ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

アンドレ・ペレ サン・ジョセフ ブラン 2010

2012-10-30 | ローヌ/シャトーヌフ/リラック
Andre PERET Saint Joseph Blanc 2010

南仏で主として栽培されている2つのセパージュ、ルーサンヌ(Roussanne)50%、マルサン(Marsanne)50% で造られているワイン。

ルーサンヌは、Beaucastel Blanc VVが樹齢100年前後のこのセパージュ100%で造られていますが、この葡萄は、病気などに対して強くなくて栽培が難しいと聞いています。恐らく、栽培は、手間暇掛けてのことなのでしょう。手間は掛かるけれどフルーティなアロマが魅力で、ローヌ系の白ワインには数パーセント程度の混醸をするものが多いのも事実。

マルサンヌは、シャプチエが造るERMITAGE CUVEE DE L'OREEがこのセパージュ100%で造られています。わたしは、このシャプチエのワインを1回(2011.07Espace-Vineux JAPON)しか飲んでいないので何とも言いにくいのですが・・・・・その時は熟成20年で未だ酸が元気良くて、かなり長熟系かと思ったものです。

今回のこのワインは、セパージュのルサンヌの割合が高かったことと、最近お気に入りのアンドレ・ペレが造り手であること。そしてローヌ地方の2010は良いと思っていることから纏め買いをしておきました。

味わいは、香味にフルーティで予想通り。強いてあげれば、流石に若いだけあって、セパージュ間に段差があります。でも、フレッシュでフルーティで厚みがあって美味しいですね。このワインは、拾い物でした。 



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ワイン会 アベスにて(abbesse恵比寿)

2012-10-28 | ワイン会/レストラン
飲み会やりましょうよとわたしが誘ったのか、大先輩からやろうかとのお誘いだったか・・・
いつもの適当パターンで企画したような ^^;

そもそもは、大先輩がアベスが荻窪にあった時代から贔屓にしていたようで、今回は奥さんと、ワイン会の重鎮女史と4人で集まって楽しくやりました。そんな中で、初訪問はわたしだけ。まあ、アベスが恵比寿に引越ししてきて・・・まさか、会社の恵比寿事業所の50mほど先に・・・。

ワインは4人で4本。


1999 Ayala Brut Millesime
2005 Domaine Paul PERNOT Puligny Monrachet 1er FOLATIERES
2002 Domaine Dominique GALLOIS Geverey Chambertin 1er LA COMBE AUX MOINES
1984 Château Margaux
AYALAは、PNのしっかりした味わいで、軽めのアタック。ドザージュの量も少ないのか甘さを抑え気味で、いい塩梅にオレンジピールの香る熟成シャンパーニュ。
ポール・ペルノは、VT05で少し早いかなあなんて話しながら、冒頭に開栓しておいたのですが、開栓当初から柔らかな白系ブーケ、革や蜂蜜香が漂いいい感じです。
ガロワは、以前に飲んだ1erレ・グーロよりもワンランク上で、皆さんの意見を集約するとシャンボールのようで、可憐さのおある苺キャンディが心地よく、エッジにも少しオレンジが入りかけていいバランスで熟成してきていました。個人的には、あと2年程度寝かせた方が好みかな。
大取りのマルゴーは、フランスで飲んで以来で久しぶりにじっくり味わいました。パーカーポイントでは80点台だと大先輩が言っていましたが、わたしにはそういうイメージはなく、かなり球体的でいい熟成をしていました。やはりCSは長期熟成させると美味しいワインになりますね。




アラカルトでしたが・・・・撮り忘ればかり
<前菜>
石川産 イワシのテリーヌ
カキのラヴィオリ 
天使のエビソテーとフラン
<メイン> 
黒毛和牛ホホ肉の赤ワイン煮 
シャラン鴨のパイ包み焼き
もう一皿あったか(?)・・・なぁ ^^;
味が濃そうな写真イメージになりましたが、シャラン鴨はマルゴーにもガロワにもなかなかの相性でした。料理は美味しく、リーズナブルで来年のEspace-Vineux JAPONのワイン会は、ここで決まりですね。

