ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

様変わり! ア・マーノ ビアンコ

2013-05-31 | イタリア
これは参りました。ちょうど一週間前に開けたワインですが、どうもグラスが進まず放っていたワインがナント大変化してミスコンに入賞したような・・・。(ちょい大袈裟か) 家内に言わせると化粧ぽい香りがすると言って、彼女には人工的に造られた、何か混ぜたワインのように思えたようです。たぶん、化粧っぽさはフィアーでしょう。

悪くはない、メチャ美味しいというのではなく、2つのセパージュのフィアーノとグレコが少し溶け合ってというのが正解かも、で、飲みやすくなりました。今日の香味であれば、一個人での評価は納得です。



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ドメーヌ・デ・ギュイヨン ソミュール ラルディル 2010

2013-05-28 | ロワール
Domaine des Guyons L'ARDILE SAUMUR 2010

お気に入りワインです。
セパージュはシュナン・ブラン(CB)100%のAOCソミュール。08から毎年飲んでいます。このワインは、古いものは飲んだことがありませんが、正直言ってNJさんのセラーに寝ている92,98の竜の落とし子よりもこの10の方が・・・・・(汗)

VT09までなかったのにVT10から裏エチエットにノンフィルターのシールが貼付していました。酒石酸や澱を見てクレーム付ける方がいたんでしょうか? ブーちゃんとも違いますしビオ系であれば澱や酒石酸など言わずもがなですね。

VT08は酸が走り、VT09は少し甘みが走り、それでも最終的にVTにあわせて寝かせるとバランスが取れてくる好いワインで、件のVT10は今日既に甘酸のバランスも良く美味しいです。



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ドメーヌ・アンドレ・ペレ コンドリュー・シェリー(+2日目) 2010 

2013-05-26 | ローヌ/シャトーヌフ/リラック
Domaine Andre Perret Condrieu Coteau de Chery 2010

ヴィオニエ100%のワインです。場所的には、北ローヌの街のヴィエンヌの南15kmのシャヴァネィ村ヴェルリュー地区に拠点を構えていて、ペレ家は代々アプリコットなどの果樹栽培も手掛ける複合農家を営んでいたそうです。現在は、コンドリュー4ha、サン・ジョセフ5ha、ヴァン・ド・ペイのコリーヌ・ロダニエンヌ2haの合計11haの葡萄畑を所有しているようです。

シェリーはアンドレ・ペレのワインに出会うまで知らない存在で、それよりも先に赤を飲んで気に入った造り手になりました。で、今回は、フラッグシップのシェリーを開けてみようかと、一本しかないVT06はそのまま寝かして本数に余裕のあるVT10を開栓してみました。

ヴィオニエの心地よい苦味が余韻にありますが、全体的にクリアで果実味が美味しいです。トロミも舌に乗った時の感じが良く、今まで飲んだ ・・・といっても100%ヴィオニエは少ないですが・・・ ちょっと樽の利き方も違いますし、香味に隔世感のあるワインです。若いだけあって、美味しい中でも樽とALC臭が馴染んでないのが勿体無いですね・・・。恐らくVT06あたりがこれから美味しくなってくるんでしょう。

<2日目>
これは好いワインに変化しましたね。全てにクリアで余韻に後引きがあって、メチャ旨に舌鼓です。手作りの軟骨入りつくね塩焼きがピッタリ。隠れ銘酒と言うか久しぶりに良いワインに出会えました。



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ア・マーノ ビアンコ 2011

2013-05-24 | イタリア
A・MANO 2011

雑誌一個人でランクインして云々・・・・・。本命ワインの注文時に、”面白そう”ってちょっと気を引かれて1本だけ試し買い。まあ、千円代のワインですし余り期待してはけない。でも冷える前に開栓しましたが、低価格帯クラスから見ればそこそこ飲めるほうではないかと思います。

セパージュのフィアーノのフルーツ感と余韻に残る苦みは分かるのですが、グレコの味わいは初めてなので?です。以前に飲んだフィアーノ100%のロッカ・デル・プリンチペ フィアーノ・ディ・アヴェリーノ 2010の方が香ばしさの印象が良かったかな。

