ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

フォリス・ヴィンヤーズ・ワイナリー スワロー リースリング 2012 

2015-07-05 | アメリカ/カナダ
Foris Vineyards Winery Swallow Riesling 2012

リースリングは好みではないのですが、年に何度か怖いもの見たさに試しています。今回は何年ぶりかなぁ。 ^^;
それもこれもは、1ヶ月ほど前に立川に新しくできたワインバーにお邪魔した時、何気なしに試したオレゴンのリースリングが思いの外良くて ・・・ムルソー等いただきましたが一番廉価なオレゴンが良かった。同伴者も同意見!・・・ で、今般の入荷便に丁度オレゴンのリースリングを見つけて購入しました。

このワインは、色調から樽もなく、甘目で、ぺトロール香が弱く、トロミがあり、酸もしっかりして、バランスも若い割にそこそこ。熟成感が出てくると面白いかもしれません。この上に Rogue Valley があるようなので、機会があれば試してみたいですね。

<モトックス情報>
原産国:アメリカ
地方:オレゴン
品種:リースリング 100%
醸造:ステンレス・タンク
土壌:粘土ローム質
コメント:華やかなジャスミンの香りを持つオレゴン産のグッドバリューな白ワイン。
      濃密なリンゴの蜜や白桃のフレーヴァーが広がります。
      ふくよかで、ほのかな甘さが魅力のリースリングです。



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ハグ・セラーズ シダーレーン ピノ・ノワール 2011

2015-04-03 | アメリカ/カナダ
Hug Cellars Cedar Lane Vineyard Pinot Noir 2011

このワインはなかなかです。カリフォルニアのアロヨ・セコAVAは、モントレー湾に面した冷涼な地域とのこと。
グラスに注ぐ色合いが薄く、ブルの薄めのものとちょっと違いを感じますが、抽出の柔らかさを感じます。開栓当初は樽交じりのALC臭が強めにでるのですが、1.5時間程度でプラムっぽい干し葡萄、干し肉、少し落ち着いてきて、古樽でしょうか樽香が少しはっきりとしてきました。

事実かどうか分かりませんが、アメリカ現地で無くなる云々の話があるようですが、それは恐らくNETで見つけた以下の文面をでしょうか。でも、現地で無くなるものが何故日本に来ているのか分かりませんけど・・・。
「California, Arroyo Seco. Monterey. Robert Parker remarked about Hug Cellars, “I love the wines from Hug Cellars, but unfortunately they are limited in availability, and are largely snatched up by local insiders”. lovely Burgundian‐style” Pinot Noir.」



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ブラック・マウンテン ベンチ ピノ・ノワール 2012 

2014-10-30 | アメリカ/カナダ
Brack Mountain Bench Pinot Noir 2012

久しぶりのカリピノです。原産地は、A.V.A. Sonoma Coast。RRVなら価格的に倍くらいするかもしれません。カリフォルニアも結構良いお値段しますが、中でもソノマは比較的安価で掘り出し物がでてくると嬉しくなるのですが・・・ 当たらぬも八卦か当たらぬも八卦 ・・・かもしれませんね。

さて、このワインは開栓当初からイチゴが香っていて好印象。色調は気持ち濃い目で、味わいは柔らかく、バランスもとれており好みです。普段飲みであれば問題なしですが、もう一段価格が下がればというところ。



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オート・レッド ピノ・ノワール  2011

2014-10-14 | アメリカ/カナダ
Delicato Family Vineyards Haute Red Pinot Noir 2011

終売のワインでしょうか。超特売で1本だけ購入。そして飲んでみて、しまったもっと買っておけばよかった・・・・・ いつものパターン。

カリピノですが、甘ったるさがなくてバランスも良く、なかなかイケます。確かにシラーが6%(シラー+プチシラー)を感じますが、中心はしっかり”ピノぽさ”を感じます。正直言うと、値段的にあまりにも安すぎて何本も買うのは躊躇したといのが本音。ワインリストを見て、インポーターさんとショップには頭下がります。イヤー参った参った +_+

