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ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

ドメーヌ・デ・ギュイヨン ソミュール ラルディル 2012

2015-10-23 | ロワール
Domaine des Guyons L'ARDILE SAUMUR 2012

2010を飲んで、2011を飛ばしました。

ラルディルって、こんなに酸が強かったっけ? というくらい柔らかいけれどもずっしりきます。2010のちょっと過熟感のあった甘味は無く、下位キュベのヴァン・デュ・ノールをそのままスケールアップしたワインと思います。

今回の2012は、シュナン・ブラン辛口のお手本のようなワインで、長期熟成型ワインとも言えるでしょう。ただ気になるのが、写真にもあるようにブッションの開栓時の潰れ方が、余りにも頼りない。50mmもの贅沢ブッションを使っているのにである・・・ 今回はアタリが悪かっただけかもしれないですが。

小分けボトルに入れて2週間経って、やっと酸の勢いが柔らかくなり、シュナンの美味しさが出てきました。この2012は、 ・・・ 2010 までのちょっと甘めの造りから本格的熟成タイプになったのかな?・・・ 好みで言えば4~5年寝かせてからのように思えます。



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ドメーヌ・ド・ラ・ヴァンソニエール ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ シュール・リー 2013

2015-06-09 | ロワール
Domaine de la Vinconniere Muscadet Sèvre et Maine Sur Lie 2013

酸が強さがありますが、それが思いのほか甘酸っぱさに感じます。お家のご意見番は酸味がワインらしくて美味しいと言ってましたが・・・  無名ワインですが、金色の受章ラベルを2つも仰々しく貼付しているだけのことはあるのかも。
まあ、少し甘酸バランスがアップすると、もっと美味しいワインになるでしょう。



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アルフォンス・メロ エドモンド サンセール・ブラン 2007

2014-10-24 | ロワール
Alphonse Mellot Sancerre Blanc Cuvee Edmond 2007

ソーヴィニヨン・ブラン(SB)100%のロワールのワインです。実は、このセパージュは好みじゃないのに、年に何度か試しています。で、今回は当りですね。久しぶりに美味いと感じ、舌鼓です。

香りは、開栓当初からボトル口から水飴香、白色や黄色が混じる百合系ブーケ。SBの青っぽさが随分柔らかく変化してきてますし、時間が経ってくるとローストした木の実も出てきますね。あと僅かですが鞣革、生肉っぽさもあります。

味わいは、香りに負けてなくて、水飴の甘やかさに酸が合わさって、少しトロミがあって舌の上での広がりが心地よいです。

ロワールのヴィンテージ’07は、評価的には今一歩だったので、売価も特価だったのか?。でも、若飲みしたら、酸っぱさに辟易し間違いなく受けが良くなかったのではと思います。概ね4~5年程度じゃダメで、せめて熟成8年は必要だろうと思われます。酒躯の力強さがまだありますので、先の熟成も楽しめそうです。

もう一本ありますので、それはあと2年、熟成10年あたりで開けてみたいと思います。



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ドメ-ヌ・フィリップ・テシエ クール・シュヴェルニー ブラン 2011  

2014-10-19 | ロワール
Domaine Philippe Tessier Cheverny Cour-Cheverny 2011

ロワールの自然派という触れ込みと、初めて味わうセパージュのロモランタンに魅かれて購入。

実は、開栓したのが6日前でした。当初は酸が走ってて、 ・・・ヴィンテージの悪さもあったかも知れません・・・ (+_+)でしばらく放っておいたのです。で、故に今日が6日目。
やっとアプリコットが中心的な香りで、味わいも余韻に苦味を伴いながらそれに近いものになってきました。PRのあったうっとりする香とかは、試飲会で何日か経ったものだったのではと思います。

確かに個性のあるワインで面白いのですが、好みによって好き嫌いが分かれるところでしょう。ロモランタンは、絶滅危惧種のような葡萄らしく、機会があれば是非応援したいものです。



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ディディエ・ダグノー プイ・フュメ 1994

2014-06-27 | ロワール
Didier Dagueneau Pouilly Fumé Silex 1994

造り手は、2008年に飛行機事故で他界しています。90年代当時はラベル包装に凝らずその割にワイン価格も結構していて、面白いという印象からフランス現地で買い求めたワインで、良く知らないだけだったかと。

黄昏ワイン ・・・・・と思いきや。
20年の熟成を感じさせない、酸がしっかりしていてちょっと驚き。まだまだ熟成しそうですが、甘酸バランスが崩れていて、飲み頃を外したというよりそういう意味で限界かと言えるでしょう。



