ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

フィリップ・ロティ ジュヴレ・シャンベルタン シャン・シェニ VV 2005

2011-01-30 | ジュブシャン/マルサネ/フィサン
GEVEREY-CHAMBERTIN CHAMPS CHENYS VV Philppe ROTY

ロティのワインが飲みたくなって開栓
Vintageから言っても早飲みしすぎるんだろうなあと思いつつ
ですので、えらく久しぶりにカラフェを使いました

しばらくはエアレーションの時間稼ぎに風呂に入ってました
 ・・・(余談)マツキヨの生薬入浴剤って漢方のようで暖ったまるんですよ
 ・・・・・・・・代謝が上がって汗して、それから飲むわけです
 ・・・・・・・・これがワインを旨く飲めるコツかなあ

で、開栓して1時間してからの試飲です

いいですねえ (*^o^*)
香り立ちは中庸ですが
紫のフローラルやスパイスなどジュブシャンずばりでしょう
しっとりと鞣革も徐々に出てきています
全体を包み込むような土香があってこれが好きです

タンニンがびっしり舌に乗ってくるのですが違和感はないですね
PNの良さが出てますねえ
酸が寄り添うような感じで弱いのかなあと言う印象ですが
長い余韻を支えているのを感じると、良いバランスのワインだと言えるでしょう

コクが後引きを促します
きっと7~8年くらいでピークを迎えていくようなイメージです
PP92-93ですが
現時点では上り坂で・・・ピークを迎えればピッタリでしょうか

Vintage2005は残り2本ですので
次回は2015年、そして最後は下り坂の黄昏を感じたいので2020あたりでしょうか

そんなことより、アジアカップの優勝を祈って
 ・・・応援、気合入れて ・・・・飲みながら ・・・・\(^_^ )


アンリ・ボワイヨ ACブル ブラン 2008

2011-01-27 | ACブルゴーニュ
BOURGOGNE BLANC 2008 Henri BOILLOT

今日は米焼酎を開栓したものがあって呑んでいたのですが
家内が言うほど・・・近くのお店のお勧めだと言うのですが・・・美味しいとは思えず
やっぱりワインにしました

ボワイヨのワインはACブルとしては良く出来たワインですね
美味しいワインの基本的要素を持っていて上級キュベを彷彿とさせる様があります

許せる範囲での雑味と苦味がシースルーのようにあるのですが
まあ”しゃーない”と思える程度ですから
後引く旨さがあって素晴らしいから雑味が許せるんですねえ
Vintage2008の現時点での状態はさながら何度かブログアップしました
いわゆる熟れてきたVintage2007に近いと言えるでしょう

ボワイヨは赤白両方の優良な造り手ですが
こうして白ワインを味わうたびに思うことは
やっぱりボワイヨは白屋だということです

ところで
このワインを飲んでしまうと、残りのACブルの在庫は
LEROYのVintage2004の赤だけになります
使用されている葡萄はGCや1erのものなどの混醸
混醸ゆえにAOCがACブルになったものですから
毛色は普通のACブルとは全く別世界のワインでしょうか


ニコラ・ポテル ヴォーヌ・ロマネ VV 2005

2011-01-25 | エシェゾー/VR/クロブジョー
VOSNE ROMANEE VV 2005 Nicolas POTEL

開栓即では微かな苦味があってとても良いワインだと言えませんでした
若いVintage故にタンニンの硬さはあります
小一時間ほどで随分苦味は消えてきて分からなくなってきていますが・・・

余韻が期待するほど長くない
VT05の優良年にありがちな濃さはあるのですが
まあ、香りに小梅と鰹節的香りに僅かな土香がVRではと言えるでしょうか

よ~く味わうと
余韻に未だ僅かな苦味を感じます・・・初心者なら言われなければ気が付かないでしょう
恐らく明日になればもう少しハッキリ出てくると思います
ポテルはACブル05では確実に分かる苦味がありましたが
まあ、流石にこのクラスでは押さえ込んではいますね
それでも余韻に残ってくるのはいただけませんね
・・・・・余韻が綺麗でピュアでないワインは良いワインとは言えません

勤務先のグループ会社でワインを一部取扱があって
図らずも指名があって試飲会に出たときに試飲したワインについて
皆さん美味しいと言っているのに驚いたことがあります

その理由は簡単です
それはピュアな味わいもないのに言い訳のような・・・
どこかのシニアソムリエが”アクセントのような苦味”とのコメントがありました
恐らくは・・・
皆さんプロが言うんだからとそのワインのちゃんとした評価ができなくなったんでしょう
苦味や雑味があるのも”輪郭”で片付けられれてしまっているんですねぇ
彼らも商売ですが・・・
知らない日本人相手では上手くやり過ごしやすいのでしょうかねぇ
こうやってネタバラシしている私も
表立って異論は言わずその場は静かにやり過ごしました・・・・リーマンらしく(^^ゞ