ヴィンテージ2011と若いので、2日目の様子見てみましょう。



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ボッテガ アカデミア ミレジマート プロセッコ 2012

2013-05-22 | イタリア
BOTTEGA ACCADEMIA MILLESIMATO GLERA 2012

全く初めての造り手で、ま、グレーラ(プロセッコ)なら気軽に飲めるだろうと思って試しの1本でした。想像よりも小さな泡がず~と続いています。泡の状態や持続性を見ていると、泡だけなら低レベルのシャンパ-ニュでは太刀打ちできないかも・・・。 ~_~;

醸造は、真透明な色調から100%ステンレスタンク(NOX?)でしょう。販売店の情報ではプロセッコという名称を使わず葡萄の名前のグレーラを使うことで価格を抑えたとありますので、プロセッコを使うとAOCへ上納金が要るんでしょうか? 

曰くボッテガの弟分だとか。ま、わたしには弟分だろうが何だろうが関係ないですし、漱石一人という超特価と複雑味がないですがストレートでピュアな味わいの QUALITE-PRIXなこのワインにCoups de Coeur(ク・ド・クール:一目ぼれ)です。今夏のために早速追加しておきましょう。



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ドボゴ トカイ フルミント 2010

2013-05-19 | 東欧
Domaine Dobogo Tokaji Furmint 2010

いやー、これは好いですねぇ。
シャトー・デレスラのフルミント(AmebaのGeorgesさんご指摘の仏語ではフュルマン)を飲んでいい印象はあったのですが、このワインは今年の新規開拓の最右翼というか、デレスラに比較すると(価格も倍近いのですが)異次元的に美味いです。

買った値段が2K以下の特売の値段だっただけにビックリです。そんな値段でこういうワインに出会えると嬉しくなりますね。最近は高い値段を出してまでワインを買うこともなくなりました。価格が高ければ美味しい云々は、エチケット見ないで完全ブラインドなら余り意味がないことも自分なりに感じることです。

しっかりした厚みを感じさせる酸、酸に負けない果実味、色調からも樽使いは分かるのですが、そんなことより完熟のマンゴ、杏など濃いオレンジ色系フルーツの香りと味わいの方が樽の香味に勝っている。ハンガリーの甘口ワインの代名詞であったフルミントですが、造り方にもよるのでしょうが幅のあるいいセパージュなんだと実感です。

セパージュの持つ(?)シースルーのような微かな苦味も感じますが、輪郭的なもので自然物によってメリハリをつけたもののように感じます。決して、技術の未熟さを露呈するものでもないし、除梗の不備などでもないし、ピュアさの中の苦味であって(泡物にありがちな人工的な苦味が苦手)わたしにとっては心地よいと思えます。



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ドメーヌ・ジェラール・セガン ジュヴレ・シャンベルタン 1er ラヴォー・サン・ジャック 2005

2013-05-18 | ジュブシャン/マルサネ/フィサン
Domaine Gerard SEGUIN Gevrey-Chambertin 1er Cru Lavaux St Jacques 2005

この日は会議のあとの昼食に皇居前のパレスホテル東京でフレンチのフルコース、に
ルイ・ロデレールNV:
  ホテルお薦めの泡で、酸と果実味がしっかりしていてなかなかいい泡。
ベリンジャー・シャルドネ・プライベートリザーブ2010:
  アタックも柔らかで果実もいいのですが酸か弱い分飲み飽きしてしまいます。
ドミニク・ローラン ジュブ・シャン2009:
  VVのネゴシアン物ですが、肌理細やかな濃さを感じる甘酸バランスは流石。
ホテルのクラスの割りに12K程度で比較的安価かなと思えました。

それで、帰宅後にちょっと飲み足りないなあと開栓したのがセガン。

今回は、ジェラール・セガンの当りのボトルです。このボトルで彼のワインは最後なのですが、VT02クレピヨVT03ラヴォー・サン・ジャックのハズレに落胆したのがウソのようです。確かにVT05クレピヨはまあまあ良かったのですが・・・

開栓当初のボトル口から木苺など、甘酸っぱいフルーツが香っています。一口飲む前から期待ができるワインだとイメージできます。
一口目から、未だ若々しいワインで、色調にも見て取れるように熟成ピークは未だ未だ先で、5-6年先あたりでしょうか。やはりLavaux St Jacques は流石と思わせるいい畑ですね。ご馳走様でした。