あっという間に完売。消費者としては安いに越したことはないのですが、いくらなんでもね。



<モトックスj情報>
原産国:アメリカ
地方:カリフォルニア
品種:ピノ・ノワール 81%/ ルバイアード 4.1%/ シラー 3.8%/ プティ・シラー 2.2%/ サンジョヴェーゼ 1.5%/ その他
醸造・熟成:醗酵:ステンレス・タンク
熟成:ステンレス・タンクで3-6ヶ月(オークスティーヴ使用)
オーガニック等の情報:サステーナブル農法

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トマス・フォガティ メルロー サンタ・クルーズ・マウンテンズ 2009

2014-09-01 | アメリカ/カナダ
Thomas Fogarty Merlot Santa Cruz Mountains 2009

手軽なワインのつまみタルトフランベを作りました。今回はベーコンが少なかったので、甘塩の生ハムで代用。評判はいいけどやっぱりベーコンが美味しいとか。

そばのこね鉢で粉を練り上げ

2枚分作りましたのでボール2つに分けて発酵

オーブンレンジで焼き上げ

250℃までしか上がらないので焼き上げが弱いのが・・・・ 窯が欲しいなあ


イオンで2千円福袋をやっていて、当たったのがこのワイン。聞いたこともないので調べてみると、イオン価格で5千円弱のワインでした。スタンフォード大付属病院の心臓外科医のドクター.フォガティが設立したワイナリーらしいです。えらく無名なワインの様相ですね。

熟成5年ですが、アメリカの早期熟成型だろうと思い開栓したら、案の定、若い割に美味しく飲めます。ただメルローにしてもボルドー右岸と比べるとアタックから軽めで、それでいて果実味が充満しています。軽めなのでフランベをつまみにして楽しめました。



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パイン・リッジ シュナン・ブラン ヴィオニエ 2012 

2014-07-18 | アメリカ/カナダ
Pine Ridge Vineyards Chenin Blanc-Viognier 2012

パインリッジを開栓する前にトゥア・リータを開栓していたのですが、ブーちゃんでした。開栓時にコルクスクリュウを差し込んでいると、コルクがボトルに落ちそうになりひょっとしてと嫌な予感が! 良い色合いで熟していたんですけどね・・・ T_T


前回と違って収量の関係で果実の薄さを感じます。僅かですが微発泡しているのは変わらずです。それでも、価格の割にカジュアルでそこそこ美味しく飲めます。



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ダットン・ゴールドフィールド ダットン・ランチ シャルドネ RRV 2010  

2014-05-13 | アメリカ/カナダ
Dutton Goldfield Dutton Goldfield Chardonnay Russian River Valley 2010

前宣伝が、キスラーに葡萄を供給とのことなので試し買いしてみました。キスラーに供給していたのは、フラワーズ以外にも栽培者がいたんですね。ネゴシアンとしての腕がしっかりしていたから優良な栽培者が供給しているんでしょう。

香りは、鞣し革、石灰などの香りが柔らかく蜂蜜も出ているし、芳醇で艶っぽいところがカリシャルらしいです。味わいは、写真の通り粘性も高く、香味通りで酸味もしっかりしていていいですねえ。

カリシャルとしては上物で、ブルの1erあたりと遜色ないでしょう。RRVと言えば、キスラーの Vine-Hill Vinyard '04 は2年前にピークで飲んだのもあって、凄みがあって圧倒された覚えがあります。そこまではいかないまでも、廉価なワインがその片鱗を感じさせてくれたのは嬉しい誤算です。



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ケイネズ・ワイナリー ピノ・ノワール アンダーソン・ヴァレー 2010

2014-04-03 | アメリカ/カナダ
KNEZ WINERY Demuth Vineyard Anderson Valley Chardonnay 2010

このピノは、明らかにブルではないピノと分かります。でも、グラスの空き具合からもそれなりに美味しいワインとも言えます。であれば、明るさからカリピノかなと思えるでしょう。仕様として、コルクも5cmあるし、キャップシールもなくて、不必要なものにお金かけてなくて好印象。ヴィンテージも'05という若い割りに香味にしっかりしていますし、価格的にも3K以下のワインなのでアリですね。
簡単ですがこれにて 
 


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アイアンストーン・ヴィンヤーズ アイアンストーン オブセッション 2012

