ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

シャトー・クロワ・フィジャック 2008

2014-06-30 | ボルドー
Château Croix Figeac Saint-Émilion GC 2008

久しぶりのボルドー、一口目で右岸のワインだろうと分かります。熟成6年程度ですのでまだ若いのですが飲めなくはない。50㎜コルクやアルミキャップなど、香味だけでなく昔ながらのちゃんとしたワインらしさがあります。 夏場でちょっと重いのですが、これもありでしょうか。

<モトックス情報>
地方:ボルドー
地区:サン・テミリオン
品種:メルロー 52%/カベルネ・ソーヴィニヨン 44%/カベルネ・フラン 4%
醸造・熟成:低温にて醗酵、オーク樽にて14~18ヶ月熟成(新樽比率75%)
年間生産量:45000 本



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セイホウ・オンブラージュ |広島で極上のフレンチを世界遺産の島・宮島を望む美しい景観とともにご堪能下さい。」
セイホウ・オンブラージュ
広島で極上のフレンチを世界遺産の島・宮島を望む美しい景観とともにご堪能下さい!


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ディディエ・ダグノー プイ・フュメ 1994

2014-06-27 | ロワール
Didier Dagueneau Pouilly Fumé Silex 1994

造り手は、2008年に飛行機事故で他界しています。90年代当時はラベル包装に凝らずその割にワイン価格も結構していて、面白いという印象からフランス現地で買い求めたワインで、良く知らないだけだったかと。

黄昏ワイン ・・・・・と思いきや。
20年の熟成を感じさせない、酸がしっかりしていてちょっと驚き。まだまだ熟成しそうですが、甘酸バランスが崩れていて、飲み頃を外したというよりそういう意味で限界かと言えるでしょう。



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ドメーヌ・デュセニュー オデッセ リラック 2010 ②

2014-06-23 | ローヌ/シャトーヌフ/リラック
Domaine Duseigneur Odyssee Lirac Rouge 2010

GN 60% SR20% MV20%の典型的なリラックと言えるワインで、開栓当初は若くてALC臭が鼻につきますが、30分程度で紫系のブーケを伴いながら甘酸っぱい余韻がいいです。ヴィンテージ2009の方が芳醇だったように思いますが、2010は現時点での欠点は余韻のバタツキでしょう。タンニンの収斂性も感じますが将来性を感じるとそれも酸との相性で心地良さになります。

前回開栓から半年では何も変化がありませんでした。でも、あと最低でも5年程度でしょうが、待てないかもしれません。

<2日目>
クリアな香味が後引きを促します。ヴィンテージ2010は優良年だけあって葡萄が強いので2日目にバランスが取れてきたのでしょう。やはり良いワインですね。



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フェウド アランチョ ダリラ 2012 

2014-06-22 | イタリア
Feudo Arancio Dalila 2012

アランチョのワインはコスパに優れたワインで、そのシリーズの中に少し高いけれど大差ないワインを見つけて購入したもの。グリッロとヴィオニエの余韻の苦味が同じタイプで、考えてみれば、イメージが少し重なるセパージュですので混醸が上手くいくのでしょう。

モトックス情報によると、受賞しやすいと思われる地方のコンクールでの受賞しているようですが、あくまでも廉価版でコスパを示すものと思います。シーフードピザに気軽に合わせてみましたが、気取らない良いワインです。

<モトックス情報>
原産国:イタリア
地方:シチーリア
原産地呼称:テッレ・シチリアーネ I.G.T.
品種:グリッロ 80%/ヴィオニエ 20%
醗酵:グリッロをステンレス/ヴィオニエをオーク樽醗酵後、マロ・ラクティック醗酵
熟成:グリッロをステンレス 12ヶ月/ヴィオニエをオーク樽 8ヶ月(225L、フランス産)
    その後ブレンドし、ステンレス熟成 4ヶ月 瓶熟成 4ヶ月
年間生産量:100,000 本
栽培面積:92ha
平均収量:63hl/ha
樹齢:7~8年
コンクール入賞歴:(2012)ムンダスヴィニ 2014 金賞(2010)ムンダスヴィニ 2012 金賞
            (2009)ベルリン・ワイン・トロフィー2011 金賞



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ドメーヌ・シュボー マコン・ソリュトレ・プイィ シュール・ル・モン 2012

2014-06-17 | プィフュッセ/マコネ/ボジョレー
Mâcon-Solutré-Pouilly Sur le Mont 2012

ワイン名から畑は”山の上(Sur le Mont) ”とはマコンのどこら辺なのでしょうか。早いのが分かってはいても1~2年程度と思って開けました。第一印象は、ちょっとバターぽい香味がマコンらしい。

なかなかバランスの良いワインで、ミネラル感もしっかりしています。特に特徴は油分の香味を感ずる以外にないなあと思いきや、2日目には酸の甘酸っぱさに果実味が合わさって、ミネラル感がも柔らかくなり、少し完熟的なパイナップルがでてきて、このクラスでは文句なしに良い塩梅です。

無名なワインでしょうが、ドメーヌ物で安心感のあるしっかりした造りのワインで馬鹿にできませんね。超熟タイプのボトルからみて、ひょっとすると10年程度で大化けするのかも。(@_@)



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アルティーガ・フステル ダミア カヴァ ブルット 2011 ④

