ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

メディチ・エルメーテ アッソーロ レッジアーノ フリッツァンテ ロッソ セッコ 2014

2016-04-21 | イタリア
Medici Ermete Assolo Reggiano Vino Frizzante Rosso Secco 2014

ワインの世界では大御所の方からのご紹介があり試してみました。
メディチのランブルスコでは飲みやすいタイプです。もっと軽めに造っているのかと思いきや、ここの最上級のコンチェルトに比べると格段に飲みやすい。ランブルスコはわたしは好みの葡萄とは言い難いのですが、面白みを感じて2年に一度程度試してます。舌先の味のリセットでもしているかのようですが・・・
お値段からみれば間違いなくQualité-prix ですね。



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メロイ ブラン・ディ・ブリ 2013 

2016-04-16 | イタリア
Meroi Blanc di Buri Colli Orientali del Friuli 2013

このワインは、セパージュはシャルドネ70%、フリウラーノ15%、ソーヴィニヨン15%。飲んでみると、CDとフリウラーノは分かるんですが、個性の強いSBが分かりませんでした。 ・・・アレレ(+_+)

色調が曇っていて好みではありません。香味も悪くはないのですが、ちょっと甘め。で、翌日には雑味というか苦味が微量ですが強めに出てあれっ! ・・・ていうところです。
インポーターのWEBには 「ミアーニのエンツォ・ポントーニに畑の立て直しとワイン造りの助言を依頼。その魅力は何と言っても凝縮した果実感、長熟のポテンシャルとリリース直後から楽しめる懐の広さを持つ。」 とあります。足を見ると写真の通りで、出方もゆっくりで分厚く、グリセリンが多いのが良く分かります。それとは別に長熟には思えません。中熟ならわかりますが・・・。

この蔵は、昨年飲んだフリウラーノがメインの蔵のように思えます。1年ほど間を空けましたので近々最後のボトルを開けてみましょう。そうすりゃ、わたしの見方が正しいかどうか分かりますね。
いずれにしても、家のご意見番は美味しいと言うのですが、味わいの意見は分かれるのは付き物ですねぇ。 (^^;

systemd評点:89



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マストロベラルディーノ タウラージ・ラディーチ リゼルヴァ アントニオ  2008 

2016-04-06 | イタリア
Mastroberardino Taurasi Radici Riserva Antonio 2008

ちょっと早めの開栓ですが、開栓してみました。セパージュは、勿論アリアーニコで100%です。この品種のイタリアワインとの出会いは、何年か前に”あーこれがイタリアワインの濃さが言われる所以か!”と思ったものでした。

このワインは、特別ラベルのヴィンテージで、都合70ヶ月以上の熟成を経ているとのこと。先般のモトックスの2016春のワインフェスティバルで、僅かの量でしたが試飲ができ、その時はえらく色目の薄さ感じましたが、あれは試飲量が少なかったためだったのですね。ご覧の写真クリックで拡大の通り、アリアーニコの通常量では濃くて先が見えませんが、量が少なければ濃いけれど薄目の色調が強調されます。

で、やはり葡萄が強くて、でも優しくて、フワーッと染み入るところもあり、現時点では段差はあるけど甘酸渋のバランスがそれなりに取れている。もう一杯と後引く力もあって飲んでて飽きない。でもワイン単独では強さが目立つのですが、ローストビーフに合わせると相性が素晴らしい。

ここ1ヶ月で先ごろの試飲会と手持ちボトルの2回試飲ができましたので、熟成のイメージもできました。ま、このワインは将来性が抜群であるが故に、じっくりゆっくり育てる意味でも、手持ち在庫は2~3年に1本ずつ開けていきましょう。

<モトックス情報>
品種(原材料):アリアニコ 100%
醗酵:ステンレス・タンク 主醗酵後、オーク樽にてマロ・ラクティック醗酵   
熟成:オーク樽 30ヶ月(225L、4,700L新樽比率60%)/瓶熟成 40ヵ月以上
年間生産量:24000本
樹齢:20
土壌:石灰質、火山灰などミネラル成分を多く含む泥灰質
原産地呼称:タウラージ D.O.C.G.