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ドメーヌ・アンドレ・ショパン コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ レ・モン・ド・ボンクール 2010

2013-05-14 | HCDN/CDNV/その他
Domaine Andre CHOPIN Côte de Nuits Villages Les Monts de Boncourt 2010

AOCのCôte de Nuits Villagesの位置は、国道(National)74号線沿いのコト・ド・ニュイの末端で隣がコト・ド・ボーヌのラドワになります。そのAOCの中央部の山側にあるのがボンクールです。

完熟パイナップルなど酸にのったフルーツが前回と変わらずいいです。それでいて、ピシッとして襟が立った折り目の入ったYシャツのようなメリハリが気持ちいいです。(変な表現で<(_ _)>)

まあ、飲み飽きしない後引きがあるいいワインです。そこらへんの1erでは・・・・・ と言ったお気に入りです。



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プチマーカッサン マルティネリ シャルドネ マルティネリ・ロード 2008  (ロシアン・リヴァー・ヴァレー)

2013-05-10 | アメリカ/カナダ
Martinelli Chardonnay Martinelli Road 2008 (Russian-River-Valley)

ジオ・トニー・ランチと同様にロシアン・リバー・ヴァレーのワインです。
開栓して一口目の第一印象は、2月に飲んだジオ・トニー・ランチには、厚み、果実味、余韻、バランスで劣りますが、粘度、ミネラル感、酸味に差はないようです。味わいからだと、同じヴィンテージ2008で同じロシアン・リバー・ヴァレーのワインとは思えませんが、これはこれで十分美味しい、イメージ的には優しくほっこりした感じがサシャーニュっぽいです。

造り手のヘレン・タリーは、何処かで読んだのですが、確か2008か2009でマルティネリから手を引くとか。このオバちゃんがマーカッサンの造り手ですから、撤退後のマルティネリはどうなるのでしょうか。わたしは、ここのジンファンデルも興味があったのですが・・・。

写真の通り、酒石酸がボトル口にビッシリ付いていました。ティッシュで拭き取ったのですが、若干ボトル内に落ちてしまいました。ま、大きな問題ではないでしょう。状態的には開栓後1時間少々でバランスアップしてきました。



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ドメーヌ・ミッシェル・グロ ブルゴーニュ オート・コート・ド・ニュイ 2010

2013-05-09 | HCDN/CDNV/その他
Domaine MichelGROS H・C・d・N Rouge 2010

開けたては堅さと篭るような味わいです。
このグロのHCdNの場合は、VT05が良かったので、先ずそのイメージで比較してしまいます。

確かにまだ酸味が強めですが、そのようなヴィンテージの若さよりも癖のない(複雑味のないジュース的)標準的なピノを味わせてくれます。時間とともに状態はよくなりますが、我に返ってみるとHCdNですし、M・グロであれば、これぐらいは飲ませてくれる安定した造り手だと思えます。



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今頃大晦日絞り & リモンチェッロ

2013-05-06 | 日本酒
GWに烏賊の塩辛をに合わせるのは・・・・・
皮むきしてある甘塩の塩辛がなかなか合うんですね。ま、冷酒かリモンチェッロかどちらかと訊かれれば?

最初は何が何でも冷酒だろと思っていましたが、何のことはなくリモンチェッロもいけました。あえて軍配を上げるなら、熟成によりメチャマイルドなリモンチェッロで、烏賊の塩辛にも合いました。大晦日絞りは飲み頃を過ぎてフレッシュさが今一歩でした。

<第一酒造大晦日絞り>
度数:17.2度以上~18 度
精米歩合:53 %
日本酒度:+-0~+2.0
酸度:1.4
アミノ酸度:1.3~1.6

<リモンチェッロ>
産地:イタリア アマルフィ
種別:レモンリキュール
ALC:32%
特徴:手摘み手作りリキュール



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ドーヴィサ シャブリ ラ・フォレ 2007 vs ドメーヌ・ラベ フルール 2010  