シェフ、美味しい料理をご馳走様でした。<(_ _)>




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バロ・ミロ ブルゴーニュ・ルージュ 2009

2012-10-22 | ACブルゴーニュ
BALLOT MILLOT BOURGOGNE ROUGE 2009

開栓当初、またブーちゃんかと連続ブーちゃんを覚悟しました。ま、2日目の状態・・・違和感のある苦味・違和感を評価したいですね。

バロ・ミロのドメーヌ物は「MISE AU DOMAINE BALLOT MILLOT A MEURSAULT」とエチケットに入っているはずですので、このワインはたぶんネゴシアン物ですね。

1本目と違って、注ぎいれた時の泡立ちがありませんので、亜硫酸塩の影響がないかと。1本目は、若干飲み口に違和感を感じたのですが・・・。

色調は薄めで、香りはあまり立たず若干赤系フルーツがあるかな程度。粘性はサラサラで無く、タンニンもVintageの割りに無くて?マークですね。まあACブルに贅沢は言いませんが、”悪くは無いよそれなりに飲めるよ”といったところでしょうか。

そうした意味合いで、この造り手はやはり白屋ですね。

<10/29追伸>
2日目、3日目と見てみました。
ブッショネの心配はなく、薄めですが結構クリアないいワインに変化しました。赤もいい造り手かもしれません。



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ドメーヌ・シュブロ マランジュ 2007

2012-10-20 | サントーバン/マランジュ/ラドワ
Domaine Chevrot Maranges Sur le chene 2007

いやー久しぶりにブーちゃんです。

香りも閉じ気味で、余韻の雑味に違和感のある苦味が・・・。
コルクの染込みも、栓の上まで液面から来ていたような、安物の天然コルクを使っていたのでしょうか。それと口の部分が、充填時の汚れというよりも噴いたような・・・。
とどめが、液面側のコルクの白いものは酒石酸ではなくカビでしょう。

まあ間違いありませんねぇ(悲)



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カレラ ミルズ ピノ・ノワール マウント・ハーラン 2007 ③

2012-10-15 | アメリカ/カナダ
CALERA MILLS VINEYARD MT.HARLAN 2007

相変わらずバランスを崩しています。

香りは、そこそこなのですが、その香りに味わいが雑味もあって付いてきてないですね。まあ、それでも前回よりは余韻が良くなっていますが・・・・・、要するに、良くはないけど悪くはない程度といったところでしょうか。

このワインが、なぜPP95なのか?、よー分からんです。袖の下があったか、評価者の自宅に何ダースかのミルズが届いたのか、飲み手不在の話しがあったのか・・・・・、魑魅魍魎でも出たかもかもしれないですねぇ。  ̄_ ̄ i

ミルズを3本飲んでみて、一番良かったのが最初のボトルでした。じゃあ3本とも同じ畑とは思えなかったのは何故?
ボトル差は、ワイナリーの技量不足?、保管不良?、日本ヴァージョンが違うの?、超軽微ブッショネ?、じゃあまともなのはどれ?、考えると?がいろいろあって良く分からない生産者です。

いずれにしても、白も好みとは懸け離れていましたし、カレラはこのボトルで最後ですので、この造り手とは暫く距離をおきましょう。



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会社帰りに気軽なフレンチ ル・トン(Le Temps)

2012-10-14 | ワイン会/レストラン
今回は、お店に初訪問することと、新世界のワインだろうと思うのですが、ワインを飲むと頭が痛くなると言う者がおり、それじゃあワイン会というよりもちゃんとしたワインを味わう会を会社帰りにということで企画してみました。そもそも会社は、結構町外れにあるので、帰り道に手軽に楽しめるフレンチがあったなんて全く知りませんでした。

お店では、要望にあわせて料理をアレンジしもらえるようですが、今回は通常MENUの4,000円のコースでお願いしてみました。持込したワインは、4人で4本で、ロワール、ボルドー、ブルゴーニュで試させてもらいました。

当初は、皆さん3本ぐらいしか飲めないだろうと言っていたのですが・・・
なんのなんの、余ると思っていたので4本目に回したロワールも、美味しいと感想を言いながら、しっかり一人一本ペースで空けてしまっていました。 *^_^*

料理は、味付けが濃くなく素材を味わえ、しっかりワインに合っていてなかなかでした。
(ワインの写真は撮り忘れました)

<白>
Domaine Des GUYONS L'ardile SAUMUR 2009
Domaine CORDIER Puilly-Fusse Vers-Cras 2005
<赤>
Château Senejac Haut-Medoc 2009
Domaine ARLAUD Morey Saint Denis 1er Aux Cheseaux 2005







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ドメーヌ・イヴ・ボワイエ・マルトノ ACブル・ブラン 2009

