ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

シャトー・マルテ レ・オー・ド・マルテ 2010

2014-05-29 | ボルドー
Château Martet Les Hauts de Martet 2010

このメルロー100%はなかなかのレベルです。販売店のPRに食いついて見たらなかなかの代物で、これで1.5K以下というのは驚きでしょう。そう言えばここのフラッグシップを飲んだときに只者ではない印象があったのですが、確かに現時点では甘みが走りすぎると感じるので、若干バランスが悪いと言えるでしょう。贅沢な悩みですが・・・。

このワインは、骨格から10年程度で十分熟成しそうなので、セラーの空間を考えて普段飲みに何本かストックしてみますか。 



にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村
にほんブログ村 酒ブログへにほんブログ村

カンティーナ・サンタ・マリア・ラ・パルマ アラゴスタ ロゼ 2012 

2014-05-28 | イタリア
Santa Maria La Palma Aragosta Rose 2012

サルディニアのワインは初めてです。
セパージュは、カンノナウ60%、カニュラーリ、モニカ、カリニャーノらしいです。初めて味わう葡萄ですが、南仏のロゼのような感じです。気軽くシーフードに合うのは分かりますので、名古屋風の手羽先に合わせてみましたが、これがそこそこ合っていけました。夏の暑い日にはきーんと冷やしていだくのも良いかも。



にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村
にほんブログ村 酒ブログへにほんブログ村

シャトー・ヴァル・ジョアニス シラー トラディション 2009

2014-05-26 | プロヴァンスほか南仏
Château Val Joanis Syrah Tradition 2009

リュベロンというAOCは、(たぶん)初めて飲みます。Côtes du Luberon という1988にAOCに昇格した産地とのこと。フランスだけでも随分広いものだと思えます。位置的には、プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール(Provence-Alpes-Côte d'Azur)地域圏とのこと。イメージ的には、石灰の山々や草原が広がり、地中海に面した温暖な地域。

シラーが85%のようですが、シラーのグリエ香も弱く、故に15%のグルナッシュの香味が分かりやすい。バランスは良いし、価格的にも満足できて、普段飲みでは問題ありません。

原産地呼称:A.O.C.リュベロン
品種:シラー 85%/グルナッシュ 15%
熟成:オーク樽熟成 3ヶ月
年間生産量:80000 本
栽培面積:25ha
平均収量:35hl/ha
樹齢:30年
土壌:石灰岩、丸い小石
オーガニック等の情報:リュット・レゾネ
コメント:
シャトー・ヴァル・ジョアニスはAOCリュベロンで最も多くのメダルを獲得している優良生産者。黒胡椒の香りと芳醇な果実のアロマ。力強さがありながらもなめらかな口当たりが魅力



にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村
にほんブログ村 酒ブログへにほんブログ村

ドメーヌ・ピエール・アンドレ コルトン・シャルルマーニュ GC 1999

2014-05-23 | コルトン/ペルナン/ボーヌ
Domaine Pierre André Corton-Charlemagne Grand Cru 1999

このワインは、2002年だったか、ラベルにある幾何学模様の屋根(が売り?)の大変綺麗なシャトーへ立ち寄った時に買い求めたもの。あれから13年もセラーに寝かせていたんですね。当時は既にEUROでしたが、記憶にあるのは円の記憶で、4千円程度でしたっけか。あ、そうそうショップは当時、シャトーの奥の半地下にあって、小さい看板でKIRINと入っていたかと思います。今ではメルシャン扱いのようですが・・・。

香りはミネラル感がびしっとあり、蜂蜜が少し漂い、白系のブーケがいいです。味わいは、熟成15年で未だ熟成途中。それでも、グラスの足が開栓当初は薄くか細かったのですが、1時間ほどで太く滞留時間が長くなって、GCらしくなりました。

2日目もしっかりしていて、酒躯と酒質が良く分かるようになります。コルシャルは難しいAOCですが、家のご意見番がこれ美味しいよと宣っていますが・・・・・ ご機嫌で撃沈している姿を見ていると本当に分かっているかどうか・・・。実際のところは、まあこれなら一先ずといったところでしょうか。



にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村
にほんブログ村 酒ブログへにほんブログ村

ミニワイン会 in 高円寺

2014-05-22 | ワイン会/レストラン
ワイン会(Espace-Vineux Japon)仲間 N先輩とN氏とわたしの3人で、気軽な持ち寄り会にて、高円寺のブラッスリー・ボジョレでワイン会をしました。1人で飲むにはいろんな種類が飲めないですし、人数が多すぎると味わう程飲めないというのが個人レベルのワイン会。今回は1人1本持参でしたので、たっぷり飲めました。

