ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

ポール・ジャブレ・エネ クローズ・エルミタージュ ドメーヌ・ミュール・ブランシュ 2012 ②

2015-03-31 | ローヌ/シャトーヌフ/リラック
Paul Jaboulet Aîné Domaine Mule Blanche Crozes-Hermitage Blanc 2012

前回よりもセパージュ(ルサンヌ50%、マルサンヌ50%)のバラけた取り留めのない香味に、ちょっとがっかりで、熟成するイメージはまるで?ですね。いずれにしても私の従前からのポールジャブレのイメージが良すぎたのかも。

それとも2012は北ローヌは天候に恵まれなかったのか。仕方ないので、1週間~10日ほど放置してみて、熟成を予見できる変化をほんの少し垣間見られればと・・・。

<4/4記入 6日目>
可成りルサンヌとマルサンヌの解合いに無理がなくなりました。6日目で可成り美味しく飲め、もう少し放置してより熟成感に見立てられればセラーに寝かせているstockの開栓時期が良そうできるかもしれません。

<4/8記入 10日目>
ピュアなローヌの白ワインになりました。ボーカステルVV1999 を彷彿させて欲しいですが、それは欲張りすぎというものでしょう。それでも2つのセパージュの混醸という段差はもう感じません。果実味の弱さを感じますが、10年程度寝かせれば優しさのあるワインになるかな。



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デ・ボルトリ ジャン・ピエール ロゼ NV

2015-03-29 | シャンパーニュ/フランチャコルタ/他
De Bortoli Jean Pierre Rosé NV

花粉症で喉がいがらっぽさもあり、オーストラリアの泡を試してみました。泡の出方からみればシャルマー方式でしょうが、超廉価からみれば、泡の持続性や気泡の繊細さに文句はありません。シャルドネベースで、色調のロゼにはオーストラリアらしくシラーを使っているのでしょう。BRUTのようで甘味もちょどいいのですが、僅かな苦味があります。でも、無いとシャキッとしない泡になりそうなタイプで、価格以上になかなかイケます。



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シャトー・クーリー キュヴェ・サント・テレーズ 2011

2015-03-20 | 地中海周辺
Château Khoury Cuvée Sainte Therese 2011

このレバノンのワインは、マルシェ・デ・ヴァン2015で出会い、試飲会では初めて買ってしまいました。(造り手の Monsieur Khoury に会えたのでボトルにサインを貰いました (^_^)v)

使用されているセパージュは、カラドック80%、ピノノワール20%。カラドックは、ブドウ学者ポールトュルエルによって開発された、マルベックとグルナッシュの交配種です。故に、確かに色調の濃さがあるのですが、ピノの中庸さも味わえて、タンニンもいい塩梅で味わえる。結構本格的というか、クラシックというか、カツオ梅香が程よくたち、甘味もたっぷりあるのに酸味、タンニンとバランスがとれている。

但し、今回のボトルは開栓するには早すぎたと言わざるをえない。試飲会ではじっくり飲めないので、感覚の誤差は仕方ないです。お気に入りのワインですが、カラドックの葡萄の素性から長期熟成は言わずもがなですが、熟成8年以上は必要ではないかと思います。こんな本格的ワインが探せばあるんですね。神楽坂そばの日仏文化学院で、Monsieur Khouryが来て試飲会をやっていたようですが参加できませんでした。またの機会に!

<輸入元ヴァン・ド・リーヴ情報>
ブドウの木樹齢:13 年
標高: 1220m
収穫:20kgケースの100%厳選手摘み
産出高:28hl/ha
土壌:粘土質・石灰質
発酵方法:100% ステンレススティール。マロラクティック発酵
お肉のグリル料理やスパシーなお料理。最適温度は16-18°C。



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ボデガス・オルドネス  ニシア 2013

2015-03-15 | スペイン/ポルトガル
Grupo Jorge Ordoñez  Bodegas Jorge Ordóñez Nisia 2013

立体感のある凹凸ラベルが個性的で気に入ったこともありますが、これは良いワインですね。ヴェルデホ100%のスペインワインです。インポーターのミレジムさんの取り扱いであることは、先のマルシェ・デ・ヴァン2015で出会ったのですが、当日はいろんなワインを試飲して酔いもあったので、どうかなという思いもあったのですけど、試飲の印象は正しかったと実感。2011はPP91だったようで、ヴィンテージ評価の低い’11でPP91なら、’13の方が良さそう(未発表)なのでP92-93あたりが出るかも。 *^^*

開栓当初から温度が低いにもかかわらず、香りは軽く木の実、鞣革、グレープフルーツや桃、一種ヴェルデホの香りと言えるバラ、金木犀など。柔らかそうな反射のある液面、粘性も十分そうに見えます。味わいも雑味がなく、同じヴェルデホ100%のキンタルナ2013と比べても雑味のような苦味がない。キンタルナで感じた苦味は雑味だったんですねえ。 デタ! 味覚音痴 ^^; 

