ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

シャトー・ジョアナン・ベコ コート・ド・カスティヨン 2006

2014-01-29 | ボルドー
Juliette Becot  Château Joanin Becot Cotes de Castillon 2006

ボトルのサイン”Viva le Japon. Juliette Becot(日本万歳! ジュリエット・ベコー)" は、ジュリエットが来日したときのサインだそうです。彼女は、サンテミリオンのベコーの娘さんで、カスティヨンで造るメルロー75%、カベルネ・フラン25%の右岸タイプのワインです。

熟成丸7年で開栓してみましたが、ハッキリ言えば期待はずれでした。「不味くはないが、美味しくもない」 という一言に集約できるかと思います。ショップなどのPRからすれば、例の評価本の下駄履きの評価 (ボルドーは、前のおかしい評価をしていた担当が去り、本家本元の創業者P氏に戻ったはず?)を使って、消費者の買い心をくすぐっているんでしょう。

これくらいのワインは、ボルドーであれば、シューペリウールも含めてそこいら辺に一杯あるでしょう。まあ、救いは水っぽさがある味わいでも、タンニンがしっかりしていて酸が弱めですが、あと数年は熟成可能と思えます。であれば、どのように変化するか楽しみはあるかもしれません。 ・・・と、美女のオシャレなサイン分だけ持ち上げておきましょう。 ^^;



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正解! スマロッカ カバ グラン・ブリュット ロザート ピノ・ノワール NV ②

2014-01-26 | シャンパーニュ/フランチャコルタ/他
SUMARROCA CAVA Gran Brut Rosado Pinot-Noir NV

ピノ100%の泡、前回から1ヶ月で開栓してみました。
このタイミングでの開栓は、前回のピノの味わいに納得がいってなかったのが理由と言えば理由です。今回は、香味にピノ満載で、ピノの味わい確認ができてよかったと実感。

泡も微細ですし、少し濃い目の色調が視覚と味わいにプラスαとして、美味しいと感じさせているのでしょうか。ブラックガラスのDegustationグラスで試飲してみると面白いかも。

ツマミは、小鰯の皮をとった開きの乾物ですが、天日干しの自然のままの塩分控えめで、甘ささえ感じる乾物に、なかなかの相性です。
泡が飛んでも、ピノの美味しい味わいがこのカヴァの葡萄汁の実力値でしょう。なかなか値段のわりに旨い泡です。  *^_^*



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パイン・リッジ シュナン・ブラン / ヴィオニエ 2012 

2014-01-24 | アメリカ/カナダ
Pine Ridge Vineyards Chenin Blanc-Viognier 2012

テーブルワインクラスの2K未満の購入価格ですが、とても収量からはイメージできない、しっかりした葡萄を感じる味わいです。
シュナンブランにヴィオニエを混醸したワインって初めて味わいましたが、こりゃあ価格以上に旨いです。アタックで感じたのですが、ピリピリ感があり若干発泡しているようです。余韻には微かに残る自然な苦味が味わいを引き締めていて、こういう苦味は歓迎ですね。
決して、インポーターを応援しているつもりも、偏って購入している訳でもないのですが、旨安ワインに関して過去履歴を遡ってみるとモトックス頑張ってますね。

<モトックス情報>
原産国:アメリカ
地方:カリフォルニア
品種:シュナン・ブラン 80%/ ヴィオニエ 20%
年間生産量:900000本
栽培面積:9ha
収量:170hl/ha
樹齢:15年
土壌:粘土質土壌
醸造・熟成・発酵:ステンレス・タンク  熟成:ステンレス・タンク



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ドメーヌ・パトリック・ユドロ ブルブルゴーニュ ピノ・ノワール 2010 

2014-01-22 | ACブルゴーニュ
Domaine Patrick Hudelot Bourgogne Pinot-Noir 2010

パトリック・ユドロって、アラン・ユドロ・ノエラの縁戚? モトックス情報にはそれらしき情報記載はありませんが、このワインはACブルですが香味がいいです。
このワインは、色調が薄目で、ジュブシャンのような紫系の香味があります。決して強くはないのですが、優しくじわっとです。ACブルでも優しいピノが、薄味ですが美味しく味わえるのかと感心。
 