2014-02-28 | アメリカ/カナダ
Ironstone Vineyards Ironstone Obsession Symphony 2012

これも初試飲のセパージュになるシンフォニー。この葡萄は、マスカット種とグルナッシュ・グリ種の交配によって産まれたアメリカ原産品種とのこと。

面白い味わいです。若干甘めですが、嫌味はありません。ワイン飲み始めの人とか、女性などが向いていそうで、アタックから柔らかめで、マスカット・アレクサンドリアの香味が支配的ですが、余韻にはピノグリのキリット感が締めます。

価格的に安いのでちょっとした料理酒にも、甘みからアペリティフ的にも使えそうです。

<モトックス情報>
原産国:アメリカ
地方:カリフォルニア
品種:シンフォニー 100%
醸造・熟成・発酵:ステンレス・タンク



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パイン・リッジ シュナン・ブラン / ヴィオニエ 2012 

2014-01-24 | アメリカ/カナダ
Pine Ridge Vineyards Chenin Blanc-Viognier 2012

テーブルワインクラスの2K未満の購入価格ですが、とても収量からはイメージできない、しっかりした葡萄を感じる味わいです。
シュナンブランにヴィオニエを混醸したワインって初めて味わいましたが、こりゃあ価格以上に旨いです。アタックで感じたのですが、ピリピリ感があり若干発泡しているようです。余韻には微かに残る自然な苦味が味わいを引き締めていて、こういう苦味は歓迎ですね。
決して、インポーターを応援しているつもりも、偏って購入している訳でもないのですが、旨安ワインに関して過去履歴を遡ってみるとモトックス頑張ってますね。

<モトックス情報>
原産国:アメリカ
地方:カリフォルニア
品種:シュナン・ブラン 80%/ ヴィオニエ 20%
年間生産量:900000本
栽培面積:9ha
収量:170hl/ha
樹齢:15年
土壌:粘土質土壌
醸造・熟成・発酵:ステンレス・タンク  熟成:ステンレス・タンク



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ヴァーナー・エステイト シャルドネ アンフィシアター 2010

2013-08-16 | アメリカ/カナダ
Varner Estate Chardonnay Amphitheater Block 2010

RP氏の母国というには意味合いとして大袈裟すぎるか、というか、思いっきり下駄履いた評価のものが多くて ・・・わたしにとってはですが・・・ その割りに値段もそこそこするので買ってから後悔することが多くて・・・・・ ~_~;

今回は、ヴァーナーのVT10を意識的に早開けしてみました。で、やはりと言うか、これが早くなかった。でも、若いだけに複雑味に欠けるのは、どこの国だろうが産地だろうが同じですね。

軽い石灰等のミネラル香、革、白系のブーケなどなど。先般飲んだ下位キュベのフォックスグローヴとは、ミネラル感と酸が予想よりも軽やかに且つしっかりあったのが一線を画すところか。いずれにしても、ブルに比べると軽めに感じられるところがカリシャルの特徴かなと思えます。値段相応と言えばそうですし、PP94だったかと思いますが、とんでもないのでは?!

<2日目>
塩焼きの手作り焼き鳥がなんとまあ合うこと!! 
葡萄の美味しさ・・・・・ 甘みと酸味がマッチして美味しい。ワイン単体では今一かもしれませんが、ワインの軽さと果実味が丁度良い。ハズレかと思ったのですが、このワインは5年以上で丁度良い味わいを与えてくれるのかも。 ^^ゞ



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マルティネリ シャルドネ マルティネリ・ロード R・R・V 2008

2013-07-17 | アメリカ/カナダ
Martinelli Chardonnay Martinelli Road Russian-River-Valley 2008

前回の状態から2/2本目は早めに飲まないといけないかなと思ってました。マルティネリ・ロードはこれでお終い。

前回同様に酒石酸が多いです。今回はコルクに付着してなかったのですが、ボトルネックに付着していたものを拭き取ろうとしたら、輪っかの姿ままで(違うかも? 写真参照)瓶底に落ちてしまいました。というのは、この酒石酸と一緒にろ過されていない果皮らしきものが結構な数でコロコロ瓶底を転がっているので、・・・潰されてないので綺麗に姿が残って・・・ ひょっとしたらこの搾りカスから雑味が出てたかもしれないと思いまして。

