ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

ヴィーニェ・エ・ヴィーニ プリミティーヴォ・デル・サレント 12・エ・メッツォ 2012

2014-03-31 | イタリア
Vigne e Vini 12 e mezzo primitivo del salento 2012

色調は、見た目からめちゃ濃い~のかと思いきや、思っているほどは濃くないけれど、やっぱりイタリアの赤は定番のように濃いです。

香味は、ブラックチェリーやチョコレート漬けのプラムなど濃いフルーツをイメージさせ、石灰系のミネラル香も漂っています。タンニンが細かく、樽がまだ余韻まで残るのは正直好みではありません。若い頃は、それがボルドー的で良いワインだとか勝手に思っていたこともありましたが・・・。

造り手のヴィーニェ・エ・ヴィーニは、日本では間違いなく無名の造り手ですが、こんな値段で実に香味が面白い! ◎_◎;



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ヴァングート・ヴェスリ グリューナー・フェルトリーナー ランゲンロイース 2012

2014-03-28 | ドイツ/オーストリア
セパージュの読み方に関し、現地ドイツ語だとフェルトリーナーで、英語でヴェルトリーナーのはず。
で、モトックスさんに確認時は、専門誌や日本案内文だったか英語読みのヴェルトリーナーとなっているものもありますと回答されました。それに追加質問では、フランスの泡のレ・グレムノス(LES GRAIMENOUS)は、仏語なら普通、原則ではグレムヌーのはずですが、これについては現地ではSを発音するのでグレムノスと発音するのだと言う。
あれ~!?ちょっと待って!!! ヴェルトリーナーは現地語ではなくて英語発音で、グレムノスは英語ではなくて現地語ですか? 
モトックスさんは、リーズナブルな沢山のワインを取り扱う良いインポーターですし、ワイン名は大切ですから、ちゃんとした一定の物差しを使われた方が統一性があって良いかと思いますが・・・。

前置きが長くなりました。<(_ _)>

グリューナー・フェルトリーナーのワインは、ピヒラー グリューナー・フェルトリーナー ロイブナー・ベルグ スマラクト 2004 を、ブログ掲載は 2009-12-30 2010-01-06のみですが、4年ぶりに飲みました。このワインは、凝集度や深み、厚み、緻密さではピヒラーに劣るかも知れませんが、価格が5分の1~6分の1であることを考慮すれば、普段飲みならこれでいいですしそれなりに美味しいです。



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カンティーナ・ディオメーデ アリアニコ・デル・ヴルトゥレ 2008 

2014-03-26 | イタリア
Cantina Diomede Aglianico Del Vulture 2008

熟成6年目のまだ若いワインですが、香味に面白みがあります。アリアニコは、アリアニコ・デル・ヴェルトゥーレ メッセール・オト 2008 以来ですが、またこのワインとは同じセパージュでもえらく違いを感じます。

色調は、濃いだろうと思いきやイメージと違って薄めで、インキーさがないです。
香りは、MFLの影響でしょうか、甘酸っぱさのある乳酸のアロマが支配的で、ブーケは紫系のラベンダー畑がイメージされます。軽くミネラル香を感じさせるのもいいです。
味わいは、細やかなタンニンがしっかりありますが、それも一役買って美味しいです。乳酸飲料的な甘酸っぱさが初めて味わうタイプで面白い。

何だか生姜焼きが食べたくなってきました。焼肉でもいいかな。でもこれって餃子でも合うかも・・・試してみてちょっと負けますが悪くないですね。カンティーナって仏語のCave=地下貯蔵庫あるいはワイン酒蔵・居酒屋の意味らしいですが、購入価格は1Kでしたので、素晴らしくQUALITE-PRIXな居酒屋ワインです。こういう気取らないワインって好いですねぇ。 *^_^*v

<3日目>
乳酸が随分弱まって飲みやすくなってきました。と同時に、一皮むけたような味わいに変化して、ボトルも肉厚でとても千円のワインではない風体です。アリアニコって長熟なんでしょうねえ・・・面白い! で、納得です。