<飲んだワイン>
1.Kistler Chardonnay Sonoma Coast 1998 (N氏持参品)
2.Dmaine Jean-Marc Pillot Chassagne Montrachet 1er les Macherelles 1999 (私の持参品)
3.Domaine René LECLERC Gevrey Chambertin 1er Combe Aux Moines 1985  (N先輩持参品)

<寸評>
キスラーは、カリシャル98なので峠を越えた古酒の雰囲気が漂います。
  キスラーのボトル写真を忘れてしまいました。Nさん、ごめんなさい。m(_ _)m
ピヨのマシュレルは、予想通り早めで閉じ気味。時間が経って少し開いたかな。
ルクレールは、流石に良い素性の畑だという香味で、'85でやっとピークに入っている。







にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村
にほんブログ村 酒ブログへにほんブログ村

ファルネーゼ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ カサーレ・ウ゛ェッキオ 2012 

2014-05-16 | イタリア
Farnese Casale Vecchio Montepulciano d'Abruzzo 2012

ウ~ン(?_?)  評判が良いらしいですが、印象としては普通の酸味があるモンテプルチアーノです。開栓仕立ては、硬さも酸味も強いのですが、徐々に開いてきます。でも、このセパージュに関しては、知識もあまりないせいか、どこが良いのか良く分かりません。コッレフリージオに較べると、MLFの影響か微妙に乳酸ぽいところがあるのが違いでしょう。

それなりに飲めますが、暑い日にはちょっと重いなあと感じます。



にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村
にほんブログ村 酒ブログへにほんブログ村

ヴィーニェ・エ・ヴィーニ プリマドンナ シャルドネ・ディ・プーリア 2012 ②

2014-05-14 | イタリア
Vigne e Vini Chardonnay di Pugli PRIMADONNA 2012 

冒険心で探求しているうちに出会ったワインで、出会い頭の印象ではなかったか、印象が変わってないかなど、初飲みから3ヶ月たって心配になり開栓してみました。

値段の割に果実味もあり、酸もしっかりあって、ドライフルーツもあって、普段飲みの白として気に入っています。それにしても、ボトル差もないのは嬉しいですね。



にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村
にほんブログ村 酒ブログへにほんブログ村

ダットン・ゴールドフィールド ダットン・ランチ シャルドネ RRV 2010  

2014-05-13 | アメリカ/カナダ
Dutton Goldfield Dutton Goldfield Chardonnay Russian River Valley 2010

前宣伝が、キスラーに葡萄を供給とのことなので試し買いしてみました。キスラーに供給していたのは、フラワーズ以外にも栽培者がいたんですね。ネゴシアンとしての腕がしっかりしていたから優良な栽培者が供給しているんでしょう。

香りは、鞣し革、石灰などの香りが柔らかく蜂蜜も出ているし、芳醇で艶っぽいところがカリシャルらしいです。味わいは、写真の通り粘性も高く、香味通りで酸味もしっかりしていていいですねえ。

カリシャルとしては上物で、ブルの1erあたりと遜色ないでしょう。RRVと言えば、キスラーの Vine-Hill Vinyard '04 は2年前にピークで飲んだのもあって、凄みがあって圧倒された覚えがあります。そこまではいかないまでも、廉価なワインがその片鱗を感じさせてくれたのは嬉しい誤算です。



にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村
にほんブログ村 酒ブログへにほんブログ村

ドメーヌ・ソフィ・ベルタン ピノ・ノワール 2012

2014-05-09 | ロワール
Domaine Sophie BERTIN Pinot Noir 2012

今年は、基本的に同じものは飲まない主義の一期一会で進んできて、それが何せ面白い。今回は、久しぶりのロワールのピノ(BIOだそうで)です。今までになかなかロワールのピノで美味しかったというワインに会えてなかったのですが、今回のワインは、ブルではなく産地当てはできないけれども、値段の割になかなかの代物。

そう言えば、インポーターは大阪のアンフィニー。確かショップもやっていて、なかなか有名ではないけれど良いものを取り扱われるイメージが残っています。要するに、今回のワインも有名銘柄ではないので安く設定できたのでしょう。銘酒に旨いものなし(^^;)・・・・・ではなく、銘酒に安いものなしとでも言うんでしょう。

失敗もありますが、直感的で、イメージ的で、初めてのAOCで、できるだけ初めての葡萄で、・・・・・ って自分に対する条件設定をしてみると、世の中広いというか世界はまるっきり広いという、飲んでも飲んでも底付くことがない数のワインがあることが分かってくる。「狭い世界=フランスワインへの拘り」があったからこそ、今は逆にその奥深さ分かるのかもしれません。




にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村
にほんブログ村 酒ブログへにほんブログ村

ラ・トゥール・サン・マルタン ル・クロ・ドローム ヴァランセ 2012

2014-05-08 | ロワール
La Tour Saint Martin Le Claux Delorme 2012

ヴァランセってロワールのどこら辺でしょうか。初めて味わうAOCじゃないかなぁ。
調べるとおロワール川に面した高台になっている場所にある Château de Chaumont の周辺でした。