2014-06-14 | シャンパーニュ/フランチャコルタ/他
Artiga Fustel  Damia Cava Brut 2011

グレープフルーツの香味が過ぎるのは好みではないのですが、少し柔らかみが出てきているかな。刺々しさも治まってきて、普段飲みとしては可成りいい塩梅で飲めます。

3月に飲んだものが同ロット(Degorged:2013年10月17日)でしたが、その時は結構硬めでグレープフルーツが強かった・・・。ところが、たった数ヶ月でモストフロール(第一搾汁)の馴染みが出てくると、千円プラスαの泡ですが、価格に見合わない良い泡に変身です。と言うことは、デゴルジュして8か月そこそこですので、「ダミアはデゴルジュして1年を目安にすれば良い」ということなのでしょう。気楽に飲む泡としてはバッチリです。(^^)



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ドメーヌ・ジャン・タルディ ニュイ・サン・ジョルジュ 1er レ・ブド 2002

2014-06-11 | NSG
Domaine Jean TARDY Nuits Saint-Georges 1er Cru Les Boudots 2002

最近は、わたしにとってある意味で新酒ばかりを飲んでいましたので、ブルの味わいに飢えていたかもしれません。ということで、お題のワインを開栓。自分好みで言えばまだ早いかなというイメージだったのですが・・・。このブドという畑の位置は、ヴォーヌ・ロマネのマルコンソールに面したNSGの最北端。当たると凄いと言われるタルディですので少し期待。

色調は、熟成12年ですが少し早かったようです。
香りは、紫系のブーケ、小梅、カツオ出汁etcがあり、NSGよりVRのような錯覚が・・・。
味わいは、硬さというか、ミネラル感というか、酸のしっかりした味わい。当初は雑味のような、僅かなブーちゃん的な味わいがあったのですが、1時間半程度で薄まってきました。ブーちゃんなら2日目で判明するでしょう。

<2日目>
残念ながらブーちゃんでした。軽いので昨日と変わりませんが、久々に大当たりでした。(T_T)



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ミンコフ・ブラザーズ サイクル ピノ・ノワール 2012

2014-06-09 | 東欧
MINKOV BROTHERS Cycle Pinot Noir 2012

つい先月頭に飲んだばかりですが、ピノが新規取扱で特売とは言えど漱石でおつりがくるなんて・・・。モトックス自体も新発売だったようで、ブルガリアのワインに興味津々だったのですが、これが価格から想像できないくらいと言うと大げさですが、それなりに美味しく飲める。

AOCは何処だか分からないでしょうが、普段飲みでは問題ないです。あと、このクラスで50㎜のコルクはチョッと驚きですし、ボトル差がないのも驚きです。



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ボデガス・アスル・イ・ガランサ アブリル・デ・アスル・イ・ガランサ 2012 

2014-06-07 | スペイン/ポルトガル
Bodegas Azul y Garanza Abril de Azul y Garanza 2012

ボルドーのようで、そうじゃない。しからばリオハかという具合になるのでしょうが・・・
スペインの赤は基本的にテンプラニーニョが好きで、リオハを見つけてる試してみてはいました。悪くはないのですが、モトックス情報の入賞・評価歴は下駄はき過ぎでしょう。CSが10%のようですが、ハッキリ言って混醸しているのが分かりません。

良い印象を持てないのは、余韻に舌に残る雑味のような酸が美味しさを半減させているからでしょう。じゃあ、時間を置けばいいのかというと、こればっかりはこの造り手のワインと初対面ですので分かりません。イメージ的には余韻のバタツキがおさまれば他が落ちるような気がします。要するに若飲みタイプにしたが故の歪のような。・・・・ちょっと言い過ぎかもしれませんが。

<モトックス情報>
原産国:スペイン
地方:エブロ
原産地呼称:ナバーラD.O.
品種:テンプラニーリョ 90%/カベルネ・ソーヴィニヨン 10%
醸造熟成:醗酵:コンクリート・タンクでマロ・ラクティック醗酵   熟成:50%をオーク樽熟成 3ヶ月(フレンチオーク、ハンガリアンオーク、アメリカンオーク)
年間生産量:85000 本
栽培面積:16ha
平均収量:42hl/ha
オーガニック等の情報:ビオロジック
オーガニック認証機関:CPAEN
コンクール入賞歴:(2012)インターナショナル・オーガニック・ワイン・アワード 2013 金賞(94点)
海外ワイン専門誌評価歴:(2012)「ステファン・タンザー 2013」 90点



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シャトー・ド・ロレ ブリュット クレマン・ド・ロワール NV

2014-06-04 | シャンパーニュ/フランチャコルタ/他
Château de l'Aulee Cremant de Loire Brut N.V.

この泡は、昨年の9月に飲んで以来で、酒質もしっかりしていて飲みやすく、苦手の泡にもかかわらず気が向いたときに1本だけのストックを開栓しています。

暑い日にまったりと濃い赤ワインは避けたいですし、じゃあ白で、それなら泡が良いなあっていうパターン。この泡は、つまみも選ばないので重宝しています。



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コスティエール ド ニーム ブラン キュウ゛ェ トラディション 2012

2014-06-02 | プロヴァンスほか南仏
Mas des Bressades Costières de Nîmes Blanc Cuvée Tradition 2012

セパーージュは、ルーサンヌ50%、グルナッシュ35%。ヴィオニエ10%、マルサンヌ5%。一口目の印象はなかなかのワインですが、惜しむらくはルサンヌの香味が弱い。というか特徴が消えていると言える。

ルサンヌの香味に期待して購入してみましたが、勿論 Beaucastel Blanc VV(ルサンヌ100%) とも全然違うし、アンドレ・ペレのサンジョセフ(ルサンヌ50%)とも違う、というか別世界にあるワインと言えるでしょう。果実味とは言いづらい甘さがグラスが進まない理由なんでしょう。



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