ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

ドメーヌ・サント・バルブ  ヴィレ・クレッセ ラ・ペリエール 2013

2015-09-30 | プィフュッセ/マコネ/ボジョレー
Domaine Sainte Barbe Viré-Clessé La Perrière 2013

このワインは、2013と若さと強さが前面に出たワインで、今回のペリエールはかつてのレピネとチュリセの間にできたクラスと思います。では、違いは何かと聞かれれば、大差を余り感じないとしか言えない。RWG誌が彼らのお気に入りで、毎年良い評価をする中で、2013はRWG92と高い。これはペリエールで、レピネは92+ですし・・・。

ごちゃごちゃ言っても、それは点数をつける側の勝手であって、こちらは興味本位にのってしまっただけのことです。私的には、下から2番目のレ・ティーユが普段飲みであれば何ら問題は無いし、一番の Qualité-prix であるというのが結論です。

ここのワインについては、いつも若飲みのため熟成させたこともないので、確かに読めない部分もあります。ただ可能性として、このペリエールは酸の伸びと強さから、熟成によって化ける可能性は十分にあるかもしれません。特にヴィンテージ2013は強そうですから。



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マルシェ・デ・ヴァン 2015 秋

2015-09-28 | ワイン会/レストラン

秋を迎えてワインシーズンを前に掘り出し物、初物ワイン等々を探しに行ったのですが、人出は多く、ワイン業者は少なく、試飲用の飲めるワインも少なく、自ずと会場は混雑し放題。なんじゃこりゃ!でした。 オークラさん、企画が良くないのでは?! 

今年の春にやった時の方が、試飲ワインが出払って飲めないワインも多かったのですが、充実してましたよね。故に、この体たらくでは次回はどうしようかとN先輩と意見が一致。ま、来春もう一回参加してみて、あまり変化が無ければ、この会は暫くパスでしょう。



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ヴァイングート・テッシュ ローラー ベルク リースリング シュペートレーゼ トロッケン 2011

2015-09-24 | ドイツ/オーストリア
Weingut Tesch Löhrer Berg Riesling Qualitätswein Trocken 2011

苦手のぺトロール香が思いの外強くなくて、RLの酸の強さが目立ちます。そういう意味で甘酸バランスもまだまだですが、3日目にやっと酸の強さを感じつつも甘みが伝わってくる、若さのあるいいワインに変化しました。どちらかと言えば、価格帯に似合わない超熟タイプかも知れません。



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メゾン・ジョゼフ・ドルーアン リュリー ブラン 2012 

2015-09-20 | シャロネーズ
Maison Joseph Drouhin Rully Blanc 2012

何年ぶりだろうか、10年ぶり以上か?!、久々にドルーアンをいただきました。シャロネーズのちょいボヤケはあるものの、飲ませる良いワインです。2012は、2011よりは良いという個人的評価感なのですが、飲んでみるとこのネゴス物を上手くまとめ上げた技量が素晴らしい。

鞣革、下草、ちょっと腐葉土、百合、石灰、レモン系ピール等々、香はドメーヌ物かと思わせます。味わいは香りに見合っており、甘酸バランスもとれていて、ダレずに4日間に分けて、楽しく試飲ができました。廉価なネゴス物でqualité-prix な良いワインでした。



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シャトー・メルシャン ピノ・ノワール キュヴェ・アキオ 2012

2015-09-18 | 日本のワイン
Château Mercian NAGANO Pinot Noir Cuvée Akio 2012

5月のGWに勝沼に行ったときに購入した、メルシャンの勝沼工場でしか販売していない”キュヴェ・アキオ”。まあ、そうやって付加価値を高めているのでしょうが・・・ 試験栽培のピノ・ノワールで、446本しか作ってないようです。

このワインは、2012なのに既に熟成色が ・・・ボトルネックに滓が付着して・・・ 入っていてビックリ。 ◎_◎; 香りは小振りなイチゴ等、ピノらしさがあって良かったのですが、味わいが初日は水っぽさがあり、日本のような雨量の多い土地には向いてないのかと。造り手は十分に手入れはしているのでしょうが、いずれにしても酵母の違いもあるのでしょう、若干、香味のぎこちなさを感じます。ただ、フォローすると、雨量や日照量、酵母の違い、樹齢etcを考慮すると、素晴らしい頑張りではないでしょうか。きっとあと5年10年したら素晴らしいワインができてくると期待させてくれます。また買わせていただきますので、アキオさん是非頑張ってください。(^^)/



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吉祥寺でプチワイン会 "EPEE"

2015-09-15 | ワイン会/レストラン
吉祥寺のEPEEで軽く飲み会。このお店は、表がブーランジェリで奥側がビストロ。一杯会の主のN先輩ご夫妻を待つ間にも、美味しそうな焼き上がったパンの香りが食欲を誘います。お総菜的な美味しい料理とパンとワインをイメージして初訪したのですが、アタリでした。