<3日目>
甘酸っぱさが後引くようになりグラスが止まりません。雑味も微塵も感じません。果実の甘みが強いのですが、酸の強さとミネラル感で旨さの厚みを形成しています。こんなに若いヴィンテージのなに、粘性のある液体が3日目で素晴らしいバランスになっている。廉価なワインですが、元々どんなワインも常識的な値段で取引されていたはずです。故に、このVVのワインは、熟成したらどんな凄いワインになるのか試してみたくなりました。



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ワインの卵 ドメーヌ・ベルナール・モロー シャサーニュ・モンラッシェ モルジョ 2010

2015-03-12 | ピュルニ/シャサーニュ・モンラッシェ
Domaine Berard MOREAU Chassagne-Montrachet 1er Morgeot 2010

初日は、
乾いた鞣革、軽くローストしたナッツ、若いパイナップル、若干のパッションフルーツ、白・黄のブーケ(仏語の花の意味合いであり、決して熟成の意味では使っていません)、スワリングして生肉や動物臭、石灰系は牡蠣殻っぽさが、時間が経つとしっかりした酸がベースになっているのが良く分かります。
そういう意味で、酸が勝っている分、若干バランスが崩れてはいますが、飲める範囲でまずまずです。香りもほどほど発ってきますし、でも線が細いのが気になります。色調どおり若く、まだまだ厚みを感じない。

2日目は、
後引きのある甘酸バランスが少し取れてきました。奥行きもあり、厚みも出てきました。でも、粘性が出てきた分だけ香りが弱くなったのか? 十分香っているのですが、グラス口周辺で留まっています。できれば部屋全体へ芳香が・・・ という風に変化してくれると嬉しいのですが。もしかしたら、閉じに入りかけているのかもしれませんね。若い状態で試飲して将来の熟成をみようとしたのですが、実力不足でよーわからん! てな感じですねえ。 ?_?

3日目は、
酸が少し勝ち気味ですが、マイルドでスーッと入っていき、知らぬ間にボトルが空きそうになり、4日目分用としてグラス1杯を残してバキュバン。4日間みれば、わたしでもある程度は先読みができるでしょう。このワインはPP94とのことですが、これが正しいかどうかは熟成させてからですね。ただ、新年会に持ち込んだ Martinelli Chardonnay Zio Tony Ranch RRV 2008(PP95) の方が素晴らしかったですね。とても 94 VS 95 ではないです。ま、いわゆる1976パリ事件のようなものではと思います。

<5日目追記>
優しい酸ですが長命さを感じさせます。甘みも果実の甘さを感じさせ、オイリーな粘性も程よく、これは化けるかなと思います。であれば、熟成10年は当たり前でしょう。



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リオハ ソトマイヨール ベンデミーア・セレクショナーダ 2010

2015-03-07 | スペイン/ポルトガル
Rioja Sotomayor Vemdemia Seleccionada - Domeco de Jarauta 2010

アタックは柔らかく拍子抜けですが、後引きが弱いのですが、特段の違和感もなく普段飲みには問題ないです。
でも、リオハのテンプラニーリョ(100%)ってこんなんだっけ (?_?)



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ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ・イ・レオン  キンタルナ 2013

2015-03-05 | スペイン/ポルトガル
Vino de la Tierra de Castilla y Leon  Quintaluna 2013.

ヴェルデホ100%のスペインワインです。粘性も高かそうで、足がなかなか出ませんでしたが、少しのタイムラグの後、ジワーッと出てきました。

色調は薄く、樽熟成はないと思われます。香りは、第一印象がミュスカデのようで、ミネラル香も柔らかさ感じます。味わいは、果実の凝縮感に弱さを感じます。また、セパージュの特徴でしょうか、余韻にホンの少し苦味がありますが、嫌みはないです。

ホテルオークラのマルシェ・デ・ヴァン2015で出会い、気に入ったボデガス・オルドネスのニシア (Nisia) が、これと同様にヴェルデホ100%のワインですので、これは是非とも比べてみたいですね。



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プロジェクト・クワトロ・カバ・プレミアム・レゼルヴァ 2009

2015-03-01 | シャンパーニュ/フランチャコルタ/他
proyecto cu4tro cava premium reserva 2009

この泡は、ENOTECAが制作した?ビニールカバーで巻かれたボトルです。カヴァにしてはヴィンテージ物のためか高めの価格設定。口に含んだある一瞬ですが、プロセッコのような錯覚も・・・ で、泡の出方や持続性からだと、ウ~ンですね。ま、悪くわないけれど、こんなものかな。



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