ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

ドメーヌ・クーランジュ(?) コート・デュ・ローヌ 2000

2016-02-25 | ローヌ/シャトーヌフ/リラック
Domaine Coulange(?) Côtes du Rhône 2000

ショップからドメーヌと案内がありましたが、エチケットの何処にも情報がありません。小売りもやっている大阪のアンフィニーさんの輸入ラベルのロゴの上に小さな文字で「00 コート・デュ ドメーヌ・クーランジュ」とありました。
ドメーヌ物であれば正々堂々とエチケットに印字すべきですし、これではフランス内では流通できないでしょうし、それとも地酒扱いのワインに対して、アンフィニさんはDomにしたのでしょうか!?

件のワインの香味は、初日は×ですが、2日目は○です。○と言っても酸化が始まって、生き返った感がし始めただけでしょう。色調もピークを超えているし、グラスの残香に醤油ぽさを感じます。コルクの酒石酸の割に初日の果実味の無さは(?_?)もので、一か八かで酒石酸に賭けて2日目まで待って正解でしたが・・・。

確かに2日目以降はちゃんとしましたが、 ・・・テーブルワインのクラスに毛が生えたようなもので・・・ それにしても生産者名の無い得体のしれないワインですが、何かあったら”PL”はどうするんでしょう。



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ドメーヌ・アンドレ・ペレ サン・ジョセフ 2009

2015-10-19 | ローヌ/シャトーヌフ/リラック
Domaine Andre PERRET SAINT-JOSEPH 2009

2013-12-06に開栓して以来です。勿論まだ早いのはやまやまですが、開けちゃいました。

初日は、硬さのあるものの2年前から少し柔らかくなりました。きっと2日目は広がりが良くなるのではと思いつつバキュバン。
2日目は、 ・・・恐らく10℃+ あたりか・・・ グラスに霜がおりて、良く冷えているのに低温でもバランスが取れて美味しい。

終始軽く鞣革や下草、スパイスや黒スグリ、濃い紫色の花があり、タンニンも肌理細やかで実に美味しい。この造り手は白は基本的にヴィオニエのフラッグシップである Condrieu Chery を代表とする白屋さんのイメージですが、サン・ジョセフのシラーの赤も美味しい。



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ドメーヌ・デュセニュー オデッセ リラック 2010 ④

2015-04-24 | ローヌ/シャトーヌフ/リラック
Domaine Duseigneur Odyssee Lirac Rouge 2010

ヴィンテージ2010のこのLIRACはこれで最後。あー やっぱり熟成させる前に飲んじゃった。というか、2日目3日目が美味しいという強いワインで、せめて10年近く寝かせば角も取れて好いんでしょうけどね・・・・・。廉価版のワインとしては良くできたワインだと思いますが、現時点ではポテンシャルの半分程度しか味わってなかったかな。 (*_*;



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シャトー・ド・セグリエス リラック 2012

2015-04-09 | ローヌ/シャトーヌフ/リラック
Château de Ségriès Lirac 2012

親しみを込めて ”Lanzacさん”いい仕事をしてますねぇ。LIRACではわたしの好みのワインの一つで、正しく Qualité-prix なワイン。2011を買いそびれて2012になってしまいました。

味わいに甘味が過ぎる面を感じますが、少し寝かせてやれば、若くても上級ものに負けない好いワインになるような気がします。惜しむらくは、(収量の割りに)凝縮感があったらなあと思わせるところでしょうか。

<モトックス情報>
原産国:フランス
地方:コート・デュ・ローヌ
地区:リラック
原産地呼称:A.O.C.リラック
品種:グルナッシュ 50%/ シラー 30%/ サンソー 10%/ ムールヴェードル 10%
栽培面積:40ha
平均収量:25hl/ha
オーガニック等の情報:リュット・レゾネ



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ポール・ジャブレ・エネ クローズ・エルミタージュ ドメーヌ・ミュール・ブランシュ 2012 ②

2015-03-31 | ローヌ/シャトーヌフ/リラック
Paul Jaboulet Aîné Domaine Mule Blanche Crozes-Hermitage Blanc 2012

前回よりもセパージュ(ルサンヌ50%、マルサンヌ50%)のバラけた取り留めのない香味に、ちょっとがっかりで、熟成するイメージはまるで?ですね。いずれにしても私の従前からのポールジャブレのイメージが良すぎたのかも。

それとも2012は北ローヌは天候に恵まれなかったのか。仕方ないので、1週間~10日ほど放置してみて、熟成を予見できる変化をほんの少し垣間見られればと・・・。

<4/4記入 6日目>
可成りルサンヌとマルサンヌの解合いに無理がなくなりました。6日目で可成り美味しく飲め、もう少し放置してより熟成感に見立てられればセラーに寝かせているstockの開栓時期が良そうできるかもしれません。

<4/8記入 10日目>
ピュアなローヌの白ワインになりました。ボーカステルVV1999 を彷彿させて欲しいですが、それは欲張りすぎというものでしょう。それでも2つのセパージュの混醸という段差はもう感じません。果実味の弱さを感じますが、10年程度寝かせれば優しさのあるワインになるかな。