WA:96
WS:93
systemd評点:93-93+(2016.04)



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ボーロネーロ カステル デル モンテ ロッソ 2012  トッレヴェント 

2016-03-09 | イタリア
Bolonero Castel del Monte Rosso Torrevento 2012

このワインは、廉価にかかわらず美味しい。果実味たっぷりではありませんが、甘酸渋のバランスも良く、もう一杯と後引く美味しさがあります。

ウーヴァ・ディ・トロイア種とアリアニコ種のブレンドワイン。「神秘の城、世界遺産の「カステル・デル・モンテ」を見下ろす畑で造られています。」とモトックスのWEBにありました。

”(2012)「ガンベロロッソ 2015」 3グラス ”だけのことはありますね。RWGあたりで旨安大賞で出てくるんじゃないでしょうか。

<モトックス情報>
品種:ネーロ・ディ・トロイア(ウーヴァ・ディ・トロイア) 70%/アリアニコ 30%
海外ワイン専門誌評価歴:(2012)「ガンベロロッソ 2015」 3グラス
醗酵:ステンレス・タンク   
熟成:ステンレス・タンク
年間生産量:350000本
栽培面積:250ha
樹齢:20年
土壌:石灰質、年度と沖積土の混ざった土壌



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ファゾーリ・ジーノ ソアーヴェ ピエーヴェ・ヴェッキア 2012 

2016-02-20 | イタリア
AZ. AGR. FASOLI GINO di Fasoli Amadio e Natalino 2014

このソアヴェは、ちょっと変ってます。何がって? 
僅かにガルガネーガの香りはするものの、新樽70%なのに (?_?) ビシビシと樽香がするのかと言えばそうでもない。

開栓前は、新樽故のセメダイン香やカンナで削ったばかりの板香などの、樽臭さを想像していたのですが・・・。
イヤー それがどうしてどうして。

熟成感は、ソアヴェのナンバーワンのピエロパンがイメージですが、今回のワインは通常のソアヴェとは別世界です。
カルガネーガ100%でソアヴェらしさが感じられない? 果実味があるようでない。だからといって美味しくないかと言えばそこそこ。
樽が良い面も悪い面も影響していると言えるでしょう。

折角の収量の良さがあるのですから、樽は20%~25%をMaxで造ってほしいですね。

<5日目>
樽の悪さ加減も随分おさまってきたのですが、果実味というより砂糖甘さが目立ち、グラスが進みません。これって甘口? って間違えそう。これだけ甘ければ日持ちしそうなので・・・ ほかに利用価値がありそうです。

<モトックス情報>
地方名:ヴェネト
地区名:ソアーヴェ
品種:ガルガネーガ 100%
飲み頃温度:10度
醗酵:ステンレス・タンクにて主醗酵後、
    トノーにてマロラクティック醗酵   
熟成:オーク樽熟成にて16-18ヶ月熟成(トノー500L、新樽比率70%)
    瓶熟6ヶ月以上
年間生産量:14000本
栽培面積:10ha
平均収量:20hl/ha
樹齢:30-50
土壌:砂利、粘土



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メディチ・エルメーテ コンチェルト ランブルスコ・レッジアーノ セッコ 2014

2016-02-16 | イタリア
Medici Ermete Concerto Lambrusco Reggiano Secco 2014

久々のメディチ(ルネッサンスのあのメディチ家の末裔とのこと)の微発泡のランブルスコ。
独特の酸味と甘味と香りが特徴で、向こう側の見全く見えないまるでインクの色調も、初めて飲んだ時の驚きを思い出します。
でも味わいは普通の赤ワインですし、嫌いでもなくて好きでもなくて、でも2~3年に一度試したくなるんですねえ。
故に、考えてみりゃ、わたしにはエラク不思議なワインなんです。



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カステッロ・モナチ ペトラルーチェ ヴェルデーカ・サレント 2014

2016-02-03 | イタリア
Castello Monaci Petraluce Verdeca Salento 2014

このワインのセパージュはヴェルデカと言いますが、スペインのヴェルデホだったんですね。まったくうっかりでした。(^^;
ヴェルデホは古代絵の鹿を追いかける狼の絵がラベルのニシア以来です。
香味で言えば、イタリアの方が香も味わいも重みが無いといえ、要するに、悪くはないけれど凝集感が足りない。
 ・・・ニシアと比べてはいけないかもしれませんが。ま、”週末の男の手料理”に!



