ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

ドメーヌ・ラベ フルール コート・ド・ジュラ 2009

2012-07-31 | アルザス/ジュラ/サヴォア
DOMAINE LABET Cote du Jura Fleurs 2009

初日のビオ臭やビオにありがちの味わいから、やはり2日目以降に美味しさを感じます。
モトックス情報では、醗酵はオーク樽(228L)、熟成はオーク樽熟成10ヶ月(228L、新樽は使用せず)で、瓶熟が18ヶ月です。生産本数は6,000本と少量生産。BIOワインですが、BIOの認証は取っていないようです。

しっかりした好いワインです。
こういう価格に見合わないワインの造り手は、大事にしたいですね。フランス人の職人気質であれば、きっとメチャ頑固オヤジでしょうね。機会があれば、お会いして見たいものです。

パイナップルのような・・・酸と甘み、グレープフルーツの果皮ような自然の苦味、雑味とはまるっきり違うその苦味、・・・・・舌に薄っすら残る石灰のミネラルを感じながらの味わいが好いです。

2時間ほどで軽~く乾いた鞣革香が出て来ました! このワイン、結構な重厚ボトルですが、熟成をみているのでしょうか。故意的に造られる華やかなワインと対象的な、実に面白いワイン。うろ覚えですが・・・、在仏時に飲んだ記憶があるのですが・・・ 当時のわたしでは、本質は見抜けなかったんですね。  ^^;



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試飲会 ヴィーヴァン・クラブ 赤ワイン比較試飲

2012-07-29 | ワイン会/レストラン

VIEVAN-CLUB Degustation Juillet-Annee2012Vievin-club

ヴィーヴァン・クラブの加勢さん主催の試飲会に、・・・すごく暑くて赤ワインを飲む気がしなかったのですが・・・ 先月の白ワインの比較試飲会に続いて、赤ワインの比較試飲会に参加してきました。
今回は、1部も2部も満杯で大盛況。先月の2部は3名だけでしたから、本来和食に合わせやすい白よりも、赤に偏っているんあだなあと実感。
まあ、わたしとしては、前回のような会がじっくり味わって飲めるので、・・・加勢さんは大変でしょうが・・・いいんですけどねえ。(^^ゞ

ロッカ・モラ 2010(ROCCA MAURA VdPdG)

この生産者組合は、わたしには白のできが印象的ですが、・・・・・今回の赤はGN40%・SR20%・CG10%・M20%・CS10%という混醸で、SRの使い方がアタックに出すぎずブレンド技術に好印象。

シャトー・コート・モンプーザ2004(CH COTE MONTPEZAT Cotes de Castillon)

M55%・CS30%・CF15%

シャトー・ド・リグレ 2008(CH DE LIGRE Cinon)

CF100%のワインで、結構Vintageの割りに柔らかさあって、3月に飲んだDomaine Philippe Alliet CINON VV 2000を思い出しました。売価も2.8kだし、なかなか好いワインでした。

ドメーヌ・カロ 2010(DEMAINE CALOT Morgon)

ガメイの味わいらしくは味わいですが、何処かに無理があるというところが香りにあって、1日置いたらどうなったのでしょう。マルセル・ラピエールとは一線画すワインでした。

ドメーヌ・クリスチャン・コンフュロン 2006(Dom. Cristian CONFURON C・d・N・V)

ニュイ・ヴィラージュでもしっかりタンニンが口中にビッシリつきますし、色調から見ても、ピノの弱めのヴィンテージ06ですが、酸もしっかりしていますので熟成すると面白いかな。

ドメーヌ・マルタン 2009(Dom. MARTIN Cotes du Rhone Villages Cairanne )

GN65%・SR35%の混醸で、比較的オーソドックス。ここもSRの使い方が上手い。つくづく思わされるのが、ワインはバランス。

ドメーヌ・ド・グラビエウ 2009(Dom. de Grabieou MADIRAN prestige)

タナ100%。今回参加の目的は、久しぶりにこの黒ワインを味わってみたかったので。流石にプレスティージュのVintage2009は、当初硬かったのですが・・・前の組が開封していたので恐らく開栓して2時間半でしょう・・・時間が経ってきてマイルドになってきました。このペースだと、開栓して翌日かできれば3日目が美味しいでしょうね。熟成させるかどうか迷いもあって、セラーも満杯なのでパスしました。