でもこいう価格レベルのワインが”それなりの評価”を得るのは許しがたいですねえ
・・・雑味や苦味のあるワインは厳しく言えば駄目ワインだと言いたいですねえ

まあ、ちゃんとしたワインがどういうワインなのか
ブランドに騙されず
色目に誤魔化されず
きちっと評価できる舌を養いたいものですねえ

このワインは村名でもVTが良いからでしょうか6Kもします
で、ネゴス物
 ・・・通常のVintageのものはもう買わないでしょう
 ・・・これでメゾン・ニコラ・ポテルの手持ちワインは最後ですから
次回ポテルのワインを買うとすればドメーヌ・ベレーヌ物でしょう


アルノー・ショパン シャンボール・ミュジニー 2007

2011-01-21 | C・M/ボンヌマール/ミュジニ
CAMBOLLE MUSIGNY 2007 Arnaud CHOPIN

この造り手のワインはNSGのVV2005を飲んで以来です
Vintage2007にもかかわらず美味しいです

若飲みであるのに
 ・・・・・・違和感もなく
 ・・・・・・タンニンも滑らかでザラツキが分からない

旨い!
この造り手のワインはいつもそうですが
安心感があってバランスの良さと後を引く旨さがある

今回のワインはCMのVintage2007
期待していなかっただけに満足感は倍化しました

Vintage評価では気候が不安定だったが故に造り手によって甲乙の差が出た年
熟成用ではなかったのに
造り手が若手で難しい年だったが故に
このワインはたった1本の試し買いだけだった・・・・・反省(^^ゞ!
彼のワインは正しくQUALITE-PRIXですね

CMにありがちな隠微さはないのですが
小さな花が見えてきそうな香りと味わいはいいですねえ(*^o^*)
あっという間に半ボトルが空きました
残り半分はアジアカップのカタール戦を見ながらいただくとしましょう
球体的な厚みが出てきたらGC間違いなしの村名ワイン

十分満足できる07の一本の一つでした


アルロー ACブル ロンスヴィ 2008 ②

2011-01-17 | ACブルゴーニュ
ARLAUD BORGOGNE RONCEVIE 2008 part2

先月試飲から丁度1ヶ月経ちました
ACブルですから雑味はどうしても避けられませんが
Vintage2008では良い出来だと思います

ただ舌が味わいに慣れてくると
やっぱり物足りなさがあるんですねえ
贅沢なボヤキですよね \(^_^ )

08のアルローはこれ以外はありませんが
というか冷蔵庫スペースの問題もあり仕方ないです

実は赤でACブルはこれで御終い
・・・と言うかルロワの赤のACブル2004は未開栓です
白のACブルはアンリ・ボワイヨだけですので
少し買い足しておかないと
EUROCAVEの中で熟成途中のワインを開栓しないといけなくなりそうです


フェルトン・ロード ブロック2 シャルドネ 2007

2011-01-14 | NZ・AUT・南米その他
FELTON ROAD BLOCK 2 CHARDONNAY

これでフェルトンは最後のボトル
もうここのワインは購入することはないでしょう

2009に買った時から設定価格が高いと思ったのですが
インポーターは富山のヴィレッジ・セラーズ
1本目とボトル差はないので余韻に残るこの苦味は正直言って最悪でしょう

価格が5千円を超えるからこそそれなりに評価するのは飲み手として当り前です
これでは新世界のワインでもNZのワインはもういいかなと
 ・・・これでもNZの上位クラスだったと思うのですが
余りにも価格VS味わいの悪さに言葉も出ません
 ・・・インポ-ターにも疑問符でしょうか 

色目から言っても廉価あるべきステンレスタンク醸造そのものの色合い
それでいて普通のFR産なら果実味が若い時期から楽しめるのですがこれは・・・
香りはドライパイナップルetcがあって楽しめそうなのにもかかわらず
香りと味わいに想像外のギャップがあるワイン

ワイン銘柄やクラスも知らない家内が力込めて"美味しくな~い
価格を聞いたら彼女はきっと激怒でしょう
しばらくはNZからは離れることとしましょう


ボーモン・デ・クレイエールNV (12日目)