<モトックス情報>
原産国:イタリア
地方:バジリカータ
原産地呼称:アリアニコ・デル・ヴルトゥレ D.O.C.
品種:アリアニコ 100%
醗酵:ステンレス・タンク/主醗酵後、マロ・ラクティック醗酵   
熟成:オーク樽熟成 6ヶ月(新樽比率10%)/ 瓶熟成 24ヶ月以上
年間生産量:80000 本
平均収量:50hl/ha
樹齢:26年
土壌:火山性土壌



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見納め! 梅の公園(青梅市)

2014-03-24 | シャンパーニュ/フランチャコルタ/他
今月で見納めとなるそうで、梅の木を弱らせる「プラムポックスウイルス」の感染拡大防止のため、園内の1260本余りをすべて伐採するそうです。伐採は、昨年かと思ったのですが、今年だったんですね。数十年は梅園を見ることができなくなりますので、花粉症なのですが目の保養にいってきました。

で、花粉に反応して喉がいがらっぽくて、今日はカヴァを開栓。飲みなれた普段飲みですが、慣れてくると味わいが薄く感じるものか?・・・・ 実は、先日開けた時(未掲載)にも薄く感じたのですが、何か変だなあと思いつつ ?_?
















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テッレ・デル・バローロ バローロ・リゼルヴァ・コルダーナ 2004

2014-03-21 | イタリア
Cantina Terre Del Barolo Barolo Riserva Cordana 2004

バローロ最大級の生産者協同組合のワインです。先日のシャルドネもベローナの組合ワインでしたが、買い求めたショップのDSKさんは、この手の組合モノを扱いなれているのでしょう。
この手の協同組合ワインは、バラつきが少ないのは推して知るべしであり、それだから抜きん出たものもない。まあ、いわゆる”毎年平均点君”で、わたしには本来ちょっと面白くないワインです。

このワインのセパージュは、ネッビオーロ100%。味わいはタンニンに酸化があり、既に熟成の下り坂に入っています。色調も熟成色というかレンガが入りつつ、薄めのワインですが雑味を僅かに感じる以外に、価格的にも満足すべきワインですね。

それなりに10年という時を熟成の中で楽しみましょう。



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カザ・アグリコラ・アレクシャンドレ・レ・レウヴァス アトランティコ 2012

2014-03-20 | スペイン/ポルトガル
Casa Agricola Alexandre Relvas lda. Atlantico Tinto 2012

初めて買ったポルトガルワインです。アタックも軽く普段飲みに問題ないです。若いヴィンテージなのにもかかわらず、タンニンがビッシリと言うのではなく口当たりが軽いです。ブッションがブッショネ対策品と思いますが、短さからも寝かせるタイプではなさそうです。

セパージュは、トリンカデイラ 34%/アリカンテ・ブーシェ 33%/アラゴネス 33% とのことですが、全て初めて味わう葡萄です。自然な苦味が少しありますが、苦味がセパージュの特徴なのでしょうか。・・・でも初めて味わうって楽しいですね!! 

余韻から感じるのは酸化が早そうで、推測でいえば、恐らく明日までに空けないとダメかもしれません。体調も優れず、久々に休肝日を2日間も取りましたので、調子も上がってきたので明日にグラス2杯程度残してみましょう。

<2日目>
余韻でわかる程度ですので飲めなくはないですが、やはり酸化のニュアンスが舌に残ってグラスが進みません。

<モトックス情報>
原産国:ポルトガル
地方:アレンテージョ
原産地呼称:ヴィーニョ・レジオナウ・アレンテジャーノ
醗酵:ステンレス・タンク   
熟成:オーク樽熟成 3ヶ月(225L)
年間生産量:80000 本
栽培面積:35ha
平均収量:53hl/ha
樹齢:7~9年



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メゾン・フランソワ・ラベ オート・コート・ドゥ・ニュイ ルージュ VV 2005

2014-03-17 | HCDN/CDNV/その他
Maison François Labet Hautes Cotes de Nuits Rouge Vieille Vignes 2005

体調が芳しくなく、それでも”ワインが飲みたい虫”がむくっと起き出して、じゃあ適度に熟したものをと思い先日試しで購入したワインを開栓。

以前にこの造り手のピノ100%のクレマンが美味しかったので購入したもの。色調は熟成食と言うかガーネットが綺麗です。香りは、強くはないですが小梅が香りヴォーヌロマネっぽいです。味わいは、良いヴィンテージの割りに果実味が弱めで、甘酸っぱさに物足りなさを感じます。