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伊旨白! フェウド・アランチョ グリッロ 2011 

2012-07-26 | イタリア
GRILLO SISILIA 2011 Feudo ARANCIO

余りに暑いので、白ワインに手が出てしまいました。 ~~;;/

若いけれど、蜂蜜を薄っすら感じつつ、柑橘系の酸が刺々しくなく綺麗でいいです。購入価格=790円 先月飲んだフェウド・マッカリのグリッロは、マルヴァジアのイメージがあったのですが、このグリッロには感じません。雑味もなく、この値段にして、このワインの方がバランスがいいです。

インポーターのモトックス ・・・・・なかなかやるのーお主! 



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伊旨泡! ドガリナ プロセッコ トレヴィソ ブリュット NV

2012-07-24 | イタリア
DOGARINA PROSECCO DOC TREVISO MILLESIMATO BRUT

セパージュは、プロセッコですから、裏ラベルにも書かれている”グレーラ”と思います。

香りは、最初は硬いのですが、徐々に白桃系に柔らかな柑橘が重なってきて、価格に似合わなくてなかなかです。
味わいは、癖がなく、雑味もなく、結構ピュアで、泡もきめ細かで、持続力もあり・・・・・これで1.3kは拾い物でしょう。

売り文句に、ルフトハンザのファーストクラス・ビジネスクラスでとありますが、そんなことはさておき、癖がない分万人に好まれやすいと思われます。

今晩の夕食のマーボー丼にも合って、恐らく、和食全般に合わせやすい重宝なワインでしょう。



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ドメーヌ・ジャック・カシュー H・C・d・N ベック・ア・ヴァン 2009

2012-07-21 | HCDN/CDNV/その他
Domaine J.CACHEUX Bourgogne H・C・d・N BEC A VENT 2009

気温も下がって、久しぶりにPNが飲みたくなり、ジャック・カシューのワインを試してみました。まあ、造り手もインポーターも初めてです。インポーターラベルにお金を掛けてなくて、逆に新鮮味があり好印象。

が・・・・・ 開封時に、圧縮コルクに微量のカビがあって、まあいつものことと高をくくっていたら、圧縮コルクとは言えVintageの割りに液体の染込みも多く、微量な篭るような香りもあり、すごく嫌な予感。それでも、1時間ほどで香りもクリアになってきて一安心。安物の圧縮コルクだとちょっとしたことに神経質になりますね。

さて、「BEC A VENT」ってどういう意味でしょうね。直訳すれば風のクチバシ。イメージ的にはピューっと吹く風、つむじ風のシュッと吹く風、・・・のような意味ですかねえ??? 

味わいは、若いワインにありがちなツンとくるALC臭と僅かな樽を感じます。酸がチョイ勝気味ですが、全体的にはいいバランスで、村名と言っても良いような味わいです。でも、厳しいことを言えば、それなりに美味しいのですが、記憶に残りくいタイプのワインでしょう。



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伊旨泡! コンチェルト ランブルスコ 2011

2012-07-19 | イタリア
CONCERTO REGGINO RANBURUSCO 2011 MEDICI ERMETE

赤ワインの泡です。ここの廉価版は、今回この泡ボトルを試そうかとしたときに、ずっと昔に廉価版の下位キュベを試したことがあったのを思い出しました。その時の下位キュベの甘酸バランスの悪さに失敗買いだと思ったものでした。

でも、このフラッグシップは、トレビエッキーリのものだけはありますね。セパージュは、単一畑のランブルスコ ・サラミーノだそうで、初めて?ではないはずですが、全く知りません。ただイタリアワインによくある、色目は濃いのですが、味わいは軽やかです。甘酸のバランスも良く、果実味もしっかりした泡で、なかなか面白い存在だと思います。

夏でも、10度以下に冷やして、美味しく飲めるというのはありがたいです。値段もデイリーですし、QUALITE-PRIXなワインです。



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エメランス シャンパーニュ・ブリュット キュベ・トラディション NV