2011-01-12 | シャンパーニュ/フランチャコルタ/他
BEAUMONT DES CRAYERES NV GRANDE RESERVE

この泡は正月にあけたものですが
何でまだあるの? ・・・って聞かれそうです

泡が強い時は誤魔化されましたが
目一杯酸が立ち
後で胃が痛くなり何回かに分けていただいたのですが・・・

開栓して今日で何と12日目 (~~;)

まあここまで待たなければ駄目なんて・・・・・酷いものです
こんな泡をどう飲ませるのか・・・・・


リュシー・エ・オーギュスト・リニエ モレ・サン・ドニ 2002

2011-01-09 | モレ・サン・ドニ/CSD/CDR
Lucie et Auguste LIGNIER MOREY-SAINT-DENIS 2002

L&A リニエのVintage2002のブッションはHuvert LIGNIER の刻印が入ってました
しかも例の狼二匹のマークも・・・・モレ村のマークですね

色調は全体に紫が薄くガーネットになってきています
透明度や艶も良くピークに近いかそのものですね

酸が綺麗で嫌味もなく口中での広がりに心地よさがあります
余韻が長く果実味と酸味が渾然としていて”旨い” ・・・この余韻が好きです
球体的ではないですがパープルの花の香りが強く
土香、下草香などテロワールを感じさせる香りはどちらかと言えばジュブシャンのようです

今日は開栓予定ではなかったのですが・・・

うーん いいですねえ
色目よりタンニンの溶け込みがよくて
このピークは酸の状態から4-5年はつづきそうですね
次回試飲するのは2015年あたりになるでしょうか

にしても旨いですね


パトリック・ピウズ シャブリ テロワール・ド・フレイ 2008 

2011-01-08 | シャブリ
Patrick PIUZE CHABLIS TERROIRS DE FLEYS 2008

初めて味わう造り手ですが、さてどうでしょうか
インポーターはヴィノラムですからそれなりに信頼はできるのでしょうか

香りは
Chablis独特のキンメリジャンのミネラル感は強くはないですが
しっかりChablisですと言っている様です

味わいは
温度が上がってくるとトロミも少し厚くなってきてまあまあですねえ
ですが、果実味というか、甘みが弱いのが気になりますが
そうと言いながらも半ボトルがスーッと空きました
酸も適度でしっかりしており若飲みでも美味しくいただけます
めちゃ美味しいわけでもないのですが
グラスの空き方から言えば飲み飽きをするタイプではなさそうです

色合いは可也薄め淡黄色で、醸造はステンレスタンクでしょう
まあ2日目ですがそれなりに飲めましたね
購入は2千円を軽く切ってでしたから・・・・であれば納得というところです


ティボー・リジェ・ベレール HCDN クロ・デュ・プリウレ 2005 

2011-01-02 | HCDN/CDNV/その他
THIBAULT LIGER-BELAIR HAUTES-COTES-DES-NUITS LE CLOS DU PRIEURE

昨年開栓しそこねたワイン
ティボーのワインはこれで御終い
好い造り手ですので機会があれば寝かせるワインを仕込みたいものです

このワインはVintageは2005で良い年ですが昨年にピークを迎えていました
まあこのクラスでは仕方ないことでしょう
開栓してみて少し抜けてきている姿を見るにつけ
このワインの場合は黄昏を楽しむものではないように思えます
このワインは伸び盛りで・・・ハッと振り向かされるような色香がある時に・・・飲むべきワイン

師走も27日まで忘年会やら、定年退職、海外赴任などなど送別会が隔日に重なって
さすがにワインを飲んでなかった分正月に一気に調整
 ・・・を口実に結局ワインが飲みたいからですねえ (^^ゞ

飲み頃と言えば
造り手、Vintage、格付け、保存状況、果ては体調や気候になどによって様変わりしますが
なかでも保存は地下土蔵(cave)があって
年中温湿度の管理が自然に出来ていれば最高ですが・・・・・無理ですよねえ

今年も飲み頃をしっかり見据えて
美味しく旨いワインを楽しく飲んでいきたいものですね

ボーモン・デ・クレイエールNV で正月

2011-01-01 | シャンパーニュ/フランチャコルタ/他
BEAUMONT DES CRAYERES NV GRANDE RESERVE

2011年 新年明けましておめでとうございます

ことしも正月は泡にしました
この泡はビッグカメラで買い物時に見つけてポイントで購入したもの
冷蔵庫の泡は数少ないのでもう少し寝かせておきたいので今年はこれで!

味わいは
しっかりした酸味がブランドノワールのようです
でもメインはPMで60%のこと
ウーンそんな感じはないのですが・・・・・今年も利き酒は?でしょうか(汗)
まあそんなことより今年は苦手の泡でお気に入りを増やしたいものです