2013-05-05 | シャブリ
開栓して、6日目のラ・フォレ2007と3日目のフルール2010の比較してみました。
1週間前に開けてたドーヴィサは酸味がたって未だ優しくないため半ボトルも空いていません。要するにバランス的に美味しいと思えなかったのが消費量に出てしまいました。

価格的にドーヴィサはラベの2倍。それだけの差があるかと訊かれれば、現時点ではないとしか言いようがない。あえて違いというなら、軽めに仕上がっているドーヴィサに対して厚みを感じるラベ。それと、ラベの方にオイリー的でプイィ・フュッセ的要素を感じます。

いずれにしても、酸味がしっかりありますので、長期熟成させればそれぞれ印象が変わるかもしれません。

<左:ラベ(若干濃い目)/右:ド-ヴィサ>


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ドメーヌ・ラベ フルール コート・デュ・ジュラ 2010

2013-05-04 | アルザス/ジュラ/サヴォア
Domaine LABET Cote du Jura Fleurs 2010

ジュラの白もヴィンテージ2010は(も)いいです。古樽を使っての熟成でしょうが、シャルドネをどう飲ませるかを知ってて、俺の造ったワインが好みなら飲んでねという感じがします。

ミネラル感のあるアロマ、熟したパイナップルや柑橘、程よい果実味、綺麗な余韻など一つ一つの要素を捉えることができていいです。

このワインはヴィンテージと天候と土という自分定義のテロワールと、造り手の技術力の兼ね合いを感じつつ・・・・・ 楽しく飲ませてもらっています。

<ジュラ地区>
スイス国境に近いジュラ山脈の山麓に位置する。栽培地は、アルボワから南のブレス地方まで、南北80Km、東西6kmに渡る。畑の多くは、山々に囲まれた深い谷の険しい斜面で、標高200~500mのところにある。従って、大陸性の気候の影響を受け、冬は長く厳しく、しばしば晩霜の被害を受ける。しかし夏は暑く、葡萄にとっては好ましい。土壌は石灰岩質に覆われた泥灰土。(フランスワイン辞典抜粋)



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青梅 塩船観音 火渡り つつじ祭り

2013-05-03 | 日記
ワインの記事以外で恐縮です。 ~_~;

「塩船観音寺は真言宗醍醐派の別格本山です。総本山は京都山科にある醍醐寺、聖宝理源大師によって開かれたお寺です。聖宝師は、弘法大師空海の実弟で奈良東大寺の別当でもあった真雅僧正より教えを受けた方です。」

「塩船観音寺は、山号を 大悲山 と称し、寺は地名の塩船を付けて『大悲山塩船観音寺』と申しております。塩船とは、周囲の地形が小丘に囲まれ、舟の形に似ており、仏が衆生を救おうとする大きな願いの舟である『弘誓の舟』になぞらえて塩船と名づけられたのであります。」(以上はお寺のWEBから抜粋)

初めて見る火祭りでしたが、10名以上の修験者がホラ貝を吹き、なかなか迫力がありました。護摩を買えば火渡りができると言うのですが、凄い人数の行列ができてて、待っているうちに日が暮れそうでしたので、醤油味の団子(これも強気で5本セットで1セット単位販売)を丁度昼食代わりに買い求めたのみでした。







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ドメーヌ エルヴェ・シャルロパン フィッサン 2009 ⑥

2013-05-01 | ジュブシャン/マルサネ/フィサン
Domaine Herve Charlopin Fixin 2009

普段飲みのお気に入りのエルヴェ・シャルロパンのVT09は、これが最後のボトルなのですが、僅かと言うか、微かなブーちゃんのようです。このワインは6本目ですので、微かな違和感に反応できました。まあ、コルクの潰れ方に嫌な予感がしたのですが、やはりと言うべきでしょうか。

実は、直前のドーヴィサが?なので1週間で飲めるようになるかも知れないということで賭けに出て保管中です。故にドーヴィサは5/6 or 5/7に再度試します。なので、今回は気軽な赤を開栓したわけです。

ま、ついてない時は、白はハズレで赤はブーちゃんという不運が重なるものですね。

<2日目の確認>
やはりブーちゃんでした。軽くはあるのですが飲めなくはないという、微かなと言いました初日が正解でした。  ̄  ̄!




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