ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

1ヶ月の小休止

2011-08-26 | 日記
残暑お見舞い申し上げます

2週間ブログ更新をしていないのにもかかわらず
沢山の方々が拙ブログに訪問して下さり、有り難うございました

実は、9月中旬に人間ドックを予定しており、過去2カ年、連続して数値が上がっている
 ◆γGTP・・・飲み過ぎ
 ◆中性脂肪とコレステロ-ル・・・ワインのおつまみ(夕食+αだったので)

こういう数字が万一3年連続だと、大好きなワインや最近ハマっている清酒を飲むのに
小宅の厚労省審議官から喧しくいわれる可能性大ですので
小一ヶ月間、家飲み限定で小休止しています

アルコール切れで手が震えそうな1ヶ月ですが、休止開けには
美味しいワインと清酒を予定したいと思います
試飲レポートのブログアップお待ちいただければと思います

<予定のワイン>
Kistler Chardonnay Vine Hill Vineyard 1998 (PP)96~98
 カリシャル最高峰でDRCモンラッシェの対抗馬
Beaucastel Blanc VV 1999 (PP)97
 栽培の難しいセパージュ”Roussanne”100%の南仏のモンラッシェと呼ばれる

<予定の清酒>
十四代 中取り純米
雅山流 新・影の伝説 22BY大吟醸鑑評会出品酒 極~きわみ~


入手困難ものばかりですが、気分でそれぞれ2種のうちで選びたいと思っています

では9月の中旬迄 à plus tard!

ヴィラ・プッチーニ キャンティ・リゼルヴァ 2007

2011-08-11 | イタリア
VILLA PUCCINI CHIANTI RESERVA 2007

イタリアのワイン産地のマレンマやボルゲリに隣接とのこと
DOC規定のイタリアワインは良く分かりませんが
サンジョヴェーゼ、カナイオーロ、CSの3種の混醸でショップのお勧めワイン

酸味がサンジョヴェーゼを連想させ、青っぽさがCSでしょう
それで、カナイオーロって (?_?)

香りは、強くはなく、青っぽさにグリエ香+スモークが混じってます
初めて味わうワインですので、不思議な体験ですね

味わいに厚みはないのですが、バランスの取れた味わいには驚きです
何せ、このワイン、何と税込1150円ですから
 
トスカーナのVintage2007は93点ですから通常であれば良いワインができる環境にあったかと
ボルドー系にも、一個人に掲載されたワインで、千円前後で秀逸なワインがありましたが
このワインは、イタリアのスーパーQUALITE-PRIXなワインなのでしょう

まあこれはこれでデイリーは合格点でしょう


ペルナン・ヴェルジュレス ブラン 2007 ドニ・ペール・エ・フィス

2011-08-08 | コルトン/ペルナン/ボーヌ
PERNAND-VERGELESSES BLANC 2007 DEMIS PERE ET FILS

ドニのワインは 1er SOUS-FRETILLE 2003を飲んで以来
この造り手の白ワインの良さを気づかされたのが 1erのスー・フレティーユでした

ペルナンは良い思い出のないAOCでしたが
ドニのワインを味わってからは完璧にイメージが変わったことは確か
購入価格も2710円で、以前こそ村名で3千円台であったことからみれば買いやすくなりました


香りは
若いワインであること、そのフレッシュさ、硬さのあるミネラル香や弱めのパイナップル香

味わいは
香りの通りで、最初は角張った酸に、舌に残る僅かな苦味にも思えるようなミネラル
時間が経つうちに、トロミとともに若いパイナップルが中心のフルーツが・・・
まだ硬いのですが、若飲みなりに楽しめる域に入ってきました


酸が立ちすぎのワインは、本来は好みではないのですが
小一時間くらいで甘酸っぱいパイナップルが美味しいと感じられるようになりました
イメージとしてスー・フレティーユ’03の延長線上にあり、良いワインであると実感

まあ、Vintage2007のイメージは、2-3年は酸が強く機嫌が悪く扱いづらい
でも、峠を越えると、一転してバランスが取れてくる、そんなイメージです
故に、このワインもまだ硬さは残るものの、2時間ほど待てば解けてきます
たぶん来年以降の熟成5年からが目安でしょう


最初はINAOグラスで、開かないのでグラスを変更

立川の千年葡萄家

2011-08-07 | 日記
千年葡萄家という最近できたイタリアン居酒屋風のワインBAR

まず、YEBISUビールをいただいた後
テイスティングSETというワイン3種
 ・・・選択は、白+赤+赤にすると
 ・・・ソアベ・PN・モナストレルでラベルは???でした

ボトルは2006年に設立されたドメーヌで
以前から興味があったもので、VINDEMIOのregain AOC Ventoux を選択

何とボトルで2700円(写真のボトルに書いてある数字)は安いですねえ
でVintage2008でしたのでカラフェにデカンタージュしていただきました
後で調べると、PP88で、連れが偉く気に入ったワイン
市場でも2000円弱程度ですから、如何に良心的価格か!

料理は8種ほど頼み、どれもワインに合って美味しかったです

贅沢なワインに料理というコンセプトではありませんが
二人で1万円でおつりがあるとは思いませんでした
気軽く、飲めて、食べられる、そんな雰囲気と価格が魅力的なお店でした

店の方といろいろ話をし
ミニワイン会程度であればOKとのことで、お気に入り店の一つにしたいですね 

トゥア・リータ ロッソ・ディ・ノートリ 2010 

2011-08-01 | イタリア
ROSSO DEI NOTRI 2010 TUARITA

トップ4ワイン =  レディ・ガフィ/ペルラート・デル・ボスコ/ジュスト・ディ・ノートリ/シラー
これらの4つのキュベのブドウが中身の約50%使われているとのこと
以前はトップ4の2番搾りを入れていたとのことですから
MLF後のバリック熟成中の格下げされたものに変わったようです

要するに単純に格下げを使わず
樽醸造中の樽ごと格下げしたものを使っていると言うことですから良質になったわけですね

濃いーワイン!
でも美味しいですよ こりゃ!

色調は
最近知った日本語ワイン用語の”インキー”って言うんでしょうか 
グラスの底が全然見えません
光源に透かしてやっと色合いが見えました ・・・・・こりゃあ濃いわ!

香りは
チョークや石英などミネラルが支配的で、ブーケは?です

味わいは
見た目と違って、濃い中でも、十分に嫌味なく、香ばしさのある味わい
こんなワイン過去に飲んだイメージとダブルのは、黒ワインと言われたカオールがよぎりました
  ・・・・・Vintage1990のプレステージワインがそうだったのを思いだしました
Vintageから言ってもコクや熟成感はもちろんないのですが
イメージ的には、やっぱり色調から、黒葡萄の果実を感じます

こんな味わいは確かに初めてですが、面白いですね、自分にとっての初めての味わい
「神の雫」や「ワインアドヴォケイト」で絶賛らしいのですが・・・?!
まあデイリーとしてはQUALITE-PRIXなワインであることは間違いないです

<データ>
トスカーナ I.G.T.
ブドウ品種 : サンジョヴェーゼ 50%、カベルネ・ソーヴィニヨン 20%、シラー 15%、メルロー 10%、プティ・ヴェルドー 5%
生産量 : 42,000本
醗酵 : ステンレス・タンクにて主醗酵後、サンジョヴェーゼ以外はオーク樽(225L)にてMLF
熟成 : オーク樽熟成4ヶ月(225L、サンジョヴェーゼ以外)
購入価格: 1650円