ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

樽が邪魔! カレラ ミルズ ピノ・ノワール マウント・ハーラン 2007 ②

2012-05-30 | アメリカ/カナダ
CALERA MILLS 2007 PINOT-NOIR MT.HARLAN

前回飲んだのが1年半前の2011年11月でした。
その時にも、妙に樽が利いてて邪魔してたのを思い出しました。好みから言って、このMILLSの葡萄の場合は、樽を使うべきでない(せめても古樽が精一杯)と思います。その樽が、果実味の味わいも邪魔していますし、何のメリットもないです。

カリフォルニアのVintage2007であれば、全体がミネラルや酸、タンニンで強ければ樽もいいかもしれませんが、そういうワインではないのではと思われます。パーカーは、カレラに下駄を履かせるので、とてもじゃないですが、PP95というのは出しすぎでしょう。現時点では90-91程度で、ピークでも91-92程度でしょう。 ・・・・・こういう評点事例は、まったくのPPの悪い例ですね。

香りは、
ニンニクっぽさがある生肉(決してブではありません)、青草っぽいピーマン(CSではないのに!)。ブーケは???(ない!)です。こうして記載しているだけで好みでないなあって・・・・・。
味わいは、
1年半前のときのほうがバランスが取れていました。普通は、年数と伴にみるべきところや、バランスがアップしてくるものですが・・・。タンニンもうっすらあるのですが、優良年の5年物にしては弱い。同様に酸の入り方が弱いので物足らない。故に全体的にパンチが弱い。

そこそこ美味しくいただきましたが、95以上であれば、カリピノってこんなものではないでしょう?!



にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ 今日飲んだ酒へ
にほんブログ村

イル カンパーノーネ ビアンコ フリッツァンテ ロンバルディーニ

2012-05-27 | イタリア
IL CAMPANONE BIANCO FRIZZANTE LOMBARDINI

フリッツァンテ(微発泡)は、初めて飲みました。
葡萄は、ピノ・ネーロとピノ・ビアンコらしいのですが、配分率は不明。微発泡ですし、今日も暑かったので、昼間からビール代わりにいただきました。これからの季節には、1kと財布に優しく、味わいも値段に比例しない、ピノ系らしいしっかりしたもので、重宝されるワインかもしれません。



にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ 今日飲んだ酒へ
にほんブログ村

ティエリー・ヴィオロ・ギュマール ポマール 1er ラ・プラティエール 2006

2012-05-25 | ヴォルネー/ポマール/SLB
POMMARD 1er LA PLATIERE 2006 THIERRY VIOLOT-GUILLEMARD

聞きなれない造り手だなあと思いつつ購入しましたが、エチケットを見るとこのワインはネゴシアン物でした。

VT06の弱さがあって、故にポマール1erにしては既に飲み始めに入ってます。グラスの注ぐ時の液色に若干褐色系が入っていたので、色合いと味わいからも裏打ちされています。
まあ、このワインは正直言って失敗買いでした。飲めないほどではないにしろ、もう一本も早めに処分した方がよさそうです。つくづく思うことは、微妙にバランスが崩れていて、惜しむらくは熟成させても(たぶん)変わらないだろうと言う点で、やはり買い葡萄では基本的にダメですね。



にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ 今日飲んだ酒へ
にほんブログ村

ポッジョ・スカレッテ キアンティ・クラッシコ 2010 

2012-05-22 | イタリア
Chianti Classico 2010 Poggio Scalette

今回のワインは、イル・カルボナイオーネ(IGTトスカーナ)のレベルに達していなくてバルク売りしていたサンジョヴェーゼを、2009年ヴィンテージより、自社ブランドのキャンティ・クラシコとしてリリースしたものとのこと。 で、初のDOCGだそうです。

でも、この話って・・・わたしには?なんですよね。
普通は、DOCGがワイン格付け上は一番良いはずですので、イル・カルボイオーネがDOCGかと思うと、何と4ランクある下から2番目のランクのIGT。公式機関認定のワイン格としてはDOCGのキャンティ・クラシコがいちばん上位なのに、造り手のワインとしては下位になるわけです。これって面白いですよね!

ヴィットリオ・フィオーレ氏は、エノロゴの先駆者的存在らしいのですが、イタリアワインのド素人のわたしには”へーそうなんだ程度”なんですが、でもまあ知らない方が何の色眼鏡も持ち合わせてないので、試飲のまんまの評価ができるというものです。・・・ハハ ^^;
このワインは、Vintage2010と若くて葡萄もサンジョベーゼですので、経験上からだと幼児虐待的なメチャ早飲みです。さぁーてどうでしょうか?