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ドメーヌ・ソフィ・ベルタン ピノ・ノワール 2012

2014-05-09 | ロワール
Domaine Sophie BERTIN Pinot Noir 2012

今年は、基本的に同じものは飲まない主義の一期一会で進んできて、それが何せ面白い。今回は、久しぶりのロワールのピノ(BIOだそうで)です。今までになかなかロワールのピノで美味しかったというワインに会えてなかったのですが、今回のワインは、ブルではなく産地当てはできないけれども、値段の割になかなかの代物。

そう言えば、インポーターは大阪のアンフィニー。確かショップもやっていて、なかなか有名ではないけれど良いものを取り扱われるイメージが残っています。要するに、今回のワインも有名銘柄ではないので安く設定できたのでしょう。銘酒に旨いものなし(^^;)・・・・・ではなく、銘酒に安いものなしとでも言うんでしょう。

失敗もありますが、直感的で、イメージ的で、初めてのAOCで、できるだけ初めての葡萄で、・・・・・ って自分に対する条件設定をしてみると、世の中広いというか世界はまるっきり広いという、飲んでも飲んでも底付くことがない数のワインがあることが分かってくる。「狭い世界=フランスワインへの拘り」があったからこそ、今は逆にその奥深さ分かるのかもしれません。




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ラ・トゥール・サン・マルタン ル・クロ・ドローム ヴァランセ 2012

2014-05-08 | ロワール
La Tour Saint Martin Le Claux Delorme 2012

ヴァランセってロワールのどこら辺でしょうか。初めて味わうAOCじゃないかなぁ。
調べるとおロワール川に面した高台になっている場所にある Château de Chaumont の周辺でした。

年に何度かSBを好みでもないのに気分転換もあって飲むのですが、それ故か長所も欠点も良く分かることがあります。
このワインは、香りは正しく青臭くて好みではないが、味わいは期待値よりも青臭さは極力なくて、これならOKです。



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ベアトリス & パスカル・ランベール シノン キュヴェ・ダナエ 2010

2014-04-10 | ロワール
Domaine Pascal-Lambert Chinon cuvée Danaé 2010

シノンの古城跡と町並みが好きで、何度か旅行がてらに現地でワインも購入したこともあるシノン。当時は、シノンと言えばオーソドックスなシャルル・ジョゲが印象深かったのですが・・・ ラベルが中国人のような肖像?の特徴のあるラベルでして・・・。

シノンのワインは、フィリップ・アリエの「Domaine Philippe Alliet CINON VV 2000 (クラスマン評価:10/10)」をN先輩に飲ませていただいて以来で、久々のカベルネ・フラン100%。このワインは、”DOMAINE”ものであることがパッと見た目には分かりませんが、裏ラベルに記載されている仏語文面に「私たちのドメーヌはビオディナミを実践しています」とありますので理解できます。

それはさておき、パスカル・ランベールという造り手は有名ぽい紹介があるのですが、クラスマン2003を見ても記載がありませんでした。ロワールの通ではないわたしには?ですが、新進気鋭なのかもしれません。 ^^;
思ったよりもアタックも軽く、香味もしっかりしていて今が飲み始めというところですが、できればあと数年してから飲みたいですね。



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ニコラ・ジョリー サヴニエール クロ・ド・ラ・クレ・ド・セラン 1998

2013-08-24 | ロワール
Nicolas Joly Savvennièrres Clos de la Coulee de Serrant 1998

随分久しぶり ・・・フランスで開栓して以来10年以上ぶりか?・・・ の開栓です。
熟成20年程度で開けようと思ってましたが、まあええかって5年も早く開けちゃいました。 ~_~;

当時のわたしのワイン知識では、この開栓時期が難しいと言われるワインの飲み方は良く分かってなかった。けれども、兎に角味わってみたいの一身で3-4年物での開封だったかと。故に、当時の情景を思い出せばメチャクチャな若飲みで、単純に葡萄汁がやたら甘いなあというワインでした。

そう、開栓したのはVintage1992だったかと思います。セラーにはVT92は後1本しかないのですが・・・・・。勿論、液体の色調は薄めでしたから、今日のような黄金色には程遠かったですね。

このVintage1998は、運よく甘めのモワルー系ではなかったようで、程よい甘みと酸味でバランスが最初から素晴らしくて、舌鼓を打っています。確か、開栓して1~2日置いてから飲んだほうが良いとか言われてたような・・・・・ でも既にメチャ旨です。ま、15年、これがシュナンの熟成かと・・・・・ ある種、先般のBeaucastel Blanc VV 1999 に近い感動があります。