早速、上級キュベか別のヴィンテージを探してみると、なんと HCdN までしかありませんでした。HCdN は、きっと気合い入れて造っているんでしょう。で、勝手な思いを巡らせつつ早速手配してみました。 *^_^*v



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ローガン・ワインズ  ローガン シャルドネ 2012

2014-01-20 | NZ・AUT・南米その他
Logan Wines Logan Chardonnay 2012

オーストラリアのワインって、たぶん赤白でこのワインが初購入です。テーブルワイン程度は、もちろん(銘柄の記憶もなく)飲んだことはありますが・・・。それにしても好いワインに逢えました。2K未満のワインですが、価格的にはどうやらローガンワイナリーの白のフラッグシップかと思います。

AUTやNZでは当たり前のようになったスクリューキャップで、開栓時にコルクを抜いた瞬間の芳香なども無いですし、ワイン愛好家にとって日本酒的に感じてしまう瞬間でしょう。

「3度に分けて収穫が行われるこだわりのワイン」とのことで、若いワインですが、アタックの優しい柔らかさに影響を与えているのでしょうか。ミネラル感も十分ですし、 ・・・硬質感から苦味的に感じるところもありますが・・・ 余韻に残る酸味が熟成の可能性も感じさせます。

まあ、VT'12で既に甘酸バランスが良く、普段飲みにしては十分すぎる美味しさですね。

<モトックス情報>
原産国:オーストラリア
地方:ニュー・サウス・ウェールズ
地区:オレンジ
原産地呼称:オレンジG.I.
醸造・熟成:発酵層42% オーク樽発酵(50%MLF)   
       :熟成42%フレンチ&ハンガリアン、オーク樽熟成9ヶ月(新樽比率10%)
年間生産量:13,596 本
栽培面積:7ha
平均収量:56hl/ha
樹齢:17年
土壌:肥沃な火山灰土壌



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ドメーヌ・ロジェ・サボン シャペル・ド・マイヤック リラック 2010 ⑥

2014-01-17 | ローヌ/シャトーヌフ/リラック
Domaine ROGER SABON Chapelle de Maillac LIRAC 2010

このシャペル・ド・マイヤックで6本目です。
いやー、消費スピードが速すぎて、ちょっとマズいですよね。熟成させる予定でしたから、1年3ヶ月で6本は・・・ 。 ま、エエっかという具合に飲んでると、掻き集めた在庫があっという間にダースを切ってしまいました。 あっら~ ーー; 

でも、前回から半年でALC臭も消えて、このワイン若いにもかかわらず、果実味がじわっと甘~く、タンニンが肌理細かく優しく、開栓したとたんにパープル系のブーケや葡萄そのものの香りがボトル口とコルクからふわりと、そして甘美で魅惑的な香味が後を引くんですねぇ。一口餃子をつまみにしたのですが、ホントにこのワインは旨い! *^_^*v

熟成したらどう変化してゆくのか楽しみです。



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ドメーヌ・アラン・シャヴィ ブルゴーニュ・シャルドネ 2010 ④

2014-01-14 | ACブルゴーニュ
Domane Alain Chavy Bourgogne CHARDONNAY 2010

アラン・シャヴィの ACブル'10 は、このボトルで4本目で最後です。
過去は、酸が元気良すぎでバタつきがあって、落着くのに1日は間を置かなければならなかったのですが、やっとこさアタックも落着いてきてバランスも少し良くなりました。

A・シャヴィは好みの造り手で、VT'10は良いヴィンテージと期待して購入したのですが、普通のヴィンテージと大差なく ACブルでも熟成に4年程度をみておかなければならない、ある意味で技量を感じさせる造り手と思えます。恐らく、2日目は果実味が前面に出てきて、好いバランスのワインに変貌するのではと推測して・・・・・。

<2日目>
酸が僅かに落ち着きましたが、今一歩です。残っているワインを変化を期待して数日置いてみますが、ACブル(クラス)では期待値を下げないと限界があるのでしょうか。総体的にブルはACブルクラスでは難しいですね。せめて村名というのが現実かも。