それなりに良いワインですが、クレマンの時ほどの好印象ほどではなくやっぱりメゾン物と言わざるをえないか。



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ドメーヌ・ピコラス シャブリ 2012

2014-03-15 | シャブリ
Domaine Pico-Race Chablis 2012

今流行ですかビオ? のシャブリのワイン。
初めてシャブリのビオワインを飲んだのがグレイ(Domaine Goulley)の1er モンマン。
ヴィンテージ2000だったけか、これが蜂蜜が強すぎるくらいのワインで、鮮烈な印象が残っています。

件のワインは、開栓して4日目のワイン。
初日はなかなか堅くて解けなかったので、暫く放っておいたものです。
今日はやっと飲める程度になり、素直に造られた典型的なシャブリになりました。

いやー、4日目でこれなら5~6年寝かせればという、将来を期待できるワインです。

<7日目>
1週間の変化を見るために少し残していたのですが堅さは変わらずで、7日目に飲める範囲でバランスが崩れました。
ここら辺が限界ですね。石灰香が随分柔らかくなりましたが、この先が見えないので何とも言えませんが、
ちょっとシャブリのイメージと違うかな。



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モンジャール・ミュニュレ エシェゾー ミニワイン会 in 中野

2014-03-13 | ワイン会/レストラン
Espace-VineuxのN先輩のご自宅でミニワイン会をやりました。これが昼の3時から初めて・・・・・
なんと帰宅したのが未明の翌1時 *_*;;
3人で5本空けて二次会にN先輩と焼き鳥屋へ・・・・・ 
たしか何か飲んで摘んでいたかなぁ、ウッソー 覚えてないぞぉ~ よくも終電に乗って帰れたものだ ◎_◎;

元々は、N先輩とモンジャールのエシェゾーの飲み比べしましょうとの話で持寄った会。で、考えてみたらいろいろ飲みたいワインがあるので、援軍として同時代にパリ駐在していた会社の先輩1名に参加していただき、本題のワインをいただきました。
わたしの持参品は'03 VVですが、N先輩曰く「 76 の葡萄樹は、03のときには 27年モノだからヴィエイユヴィーニュになるなあ」・・・ (私)確かに! 

モンジャールのエシェゾーは、76も03も美味しいですねえ。実は'03に関しては若干、過熟果を心配していたのですが、ずーと以前に同じボトルを飲んだときよりも酸が綺麗で、甘酸にタンニンも合わさってバランスが感じられて立体的で良かったです。
写真のグラスの赤は'76ですが('03は撮り忘れm(_ _)m)、流石に70年代では'78 同様にいいヴィンテージを実感。

ジャドのムルソーは若干のブーちゃん。でも空けちゃいました。(汗)もう1本のギヨ・ブルーのペリエールは、'02の割に酸とミネラルがしっかりとしており良い状態。欲言えば果実味がもう少しあると un-bon-vin かな。

<開栓順>
Ferrari Brut NV
Louis Jadot Meursault 1996
Guillot-Broux Macon-Cruzille Les Perrières 2002
Mongeard Mugneret Echezeaux V.V. 2003(持参品)
Mongeard Mugneret Echezeaux 1976










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カンティーナ・ヴァルパンテーナ シャルドネ・バロンチーノ 2012

2014-03-11 | イタリア
Cantina Valpantena Chardonnay dell Veneto BARONCINO 2012

香味にミネラル感のある香りと味わい。
ヴィンテージに似合わない柔らかな酸味でシャルドネが美味しいと感じます。
欲を言えば、凝集度が上がって果実味がもう少し出てくるとと思いますが、
インポーター兼ショップのDSKさんの特価にそりゃあ贅沢で無理な注文はできません。
ま、普段飲みでは既にバランス良く十分でしょう。

<某店WEBから>
ヴェローナから数分の所にあるヴァルパンテーナ渓谷の協同組合が造るワインで、
現在260の農家で700ha(ヴェローナDOCのほぼ全て)のブドウ園を経営し・・・・・ (途中略)
ステンレスタンクの殆んどが500hlでその数なんと200。
そしてすべてのタンクをコンピューターで管理しているとのこと。