持込ワイン:
白:Simi Rusian River valley Chardonnay 2009
赤:Dmaine Bruno CLAIR Gevrey-Chambertin Clos Saint-Jacques 2002

シミは、畑はRRVで私の好きな畑ですが、ミネラル感もしっかりしていて、酸も思ったよりあって粘性も高く、総じて美味しいのですが、甘味が強く飲んでて途中でグラスピッチが落ちてしまう。多分、この甘味がアメリカ人好みなのでしょう。
ブルーノ・クレールは、開栓当初は酸の尖りはないけれど強さが残っていて、熟成途中でまだまだ感のある様相でしたが、酸いも甘いも円かに円熟味を湛えながら、少しの鞣し革、少しの動物臭、少しの下草、苺やフランボワーズ等等中庸の熟成香がなかなか。派手さはないけれども、気持ち薄めの色調と甘酸の香味が好みのタイプ。
最近は若いワインばかりだったので、円熟味のある滋味深いワインはスーと入って知らぬ間にボトルが空くということを忘れていました。





いつものパターン、またまた料理の撮り忘れの料理がでてしまいました・・・・・ (+_+);



一押しは、鰆とムールのブイヤベースがワインに合ってお代わりするほど美味しかったです。聞くところによれば、出汁のソースは3日ほど掛けて作るようで、料理はその気持ちがこもった良いお味でした。湯気で写りの悪い写真は、お代わり注文分です。
立川や吉祥寺を中心にトラットリアなどを店舗展開しているMOTHERSグループのパン屋さんです。で、家内に話しておいたにもかかわらず、明日の朝食用のパンを買おうと思っていたのに、飲んでるうちにパン側が閉店して買えませんでした。(T_T) 
再訪時は忘れず先に買っておこうと反省。いずれにしても、ちょい飲み、ちょい食べに丁度いいお店発見でした。

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スパイス・ルート・ワイナリー スパイス・ルート チャカラカ 2012

2015-09-09 | 南アフリカ
Spice Route Winery  Spice Route Chakalaka 2012

このワインは、混醸がシャトー・ヌフ・ド・パプのようなので、価格的にもヌフの何分の一かで買えますので、正しく新世界発掘とばかりに興味本位で試してみました。

アタックが柔らかく、若いヌフとはちょっと違うイメージですが、セパージュのシラー、ムールべードル(かな?)、グルナッシュの香味が良く分かります。南アのシラーは、ロバートソン No.1 シラーズ 2011 が強かったので所謂、新世界のシラーのイメージだったのですが、これは面持ちが違います。それぞれの葡萄がしゃしゃり出る事はなく、丁寧に造られた優しい丸みのある印象を残す、個人的に好きな造りのタイプです。南アのワイン恐るべしです。

<モトックス情報>
原産国:南アフリカ
地方:ウエスタン・ケープ
地区:コースタル・リージョン
村:スウォートランド
原産地呼称:W.O.スウォートランド
品種:シラー 29%/ ムールヴェードル 29%/ グルナッシュ 13%/ カリニャン 13%/ タナ 8%/ プティット・シラー 8%
発酵:上蓋開きのコンクリートタンク   
熟成:フレンチオーク樽80%&アメリカンオーク樽(20%) 24ヶ月(新樽10%)
年間生産量:55000 本
栽培面積:52ha
平均収量:29hl/ha
樹齢:5-15年
土壌:保水力に優れた深いオークリーフ土壌
コメント:完熟した色の濃い果実のアロマとクローブ香。
      フルからミドルボディーで熟したスパイシーなベリーやプラムのフレーヴァー
      とほのかなオーク香がバランスよくまとまる。
ワイン・アドヴォケイト得点:90



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ドメーヌ・アンリ・グージュ ニュイ・サン・ジョルジュ 1er プリュリエ 2007    

2015-09-06 | NSG
Domaine Henri Gouges Nuits St Georges 1er Cru Les Pruliers 2007

ヴィンテージが弱いせいかNSGの質実さがみえません。まあ、それでも熟成もあって柔らかく、薄目の色調に現れるような、滋味深さもいいですね。難しい年の出来栄えとしては、甘酸バランスなどしっかりまとめた技量は流石ですし、素晴らしいと思います。



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ドメーヌ ジュリアン メイエー メール・エ・コキアージュ 2012 

2015-09-02 | アルザス/ジュラ/サヴォア
Domaine Julien Meyer Mer & Coquiliages 2012

セパージュは、たしかリースリングが入っていたと思いますが、あまり感じません。NETで調べると、シルヴァネール90%、リースリング10%のようです。従前はRLが苦手でしたので、メイエーのRL以外は飲んでいましたが・・・。

ワインの質からいえば、普段飲みで食中酒としては好いんじゃないでしょうか。これってコスモジュンからインポーターが変わったんじゃなかったけ?。まあ、ラベルも軽く、味わいもタルトフランベとかアルザスの軽めのものが食べたくなります。秋の真っ黄色になった葡萄畑を見ながら、ワイン片手にベッコフなどもいいですねえ。



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