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カサノヴァ・ディ・ネリ ロッソ・ディ・モンタルチーノ 2012

2016-01-26 | イタリア
Az. Agr. Casanova di Neri di Giacomo Neri 2012

3年半振りですが、ここのブルネッロは美味しい。若いのでちょっと硬めで、タンニンを久々に感じながら、美味しいと感じる。好いですねえ、サンジョヴェーゼ・グロッソ100%のワインが、つまみの宮崎風唐揚げに合います。
ちょっと脱線しますが、この宮崎風って愛媛は今治のセンザンキに下味が似ているような・・・ 。それと、スペイン産の缶つまのイカのスミ煮が結構合ったのを載せておきます。
上級キュヴェの「カサノヴァ・ディ・ネリ ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2010」を仕込んでいますので、WAでは2017~とあるようですので、ひとまず来年には1本目を開けてみましょう。
この1つ上で最上級キュベの Tenuta Nuova 2010はPP100の影響かえらく高くなったので、PP96であった真ん中のクラスですけれど、買えなかったのもありますが、わたしにはこれで十分でしょう。



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ディオメーデ ラーマ・ディ・ピエトラ シャルドネ 2014 

2015-11-20 | イタリア
Cantina Diomede Lama di Pietra Chardonnary 2014

プーリア州のこの造り手は2012から毎年試しているのですが、従来は別の畑のムッチで、今回はピエトラという違ったキュヴェ?を飲みました。

昨年までのキュヴェのムッチと余り変わらない、超廉価版ですけど決して不味くはない。と言うより、少し甘めではありますが、それなりに結構飲ませてくれる食中酒ワイン。つまみに佐渡のイカの一夜干し(小烏賊でワタも少しある)のコクにも負けず美味しくいただきました。

これは定番化しつつある私の家飲み用の居酒屋ワインです。



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ルイジ・ピラ ランゲ・ネッビオーロ 2013 

2015-10-16 | イタリア
Luigi Pira  Langhe Nebbiolo 2013

このネッビ・オーロなかなか良いですね。外観だけでは少し濃いめのピノというくらいで、差異が分からない。でも口に含むと、余韻に広がるアロマの違いが分かる、そんなイメージのワインです。

タンニンも結構繊細で、甘酸バランスも良く、普段飲み用としては値段の割りに満足できるワインです。恐らく、早飲みを想定して造っているのでは思われます。であれば、熟成5~6年以内の消費と考えれば追加アリですね。

<フィラディス情報>
産地:D.O.C. Langhe Nebbiolo
ブドウ品種:ネッビオーロ100%
熟成:大樽&バリック&トノー12ヶ月
アルコール度数:14%
コメント:
バローロの格落ちではなく、このD.O.C.専用に育てられたブドウを用いた贅沢なネッビオーロ。セッラルンガの名高いクリュ、マルゲリアの下部に位置する畑は絶好のロケーション。色の濃いチェリー、スパイス、皮を思わせるクラシックなネッビオーロのアロマ。口いっぱいに広がる熟した果実とエキス。タンニンは豊富だが非常にしなやかで柔らかささえ感じられる。



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アジィエンダ・アグリコーラ サンドロ・ファイ ヴァルテッリーナ・スペリオーレ カルテリア 2011

2015-10-13 | イタリア
Azienda Agricola Sandro Fay Valtellina Superiore Carteria 2011

コスタ・バッサ2010が良かったので2011を試し買いしたものです。

このワインは、樽が効き過ぎて、開栓した当初のアンバランスさが3日目まで続きました。落ち着きを取り戻したのが4日目で、早飲みならコスタ・バッサの方がお勧めですね。余韻に差違があるものの、PNと外観も差違が認められませんし、結構遺伝子が近いかもしれません。



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ポッジョ・スカレッテ キアンティ・クラッシコ 2010 ③

2015-10-04 | イタリア
Azienda Agricola Poggio Scalette Chianti Classico 2010

2013-03-08 に飲んで以来ですが、少しは丸~くなったでしょうか。

初日から4日目まで様子を見ましたが、ゴツゴツ感があって2013に飲んだ時よりも別物のような硬さを感じます。こりゃビーフシチュー行きかな!