そう言えば、今年4月にパリのワイン会、Espace-Vineuxの先輩のご自宅でVintage1996(このワインだけ撮り忘れ ^^;)を飲ませてもらったのを覚えていますが、その時のVT96は若干シェリーが入ってきていたのを思い出しました。N・ジョリーは、モワルーになるくらい遅摘みしますから推して知るべしでしょうか。

いずれにしても、VT98はいいピークで開けたかと思います。



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ドメーヌ・ド・ラ・ルヴトゥリ ミュスカデ S・M S・L ル・フィエフ・デュ・ブライユ 2010

2013-08-19 | ロワール
Domaine de la Louvetrie Muscadet Sevre et Maine Sur-lie Le Fief du Breil 2010

スクリュープルが壊れて以来昔のようにラギオールで開栓をしているのですが、いい加減にしたらコルクの先っぽが折れちゃいました・・・・・ *_*;;

でも、ルブトゥリの最上級だけあって、甘酸っぱい果実が美味しいです。

このワインの内容は前回を参照ください。



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ドメーヌ・デ・ギュイヨン ソミュール ラルディル 2010

2013-05-28 | ロワール
Domaine des Guyons L'ARDILE SAUMUR 2010

お気に入りワインです。
セパージュはシュナン・ブラン(CB)100%のAOCソミュール。08から毎年飲んでいます。このワインは、古いものは飲んだことがありませんが、正直言ってNJさんのセラーに寝ている92,98の竜の落とし子よりもこの10の方が・・・・・(汗)

VT09までなかったのにVT10から裏エチエットにノンフィルターのシールが貼付していました。酒石酸や澱を見てクレーム付ける方がいたんでしょうか? ブーちゃんとも違いますしビオ系であれば澱や酒石酸など言わずもがなですね。

VT08は酸が走り、VT09は少し甘みが走り、それでも最終的にVTにあわせて寝かせるとバランスが取れてくる好いワインで、件のVT10は今日既に甘酸のバランスも良く美味しいです。



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ドメーヌ・デ・ギュイヨン ソミュール ラルディル 2008

2013-02-24 | ロワール
L'ARDILE SAUMUR 2008  Domaine des Guyons

前回は1年前の2月でした。
ヴィンテージ2008は、まだまだ酸味が強めに出てきますが、ヤンチャさが治まってきました。昨年と比べてみると、色調の金色が濃くなったのが見た目も、昨年との比較でも分かります。

香りは
乾いた革をベースに石灰、下草や牧草、カボスやグリーンレモン、軽く蜂蜜など
味わいは
強めの酸に、というかリンゴ酸のような、余韻に柑橘とその甘みが出てきています。

こうして特長を記載してみると、シャルドネとの違いがハッキリでますね。前回から1年で随分こなれてきましたが、言うなれば飲み始めなのでしょう。こういうタイプのシュナン・ブランは初めてですが、糖度の高かったVT09と逆に糖度が低く酸味が強かったVT08が好対照すぎて、その振幅幅に戸惑ってしまいます。VT08を2本飲んでみて思うことは、酸味が甘味に変わりつつあってかなり良くなりましたが、それでも来年か再来年が良かったのではと思います。

<モトックス情報>
AOC : ソミュール
セパージュ: シュナン・ブラン(CB) 100%
醸造・熟成・醗酵:オーク樽
年間生産本数:9,000本(VT10データ)
平均収量:50hl/ha(VT10データ)
熟成:オーク樽熟成 9ヶ月(225L、新樽比率20%)

モトックスのWEB情報では、VT10は熟成:オーク樽熟成8熟ヶ月、220L、新樽比率100%に変わっていました。インポーター情報を記載しておきますが、・・・廉価なワインなのに新樽100%って、若いときは飲むなと言われているような ^^;



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ドメーヌ・アレクサンドル・バン プイィ・フュメ ピエール・プレシューズ 2010  

2012-11-29 | ロワール
Domaine Alexandre Bain POUILLLY FUME Pierre Precieuse 2010

これは甘口ワインかと言うほど甘く、プイィ・フュメで初めて味わう、この造り手も初めてですが、甘さが目立つワインです。

フュメというくらいですから、朝霧の葡萄に貴腐菌が付いたのでしょうか、確か貴腐葡萄も混醸しているとかで、面白いかと思い購入したワイン。

悪くはないのですが・・・・・ 粘度も高く、青草香は弱めで、蜂蜜の香味が残香にもあり・・・ まあ、アペリティフに使うには丁度良いかも!



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