ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

ニコラ・ポテル ヴォーヌ・ロマネ VV 2005

2011-01-25 | エシェゾー/VR/クロブジョー
VOSNE ROMANEE VV 2005 Nicolas POTEL

開栓即では微かな苦味があってとても良いワインだと言えませんでした
若いVintage故にタンニンの硬さはあります
小一時間ほどで随分苦味は消えてきて分からなくなってきていますが・・・

余韻が期待するほど長くない
VT05の優良年にありがちな濃さはあるのですが
まあ、香りに小梅と鰹節的香りに僅かな土香がVRではと言えるでしょうか

よ~く味わうと
余韻に未だ僅かな苦味を感じます・・・初心者なら言われなければ気が付かないでしょう
恐らく明日になればもう少しハッキリ出てくると思います
ポテルはACブル05では確実に分かる苦味がありましたが
まあ、流石にこのクラスでは押さえ込んではいますね
それでも余韻に残ってくるのはいただけませんね
・・・・・余韻が綺麗でピュアでないワインは良いワインとは言えません

勤務先のグループ会社でワインを一部取扱があって
図らずも指名があって試飲会に出たときに試飲したワインについて
皆さん美味しいと言っているのに驚いたことがあります

その理由は簡単です
それはピュアな味わいもないのに言い訳のような・・・
どこかのシニアソムリエが”アクセントのような苦味”とのコメントがありました
恐らくは・・・
皆さんプロが言うんだからとそのワインのちゃんとした評価ができなくなったんでしょう
苦味や雑味があるのも”輪郭”で片付けられれてしまっているんですねぇ
彼らも商売ですが・・・
知らない日本人相手では上手くやり過ごしやすいのでしょうかねぇ
こうやってネタバラシしている私も
表立って異論は言わずその場は静かにやり過ごしました・・・・リーマンらしく(^^ゞ

でもこいう価格レベルのワインが”それなりの評価”を得るのは許しがたいですねえ
・・・雑味や苦味のあるワインは厳しく言えば駄目ワインだと言いたいですねえ

まあ、ちゃんとしたワインがどういうワインなのか
ブランドに騙されず
色目に誤魔化されず
きちっと評価できる舌を養いたいものですねえ

このワインは村名でもVTが良いからでしょうか6Kもします
で、ネゴス物
 ・・・通常のVintageのものはもう買わないでしょう
 ・・・これでメゾン・ニコラ・ポテルの手持ちワインは最後ですから
次回ポテルのワインを買うとすればドメーヌ・ベレーヌ物でしょう



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