ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

ラ・シャブリジェンヌ シャブリ ラ・ピエレレ 2011

2014-04-18 | シャブリ
La Chablisienne Chablis La Pierrelée 2011

これはスタンダードなシャブリですね。

シャブリジェンヌは生産者組合で、以前は予約すれば工場や畑を団体でも訪問できたのですが、今でもそうなのでしょか。ここのフラッグシップらしいのですが、当時同行した友人と1999のGCのグルヌイヌ(=蛙 友人曰くPP91だそうで)をわたしは試し買いの1本だけ、友人は半ダースを買い求め、数年後に開栓したのですが・・・ ウ~ン今一歩感があってそれからは飲んでいませんでした。

シャブリジェンヌは、あれから二十年近く経って随分印象が良くなりました。写真の通りデキャンタで2013の金賞を受賞したようで、このクラスではという但し書きが付くかと思いますが、個性的とは感じないけれど平均点以上と思えます。

キンメリジャンの香りがする、硬くてそれでも柔らかさがあって、且つ、僅かなトロミが舌にのって旨みと甘みが苦味にも感じるミネラル感とが重ね合わさって、なかなかのレベルです。これなら、時には食事に合わせてみようかと。



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ドメーヌ・ピコラス シャブリ 2012

2014-03-15 | シャブリ
Domaine Pico-Race Chablis 2012

今流行ですかビオ? のシャブリのワイン。
初めてシャブリのビオワインを飲んだのがグレイ(Domaine Goulley)の1er モンマン。
ヴィンテージ2000だったけか、これが蜂蜜が強すぎるくらいのワインで、鮮烈な印象が残っています。

件のワインは、開栓して4日目のワイン。
初日はなかなか堅くて解けなかったので、暫く放っておいたものです。
今日はやっと飲める程度になり、素直に造られた典型的なシャブリになりました。

いやー、4日目でこれなら5~6年寝かせればという、将来を期待できるワインです。

<7日目>
1週間の変化を見るために少し残していたのですが堅さは変わらずで、7日目に飲める範囲でバランスが崩れました。
ここら辺が限界ですね。石灰香が随分柔らかくなりましたが、この先が見えないので何とも言えませんが、
ちょっとシャブリのイメージと違うかな。



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ドーヴィサ シャブリ ラ・フォレ 2007 vs ドメーヌ・ラベ フルール 2010  

2013-05-05 | シャブリ
開栓して、6日目のラ・フォレ2007と3日目のフルール2010の比較してみました。
1週間前に開けてたドーヴィサは酸味がたって未だ優しくないため半ボトルも空いていません。要するにバランス的に美味しいと思えなかったのが消費量に出てしまいました。

価格的にドーヴィサはラベの2倍。それだけの差があるかと訊かれれば、現時点ではないとしか言いようがない。あえて違いというなら、軽めに仕上がっているドーヴィサに対して厚みを感じるラベ。それと、ラベの方にオイリー的でプイィ・フュッセ的要素を感じます。

いずれにしても、酸味がしっかりありますので、長期熟成させればそれぞれ印象が変わるかもしれません。

<左:ラベ(若干濃い目)/右:ド-ヴィサ>


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ルネ・ヴァンサン・ドーヴィサ シャブリ 1er ラ・フォレ 2007  

2013-04-30 | シャブリ
Domaine Vincent Dauvissat Chablis 1er La Forest 2007

このワインの初日は、甘みも酸も薄っぺらくてちょっと頼りない。バランスもいまいち。VT07の影響かなと思うのですが、そこは秀逸な造り手だろうしと期待感はあったのですが!?。

写真でみると足の出方から粘性が高そうで、ミネラル感のある柑橘類をイメージしました。が、香りも閉じ気味ですし、ちょっと実力不足の初日は以上にして2日目に期待しましょう。

<2日目>
余り変わりません。酸は細く薄いのですが結構綺麗で、・・・って、それしか褒めようがないかな。フォレはこれしか飲んでないので良く分かりませんが、このワイン(PP95)もやはりパーカーポイントの下駄履きが大きすぎる例でしょう。疑っていましたので1本だけの試し買いで、怪我が少なくて助かりました。 ^^;

ま、これまでのこともあって、わたしのパーカーへの信頼感(余りなかったのですが)はなくなりつつ、でも注目AOCや生産者、掘り出し物等のワイン全部が飲めるわけでもなく、別の信頼性のある客観的な物差しがほしいですね。 



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パトリック・ピウズ シャブリ テロワール・ド・フレイ 2008

2011-02-21 | シャブリ
Patrick PIUZE CHABLIS TERROIRS DE FLEYS 2008

前回の印象と同様に甘みが抑え気味ですが
果実味が無い訳ではなく、言葉で言うには難しい域に入っている

ただ
前回の1月8日に飲んだ時よりも甘みという面では少し前面に出てきました
じゃあ美味しいのかというと・・・・・ウーン (^^;