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ニュートン・ジョンソン フル・ストップ・ロック  2010

2014-03-06 | 南アフリカ
Newton Johnson Full Stop Rock 2010 Syrah/Grenache/Mourvedre

初飲みの造り手ですが、これはいいワインですねぇ!
セパージュは、シラー88%、グルナッシュ6%、ムールヴェードル6%の3種。
ぱっと見た目ではローヌのワインのようですが、れっきとした南ア産です。

良く分かりませんが、ヴィンテージ2010って南アのいい年だったのでしょうか。
というのも、開栓して直ぐにシラー主体の香味が美味しい状態です。
'10と若いシラーなのに、南アでは熟成期間を取らなくても問題ないのか・・・ ?_?

若いワインは普通はセパージュの堅さがどこまで引っかかるかが問題なのですが、
滑らかで癖もなく、甘酸バランスも良いですし、今飲んで美味しく後引きも好いです。
WAはインポーターのWEBを記載してて気づいたのですが、評点にあまり違和感はないです。

南アのワインは興味があってそれなりに試してきましたが、この造り手は要注目ですね。

<モトックス情報>
原産国:南アフリカ
地方:ケープ・サウス・コースト
地区:オーヴァーバーグ
原産地呼称:W.O.ウォーカー・ベイ
品種:シラー 88% /グルナッシュ 6%/ ムールヴェードル 6%
醗酵:60%全房醗酵   
熟成:フレンチオーク樽 11月(新樽23%)
平均収量:36hl/ha
土壌石質:粘土質、頁岩
ワイン・アドヴォケイト:92



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ドメーヌ・ギヨ・ブルー マコン・クリュジーユ レ・ジュヌヴリエール 2010 

2014-03-04 | プィフュッセ/マコネ/ボジョレー
Domaine Guillot-Broux Macon-Cruzille Les Genievrieres 2010

このワインは、3年前に飲んだ '09 の印象が良かったので毎年試したいと思っているワイン。

グラス口から白系のブーケが香り、ミネラル感のある柔らかな酸の香り漂います。
その香りには、南側の白ワインにありがちな油分的な印象はありません。
あと数年でミネラルが解けてきて、厚みのある柔らかな酸と絡んでくると・・・ 化ける力を秘めているかも。

やはりこの造り手は、赤よりも(どこかで見ましたがガメイの名手とか)白の方が造り手としては上手いのでは?
好みじゃないのでガメイを飲んでいませんが、そんな風に思います。



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ドメーヌ・ギヨ・ブルー ブルゴーニュ ピノ・ノワール  2011 

2014-03-02 | ACブルゴーニュ
Domaine Guillot-Broux Bourgogne Rouge 2011

この造り手の3年前の白のレ・ジュヌヴリエールが良かったので、ACブルを見つけて購入。
このクラスですので大した期待はしてませんが、
ブルゴーニュの南端に位置すると言えるギヨのピノを時間による変化を楽しんでみました。

好みの気持ち薄めのワインです。
(開栓すぐ)
開栓したては酸味がたってます。
ビオの影響だけでなく若さもあってか、香りがこもる様なところがあります。
甘みが押さえつけられているのでもうちょっと待ちましょう。
(30~40分後)
少~し甘みが出てきたか・・・・・酸味がマイルドになりつつ
ミネラル香があるのですが弱く、ALC臭に混じって紫系のブーケが出てきました。
(60分~以後)
液温が上がって、じんわりとピノらしい甘みが出てきました。
やっと少しバランスが取れてきたかなという段階でしょうか。

<2日目>
初日と変わりないのですが、酸が強めで安定してきました。まあ、これぐらいであれば
酸が強めでも問題はありません。つまみにしたがんもがポン酢で美味しくいただけました。

<モトックス情報>
品種:ピノ・ノワール 100%
醸造・熟成醗酵:コンクリート・タンク   
熟成:オーク樽熟成 6ヶ月(228L、新樽使用せず)
年間生産量:10000 本
栽培面積:3ha
平均収量:45hl/ha
樹齢:15年
土壌:粘土石灰質
オーガニック等の情報:ビオロジック
オーガニック認証機関:Ecocert



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