った道祖神にようやく会うことができた。場所は長野県立科町。私の通い道からは真逆に場所にあるためなかなか行くことができなかった。真夜中下道を走り、群馬県の中之条町を抜け、軽井沢を通りようよう立科町についた。途中、寄り道をしたため午後も半ばを過ぎていた。資料では立科町上房という場所にあるということでその集落を訪ね3人の方に聞きただして、案内まで受けたが、傘持ち道祖神は見つからなかった。聞いた3人の中には地元の石仏を調査した方がいたが、そのかたも道祖神の存在を知ることはなかった。五十年前に調査したというから、今のように盗まれてなくなるということもなかったはずだから、資料間違いか、場所が違うと諦めて新潟に帰ったのだ。だが諦めきれずに、ネット検索をするとどうやら同じ地域ながら、私が行った場所近くにあることがわかり、5日後の栃木への復路、再び立科町を尋ねる。

芦田宿場外れ上房にあった道祖神二体。国道を挟んで上房という地域は広範囲だったらしい。往路での道祖神探しが浅かったということだろう。

付近の道祖神を訪ねてみる。石川の道祖神

 

 

 

長野県の天然記念物となっている松並木。ここを抜け笠取峠を超える。

長野県における若山牧水。至る所に足跡を残している。

松並木入り口に目的の傘持道祖神がありました。どうやらこの道祖神はオリジナルでなく、復刻らしいのだがオリジナルはどうなったのか、気になるところだが資料がないので不明なのである。また、道祖神に傘を持たせた由来が笠取峠という、ワードからのイメージではないかと想像できた。しかし150cm以上もある、こんな大きな道祖神でも道一つ隔てただけで、往路に尋ねた上房集落の方は認識していなかった、ということは、どうやら道祖神は、すっかり市民権をなくしてしまった愛の神様ということなのだろう。


上越市名立区日前神社 陽の舞

2023-06-29 20:32:55 | 神社

海水面に太陽が到達した瞬間。

夏至を目前にした20日。頸城地域の記録に携わる佐藤秀定さんからお誘いの電話があった。日前神社(ヒノクマ神社)というところで夏至に面白い現象が見られるのだという。明日は夏至だが、天気は芳しくなく、ベストな落日は確約できないから、今日のうちに撮影しようということになった。

第一鳥居から神社を見る。神社内部陽光が一直線に入ってくる。太陽を崇めたマヤ文明のエル・カスティージ(メキシコに残るマヤ文明の遺跡)の階段を指す陽光に似た、現象なのだろう。

第一鳥居から日前神社←クリックを見る。本来、神社のあった場所はもっと海よりにあり、太陽光も神社内部に見事に刺したらしいが、鉄路が引かれることになり、50mほど後退を余儀なくされたのだという。

太陽の円形が賽銭箱に投影される。

19時を過ぎ、太陽が日本海の海水面に落ちる際、落日光は神殿内外を照らし、踊るように煌めいた。

 


上越市 ホームでの初釣り

2023-06-28 19:02:51 | 渓流釣り

 

昨日の雨で本流には濁りが入る。それでも今年初のホームグランドに足を運んだ。釣果はウド。

帰りがけに支流を見ると、支流には濁りが少ない。もう時刻は18時を回ったが30分ほど竿を出した。24〜28cmを七匹ほど釣った。今年初のホームでの釣りは上場であった。

 


上越市関田峠を歩く

2023-06-26 13:04:29 | 上越ぶらり

関田峠への最終集落、上関田。集落の大きなカーブ脇の民家前に大きな庚申塔と七地蔵。

七地蔵と除虫菊

 

関田峠は110kmの行程を持つ信越トレールの半ばに位置する。この信越トレール←クリックは新潟県と長野県の県境にそびえ立つ標高1000m前後の山々で成り立つ。しかし積雪が多く、冬季に通行できる峠は限られ、関田峠が通行できるようになるのは、積雪量によって違うが、5月の陶から6月初めである。

峠てまえ、以前はわさび田があったらしいのだが。鬱蒼としたブナ林内にある緑地

光が原高原。ここまで来ると関田峠はもうすぐ。上越市から日本海。頸城三山、長野の飯綱、黒姫山など、ロケーションが良い。

関田峠のブナ。

今年もまた、関田峠の女ブナに会えました。