2012-10-10 | ACブルゴーニュ
Domaine Yves Boyer Martenot Bourgogne Blanc 2009

これで2本目ですが、このワインの造り手はてっきり白屋だと思っていました。
が、白のスソ物VT09であれば、先日のミッシェル・グロのHCDN・ブランの方が厚みもあり、値段的にも同等で遥かに美味しいと思えますが・・・。

埼玉拠点の宣伝上手なN店さんのお陰で、マルトノのフラッグシップ(?)のムルソー・ペリエールなど瞬間完売。本当にワインが旨いのか、宣伝が巧いのか、入手できてません(買う気が未だない)ので分かりません。だた、スソ物ではVT09でこの程度であれば、美辞麗句の宣伝とは対照にちょい力不足のように思えますね。



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ロッカ・デル・プリンチペ フィアーノ・ディ・アヴェリーノ 2010

2012-10-09 | イタリア
Rocca del Principe Fiano di Avellino 2010

初体験のセパージュは、フィアーノ(fiano)100%で、イタリアのカンパーニャ州原産の葡萄。カンパーニュ州、プーリア州、シチリア州などイタリア南部の限られた地域の許可品種。ファーストノーズに特有のフンワリとした蜂蜜のようなアロマチックな高い香りが特徴とのこと。

第一印象は、柔らかいアタック。グラスに注ぐときの感覚が、ネクターのような粘性を感じます。ショップは2009表示だったと思いますが、到着便は2010でした。
 ・・・このエー加減さは、ま、ときどきあることです。 ~~;

このフィアーノは、2日目が美味しいワインでした。



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キメラ 京都の美味しいイタリアン

2012-10-08 | ワイン会/レストラン
先般の会議翌日は、和食が主流の京都でイタリアンに挑戦されているキメラにお邪魔しました。
お店は、1Fがロビーで2Fがレストラン。古い京町家がリフォームされ、レトロとモダンの組み合わせがいいですね。そして、ロービーで見えるワインストックは、イタリアとフランスが半々。まだあと一仕事があったので、ワインが飲みたいところですが、連れと泣く泣くブラッドオレンジで我慢。

ドルチェは、わたしが季節の無花果をアレンジしたもの、連れがキャラメリゼ系のものにし、パスタは2種をパルタージェして楽しみました。付け合せのパンも一皿ごとに料理に合ったもの(全4種)が出され、手作りの、そして適温に温めて出されるその気遣いが、美味しさを倍増させていいですね。

ミシュランに載らなかったそうで、シェフには恐縮ですが、わたしにはそんなの必要ないですし、載らなかったことで予約もし易くて有難く、知る人ぞ知るようなお店のままがいいんじゃないでしょうか。


蛸の柔らか煮、セロリのソース合わせ

秋刀魚の胡瓜ピューレと泡状の?(失念)ソルベソース

イクラと鮭の冷製カペッリーニ菊の花びら添え

米粉を使ったもちもちリングイネ
ブロッコレッティとイベリコ豚チョリソーのソース
たっぷりのカラスミと共に

アサリの旨味を含んだ絹かわ茄子で覆ったヒゲ鯛のポワレ
2色の香りソースと共に

無花果のドルチェ

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京割烹 まとの

2012-10-07 | ワイン会/レストラン
会議が京都であったので、夕食は割烹まとのに行ってきました。

実は、円山公園の未在に行ってみたくて電話してみたんですが、(結構前に電話しても) 案の定、予約で一杯でダメでした。それで、ふと思い出したのが、アメブロのGeorgesさんなどがお薦めされていたまとのさんでした。

料理は、板長のお任せでお願いしていたのですが、女将さんにお聞きすると、お品書きは無いそうでした。その代わりに一つずつ丁寧に説明してもらったのですが・・・。
まあ、お酒も入り半分くらいしか覚えてないかな。 ^^;

基本的に、YEBISUビールのあと、磯自慢(静岡)、十四代(山形)、富翁(京都)、飛露喜(福島)、月の桂(京都)といただき、その他にメニューにないヌル燗用のお酒もいただきましたので、お酒のメニューに載っている清酒は全部味合わせていただきました。
(ワインの持込も良心的金額でしたがやめておきました)

お店には、いろいろとご無理も聞いていただきありがとうございました。






松茸ご飯の写真を撮り忘れました(汗)









ご馳走様でした <(_ _)>


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