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ポール・ジャブレ・エネ クローズ・エルミタージュ ドメーヌ・ミュール・ブランシュ 2012

2014-11-25 | ローヌ/シャトーヌフ/リラック
Paul Jaboulet Aîné Domaine Mule Blanche Crozes-Hermitage Blanc 2012

ジャブレのワインは久しぶりです。多分ジャブレの白ワインは初めてだと思いますが、ルサンヌ50%とマルサンヌ50%で醸したものがあったのですね。いやー知りませんでした。 ^_^;;

混醸率だけをみるとアンドレ・ペレのサンジョセフの白ワインと同一ですが、畑の違いもありますが香味が全く違います。全体的に優しく女性的に感じるのがジャブレの特徴でしょうか。

現時点では、輪郭など弱めですが、熟成してコクや深みが出てくればそれなりに個性を感じて面白いでしょう。



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ドメーヌ・デュセニュー オデッセ リラック 2010 ③

2014-09-13 | ローヌ/シャトーヌフ/リラック
Domaine Duseigneur Odyssee Lirac Rouge 2010

このワインは、好みのLIRACの普段飲みワイン。
2011年11月に'09を初飲みしてからストックするようなりました。'10は、ヴィンテージが超優良なためにまだまだ強くて、2日目にはグンと良くなって、美味しさが引き立ってきます。廉価なワインですが決して侮れないです。いわゆる 「無名ワインだけど」 これを掘り出したバイヤーは良い目・・・じゃなく良い舌してますね。(^^)



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シャトー・ド・セグリエス タヴェル・ロゼ 2012 

2014-07-14 | ローヌ/シャトーヌフ/リラック
Château de Ségriès Tavel rosé 2012

このワインはお気に入りで、2010から毎年試してます。セパージュは、グルナッシュ、サンソー、ククレット、シラー。

2010はヴィンテージの強さが如実に出ていて3日目が一番良くて、2011は初日から赤系のブーケや甘酸っぱい赤系フルーツが良かったのですが、この2012は2011と同様で、最初からチェリーっぽい赤系果実の甘酸っぱさが口中に広がりいい塩梅です。

小エビのトマトソース仕立てのペンネに良く合いました。季節を選ばない使い勝手の良さは抜群ですね。



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シャトー・モンフォーコン コート・デュ・ローヌ ブラン 2012

2014-07-10 | ローヌ/シャトーヌフ/リラック
Château de Montfaucon Côtes du Rhône Blanc Comtesse Madeleine 2012

セパージュは、裏ラベルからマルサンヌ、ヴィオニエ、グルナッシュ・ブラン、クレレット、ピクプールとあります(混醸率不明)。インポーターWEBは、あるはずのないブールブランの記載があり、あるはずのグルナッシュ・ブランとピクプールの記載がない。これではWEBの記載内容は信じられないですね。

この造り手のワインは、この白ワインで赤白の両方を試しました。が、結果的には双方ともに好みではないです。

今回の白は、酸の使い方が余り上手くなくて、バランスはまあまあですが赤同様に平面的で特徴がない。酸のメリハリがないために、ミネラル感も弱く感じ、甘酸っぱさのある果実感が感じられない。ただ単純に甘くて補糖でもしたのか?という感ありで、舌に残る残糖が好みではないのでグラスの進みが途中で止まってしまいました。

<2日目>
ガンガンに冷やして酸をたたせて、おつまみに真アジのタタキの温玉添えを醤油麹でいただきましたが、甘ったるさを隠して料理酒になる寸前でセーフ! 



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ドメーヌ・デュセニュー オデッセ リラック 2010 ②

2014-06-23 | ローヌ/シャトーヌフ/リラック
Domaine Duseigneur Odyssee Lirac Rouge 2010

GN 60% SR20% MV20%の典型的なリラックと言えるワインで、開栓当初は若くてALC臭が鼻につきますが、30分程度で紫系のブーケを伴いながら甘酸っぱい余韻がいいです。ヴィンテージ2009の方が芳醇だったように思いますが、2010は現時点での欠点は余韻のバタツキでしょう。タンニンの収斂性も感じますが将来性を感じるとそれも酸との相性で心地良さになります。

前回開栓から半年では何も変化がありませんでした。でも、あと最低でも5年程度でしょうが、待てないかもしれません。

<2日目>
クリアな香味が後引きを促します。ヴィンテージ2010は優良年だけあって葡萄が強いので2日目にバランスが取れてきたのでしょう。やはり良いワインですね。



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シャトー・モンフォーコン バロン・ルイ 2008

2014-04-24 | ローヌ/シャトーヌフ/リラック
Domaine Château de Montfaucon Côtes du Rhône BARON LOUIS 2008

”30150 Montfaucon”を地図を見ると、高速 A9 を挟んで Châteauneuf-du-Pape の反対側でわたしの好みのLIRACの上部に位置する。ということが分かって若開けにもかかわらず少し期待しての開栓でしたが・・・。