ただ
良いワインの条件といえる苦味はなく
  ・・・・・除梗や不良な果実の選別はOKでしょうか
雑味もなく
  ・・・・・好いワインの要素は満足しているんですねえ

どうなんでしょう
言える事は飲み手としての力量が無いのでしょう


まあこういうタイプのワインはこれからの変化が見てみたい
  ・・・のですが、このボトルで最後になってしまいました あちゃー(^^ゞ
買った価格が価格なので
まあこのワインは次回の機会があった時の楽しみに取っておきましょう


パトリック・ピウズ シャブリ テロワール・ド・フレイ 2008 

2011-01-08 | シャブリ
Patrick PIUZE CHABLIS TERROIRS DE FLEYS 2008

初めて味わう造り手ですが、さてどうでしょうか
インポーターはヴィノラムですからそれなりに信頼はできるのでしょうか

香りは
Chablis独特のキンメリジャンのミネラル感は強くはないですが
しっかりChablisですと言っている様です

味わいは
温度が上がってくるとトロミも少し厚くなってきてまあまあですねえ
ですが、果実味というか、甘みが弱いのが気になりますが
そうと言いながらも半ボトルがスーッと空きました
酸も適度でしっかりしており若飲みでも美味しくいただけます
めちゃ美味しいわけでもないのですが
グラスの空き方から言えば飲み飽きをするタイプではなさそうです

色合いは可也薄め淡黄色で、醸造はステンレスタンクでしょう
まあ2日目ですがそれなりに飲めましたね
購入は2千円を軽く切ってでしたから・・・・であれば納得というところです


シャブリ 1er ヴァイヨン 2009 ジャン・リケール

2010-09-19 | シャブリ
CHABLIS 1er VAILLONS VV 2009 Jean RIJCKAERT


Vintage2009のシャブリを早速いただきました
しかもVVのヴァイヨン
09はランブレイのロゼのラ・ローズ・デュ・クロ以来で白は口開け

開栓当初から
シャブリのキンメリジャンをイメージさせるミネラル香がグラスから立っており
色目が薄いので、樽は利かさず主にはステンレスタンクでの醸造だろうと思いつつ
グラスに注ぐときから液体の粘性を感じさせるような見た目の感触がある

開栓即試飲にちょっと不安もあった
09という昨年醸造された1er故に硬いだろうと予想
予想を覆して口中の柔らかさと開けたてにもかかわらない美味しさにオッという驚きがある
VTから酸味は若々しく、シャープな切れを予想していたのだが・・・・・見事にハズレ (^^;)

でも酸味が隠れてしまって、デュ・クロに比べるとちょっと頼りなさげ
青札2枚の廉価なので追加購入も考えたが・・・・・
まあもう一本あるし、置く所もないし、QUALITE-PRIXだけど見送り決定 (T_T)


ヴァンサン・ドーヴィサ シャブリ ヴァイヨン 2002

2010-04-18 | シャブリ
Chablis Premier Vaillons 2002 Vincwnt DAUVISSAT




金色も綺麗に出ていて
香にふわっと蜂蜜やブーケの香が漂う

シャブリのミネラル感はきちっとあるのだが
しゃしゃり出るほどではなくて全体を引き締めている



アタックから余韻までのバランスで若干のバランスが今一のところもある
トロミ加減も丁度良く、十分楽しく飲めるワイン


Qualite-Prixなもう一つのドーヴィサ シャブリ 1er ボーロワ2006

2010-01-11 | シャブリ
アニェス エ ディディエ・ドーヴィサ シャブリ 1er ボーロワ 2006
Agnes et Didier DAUVISSAT CHABLIS 1er BEAUROY



もう一つのドーヴィサを知ったのは
「La Revue Vin de France」に載ったというので村名シャブリ2005を試してから

初めての出会いで
樽を余り使わないで
ミネラル豊富なテロワールと果実味をダイレクトに味わえるその造りに感心


今回のボーロワはVintageからいっても5年程度寝かせてから
と思っていたが開栓してしまいました



1erだけあって葡萄の強さがあり
初日は暴れていた酸味やバランスの悪さが
二日目は落ち着いてきて美味しく飲めました



こんなに薄い色調ながら
 ・・・ワイン香は一番ミネラルを強く反映し

キンメリジャンの畑の石灰質だろうか
 ・・・・・硬質感はありメリハリがあって美味しい



色調から樽は古樽で香り付け程度の使用で、村名シャブリよりは使用率が高そうだ

村名シャブリで感じた
シャルドネの果実味をストレートに活かそうという意思は共通だと思われる

現時点で熟成途中であることは明白で
価格3000円ははっきりいって買いだろう
但し、ボーロワは05や06の良年であれば7~8年の熟成が望ましいだろう