2012-07-16 | シャンパーニュ/フランチャコルタ/他
HEMERENCE CUVEE TRADIRION BRUT NV Champagne

余り興味はなくても、シャンパーニュを時おり飲んできていました。が、最近飲み方というか、味わいに少し慣れてきていたところで、2kに近いメチャ安の泡を見つけて、しかもセパージュは、PN80%-CD20%とピノ主体でもあったので試し買いしてみました。

泡自体は、勢いがありますが、持続力が長くはなく、繊細さは今一歩です。でも。安物にありがちな雑味はないです。液温が上がってきても、美味しく気持ちよく飲めるのが良い意味で期待ハズレでした。

ピノなので、熟成させたい気持ちもありますが、この泡はそういうタイプではなさそうです。ただ、早めに熟成するかも知れませんので、数本在庫があれば、使い勝手はいいかも。



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トゥア・リータ ロダーノ ビアンコ・トスカーナ 2007 

2012-07-13 | イタリア
AZIENDA AGRICOLA TUA-RITA LODANO BIANCO TOSCANA

トゥア・リータに、白ワインを見つけて”オ!何これ?”って試してみたくなり購入してみました。造り手の奥様用だったかどうかの真意は、どうでも良いのですが、生産本数が3,000本前後といいますから、DRC のRCや、Beaucastel Blanc VVが7,000本程度ですから、有名な造り手としては貴重なワインになるかと思います。

醸造・熟成 醗酵は、品種別に収穫して、100%バリックにて醗酵。約2週間のマロラクティック醗酵(12-22℃)して、バトナージュは1日1回1ヶ月間。熟成は、バリック熟成(約6ヶ月)、瓶熟8ヶ月間とのこと。セパージュは、リースリング、ゲヴュルツトラミネール、シャルドネの3種を1/3づつ混醸しているとのこと。

さて、香味ですが、流石にこの混醸だと全体的にリースリングが出すぎてしまいます。葡萄の強さの違いがモロに出てしまうのでしょう。シャルドネは何処?っていう程隠れます。ゲヴュルツの華やかさが中盤にあり、余韻の締めがリースリングの石油系で、雑味に近い苦味が僅かにあり、ウーンですね。リースリングは、嫌いではないのですが、好みではないので、こういう余韻はましてやになります。

開栓初日のイメージでわたしの好みで言うと、シャルドネを50%、ゲヴュルツ35%、リースリング15%ぐらいの方が、バランスが取れるのではないかと思っちゃいます。

2日目は一皮向けるのでしょうか?


<2日目のコメント>
トスカーナのVintage2007は良い年ですから、ほんの少しづつ、甘酸バランスが上がってきています。強い年だけに、このワインも少し長めに熟成期間を見るべきもののようです。ポテンシャルはありそうで、今でもそこそこ美味しいのですが、まだまだのようですね。

と言うことで、Vintage2007は、白でも10年程度は寝かせましょう。と言うことで、もう一本の開栓は、2016-2017あたりでしょうか。



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超デイリー!!! フェウド・アランチョ ネロ・ダーヴォラ シシリア 2010 

2012-07-10 | イタリア
NERO D'AVOLA SISILIA 2010 Feudo ARANCIO

SISILIAの文字見て・・・ナンヤ変なエチケットやなあ・・・と思いつつ、ジャケ買い。このワインがインド産とかだったら似合いますね。

このワインの価格って、信じられますか? 税込790円なんです。到着後に分かったことで、たぶんインポーターのモトックスが金色の襟巻きを付けたんでしょうが、日本語で、パリコンクール金賞だの、××賞だのフランス系のコンペで金賞を一杯取っているんですね。

香味から、圧倒的なコスパワインですね。クラスは、IGTで、葡萄はネーロ・ダーヴォラ100%。最近、時々初めてのセパージュを買い求めるのですが、まあ、千円以下ではTOPでしょう。探してきたモトックスに拍手!!