上澄みだけを飲んでみると、味わいは結構ピュアです。と言うことは、ボトル差があるにせよ前回は酒石酸がボトル内に落っこちて大したことないといったものの、実は味わいにエライ差を生んでいた・・・・・ 大したヤツかも知れない。 ^^;

香りは、熟したパイナップル、ミネラル香、乾いた革、白系ブーケ等々。味わいは、完熟パイナップルを中心に酸味もしっかりありますので、ブラインドならシャサーニュ1erと思うかも。ま、今回の香味であれば、購入価格3.5Kは拾い物でした。

<2日目>
味わいの余韻に苦味のある塩っぽさを感じます。これってジオトニー・ランチでは感じなかったのですが、同じRRVでも違うのでしょうね。良い経験をしました。



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プチマーカッサン マルティネリ シャルドネ マルティネリ・ロード 2008  (ロシアン・リヴァー・ヴァレー)

2013-05-10 | アメリカ/カナダ
Martinelli Chardonnay Martinelli Road 2008 (Russian-River-Valley)

ジオ・トニー・ランチと同様にロシアン・リバー・ヴァレーのワインです。
開栓して一口目の第一印象は、2月に飲んだジオ・トニー・ランチには、厚み、果実味、余韻、バランスで劣りますが、粘度、ミネラル感、酸味に差はないようです。味わいからだと、同じヴィンテージ2008で同じロシアン・リバー・ヴァレーのワインとは思えませんが、これはこれで十分美味しい、イメージ的には優しくほっこりした感じがサシャーニュっぽいです。

造り手のヘレン・タリーは、何処かで読んだのですが、確か2008か2009でマルティネリから手を引くとか。このオバちゃんがマーカッサンの造り手ですから、撤退後のマルティネリはどうなるのでしょうか。わたしは、ここのジンファンデルも興味があったのですが・・・。

写真の通り、酒石酸がボトル口にビッシリ付いていました。ティッシュで拭き取ったのですが、若干ボトル内に落ちてしまいました。ま、大きな問題ではないでしょう。状態的には開栓後1時間少々でバランスアップしてきました。



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フラワーズ アンドリーンゲール シャルドネ ソノマ・コースト 2007

2013-04-06 | アメリカ/カナダ
FLOWERS Andreen-Gale Chardonnay 2007 Sonoma Coast

こんな春先に異常な低気圧に見舞われて、気象庁も外出を控えるように注意がでました。こんな日はワインということで、昼間からフラワーズを開栓。東海岸のこのクラスは、そんなに飲むこともなかったので今回初めてです。

ショップの謳い文句では、この蔵はキスラー等への葡萄を供給してたとのことで売りにしているようです。でも、ワイン造りには余り関係ないように思いますが・・・ ーー;
このキュベは、最上級キュベのキャンプ・ミーティング・リッジ(CMR)産の葡萄を60%以上使用し、尚且つフラワーズ夫妻の母親のアンドリーンとゲールの名前を冠したワイン。 

期待込めて開栓したのですが・・・・・

開栓時に写真の通りコルクに酒石酸が付いてきたので、糖度が高いのかと思いきや・・・・・、ボトル口から鞣革香、ローストナッツ、遅れて蜂蜜と言った具合で・・・いい塩梅で直球勝負のように香ってきました。

ソノマやナパのシャルドネは熟成が早い、・・・それ故にブル白の熟成との期ズレを起こすので上手くいけば両方の熟成白ワインを楽しめる・・・、と思っていたのですが、味わってみると、このワインは優良ヴィンテージ2007 故なのか、熟成スピードがゆっくりしている。感覚的にブルゴーニュに近いと言えるのか(?)。アタックでの樽の香味は和らいでいても、余韻にまだまだ樽が馴染んでいない表情が出てきます。

”じゃあ何時飲むか? 今でしょ!”
というのは冗談で、2~3年後あたりなんでしょう。セラーでお休み中のムーンセレクト09の飲み頃が見えてきました。 ~_~v

ミネラル系の香が強く、綺麗な酸があるのですが、長期熟成させるには弱い。価格的には、ピュルニーやシャサーニュの1erクラスですので、現時点なら、わたしはブルゴーニュを選択します。まあ、このワインは試し買いでしたので、一先ずこれはこれで。



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