年に何度かSBを好みでもないのに気分転換もあって飲むのですが、それ故か長所も欠点も良く分かることがあります。
このワインは、香りは正しく青臭くて好みではないが、味わいは期待値よりも青臭さは極力なくて、これならOKです。



にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村
にほんブログ村 酒ブログへにほんブログ村

ミンコフ・ブラザーズ サイクル シャルドネ/コロンバール 2013

2014-05-06 | 東欧
MINKOV BROTHERS Cycle Chardonnay-Colombard 2013

ミンコフの赤ワインに続いて、こちらも初めて味わうブルガリア白ワイン。セパージュはフランス原産のシャルドネとコロンバールです。香りにコロンバールでしょうか桃等のフルーツ香があり、アタックも優しくしているのでしょうか。色調からステンレスタンクでの醸造で、熟成も香味から樽なしのようです。

赤ワインのデップリした人物のラベルと違って、こちらはスマートな体型のチャップリンぽい絵柄。でも味わいは、粘性も高そうで舌に乗ったトロミ感もあって、フルーツ香と相まって'13のヴィンテージなのに飲みやすい仕上げです。それと大したこととも言えますが、ブ対策している?ブッションが赤も白も50㎜というのは驚きです。このタイプのブッションは、見た目には目詰まりが少し落ちますが、質的に Kongsgaad と同質のものかと勘違いしそうなくらいなかなかのものと思えます。

シャルドネの香味に、それだけではではない香味がコロンバールと思いますが、混醸のバランスも良くフランス原産の葡萄同士だから合うとは限らないのに、結果として合っているのは造り手の技量かな。まあ、一言でいえばこれぞ旨安ワインと思えます。



にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村
にほんブログ村 酒ブログへにほんブログ村

ミンコフ・ブラザーズ サイクル ピノ・ノワール 2012

2014-05-05 | 東欧
7MINKOV BROTHERS Cycle Pinot Noir 2012

初めて飲むブルガリアのワインです。しかもピノとは・・・ 
ブルガリアってイメージ的に寒いので、あっても白ブドウ。ピノの北端は、基本的にシャンパーニュであって(ドイツに一部ありますが)、以北は葡萄が良く育たないものと思っていました。考えてみれば北方向ではなく東方向なんですね。

ここの面白さはラベルにあります。美味しさだけでなくラベルが凸凹の樹脂がのった割と高級感のあるラベルで、赤と白で似た雰囲気はあるのですが、赤はデップリした相撲取り体型の人が自転車に乗っていて、ラベルが手書き文字で溢れている。白ワインは・・・・・

香味に間違いなくピノでありバランスもそこそこ。それどころか、これが普段飲みとしては何も問題ありません。と言うより良くできてて、3日目でも美味しく飲めて、価格からみてもちょっとビックリです。居酒屋チックに皆でワイワイガヤガヤと楽しむのに打ってつけのワインでしょう。



にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村
にほんブログ村 酒ブログへにほんブログ村

メゾン フランソワ・ラベ オート・コート・ドゥ・ニュイ ルージュ VV 2005

2014-05-02 | HCDN/CDNV/その他
Maison François Labet Hautes Cotes de Nuits Rouge Vieille Vignes 2005

1ヶ月前に飲んだ先回と違って、若干酸が強めですがこれは好いです。
先回は、初日から既に逝き気味で、峠を可也越えていました。
このクラスだと熟成にも可也ボトル差が出るんですね。

酸の強さだけではなく樽や薄っすらと梅が香ります。
2日目には酸化のニュアンスが出てきますが価格的には上出来の部類だと思います。
でも、2本飲んでアタリとハズレという確立50%のワインって・・・・・ どうなんでしょう。



にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村
にほんブログ村 酒ブログへにほんブログ村

コッレフリージオ ゼロ モンテプルチアーノ ダブルッツォ 2011

2014-05-01 | イタリア
Collefrisio Zero Trebbiano Montepulciano d'Abruzzo 2011

このワインは、2010を飲んだのが初めてで、故に今回が2回目です。
イタリアワインを飲み慣れてきたのか
前回と違ってめちゃ濃い感はないという人の慣れって怖いものがあるなと実感。

それよりも、味わいに前回よりも酸味を感じます。
香りは、グラス空間の上側に酸味を感じますが、下側に紫のブーケがあります。

総じて、VT'11は悪くはないが、飲める範囲で酸が強め。
時間が経つと動物臭を湛えてきますので熟成させてみたくなります。
酸が落ち着いてくれば、なかなかの上物に生まれ変われるような気もしないわけじゃない・・・・・かな。



にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村
にほんブログ村 酒ブログへにほんブログ村この