閉じている可能性はありますが、2年半前の方がフレッシュでずっと美味しかったです。このサンジョヴェーゼは、未だ若すぎるのでしょうか、フレッシュ感がなくなった割に厳しいです。もう少し優しく造ってほしかったですねえ。こりゃ上手くいっても、残す一本はあと5年以上の熟成させてからか。でも熟成の変化を期待できるのかわかりませんねぇ・・・ *_*;



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ウマニ・ロンキ カサル・ディ・セッラ ヴェルディッキオ 2013

2015-08-23 | イタリア
Umani Ronchi Casal di Serra Verdicchio dei Castelli di Jesi DOC Classico Superiore 2013

ここしばらく飲んでないと手が震えることもなく ・・・(+_+)大袈裟・・・ 暑くてワインを飲んでいませんでした。

ヴェルディッキオ100%のワイン。酸の厚みがあって強いですが、悪くはなさそうなので4~5日放ってみましょう。

後日追記予定・・・
<8/26 5日目>
ウ~ン、思っていたほど丸くなって無くて、バランスも悪いままで変わらず。この造り手以外のヴェルディッキオを試してみたいですね。



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アジィエンダ・アグラリア クラウディオ・モレッリ サン・チェザレオ  2014 

2015-08-09 | イタリア
Azienda Agraria Claudio Morelli Bianchello del Metauro San Cesareo 2014

猛暑日がづづいてあまりにも暑くて、ワインを飲む気が失せています。 *_*;

香りが良いとかPRしてたんですけど・・・。で、今回のワインが好みから可成り外れて、暴投でデッドボールに近いかな。それでも酸味の利いた料理酒代わりに、美味しい牛丼ができてそっちで楽しみました。

<モトックス情報>
原産国:イタリア
地方:マルケ
原産地呼称:ビアンケッロ・デル・メタウロ D.O.C.
品種:ビアンケッロ(ビアンカーメ) 100%
醗酵:ステンレス・タンク   
熟成:ステンレス・タンク熟成
年間生産量:2000 本
コメント:1930年代初頭から農業に関わってきたモレッリ家が営む家族経営ワイナリー。
      非常に珍しいビアンケッロ種をから造られるワインはフレッシュなグレープフルーツの味わいが楽しめます。



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ラ・スピネッタ イル・ネーロ・ディ・カサノーヴァ トスカーナ・ロッソ 2011

2015-07-18 | イタリア
La Spinetta Il Nero di Casanova Toscana Rosso 2011

これといった特徴はないですが、普通に美味しいです。今、ヴィンテージ・チャートを見ると、2011はトスカーナでここ10年程で一番悪いヴィンテージでも88点ですので悪くはないようです。
香はしっかりサンジョヴェーゼしてますが、甘みと渋みに陰影を感じます。ヴィンテージの影響でしょうか。摘みに薄切りバゲットにブルーチーズをのせて焼いてみました。やはり葡萄が強いのでブルーが合うんですけど、何気に陰りが気になりますね。粘性も高く、濃いブドウですが色調も薄目で、いい意味で若さ、悪い意味でヴィンテージ・・・・ かなぁ ^^;

<2日目>
陰りの原因が分かりました。雑味が余韻にでてきましたので、初日はこれが陰りと思ったのですね。イタリアの人気ワイナリーで2Kですから仕方ないのでしょう。
<3日目>
雑味が嫌味になってきました。優良年でなけりゃ技術がでてくるヴィンテージで、有名なスピネッタも実力はこんなものですか。?! ・・・これじゃ上級キュベはチョッと買えないですねえ。
 


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