セパージュは、現地WEBでは”grenache, syrah, cinsault, carignan, counoise et mourvèdre の6種で率の表示はない。(日本のショップには、主体のGN60%、他10%づつの記載あり)混醸配分の記載がないということは、恐らくヴィンテージによって多少の混醸調整をしているのでしょうか。

香味にGN主体のワインであるのは分かりますが、60%ではなく80%以上に感じます。良く言えば葡萄の味わいに癖が無くていい感じですし、悪く言えばジュースのようで個性が無いとも言えます。できれば、コクとか個性とか印象深さがあるととは思います。グルナッシュを初めて味わうには標準的で、価格的にも廉価な良く出来たスタンダードワインと言えるでしょう。



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ドメーヌ・ド・ラ ・バスティード コート・デュ・ローヌ 2012

2014-02-22 | ローヌ/シャトーヌフ/リラック
Domaine de la BastideCôtes du Rhône 2012

ヴィンテージ2012の若いローヌとしては、飲みやすく大変良くできています。
バランスが取れているんですが、惜しむらくは深みを感じさせない。
若いが故か厚みが感じられない。ちょっと淡白にも感じます。
ごちゃごちゃ言いましたが、それでも価格からみればアリですね。



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ドメーヌ・ロジェ・サボン シャペル・ド・マイヤック リラック 2010 ⑥

2014-01-17 | ローヌ/シャトーヌフ/リラック
Domaine ROGER SABON Chapelle de Maillac LIRAC 2010

このシャペル・ド・マイヤックで6本目です。
いやー、消費スピードが速すぎて、ちょっとマズいですよね。熟成させる予定でしたから、1年3ヶ月で6本は・・・ 。 ま、エエっかという具合に飲んでると、掻き集めた在庫があっという間にダースを切ってしまいました。 あっら~ ーー; 

でも、前回から半年でALC臭も消えて、このワイン若いにもかかわらず、果実味がじわっと甘~く、タンニンが肌理細かく優しく、開栓したとたんにパープル系のブーケや葡萄そのものの香りがボトル口とコルクからふわりと、そして甘美で魅惑的な香味が後を引くんですねぇ。一口餃子をつまみにしたのですが、ホントにこのワインは旨い! *^_^*v

熟成したらどう変化してゆくのか楽しみです。



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ドメーヌ・デュセニュー オデッセ リラック 2010 

2013-12-20 | ローヌ/シャトーヌフ/リラック
Domaine Duseigneur Odyssée Lirac Rouge 2010

これは今既に美味しい!
セパージュは、グルナッシュ60%・シラー20%・ム-ルヴェードル20%と裏ラベルに記載あり、VT09から変化はない。お気に入りになったのはVT09に知り合えてからで、毎年試そうと心がけているワインの一つです。

南仏の超優良年にあって、Châteauneuf-du-Pape とはローヌ川を挟んで反対側になるLIRACは、割とマイナーな産地の故に安価でもあります。わたしの場合は、安価であるだけでなく個性のある味わいが好きで、このデセニュー、ロジェ・サボンの Chapelle de Maillac、モルドレの La Reine des Bois の3つでしょうか。

今飲むならこのオデッセが好みで、熟成を迎える順番としては、デセニュー、ロジェ・サボン、モルドレの順でしょう。因みに、2日目のオデッセは芳醇さも落ちず、美味しく飲めました。

<インポーター情報>
AOC:リラック
セパージュ:GN 60% SR20% MV20%
醗酵:セメントタンクにて主発酵(セメントタンクにてMLF)
熟成:セメントタンク熟成5ヶ月/瓶熟成12ヵ月
オーガニック等の情報 ビオディナミ
オーガニック認証機関 Biodyvin



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ドメーヌ・モルドレ リラック レーヌ・デ・ボワ 2010 

2013-12-18 | ローヌ/シャトーヌフ/リラック
Domaine de la Mordorée Lirac Rouge La Reine des Bois 2010

モルドレのエチケットの"シギ"に10年以上ぶりに会えるかと楽しみに開栓しました。やはり、南ローヌのヴィンテージ2010は、既存ヴィンテージでは別格のように美味しいですね。

果実味も甘すぎるくらい甘く、香味にバイオレットを官能させてくれます。タンニンもピノに近い細かさを感じつつ、ビッシリあるにも拘らず柔らかく美味しい。  ・・・きっと熟成させれば、タンニンが溶け込んで風格のある味わいを楽しませてくれそうです。

現時点では確かに甘みが先走ってますが、2~3年でバランスアップしてくるでしょう。ま、見方を変えれば、若い時には若さを楽しめ、熟成したら熟成の醍醐味に感無量となるそんなワインでしょうか。 ・・・と言ってますが良く外れますのでその節にはご容赦ください。恐らく、ピークはボーカステルより若干早めで12~16年あたりか。いずれにしても、VT10ではロジェ・サボンの LIRAC Chapelle de Maillac 2010 とエエ勝負かな!?。

<2日目>
1日おくと甘酸バランスが少し良くなってきました。セパージュ構成が違いますが、ボーカステルの'98に結構似ているイメージが広がります。・・・お互いに古樹を使っているからかも。



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