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パッソピッシャーロ シシリア・ロッソ 2009

2014-01-11 | イタリア
Passopisciaro Sicilia Rosso 2009

セパージュは、初めて味わうネレッロ・マスカレーゼ100%。開栓即では今まで味わったことがない酸味に違和感があります。それでも20-30分で酸が落着いてきて、バランスが一気に上がってきました。、

香りは、石灰系ではないミネラル感があります。こういうタイプのワインは初めてなので、これが火山特有? のものかどうかは分かりませんが、面白い香味です。久しぶりに家内が一口飲んで酸味が強いとか云々・・・・・ でもわたしはそう感じなかったのは、恐らく開栓時の特異で強めにでる酸の影響かと。 

酒石酸が、コルクに少し付いていて、ボトル口にも付着していましたので、薄めの色調ですが、割と糖度が高そうです。このワインの存在は知っていましたが、今まで飲む機会がなかったのですが、シチリアのマスカレーゼを楽しめました。 



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ドメーヌ・カーネロス ブリュット ヴィンテージ 2009 ②

2014-01-09 | シャンパーニュ/フランチャコルタ/他
Domaine Carneros Brut Vintage 2009

1本目の初飲みから2週間経ちました。
2本目は、初飲みの前回の印象が変わるか、ボトル差があるか、などといった点の確認です。手頃な普段飲み価格なので、ま、2本飲んでみりゃあ分かるだろって。

味わいは、普段飲みにしては、某社の携帯電話の宣伝ではないですが勿体無いレベルに入っていて、本来、泡が苦手だったわたしでも飲みやすくて感心して味わっています。どうやら使用果汁は一番絞りのみとのこと。やはり”Cuvée”で造られたワインは旨いですね。
香りは、前回余り感じなかったピノとシャルドネの両方をそれぞれ感ずることもできますし、これなら熟成も大丈夫そうです。

泡は気持ち大きめですが、2本目もブレない美味しさはいいですね。Vintage2009 ってカリフォルニアって天気が良かったんでしょう。 ・・・と記載してから調べたWAのVintageガイドを見てみると、やはり・・・・ ーー;



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奥野田 ラ・フロレット ハナミズキ ブラン 2012

2014-01-05 | 日本のワイン
あ~疲れた体に丁度いい。優しく刺々しさもなく甲州のように思えません。甘口かと間違えるほど甘みが強く、色調に僅かに赤みがさしているのが完熟葡萄の現れでしょうか。

今まで飲んだ甲州ワインで一番甘いのですが、だからと言って甘ったるいわけではなく、別角度でみれば、サラサラした水っぽさの残る余韻は拍子抜けです。言い換えれば、凝集度は高くないのではと思えます。

ラベルに書いてある内容から「完熟甲州種」で、「マセラシオンによりワインはややオレンジがかった」とあります。グラスの足の出方から粘度が低いとは思えないので、単純に収率が高くて凝集度が低いだけなのかもしれません。それなりに美味しいワインなのですが・・・

↓”Cuvée AKANEIRO”ってオシャレな樽表現ですね!



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ドメーヌ・フランソワ・ジョバール ピュリニー・モンラッシェ ル・トレザン 2005

2014-01-03 | ピュルニ/シャサーニュ・モンラッシェ
Domaine François Jobard Puligny Montrachet Le Trezin 2005

あけましておめでとうございます。
趣味人のブログですが、今年もよろしくお願い申し上げます。

今年の正月は、伊豆下田の大澤温泉ホテル(340年の古民家で伊豆全体を治めた大庄屋の屋敷)で、正月の朝食にセットされる美味しいお節を食べて正月を過ごしてきました。

今年最初のワインは、伊豆から帰ってきてからの開栓となりました。好みの造り手の村名ならいけるかと。長熟の造り手故に不安が当たって、いやーちょっと早かったです。美味しんですけどねー。 

香りは、未だ堅さの残る石灰等ミネラル、蜂蜜香、白系と黄系のブーケがありますが蕾のようです。これから熟成によって、じっくり開いてきそうです。
味わいは、酸がまだまだしっかり残っていますし、ミネラルが苦味に近く感じます。パイナップルに青さが残っているのが良く分かります。 

今年もこんな調子で外しまくりでしょうか。 ^^;



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