葡萄の特徴がよく出ていますが、やっぱり硬さを感じますね。決して飲めない状態ではなく、昔のイメージに対比すると、”え! もう飲めるのか”という感じでしょうか。このワインは輸入も少ない(年産15,000本のみで輸入量不明)ようですし、価格も2kを切っての購入で、普段飲みに4本買っておいて正解でした。まあ、イメージ通りに熟成させたらきっと美味しいでしょう。



にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ 今日飲んだ酒へ
にほんブログ村

レ・クレーテ シャルドネ ヴァッレ・ダオスタ 2010 

2012-05-19 | イタリア
LES CRETES Chardonnay 2010 VALLE D'AOSTA

このワイン到着したその日に開栓しました。
Vintageは、2010ですが樽は使ってないので飲めるかと・・・・・。

好いですねぇ。一口目の印象が、熟成したピエロパンのソアベを思い出しました。引っ掛かりもなく、粘性も高く、2.6kでは申し分ないです。
あ、勿論ピエロパンとはセパージュが違いますので、味わいの差はありますが、ドライパイナップルや完熟マンゴーなどの果実が満載で、ミネラル感も申し分なく、余韻に掛けても雑味もなくクリアな味わいは、素晴らしい。

とても600m~1,000mの葡萄畑とは思えない豊潤な味わい・・・・・探したらインポーターのテラヴェールのWEBにワイナリー紹介の写真がありました。イタリアのシャルドネは、好んでまで飲まなかったのですが、アルプス山系でJURAの良いワインをイメージして購入したもので、これなら文句無くPP92に納得です。・・・って言うか、このVintage2010を3本しか買ってないことを久々に後悔しました。





にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ 今日飲んだ酒へ
にほんブログ村

東京ベイコート倶楽部 眺遊楼 ・・・・・フレンチのような中華

2012-05-18 | ワイン会/レストラン
今日は、会員制クラブでは久しぶりに満足できるサービスと食事をいただきました。
というか宴会後に、サーヴして貰っていた可愛い女性と話していて、ちょっとイントネ-ションが違うなあと思っていたら、京都にいたというので聞いてみたら何と母校の後輩でした。文学部といっていたけど、ああいう女性ならわが社にと思うのは、オッサンになったんだなあと・・・・・・痛感!

ベイコートは、リゾートトラストの中でも最高ランクに位置して、サービス関係もこんなに沢山の人がいてと思うほど洗練(確か選抜された人達だっけか)された人たちが対応してくれるので、まあ企画した方としては安心度など満足度が高い。

お台場故に、24Fの眺遊楼の個室からスカイツリーが良く見えるし、今日は雨雲→雷まで・・・・・。で、あれっという間に青空が広がってきて、ある種自然のスペクタクルでした。

ワインは、最初にシャンパーニュのキュヴェ・サー・ウィンストン・チャーチル ポル・ロジェ1999を2本とって、その後ボルドー1本取ったら、紹興酒が好いと言う事になって、結局ベイコート・ブランドの紹興酒を都合3本か4本を昼間から空けてしまいました。 ^^ゞ







にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ 今日飲んだ酒へ
にほんブログ村

大当たり! ベルナール・モロー ACブル・ブラン 2007 

2012-05-15 | ACブルゴーニュ
BOURGOGNE BLANC 2007 Bernard Moreau

B・モローのACブル・ブランは8ヶ月(前回9/23)ぶりで開栓しました。その時はあと1-2年と記述してましたが、いいですねえ。

香りは、
ミネラル一杯の石灰香、グレープフルーツ香、僅かに鞣革白系のブーケなどなどACブルにしては化けましたねー (*^_^*)v
味わいは、
綺麗な酸にのってくる蜂蜜、強くはないですがいい塩梅です。トロミも十分にあって、予想よりも早めに華がのってきてます。
Vintage2007は確かにVintage評価は91点ですが・・・・・気難しいVintage
でもこの造り手は、しっかりVintageの特徴を捉えて、ACブルでも5年で化けさせました。まあ、彼のワインは見つけたら買いですね。



にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ 今日飲んだ酒へ
にほんブログ村

シャトー・ド・ラ・トゥール クロ・ド・ヴージョ GC 2004 ⑤

2012-05-14 | エシェゾー/VR/クロブジョー
CHATEAU DE LA TOUR CLOS de VOUGEOT GC 2004

峠過ぎですが、中継ぎのワインとしてはOKです。最近飲んだ赤、モンペラ、J・グリヴォーが今一歩でしたので、久々にピノを飲んでいる実感です。

そう言えば、グリヴォーのワインは初めてだったのですが、VT08を裾物でもちゃんと造ってない、言い換えれば気難しいVT08だから良いワインであれば上級キュベをと思うのですが・・・・・。

にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ 今日飲んだ酒へ
にほんブログ村

ドメーヌ・ジャン・グリヴォー ACブル ピノ・ノワール 2008

2012-05-12 | ACブルゴーニュ
DOMAINE JEAN GRIVOT PINO NOIR 2008

休肝週あけにJ・グリヴォーのACブルを開栓。

特に特徴があるワインでもないですし、ACブルですから。Vintageの良くなさが素直に出ていて・・・ 酸が出すぎて果実味が引っ込んでますね。まあバランスが悪いのは仕方がないでしょう。

初期に篭り気味の硫黄臭があったのですが・・・・・2時間程度で消えました。いずれにしても、VT08としては、2日目の明日は若干バランスアップするでしょうが・・・・・ 2.5k出すなら、もっといいワインがあるなあって最近は感じてしまいます。 ^^ゞ



にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ 今日飲んだ酒へ
にほんブログ村

超Vintage垂直 フェゾー 2000&2009

2012-05-09 | ボルドー
Chateau Faizeau Selection Vielles Vignes Montagne St-EMilion 2000 & 2009

今週は、1週間の休肝日としていますので、ブログ更新は試飲記録が出来ないので、中継ぎの記事掲載をしておきます。

先般の到着便は、ボルドーのVintage2009に絞ったQUALITE-PRIXなワイン達で、中でもVintage2000が一緒に購入できたので、垂直が面白いと思っているシャトー・フェゾーです。
初物ですので香味は?です。故にお勧めはしませんが・・・・・購入価格も2.5k以下という廉価で、VT09はPPが90~92という代物。メルロー100%のワインで、モトックス情報では、醗酵:セメント・タンク、熟成:オーク樽熟成18ヶ月(225L、新樽比率30%)。

先日のSenejac2009とは単純比較はできませんが、同様の新樽30%です・・・さてさて、こっちは若飲みは耐えられるでしょうか?


昔話を交えて・・・
サンテミリオン衛星地区(Satellites de Saint-Emilion)と呼ばれる地区で、4つのAOCがあります。
①Lussac Saint-Emilion (リュサック・サン・テミリオン)Lussac:77,524hl(1,500ha)
②Montagne Saint-Emilion (モンターニュ・サン・テミリオン)Montagne:81,254hl(1,601ha)
③Puisseguin Saint-Emilion (ピュイスガン・サン・テミリオン)Puisseguin:37,998hl(764ha) 
④Saint-Georges Saint-Emilion (サン・ジョルジュ・サン・テミリオン)St-George:9,785hl(185ha)
リュサックとモンターニュは、本家のサンテミリオンより安めでしたのでよく飲んでましたが、他の2つのAOCはあまり記憶に・・・・・作付け面積が小さい故か。まあ、当時は飲み始めの頃で、AOCに対して大した意識もなかったと言うのが正解です。 

右岸のAOCの位置が分かり易い地図がありましたので貼り付けておきます。


にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ 今日飲んだ酒へ
にほんブログ村

ロータリ タレント・ブリュット・リゼルヴァ 2005

2012-05-06 | イタリア
Rotari Talento Brut Riserva 2005

モンペラを辛抱強く飲んでいたのですが・・・抽出しすぎでしょうか、この二三日わたしにはさっぱりグラスが進みませんでした。どうしましょう半ボトル。

さて、イタリアのスプマンテを開栓しました。
値段が安いのですが、しっかりしたヴィンテージ物で、セパージュもCD90%、PN10%とのこと。苦味と言うよりグレープフルーツのような果実の持つ苦味が逆に味わい深くしているような気がします。 ・・・泡の苦味が得手でないわたしが言うのもなんですが。

連休の合間の晴れにちょっと外出して汗したのもあり、以前に比べて泡が美味しいと思えるようになりました。



にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ 今日飲んだ酒へ
にほんブログ村

ゴート・ロティ ゴーツ・ドゥ・ローム 2009

2012-05-01 | 南アフリカ
GOAT-ROTI SYRAH VIOGNIER 2009 THE GAOTS DO ROAM

フランスの本家というか、南アのワインメーカーがコート・ド・ロティのパロディで造っていると言いますが・・・
面白いと言うより、ちゃんとロティしてます。エチケットを見ないでブラックグラスで完全ブラインドで飲めば、私を含めて騙される人は多いと思います。

モトックスがインポーターですが、面白いワインを見つけてますねえ。インポーター情報からヴィオニエが4%、シラー96%、になっています。個人的には、ヴィオニエを10%あたりまで増やすともっと優しく飲めるかなと思われます。

まあ、税込1,370円は南アじゃあ高級なんでしょうが・・・・・ロティと比べれば言わずもがなですね。



にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ 今日飲んだ酒へ
にほんブログ村