暑いし、赤でも、キンキンに冷やしていただきました。裏ラベルには15度って書いてましたけど・・・・。若鶏手羽のスパイシーチキンがピッタシでした。^−^



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リモンチェッロ プロフーミ・デッラ・コスティエーラ アマルフィ NV

2012-07-09 | イタリア
イタリアの世界遺産、アマルフィで造られたレモンリキュール。果実酒というより、これってALC(32%)割のレモネードの感覚です。

試してみたのは、BS放送で、アマルフィの放送時に、この造り手のこの”リモンチェッロ(limoncello)”の映像が記憶にあったもの。偶然、それが売られていたので、つい買ってしまいました。画像の影響って大きいですね。

水割りでいただいてみましたが、イメージ的にも炭酸割りがいいでしょう。ALCは、32%もあるので、ストレートだとALC臭とシロップの味わい強くなってしまいます。面白いものではあるので、飲み方をいろいろ試してみましょう。




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ワイン会 Espace-Vineux JAPON 2012

2012-07-08 | ワイン会/レストラン
毎年7月にやっているEspace-Vineuxのワイン会が、銀座のル・シャボテで行われました。
今年で5回目を迎えましたが、高田馬場、恵比寿、赤坂、赤坂ときて、今回は銀座となりました。

今回のワインは、どれも美味しくいただけました。シャンパーニュのAYALA 1999は、正に熟成ピークで、皆さんの受けも大層良く、自分的には店の雰囲気でしょうか、自宅で飲んだときより美味しいと思えました。
 ・・・人間の舌って当てにならないというか、不思議ですよね。 ^^ゞ

DRCのH・C・d・Nは、あれだけ酸っぱかったワインも、ある一瞬で美味しいワインに生まれ変わったようなイメージ。バタールは、GCらしいグランヴァンで、金色の色調だけでなく、KISTLER VINE-HILL VINEYARD 1998に通じる部分があり、白ワインの一つの完成系なのかもしれません。総本数は、確か19本で、参加者が22~23名でしたから一人一本弱。飲みごたえもありました。 ^^;

まあ、相変わらず写真を忘れてしまいましたが、MENUとワインを記録しておきます。

ブラインド・ワイン1白 ・・・ボングラン ヴィレ・クレッセ 2004
ブラインド・ワイン2赤 ・・・St Amour 1970(?) NSG

AYALA Brut Millesime 1999
アミューズ:ハモンセラーノとピペラード

DRC Hautes Cotes de Nuits 2000
江戸前の穴子とフォアグラのテリーヌ・バルサミコソース

Batard Montrachet 1992 Cuvee Dame de Flandres
        Hospices des Beaune / Vrillaud-Clement
大分産平目とズワイガニのムース、パート・フィロー包みのロースト

Gigondas 1989 Domaine Saint Gayan
La Lagune 1989
鹿児島産黒毛和牛のミスジのシチュー



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VdP・デュ・ガール ロッカ・モラ ヴィオニエ 2010

2012-07-05 | ローヌ/シャトーヌフ/リラック
このワインは、何度かお世話になっている、ヴィーヴァンクラブの加勢さん主催の試飲会(参加費1,000円)で気に入ったワイン。AOCは、Vin de Pays du Gard(ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール)は、一度旅行した、世界遺産で有名な「Pont du Gard(ガールの水道橋:下の写真参照)」のガール県になるようです。
(クリックで拡大)


F30150 Roquemaure は、LIRACとCNDPの中間地点でしたが、VdPなのでガール県扱いのより広域の扱いになるんですねえ。

でも、わたしにはこのワインは、ヴィオニエ種で、”購入後”2年以内に飲んでください”と早飲み推奨されていて、しかもピュアな味わいが好み。これぞ、正しくフランスの食中酒。どこか、四恩醸造に通じるような、片意地張らない、格調は不要だから美味しく飲んでねって言われているようなイメージが広がります。売価も2kで、QUALITE-PRIXなワインです。

塩味の焼き鳥、スナックの明治コパンでも、なんでも。ビール代わりに、このワインで合わせてみれば分かります。夏の暑い日にキンキンに冷やして飲むのも好いですね。



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四恩醸造 ローズ 赤 2011

2012-07-03 | 日本のワイン
葡萄は、マスカットベリーA98%、甲州2%というデータがありますが、実態かどうかは?です。甲州を混ぜるなんて、まるでコト・ド・ロティを模しているようです。

香味は、相変わらず優しく爽やかで、食中酒として和食に合わせやすそうです。ALC度数も11度と低めですので、スーッとグラスが空いていきますね。



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